山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

災害発生後の静かな場所確保

2013年05月07日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介して、それに関する資料として、引き続き「別表」を取り上げている。

 それぞれの障がいの特性に応じた配慮のあり方を述べている。
 今までの紹介から通算すると第42回目となる。
 これを最終回とする。

 別表11では、「災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮」について、発達障がいのある子どもに対して、次のように述べる。
 
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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)

別表11

○3-3 災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮

災害時等への対応のため、障害の状態等に応じた施設・設備を整備する。

自閉症・情緒障害

 災害等発生後における環境の変化に
 適応できないことによる心理状態(パニック等)を想定し、
 外部からの刺激を制限できるような避難場所及び施設・設備を整備する。

注意欠陥多動性障害

 災害等発生後、避難場所において
 落ち着きを取り戻す場所が必要なことを考慮した静かな小空間等を確保する。

【引用終わり】

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 災害時といった不安をかき立てる事態では、みんなが落ち着かない。
 発達障がいのある子どもにとっては、落ち着いた対応が困難である。
 少しでも、静かで刺激が少ない場所の確保が大切である。
 災害発生後の避難場所として、パニックを少しでもやわらげることができるような場所を事前に準備しておくことが必要である。
 (ケー)


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