山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

家族と支援者が共に学ぶセミナーを開催しました!

2015年12月08日 | 研修会
昨日、山形市の総合福祉センターをほぼ全館貸切で
「第1回 家族と支援者が共に学ぶセミナー」が開かれました。

心配されていたお天気も晴天に恵まれ、
道路状況の心配なくセミナーにおいでいただいたのではないでしょうか。
朝の8時30分の開館をまって、大急ぎで会場準備に入りました。

テーブルや椅子の配置などの力仕事は、福祉協会さんを通してお手伝いしてくださることになった
若いスタッフさんたちがテキパキと働いてくださるのでとても助かります。
このあたりが高齢者が多くなってきている育成会と違うところですよねぇ(-_-;)

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山形市手をつなぐ育成会の会員さんたちが主に受付を担当してくださいました。
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会場となった交流ホールは、参加者さんでギッシリでした。



午前中は、ルーテル学院大学 社会福祉学科教授の西原雄次郎先生の講演です
演題:「家族と共に学ぶ」
~本人の意志を大切にする支援とは。児童期から高齢期まで~
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西原先生です。
ご自身も身体の障がい者で、大学での専門は知的障がい、
そして、事業所も経営なさっている方です。
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え~っと、ここで最初にお断りしておきますが、
わたくし(F)は実行委員として、午後からの分科会開催の部屋の準備などで
バタバタしておりまして、残念ながら西原先生の講演は全く聴いておりません(-_-;)
ちゃんと聴かれたからかたから折を見て聞いてみたいと思います。

それにしても今回、はぁ・・・(ため息)ガッカリするような一人の参加者に遭遇しました。
午前中の部、交流ホールはほぼ満席状態で、時間ぎりぎりで会場に入ってきた人が
席をさがすのに苦労するほどでした。
あと、〇人の席数が必要、との受付からの話でしたので、
3人掛けの席に2人、真ん中の席を空けて座っている方々に
詰めて座っていただけないかをお願いしていました。
たいていの方は、スンナリ詰めて座っていただけたのですが、
ある男性から「俺はこの席が良いからここに座ったんだ!」と強い口調で
言い返されました。
私は、偏屈オヤジの言葉が終わる前に「わかりました!」と、
怒りが燃えている腹の中とはうらはらに、顔はにこやかに
口調も穏やかに言ったのですが、その席の反対側に座っていた男性がすぐに
「私、移動します」と言ってくださいましたので、
さらに口調を明るく大きな声で「ありがとうございます!助かります!」と
偏屈オヤジの頭の上からお礼を言ってやりました(^_^)v

しっかし、この思いやりのカケラも無い偏屈オヤジ、この場所に来ているという事は
障がいのある人の保護者か事業所関係の人ということになります。

もし親なら、障がいのある自分の子の事は、本人の意志を無視して
親の思い通りにしようとしているのだろうと子どもが可愛そうになりましたし、
また、いまどきこんな思いやりのなり支援者はいないと思いますが、
こんな支援者には自分の子を担当して欲しくない!!!と思ってしまいました。

               



そして午後からは分科会です。
第1分科会 高齢化「知的障がいのある高齢者への支援とは」

第2分科会 地域で支える「在宅で生活する、障がいの重い方を支えるために」

第3分科会 本人の可能性を見よう!~親も支援者も心に栄養を~

第4分科会 国や県、市町村に対して、こんな要望をしています!


という事で行われたのですが、私も第3分科会を担当しておりましたので
自分の事で精いっぱい(@_@;)
写真も何もありません。ご了承ねがいます。

朝の準備の段階で貼っていただいたタイトルも、私の焦りが表れているようで、
途中で文字が写りきらず切れています(^^ゞ
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私自身も、親向けのワークショップは何回か経験はありますが、
支援者さんも入ってやったことはなかったのでちょいと(だいぶ)気にしていました。

最初のパワーポイントでの説明の時は、なんか変な汗がだくだく出ていました。
緊張からなのか、更年期障害のホットフラッシュなのか・・・(#^.^#)後者でしょうかね。

パワポの後にやった「知的障がい疑似体験」も、「点検ワーク」も「自己肯定感を高めるワーク」も
今回、私も初めてやってみたワークでしたので、どうなることかと思っていましたが、
記録を担当して下さった福祉協会のスタッフ部会の方が、
「わかりやすくて良かったですよ。ワークはやってみると難しかったけど
実際に今まで障がいのある人たちに、分かりにくい表現をしていたことに気づけました。
そして、最後に盛り上がって終われるのって良いですね」
と言ってくださったので、私もようやく安心できました。

最後は「自己肯定感を高めるワーク」では、褒め言葉リストを作ろう!
というものをやったのですが、それは「自分や人を褒めるときに使う言葉」を
付箋1枚に一つ書いて、どんどん机の上にはっていき、
その中から自分が言って欲しい褒め言葉を選んで、最後にグループのみんなから
その言葉を実際に言ってもらう、というワークです。

「ステキ!」 「かわいい」 「さすがだずねぇ」 「イケメン」とかいろいろな言葉を書いて
机の上に貼り付けていました。
そして1人ひとり一枚を選んだのを確認してから、
「それじゃあ、ひとりずつ順番にみんなで褒めてあげましょう!」と言って
お1人見本になってもらってやってみました。

みなさんそんな展開になるとは思ってもいなかったようでしたが
「○○さん、かわいい~!」とかグループの全員から大きな声で言ってもらって
テレながらも、みなさん良い笑顔になっておられました。

これは「旦那に言ってもらう!」と褒め言葉を書いた付箋を持ち帰った
方も何人かいらしたそうで、私としては嬉しい限りです。\(^o^)/

親も支援者も、自分の心に余裕があっていい笑顔をしているときは
障がいのある本人が、少々困ったことをしても冷静に声掛けをしたり、
適切な処理ができるものですが、自分自身の心に余裕がないと
おなじ行為を本人がやったときは、思わずキレそうになったり
とってもキツイ口調で本人に接したりするように思います。
心に栄養、必要ですよね~

(^^ゞ自分のところだけ長くなりました。

さてさて、次はシンポジウムです。
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シンポジスト
特別支援学校に通う親の立場から    山口由美子さん (天童市手をつなぐ育成会)

特別支援学校の立場から        石塚 信雄さん (県立楯岡特別支援学校校長)

事業所に通うご家族の立場から      伊藤 洋子さん (山形市手をつなぐ育成会)

事業所の立場から           二関 郁子さん (サポートセンターゆあーず所長)

助言者                西原雄次郎さん (ルーテル学院大学教授)

コーディネーター           井上  博さん (山形県知的障害者福祉協会会長)       


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それぞれの立場から、いま思っている事を率直にお話してくださいました。
お互いの発言を聴いて、シンポジストの方々もしきりにメモをとっていましたので
違う立場の人の話から、いつもは気が付かないことなどを気づけたのかもしれませんね。

私の知り合いは、1日がかりで最初は長いかと思っていたけれど、
あっという間に感じましたね。という事を言っておりました。

この方は、もちろん育成会の会員さんで、
親の立場として私の担当した第3分科会に参加をしてくれたのですが、
同じグループになった事業所のスタッフさんの事も
「(知的障がいのある人が分かりやすいように)一生懸命に考えてくれて良い人だな、と思った」
とも言っていました。

親と支援者が知的障がいのある人について、一緒に考える場を持つということは
これまではほとんどなかったけれど、これからは必要なのかもしれませんね。

ご訪問ありがとうございます(F)



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