山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

一般論の呪縛

2016年02月04日 | 日記
最近ようやくFacebookページを開設したばかりですので、
以前からFacebookをやっていらっしゃる方にとっては、何を今さら、ということになるのかもしれませんが、
特別なニーズを必要としているお子さんを優先して入学させている
明蓬館高等学校 理事長で校長でいらっしゃる日野公三先生が
昨年の11月にFacebookに投稿した記事です。

昨日の仰天ニュースをみて、
ディスレクシアという障がいをお持ちの南雲さんご本人のご苦労はもちろんのことですが、
そばにいて本人の辛さを何とかしたいと思いつつ、
どうしようもなかったお母さまの気持ちも痛いほどわかり、涙が溢れてしまいました。

そして今日、この記事を偶然目にしたのでした。

許可をいただきましたので、ご紹介させていただきます。


【ここから引用させていただきます】

暗く打ち沈んだ子どもを前にして、悩んでおられるお母さまとのご縁が多い当校です。

親よりも子どものほうがつらいのだから、と言う人が多く、
そう言われてきた母親たちも多いですね。
孤独になりがちで心が落ち着くことがないのです。

最近もこう申し上げました。

厳しい時代を生き抜く生徒たちを見ているとむしろ尊敬の念さえ覚えることが多いです。

ご子息のそばにいてうなづいてくれる人がいるだけで、ずいぶんと助けられるものです。
ご子息の気持ちが晴れ、心が落ち着く時間が少しずつ増えていくことを願っています。
心が落ち着いたあとの処方箋については、千差万別、正解は一つではありません。
母も子も、一般論のアドバイスをする人や非難がましい上から目線のアドバスをする人には近づかないことです。
教員という人種はとりわけ、いま申し上げたアドバイスをしたがる人種です。
よくよく見分け、えり好みしてください。
えり好みできる環境になければ近づかないようにしてください。

お母様方、どうか、どんなつらいことがあっても過去を振り返ることなく、前に向かって時間がつかえますよう祈っています。
ご自身をいたわりながら進んでいかれますよう願っております。


【ここまで】



この記事を読んで、母親もまた一般論の呪縛に縛られているのだと思いました。
お母さん方は一般論のアドバイスを嫌というほどきかせられたりしています。
分かりきった正論を振りかざされて、なにも言えずに黙ってしまう時もあります。

でも本当にお母さんたちが求めているのは正論ではなく、自分の子にあったアドバイスなのです。
自分と子どもがえり好みできる環境が広がって欲しいと思います。
偉そうに書いてしまいましたが、私自身もまださまよっている途中です。


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