DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

PRESS CAFE’の名車達

2007年07月27日 00時39分03秒 | 趣味

 小樽市の歴史的建築物、「旧・澁澤倉庫」内にあるPRESS CAFE’はコーヒーやカレーもとても美味しいのだが、その佇まいに似つかわしいヒストリックカーの販売店でもある。ところが、売れる車は先日UPしたMGFやユーノス・ロードスターなど現代車ばかり。これは、由々しき状況である?(笑)だから宣伝という訳ではないが、店に有る名車達をUPしたいと思う。

 まずは、ルパン3世で、お馴染みのFIAT500である。実は嘗てスバル360を所有していた。あの車ではかなり痛い目にあったのだが、今思い出すと懐かしい。そのスバル360にとてもよく似た乗り味であった。装備は必要最小限で、そこがまた良い。今でもヨーロッパでは沢山のFIAT500が元気に走りまわっている。


 続いてMG midget。MGFはすぐに売れてしまったのに、こちらMG midgetは古株さんである。メッキグリルやワイヤースポークが泣かせる。白い幌もかなり粋である。以前黒いmidgetに乗ったことがあるのだが、ハンドルが胸前まで迫ってきたうえに垂直に立っていた。さらに身長がそう高くない自分では前があまり見えない。これは大変だ!と思ったのだが、常連のマツケンさんが楽しそうにmidgetの話をされるので、楽しい車なのだろう。そう決めた。


 さて、その値段が物議をかもして?いる(笑)1983年式のMini1000である。よく見ると冬タイヤまで付いている。そう、Miniは冬でもガンガン走る。まだ初心者ドライバーだった時、雪に埋まった自分の車を、Miniのお兄さんに引っ張ってもらい、助かったことがある。あの時のお兄さん、本当にありがとうございます。


 やはりMiniだが、こちらは1976年式Mk3である。「MiniはMk3まで!」と拘る方も多いと聞く。同じMiniでもコックピットに座ると雰囲気が全然違うので驚く。センターメーターとタコメーターが付いていてヤル気も見せている。マスターのお話では、Cooperはさらに凄い“別物”とのことだが、まさに羊の皮を被った狼か。


 で、最後を飾るのは“赤いやつ”“泣いた赤鬼号”“大工の鬼六”LOTUS EUROPA S2である。最近ようやく脂汗かかずに運転出来るようになり、絶好調である。そんなわけで休日の早朝、手稲ハイランドまで走りに行ってきた。登り下り共、ワインディングをスムーズに曲がれるので楽しい。日中は暑くて死にそうになるが・・・。


 ああヒストリックカーって、なんて素晴らしいんだろー!

’07伊・仏建築紀行 -番外編その14-

2007年07月26日 22時33分52秒 | 趣味
 何もここまで使わなくても良いだろうシリーズの第3弾は「LC4」、「LC1」に続く「LC2」である。先の二つはサヴォア邸に有ったものだが、このLC2はスイス学生会館のサロンに置かれているものである。こちらも、もう何年も経ったものであろう。以前新品に近い物に腰掛けたことがあるのだが、全然違った印象であった。最近、この手の椅子にはライセンス期間が切れ、以前より安価で手に入るものが増えてきたようである。店頭で眺めるだけでも楽しい。

’07関西建築紀行「激闘編」 其の17“迷いませんように”

2007年07月25日 01時10分08秒 | 建築
 わこさんが自転車で「春日丘キリスト教会」“光の教会”を訪ねる。この教会はJR茨木駅が最寄であるが、タクシーでも結構な時間走るので自転車では大変だ。頑張ってほしい。

 光の教会の外構には、背の高い木が多く植えられている。これらは工事の際にも抜かれることなく残されたものだ。安藤氏があえて残したのだが、施工する側は相当に大変であったようだ。その甲斐あって外構との一体感が素晴らしい建築である。
 通りからは、この木々に隠れて建物本体が分かりずらいが、どうか迷わず辿り着いてもらいたいと思う。

「光の教会」
設計者:安藤忠雄 竣工:1989年 茨木市北春日丘4-3-50

ん?間違ってませんか2

2007年07月22日 18時10分15秒 | 趣味
 ある日、PRESS CAFE'で
私:「マスター、あのMGF31万5千円って書いてあるんですけど、131万5千円の間違いではありませんか?」
マスター:「いえ、間違ってません。」
私:「それでは、問い合わせが殺到ですね。」
マスター:「それが昨日入ってきたばかりで…。」
 今日みたいな快晴の日はオープンにすると逆に辛そうだが、このMGFにはエアコンが付いている。夏は幌をして走れということか。おまけにカーステまで付いている。車検も付いている。それでこの値段は安いと思う。いつもながら現代車は安売りしてしまうお店だ。現在ロータスと蜜月の時を過ごしている私には縁無き車ではあるが。
私:「こちらのMG Midgetは115万5千円ですね。」
マスター:「メッキグリル、ワイヤースポークですから。」
 ちょっと座らせてもらう。ハンドルが胸まで迫ってくるポジションは、今の自分には新鮮だった。MGも良い車だ、運転したこと無いけど…。

’07関西建築紀行「激闘編」 其の16“コンバージョン”

2007年07月21日 19時26分48秒 | 建築
 絵夢さんがバイクを購入された。そういえば今年の関西研修で富士ラビットの看板を掲げる「旧・日光社」を訪れたことを思い出した。富士ラビットと言えば往年の名スクーターである。その販売店社屋であったものを、現在はファーストフードの“なか卯”が使用している。以前、札幌の歴史的建築物「旧・北海湯」を紹介した。せっかくの建築物を素人がいたずらしたかのようなコンバージョンを受け、それは悲惨な状況だったのだが、その店舗も潰れてしまった。こちらの旧・日光社に入った“なか卯”は建物に敬意を払った使用状況に好感が持てる。入ることは出来なかったが、2階のラビットホールは大正ロマンを感じさせるリニューアルを受け、見事な佇まいを見せているそうだ。「まずは、使われることが大切」ということは真実であろう。

「旧・日光社」
設計者:? 竣工1923年 京都市下京区七条通新町西入夷之町721
国登録文化財

’07伊・仏建築紀行 -番外編その13-

2007年07月19日 00時49分35秒 | Art
 ミケランジェロによって描かれた、システィーナ礼拝堂の天井画「創世記」を観ることが、数十年来の願いであった。ほとんどの場所で、撮影が許されるバチカン美術館も、システィーナ礼拝堂内は撮影禁止である。そこで珍しくもポスターなどを購入することにした。長さ1m近くある創世記の縦長ポスターを部屋の天井に貼ってみる。「まあ雰囲気だけは楽しめるか」と又丸めて筒の中に仕舞った。

ん?一桁違ってませんか。

2007年07月17日 20時37分54秒 | 趣味
 ある日、PRESS CAFE'で
私:「マスター、あのミニ10万5千円って書いてあるんですけど、一桁間違ってませんか?」
マスター:「いえ、間違ってません。」
私:「それでは、問い合わせが殺到ですね。」
マスター:「それが皆、一桁間違っていると思ってるみたいで…。」
 前オーナーが乗らなくなって暫く経つので整備し、車検を取ると何十万かになりそうだが、それでも安い。ミニ丸山プロデュースとかSUツインキャブとかHi-Loキットとか他にも色々書いてある。現在ロータスと蜜月の時を過ごしている私には縁無き車ではあるが。
私:「店内のミニは115万5千円ですね。」
マスター:「Mk-Ⅲですから。」
 ちょっと座らせてもらう。腰がシャキッと立つドライビングポジションは今の自分には新鮮だった。ミニも良い車だ、運転したこと無いけど…。

’07伊・仏建築紀行 -パリ編その36-

2007年07月17日 00時58分45秒 | 建築
 「音楽都市/東棟」はコンサートホールや楽器博物館などがあり、先にUPした「西棟」と共にラ・ビレット公園内に建つ。ラ・ヴィレット公園と言えばミッテラン大統領のグラン・プロジェの中でも特に大きな計画で、バーナード・チュミにより成された公園である。真っ赤なフォリーがグリッド配置された巨大公園であるのだが、この音楽都市/東棟の一部にそのフォリーが、はめ込まれている。

 平面的には楔型の面白い形態で、書籍などで内部を写した写真を見るとホワイエ部分などが魅力的であるが、今回は楽器博物館にも入らなかったので内部は見ていない。ファサードは以前にも書いたが、西棟の方が力強く魅力的である。

「音楽都市/東棟」
設計者:クリスチャン・ド・ポルザンパルク 竣工:1995年 パリ市内

’07伊・仏建築紀行 -番外編その12-

2007年07月16日 08時30分39秒 | Art
 昨年「バチカン美術館」に入ることが出来なかった。事前に調べもせず、日曜日に訪れてしまったのだ。日曜日は“安息日”なので休館するのだろう。但し最終日曜日は入館無料のようだ。
 さて、そんな訳で1年かけて念願を果たすこととなった。お目当てはシスティーナ礼拝堂に描かれたミケランジェロの「創世記」と「最後の審判」、ラファエロの間に描かれたラファエロの「アテナイの学堂」や絵画「キリストの変容」などである。他にもボッティチェリなど巨匠の作品が沢山有ったのだが、本当に時間がいくら有っても足りないとは、このことである。入場して直ぐのこの天井画にしても、素晴らしくて言葉が出なかった。
 今回もトレヴィの泉に硬貨を1枚投げ込んだ。いつかまた。

続・生きてます。

2007年07月16日 07時34分01秒 | 趣味
 建築探訪の旅行以外で1週間以上空けたのは、初めてでは無かろうか。我がロータスヨーロッパのニックネームは「泣いた赤鬼号」であるが、先週は私自身が“泣いた赤鬼”になってしまった!
 「尋常性乾癬」の持病はかなり調子良かったのだが、何がきっかけか不明な「接触性皮膚炎」ぽい水脹れと、これまた何に反応しているか分からない「蕁麻疹」が全身に発症して、文字通り「赤鬼さん」状態である。この発熱と痒みは如何ともし難く、文章を書く為の集中力を溜めることが出来ずに1週間空いてしまった。
 昨日、日曜当番の救急病院でとりあえずカルシウムを血管注射してもらったのであるが、大抵の蕁麻疹に効くはずのこの薬もあまり効果無い。結局氷に埋まって寝ていたら、今朝は大分良くなってきた。それにしても辛かった。(まだ、辛いのだが・・・)

 さて、オーナーはボロボロであるが、ロータスの方は絶好調である。これまで行ったメンテナンスは、「クーラントを補充しただけ」というオーナー孝行ぶり。台風も何処かへ行ってしまい、風が弱まった。今日はエンジンをかけたいものだ。

お色直しも済みまして

2007年07月08日 11時30分11秒 | 建築
 先週は札幌に建つ擬洋風建築「豊平館」でギター教室の発表会があった。実は豊平館に入るのは初めてであった。自分の演奏は散々であったが、重要文化財であるこの建築の中で演奏出来たのは良い経験であった。
 入館は無料で内部見学は可能であるが、ここでは結婚式を挙げることも出来るので、日曜・祝日は確認した方が良いであろう。

 バルコニーの形状や窓の縦横比が上品で良い建築だと思っていた。先日、塗装工事の足場が解体されたのだが、何だか薄いはずのブルーが目立つ。時間が経てば馴染むとは思うが。これがオリジナルに近い色なのだろうか。

「豊平館」
設計者:安達喜幸 竣工:1880年 札幌市中央区中島公園内

’07関西建築紀行「激闘編」 其の15“メンテナンス”

2007年07月08日 07時03分36秒 | 建築
 “関西”“ローマ”“パリ”の順番を崩さずにきているので、続いては関西の建築を紹介する。
 日本では、車には車検が有り大切に乗れば30年以上好調に走る。赤い車のように。乗る側の意識次第で寿命は大きく変わるものだ。建築も同じで、使う側、住み手の意識で生きたり死んだりする。
 近年、高松伸氏の建築は解体されるものもあるが、この「WEEK」は外装がメンテナンスされたようで、この春見た際には、割と綺麗な状態であった。テナント募集している階も有ったが、是非長く使われて欲しい。

「WEEK」
設計者:高松伸 竣工:1986年 京都府京都市北区上賀茂桜井町

’07伊・仏建築紀行 -パリ編その35-

2007年07月07日 20時18分05秒 | 建築
 写真には5つの建築物が写っているように見えるが、実は3つの建築物しか無い。中央の3つは、一つの建築物なのである。パリは新旧様々な時代の建築物が混在した街である。脱構築系、デコンストラクティビズムの建築も見ることが出来る。パリの19区は、特に風変わりな建築が多いようだ。ラ・ヴィレット公園に続くこの通りは高級さは無く、パリでは下層に位置するのかもしれないが、逆に面白い形態の建築を見ることが出来る。

「Logments」
設計者:TECTONE 竣工:1996年 パリ市内

生きてます

2007年07月04日 07時59分46秒 | 趣味
 あ、いや別に“赤いの”本名「泣いた赤鬼号」に乗っているからというわけではなく(笑)。現在、1日36時間くらい欲しいペースで、なんとか生きているものですから(笑)。ネタ(建築写真)は有るんです、沢山。でも、時間が無いんです。コンサドーレもファイターズも首位!書きたいことも有るんです、沢山。でも、時間が無いんですーーー!