DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

お色直しも済みまして

2007年07月08日 11時30分11秒 | 建築
 先週は札幌に建つ擬洋風建築「豊平館」でギター教室の発表会があった。実は豊平館に入るのは初めてであった。自分の演奏は散々であったが、重要文化財であるこの建築の中で演奏出来たのは良い経験であった。
 入館は無料で内部見学は可能であるが、ここでは結婚式を挙げることも出来るので、日曜・祝日は確認した方が良いであろう。

 バルコニーの形状や窓の縦横比が上品で良い建築だと思っていた。先日、塗装工事の足場が解体されたのだが、何だか薄いはずのブルーが目立つ。時間が経てば馴染むとは思うが。これがオリジナルに近い色なのだろうか。

「豊平館」
設計者:安達喜幸 竣工:1880年 札幌市中央区中島公園内

’07関西建築紀行「激闘編」 其の15“メンテナンス”

2007年07月08日 07時03分36秒 | 建築
 “関西”“ローマ”“パリ”の順番を崩さずにきているので、続いては関西の建築を紹介する。
 日本では、車には車検が有り大切に乗れば30年以上好調に走る。赤い車のように。乗る側の意識次第で寿命は大きく変わるものだ。建築も同じで、使う側、住み手の意識で生きたり死んだりする。
 近年、高松伸氏の建築は解体されるものもあるが、この「WEEK」は外装がメンテナンスされたようで、この春見た際には、割と綺麗な状態であった。テナント募集している階も有ったが、是非長く使われて欲しい。

「WEEK」
設計者:高松伸 竣工:1986年 京都府京都市北区上賀茂桜井町