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’07関西建築紀行「激闘編」 其の16“コンバージョン”

2007年07月21日 19時26分48秒 | 建築
 絵夢さんがバイクを購入された。そういえば今年の関西研修で富士ラビットの看板を掲げる「旧・日光社」を訪れたことを思い出した。富士ラビットと言えば往年の名スクーターである。その販売店社屋であったものを、現在はファーストフードの“なか卯”が使用している。以前、札幌の歴史的建築物「旧・北海湯」を紹介した。せっかくの建築物を素人がいたずらしたかのようなコンバージョンを受け、それは悲惨な状況だったのだが、その店舗も潰れてしまった。こちらの旧・日光社に入った“なか卯”は建物に敬意を払った使用状況に好感が持てる。入ることは出来なかったが、2階のラビットホールは大正ロマンを感じさせるリニューアルを受け、見事な佇まいを見せているそうだ。「まずは、使われることが大切」ということは真実であろう。

「旧・日光社」
設計者:? 竣工1923年 京都市下京区七条通新町西入夷之町721
国登録文化財


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4 コメント

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懐かしい~☆ ()
2007-07-21 23:27:12
40年近く昔、叔父が乗ってました☆
確かクリーム色系ツートーンのラビットスクーター。
後ろに乗せて貰ってる白黒写真が残ってますが、当然ノーヘルです(笑)


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お気を付けて (moro)
2007-07-22 08:04:54
ライディングを楽しんでください。
富士ラビットは少し長めのスクーターでしたね。
この建築は京都市の方から富士ラビットさんに「残しましょう」と働きかけたそうです。素晴らしい話だと思います。
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慨嘆! (penkou)
2007-07-22 12:25:08
親子丼という看板(垂れ幕・ビルのメインエントランスですよね)が目に付きますけど、富士ラビット(よく知らないのですが、懐かしいネーミング)が見えない。こういう建築をどうやって見つけるのですか?マップと首っ引きで学生を引き連れて歩き回ったのでしょうね(慨嘆)
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ここは (moro)
2007-07-22 18:37:46
自主研修の日に訪れたので、京都国際会館や陶板名画の庭を見て学生達と別れた後、一人で訪れました。
学生諸氏に事前レポートを提出してもらうのですが、それぞれ見る建築が沢山の種類に別れ、本当に面白いです。
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