DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

ここが院棟

2012年03月31日 09時54分59秒 | 建築

 那須聖准教授によって基本設計がなされた「札幌市立大学大学院棟」です。2年間、大変お世話になりました。もう学生証を返却してしまったので、土日祝日は入れません。やはり、少し寂しくもありますが、年末年始に学部3年生の構造の授業で行われるコンクリート圧縮試験の指導に来ますので、完全に縁が切れた訳ではありません。札幌市中心部からは結構離れた場所に在りますので度々訪れるのは難しいかもしれませんが、芸術の森美術館の隣でもあることですし、美術館の帰りにでも寄ろうかな。


修了しました。

2012年03月25日 17時25分09秒 | その他

 おかげ様で終了式も無事終わり、なんとか修了することが出来ました。御指導頂き、また支えて下さいました皆様には、本当に感謝の念が堪えません。有難う御座いました。
 えーと、ここで大事な一言を…。

「実は、今回取得した学位は工学修士ではありませーーーん!」(何とーーーっ!)

「デザイン学修士でーーーす!」(ばばーーーん!)

 えーと、札幌市立大にはデザイン学と看護学研究科しか有りませんので、私はデザイン学修士ということになります。論文内容は、木構造の論文研究でしたが。トップの写真はデザイン学部のキャンパス内部です。

 さて、コンサドーレは案の定、引き分け後2連敗中です。J1定着の道は険しい…。


困ったら小樽へリターンズ その14「有った、有った、有りました。」

2012年03月16日 16時05分01秒 | 建築

 もう何だか、やけっぱち気味だが有りました。小樽の歴史的建造物「旧上勢友吉商店」が。小樽では木骨の石造が多く建てられていますが、この建築は純石造です。石造瓦屋根なのですが、3階建ての為、瓦がよく見えません。正面の中心部にある屋根から飛び出た明かり取りが、なかなか格好良いのですが、木々の緑が邪魔してよく分からない写真となってしまいました。

 さて本日のお昼時、penkou師匠からお電話を頂きました。
penkou師匠「札幌の建築群はどうしたんだい?」
私「うっ…。」

 えーと…、明日仕事の合間にチャンスが有ったら撮ります。無かったら撮りません!(きっぱり!)

「旧上勢友吉商店」
設計者:? 竣工:1921年 小樽市入船1-1-5
小樽市指定歴史的建造物


困ったら小樽へリターンズ その13「入ってきましたよ」

2012年03月15日 11時24分43秒 | 建築

 困ったら小樽へリターンズその2でUPした写真は2008年に撮影したものだった。トップの写真は田中酒造の倉庫と同じ3月11日に撮影したものである。最も奥にある大広間のレストランは、大分手を加えられていた。お客さんが写らないように端の写真しか撮れなかったが、こんな感じである。玄関から土足で入館出来るが、歴史を感じる立派な建築なので、やはり少し抵抗感はある。

 恐らくオリジナルのままの座敷も何部屋か有って、そこでも食事が可能だ。ハンバーグやステーキがメインの店となったので、利用し易くなった。

 勿論、また行ってみたいと思っている。 

「旧塩田別邸」
設計者:? 竣工:1912年 小樽市入船2-8-1
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞(平成3年)


困ったら小樽へリターンズ その12「今日は青空の写真を」

2012年03月11日 20時19分01秒 | 建築

 あの大災害から1年が経ちましたが、まだまだ被災地は、いや日本は大変な状況だと思います。出来ることを継続して行いたいと、常に思っています。

 さて、まだ少しだけ博物館網走監獄の写真も有るのですが、どれも曇り空の為、今日UPする写真は青空のものが良いと思い実は先程撮影してきました。以前UPしたことのある「田中酒造」の「亀甲蔵」石造倉庫群で、やはり小樽市の歴史的建造物に指定されています。

こちら店舗側の下野はまだ新しい感じがします。近年に作られたものでしょうか。

どちらかというと、こちら製造場の方が、歴史を感じます。工場内見学を申し込むと、しぼりたて生原酒を試飲出来るそうですが、車で訪ねた為、当たり前ですが飲んでおりません。

「田中酒造亀甲蔵」
設計者:? 竣工:1905年頃 北海道小樽市信香町2番2号
小樽市指定歴史的建造物


4年ぶりJ1での勝ち点

2012年03月10日 16時35分17秒 | 建築

 トップの写真とはまったく関係ありませんが、本日サッカーJ1が開幕いたしました。コンサドーレ札幌の初戦は、ホーム札幌ドームでジュビロ磐田戦です。結果は0対0のスコアレスドロー!つっ、疲れた…。コンサのDFの皆さんも疲れてました。J1で4年ぶりに勝ち点を獲得しました。あー、サッカーは心臓に良くない。

 写真は昨年のGWに訪れた「博物館網走監獄」の「五翼放射状舎房」で、昭和60年に移築されたものだが、昭和59年まで使用されていたそうだ。以前も記したが訪れた日はとても寒く、この中で過ごすのはとても大変であったろうと、当時収容された者達に同情してしまった。

「五翼放射状舎房」
設計者:? 竣工:1912年 網走市字呼人1-1
登録有形文化財


北欧っぽいですか?

2012年03月07日 16時46分22秒 | 建築

 昨秋、ニセコに向かう途中に建つ「ホテルドローム」を紹介した。内部の写真も何枚か有るので掲載したいと思う。このホテルのコンセプトはスエ―デン風の建築ということだが、内装の感じはどうだろう。スエ―デンに行ったことが無いので、よく分からない。

 レストランの窓からは、自然の風景がよく見える。しかし訪ねた翌日には、昨シーズンの営業を終えてしまうとのことだった。昨年は秋まで気温が高めだったので、この時はまだ木々が青々としており、紅葉を期待した宿泊客にとっては残念だったかもしれない。
 壁に彫り込みを作って、炊事道具を装飾品として用いていた。

北欧をイメージした内装デザインを行うと、こうなるのだろうか。

「ホテルドローム」
設計者:? 竣工:1995年 北海道余市郡赤井川村明治56


困ったら小樽へリターンズ その11「今度こそネタ切れ」

2012年03月05日 15時22分46秒 | 建築

 しぶとく粘ったのだが、いよいよこの時がやってきた…。今度こそ本当に写真のストックが無い!
 観光客が訪れる道の端部は、入船七叉路(メルヘン交差点)という交差点となっている。そこに建つ建築の一つが「旧戸出物産小樽支店」である。正面はお土産屋さんとして綺麗にされている。背後に回ると、煉瓦造りの倉庫建築の様子がよく分かるのだが、写真撮影していなかった。雪が溶けたら、撮影したいと思う。

「旧戸出物産小樽支店」
設計者:? 竣工:1926年 小樽市入船1-1-1
小樽市指定歴史的建造物


困ったら小樽へリターンズ その10「中国風の石門」

2012年03月04日 18時04分56秒 | 建築

 この「猪股邸」は小樽市の歴史的建造物に指定されているとはいえ、個人の邸宅なので本体の写真をUPするのは少々気が引ける。そこでトップの写真の石門を選んだのだが、この石門の意匠がなかなか面白い。デザインの元となったのは、建築主が中国旅行にて行ったスケッチなのだそうである。いかにも中国風なデザインで面白い。

 敷地の道路に面した箇所に石蔵が建っていて、蔦で覆われていた。中国風の石門と合わせ、どこか小樽っぽくない感じがしてしまう。建物本体は和風であるが玄関脇に洋風の応接室が有るとのことだ。そのような造りは様々な土地で見てきたが、小樽でも多く存在していたようだ。

「猪股邸」
設計者:? 竣工:1906年 小樽市住吉町4-9
小樽市指定歴史的建造物


居心地の良い茶廊

2012年03月03日 16時52分22秒 | その他

 困ったら小樽シリーズにUP出来そうな写真が、まだ数枚有るが、本日は札幌市内の建築の写真を紹介したいと思う。「茶廊法邑」は札幌の東区にあるカフェで、設計者は北海道で活躍されている中山真琴氏である。第2回「日本建築大賞2006」TOP10に選ばれている。このカフェは☆椅子さんのサイトで随分前に紹介されていたのだが、なかなか訪れることが出来ずにいた。本日やっと見ることが出来たのである。内部はとても居心地が良く、1時間以上長居してしまった。冬の間は歩道に雪が積まれている為、歩行者の視線も気にならない。 

 椅子は座面が少し低く、背もたれに体を預けると立ち上がりたく無くなってしまう。それで、コーヒー2杯でも気付いたら1時間以上経ってしまった。トップの写真では切妻屋根が二つ見てとれるが、今日、片方の棟ではイベントが開かれていた。

「茶廊法邑」
設計者:中山真琴 竣工:2004年 札幌市東区本町1条1丁目8-27
札幌市都市景観賞(2007年)


困ったら小樽へリターンズ その9「模様が良い」

2012年03月02日 15時23分16秒 | 建築

 現在はお菓子の販売店舗やカフェとなっているこの建築は「旧中越銀行小樽支店」である。写真が小さく分かり辛いかもしれないが、石造ではなくモルタルで仕上げたRC造建築だ。特徴は2階窓周りのモザイク調タイルである。どことなく、具象を禁じたトルコなどのイスラム建築を連想させる。トルコに行ったことは無いけれど。

「旧中越銀行小樽支店」
設計者:? 竣工:1924年 小樽市入船1-1-2
小樽市指定歴史的建造物


困ったら小樽へリターンズ その8「内部はこのように」

2012年03月01日 11時07分09秒 | 建築

 この「さかい家/旧久保商店」は以前、外観のみUPしたことがある。その時は、開店時間よりも大分早く訪ねた為、開店まで待っていられなかった。その後、出直してコーヒーを頂いた。店内の雰囲気も良いし、コーヒーも美味しかった。 
 トップの写真に写っている天井の照明類が良い感じだ。配線はむき出しで、時代を感じさせる器具やガラス製のカサも、ずっと見ていても飽きない。例によって観光客の多い場所に在る為、いつもお客さんが沢山いらっしゃるのだが、それでもこの雰囲気を楽しみに又行きたいと思っている。
(2008年撮影)

「さかい家/旧久保商店」
設計者:? 竣工:1907年 小樽市堺町4-5
小樽市指定歴史的建造物
小樽市都市景観賞(平成4年)