DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

使ってませんでした

2007年01月02日 23時33分50秒 | Design
 ☆椅子さんの御訪問を受け、旧年中ずっと心に引っかかっていたことを思い出した。昨年開催され好評だった三岸好太郎美術館での「モダン建築の夢展」において、モダニズム関連の展示品としてミースの椅子とテーブルの展示があったのだが、ブログの画像フォルダに写真を保存したまますっかり忘れていた。この展覧会で自分は、館内での撮影がゆるされる写真係の腕章を美術館から頂いていた。普通は館内での撮影は不可である。
 展示されていたのはミースのアームチェアとコーヒーテーブルで、座っても良い展示方法であった。学生達も自由に腰掛け、すわり心地の感想をメモしている者もいた。長身のミースには少し小さく感じるこの椅子も、日本人にはちょっと大きいか、それともちょうど良いか。他にブロイヤーのワシリーチェアや同じミースのバルセロナチェアも展示してあった。こちらは☆椅子さんの展示場で撮影させていただいた。

 建築を学んでいる者は、これら建築家がデザインした椅子から接していくと、関心持って見ていけるのではないだろうか。宮の森美術館にもバルセロナチェアをはじめ、リートフェルトのレッドアンドブルーやコルビュジエのLC3などが展示?されている。鑑賞の合間に疲れたふりをして座ってきたが、やけに疲れやすい人と思われたか。