安芸国人のフランスで嫁さん探し!

フランスでボンジュールしております。めそ
どうぞヨロシク仮面!

古都洛陽で東周遺跡を巡る!

2013-07-30 18:27:55 | 2011-2012年度旅行
みなさん、こんにちは。。。

今日は旅の疲れを癒すため、クーラーの効いた部屋でゆっくりまったり過ごしています。。

本当は帰国の準備をしなきゃいけないんですけどね。。



お昼ごはん。。。

学校近くの沙県シャオチーのお店に買いにいったのですが、それだけで汗びっしょり。。。お昼だったけど、ついついビールも飲んでしまいました。。

さて。。。

今日から今回の洛陽観光の旅行記を書きたいと思います。

2月20日(土)。。。



夜10時に徐州駅にやってきました。。。



洛陽行きの汽車は11時半発。。。

寝台列車なので、そのまま寝て目が覚めたころに洛陽に着いて、そのまま観光する算段だったのですが。。

結局今回も一睡もできませんでした。。

まあ、横になるだけでもかなり体力は回復するので、観光にはあまり影響しませんが。。



6時30分、洛陽着。。。一時間遅れの到着でしたが、あまり早く着きすぎても困るので、これぐらいの時間に着いてくれた方がありがたいですね。



洛陽駅。。。

駅前の売店でまず洛陽の市内地図を購入。。

売店のおばちゃん「龍門石窟ならすぐそこのバス停からバスが出てるよ」

僕「まずは博物館に行きたいんだけど」

おばちゃん「博物館?昔は市内にあったんだけど、今は郊外にできた新しい博物館に変わっちゃったんだよね。((バスの番号は私もわからないから)他の人に聞いてみな」

まあ。。。こんな早い時間に博物館に行っても、まだ開館してないでしょうからね。。

とりあえずは、地図を頼りに街中を散策してみることにしました。



出勤の時間だからでしょうか、結構人がいてとても賑やかでした。



天気は曇り・・・・でした。。。



太陽も普通に肉眼で見れたのですが。。。これって大気汚染じゃないですよね?

しばらく歩いていると。。



周王城広場に着きました。。。

この広場・・・・お年よりがダンスをしたり太極拳を打ったりしている、いわゆる典型的な中国の広場なのですが。。

この広場内に。。。



洛陽周王城天子駕六博物館。。。。があります。

丁度玄関で掃除をするおじさんがいたので尋ねてみたら。。

おじさん「博物館は8時半からだよ」

とのこと。。

時計を見るとまだ7時半。。。開館まで一時間もあります。。

そこで。。。



3キロ先の王城公園に行ってみることに。。。



3キロひたすら歩いたのですが、ただ歩くのでは面白くないので。。

赤↑の洛陽ギャルたちを探偵の安芸国人がなんやかんやの事件で尾行するという設定で歩きました。



ほんま、ええ。。感じのギャルたちですよね。。。

ところが!



大通りで信号機が赤に変わったのに、そのまま歩き続けるギャルたち。。。車がびゅんびゅん走り始めてもおかまいなしで、行ってしまいました。。。

そうなんですよねえ。これが中国では普通なのですが、最近徐州ではみんあ少なくとも大通りでは信号を守るようになってきているので、却って新鮮でした。。

が。。。

一昔前の徐州を思い出して感慨に耽っているうちに、ギャルたちはいなくなってしまいました。。。

僕に探偵業は向かないようです。



王城公園。。。なんだかんだで結構時間がかかりました。

この王城公園。。。1500年以上前の東周時代の城壁遺跡を整備して公園にしたものなのですが。。。



お年寄りがダンスを踊る、普通の公園になっていました。。。

それから、王城公園は、牡丹の花でも有名です。



もちろん。。。



今の時期は牡丹は咲いてませんけどね。。。



地元の人たちの憩いの場となっていました。。。



赤ちゃんも。。。



結局、東周時代の遺跡跡っぽいものは全然見つからず、失意のまま公園を後にしました。



公園の隣には博物館がありました。。。ちょうど、玄関が開けられていたところだったので、玄関を開けているおじさんに話しかけてみたところ。。

おじさん「あ、ここは昔の博物館。中の展示品は全部新しい博物館に持っていってしまったから、中は空っぽだよ」

とのこと。。。ああ、ここが売店のおばちゃんが言っていた昔の市内の博物館というわけですね。

この後。。。



歩いて再び周王城広場に戻りました。。。

そして。。



再び洛陽周王城天子駕六博物館。。

市内にあるメジャーな観光スポットだけあって、すでに沢山の来場客でいっぱいでした。

この博物館は2つの部分に分かれます。。。

まずは。。。



1500年前の洛陽王城のジオラマや出土物の展示。。。

そして。。。



車馬坑遺跡。。。

周の国の王様のお墓に殉葬された馬車と馬たちです。。。

ただし。。。洛陽を都とした周の王様は13人いるのですが、この車馬坑、周のどの王様のお墓のために作られたのかはわかっていないようです(ガイドブックにもネットなどでも墓の主については書かれていませんでした)。

でも。。。

この車馬坑が王様の墓のために作られたことははっきりしています。

というのも。。。



この画像。。。青↓をご覧いただければわかりますが、六頭の馬が馬車を轢いていることがわかりますね。

中国の礼などにるいて記した古い書物に「王は六頭、諸侯は四頭、普通の貴族(士)は二頭の馬車に乗ることができる」という記述があって、この車馬坑の馬がまさに六頭なので、王様のものだとわかるんです。

これには。。。



赤↑のギャルも大興奮でした。

ただし。。。

この時代の周の王様(いわゆる東周時代)は、日本でいえば戦国時代の足利将軍家と同じように、実際にはほとんど力をもっていなかった群雄割拠の時代。。。車馬坑の規模としては、昔ご紹介した斉というくにの諸侯のものの方が格段にすごかったですね。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/xuzhoumoemoe/24612059.html

ちなみに。。。

遺跡の画像ではちょっとわかりにくいのですが、この時代の馬車ってこんな形をしていました↓。。



みなさん、この形、何かに似ていませんか?

実は。。。

下は甲骨文字(3000年前の最初の漢字です)の「車」の字形。。


(画像はコチラからお借りしました↓)
http://baike.soso.com/ShowLemma.e?sp=l190150

そう、今の「車」は車輪の部分が強調されていますが、「車」の字の原型はまさにこの馬車の形だったんですよね。

以上。。。

洛陽周王城天子駕六博物館の見学も終えて、続いてはこの日の宿探しをするのですが。。

今日はここまで。。

また明日にしたいと思います。

それではみなさん、おやすみなさい。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旅の初めは・・・ (桃源路)
2013-07-30 22:57:57
最初は天気はいまいちですが、暑くなかったんですよね。。。
相変わらず信号無視する人は多いので、中国で尾行するとなると
けっこう大変というか探偵さんは命がけですよね・・・(余計な心配ですが)
東周は春秋戦国時代と並行してたんでしたっけ・・・この時代でもうこれだけの馬車が
造られているのはすごいですね・・・鉄の部品も使われてるのですよね。。。
ホント馬車の平面図の車輪の部分が「車」という字に見えますね!
そうなんです (安芸国人)
2013-07-30 23:37:59
桃源路さん、旅行2日目までは曇り空で気温もそれほど高くなかったので、絶好の観光日和でした。特にこの日午前中はリュックを背負って歩いていたのですがそんなに汗は出ませんでしたし。。そう、初めての尾行・・・結局巻かれてしまいました。
春秋戦国時代はやはり諸侯のお墓の方がすごいですね。ただ馬車は多分殷代の方が大きくて立派なものが出土してますが。。。
中国における青銅器時代は春秋の初めまで、このごろはすでに鉄器の時代になっていますが、博物館の展示品には鉄器はありませんでした。
「車」の「田」の部分は元々車輪だったんですけどね。
鼻孔じゃなくて。。 (上海飛度)
2013-07-31 08:06:54
備考じゃなくてストーカーですね。
相手にバレてデジカメの中の写真見られたらマジで警察に連れてかれますよ!
そしたら日本の週刊誌に「変態日本語教師中国で拘束」って記事が。。
ええっ??? (安芸国人)
2013-07-31 13:33:25
上海さん、微香ですよ、美校。。どう見ても普通の撮影でしょう。それに今回は旅行記の後半ですごいことが起こるんですから。

コメントを投稿