ごちゃまぜなぶろぐ(goo Ver.2.0)

灯台・ツーリング・写真など、取り留めのない内容ばっかりです。

'01北海道ツーリング(6月20日~6月21日)

2010-03-31 22:35:22 | ’01北海道ツーリング

【6月20日】 摩周湖→池田町

この頃から少し、朝起きたときに疲れが出始めていた。自宅を出てちょうど10日目、しかも昨日は1日雨の中の走行だった。何もかもが初めての経験、1週間以上毎日バイクで走るのも、1日中雨の中を走るのも初めてで疲れも出てきてはいたが、それ以上に楽しい毎日を過ごしてもいた。

朝起きて外に出てみる、雨は止んではいたが空は曇り空だった。朝飯を食べた後にバイクに荷造りを行い出発準備を行う、この日は池田町に行く予定をしていた。

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とほ宿「ましゅまろ」から国道391号→国道241号と走り、まずは途中の双湖台に立寄る。ツーリングマップルに、ペンケトー(湖)の形が北海道に見えると書いてあった。似ているとも言えるし、そうでないとも言える形の湖だった。写真を撮った後くらいからポツポツと雨が降り出したので、レインコートを着てから次の阿寒湖を目指して出発した。

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国道241号の途中で雄阿寒岳が姿を見せた、先ほどまで雲に隠れていたのだ。途中でバイクを止めて写真を取り、撮影後に阿寒湖を目指した。

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ここに来る前の事、開陽台のとほ宿「ミルクロード」に泊まった時に、阿寒湖に行くのならば太郎湖と次郎湖を見ると良いと言われていて、阿寒湖に到着後に訪ねてみた。遊歩道のような道を歩いていったのは覚えている、太郎湖・次郎湖らしきところには到着したが、看板などもなくそれが正しいのかも分からなかった。阿寒湖では遊覧船などもあったが乗る事もなく、土産物屋もあったが寄ることもなく、阿寒湖の写真だけを撮っただけでその場を離れた。

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阿寒湖から国道241号(足寄峠)を走り、途中から道々949号を走りオンネトーへと向かった。先ほどまで止んでいた雨が再び降り出したが、レインコートは来たままだったのでそのまま走り続けた。暫くしてオンネトーに到着、駐車場から1Kmほど歩いた場所にオンネトー湯の滝(温泉)があったのだが、雨のために断念した。オンネトーはきれいな湖で湯気も上がっていた、雨の降りも更に強くなってきたので早々と撮影だけをして、池田町を目指す事にした。道々949号を戻り国道241号を走る、足寄町から国道242(274)号を南下し本別町から池田町へと進む。

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ツーリングマップルに載っていた「ハッピネスデーリィ」へと向かい、手作りのイタリアンジェラート(ブランデーケーキ+ブルーベリーマーブル)を食べた。なぜこの組み合わせになったかは覚えていない、食後に地元の消防団でお世話になっている方にお土産としてここのジェラートを送った。

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「ハッピネスデーリ」から少し走り今度はワイン城に向かう、今もそうだけどこの頃も酒は飲まない「下戸」でした。屋上に上がり池田町の町並みを見たくらいしか記憶が残っておらず、ここは早々と退散した。

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ワイン城を出た後くらいからまた雨が降り出した、このままとほ宿「ワインの国」へ行こうとしたのだが、チェックインの時間までまだ早かったので時間潰しをする事にした。ワイン城から道々73号を南下し国道38号へと進み、豊頃町にある「ハルニレの木」へと向かった。豊頃町の指定文化財だそうなのだが、まだ雨が強く写真だけを撮った後に引き上げた。

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時計を見ると16時を過ぎていたのでとほ宿「ワインの国」に向かう事にし、国道38号→道々73号と走り「ワインの国」に向かった。ハルニレの木に向かう途中に「ワインの国」の場所は確認できていた。宿に到着すると見たことのあるバイク(オフロード)が止まっていた、手続きを済ませて宿に入ると、そこには昨日の宿「ましゅまろ」に泊まっていた女の子だった。他にもう1人、JRで旅行している女の子も居た。「ワインの国」は夕食にワインとステーキが付く宿で、ワインはほとんど飲まなかったが、ステーキは美味しく食べました。食後も話は盛り上がったが、連日の雨の走行でこの日も疲れいたのですぐに寝てしまった。

この日の走行距離 摩周湖→池田町 207.3Km

これまでの走行距離 自宅→池田町 2,036.3Km

【6月21日】 池田町→襟裳岬

この日も朝起きると疲れが残っていた、歯磨き→洗顔と済ませる。朝飯は時間が遅いと聞いていたので先にバイクの荷造りを済ませる事にし、その後にこの日の目的地を調べた。まずは近くの帯広市に行こうと、お菓子の町だと聞いていたので、柄にもなく甘いものでも食べてみようと。

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「ワインの国」で朝飯を食べた後に出発、昨日まで降っていた雨は止んでいた。宿から道々37号を走り国道242号→国道38号と走り帯広市へ。まずは高橋まんじゅう屋へと行き、回転焼き(チーズ)と蒸しパンを食べたが味は覚えていないのだが、場違いだなとは思った事は覚えている。

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「ワインの国」で聞いていた、クランベリーのスイートポテトがひじょうに美味しいと。だから行ってみたものの、ここでもやっぱり場違いでした。回りはカップルや女の子だらけの中を、バイクのジャケット着た男がスイートポテトを頬張っている。しかも相当甘かった記憶がある、早々とたいらげて店を後にした。事前に調べていた、帯広市にある元祖豚丼の「ぱんちょう」にも寄ろうと思っていたのだが、さすがに腹が一杯だったので「ぱんちょう」はパスをした。

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この後に旧愛国駅に向かう事にし、国道236号を南下した。途中のスタンドで給油していたとき、まだストーブで暖を取っていた店員が居た。この時期にまだストーブを使っていることに驚いた、店員に聞くとまだ寒いでしょう!と。ついでに旧愛国駅の場所を聞き、給油後に迷う事無く旧愛国駅に到着した。SLが展示してあったが「鉄」ではなかったので、写真だけを撮って次の目的地の旧幸福駅に向かった。

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旧愛国駅から国道236号を南下し旧幸福駅へ、ここも「鉄」ではなかったのでそれほど興味はなかった。土産として、訪れた日の刻印とが入った切符(愛国から幸福ゆき)のキーホルダーを購入した。ここも先ほどの旧愛国駅と同様に、数枚ほど写真を撮っただけだった。

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旧幸福駅から国道236号を更に南下し帯広市から中札内村へ、途中から農免農道を走り花畑牧場に向かう。今のように生キャラメルがある訳でなく、当時は店内にカントリー娘の写真が多く展示や販売していたな。ここもすぐに立ち去った、国道236号から花畑牧場までが遠かった記憶はしっかりと残っている。

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花畑牧場から農道を走り国道236号に戻り、お次は襟裳岬を目指して南下する。国道236号から国道336号へ、広尾町へと進み国道336号から海沿いの道へと続く。途中にフンベの滝があったので、滝とバイクのお決まりの撮影を行った。

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撮影だけを済ませてフンベの滝を後にする、国道336号を南下し広尾町からえりも町へ。途中から猿留川林道を走り豊似湖を目指す、ツーリングマップルには豊似湖はハートの形をしていると書いてあり、実際行っては見たが目線の高さではハートには見えなかった。後で聞いた話だと、上空から見ないとハートに見えないと聞いた。ただ豊似湖までの林道はダートだったので、生き返りは楽しかった。

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国道336号(黄金道路)まで戻り再び南下する、途中で撮影しつつ海沿いの道を快走する。途中で小休止をしていると、反対方向からライダーがやってきた。そこで少し話をすると、そのライダーは帯広市方面に行くといっていた。10分ほど話をしてライダーと別れ、国道336号から道々34号と走り襟裳岬に到着した。

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まずは風の館に向かった、風速25m/sを体験した。その後に辺りを散策、襟裳岬灯台の写真も撮ってはいるが、この時の記憶が全くないのがひじょうに残念である。この後に近くのえりも岬ユースホステルへと移動した。

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今はユースホステルではないらしく、民宿に変わったらしい。北海道の「3大きちがいユース」の一つ、道内で初めて泊まったユースホステルだった。受付をしようとバイクから下りると、中からヘルパー(中高年のおじさん)が出てきた。ガレージ(物置)の扉を開けてくれたのでバイクを止め荷物を降ろしていると、女性ライダーがやって来た。たしかスズキのボルティーに乗っていた。この日は他にも数人の客が居たが、その中でも特に印象に残っているのは京都から来ていると言うチャリダーの少年。数日前に風邪を引いて、この日で3連泊していた。自身とライダーの女の子とチャリダー少年と、年齢も近く話は盛り上がり、この日も楽しい時間は過ぎていった。

この時に泊まり合わせたライダーの女の子は、後に浜頓別町にあるとほ宿「トシカの宿」でヘルパーなっていた。自身がちょうど豊富町にあるとほ宿「あしたの城」でヘルパーをしている時期と同じで、当時は噂で「トシカの宿」には可愛いヘルパーが居ると聞いていた。その事実を知るのはもっと後のこと、彼女が客として「あしたの城」に泊まりにきた時の事だった。

この日の走行距離 池田町→襟裳岬 218.3Km

これまでの走行距離 自宅→襟裳岬 2,254.6Km


京都へ花見に行ってきました(3月28日)

2010-03-29 23:35:49 | CANON EOS5D

昨日の天気予報とは大違いの空模様、空は黄砂の影響で白いものの雲ってはいない。もしかしたら目的地の京都も天候は良いかも、デジ1眼と数本のレンズを持って朝7時30分に出かけた。

この日は会社の連中と京都へ花見に行く、一度会社で合流し4人となる。会社近くの高速から京都に向かう、まずは宇治市の平等院に行く事にした。

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(24mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(24mm)PLフィルター使用

10円硬貨裏側のデザインになっている平等院鳳凰堂、当日は観光客も多かったです。

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2010/3/27 EOS  5D/EF70-200mm(127mm)

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(60mm)PLフィルター使用

拝観料は600円で鳳翔館には入れるが、鳳凰堂に入るには別途300円のご志納金が必要だったので鳳凰堂はパスして鳳翔館を見学した。

平等院には1時間ほど滞在し、次は今回の花見のメインとなる醍醐寺がある伏見区へと向かう。ここも観光客が多く、駐車場を探すのに手間取った。地下鉄醍醐駅のあるアルプラザの地下駐車場に車を止め、徒歩にて醍醐寺へと向かった。

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(28mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(24mm)PLフィルター使用

三宝院の枝垂れ桜は見頃でしたが、生憎と雨が降ってきた。

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(47mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(82mm)PLフィルター使用

醍醐寺も1時間ほど滞在した後、昼飯を食べるために移動した。近くのファミリーレストランにて遅めの昼飯をとった後、今度は京都市内へ移動し左京区にある平安神宮へと向かった。

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(24mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(28mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(24mm)PLフィルター使用

平安神宮は30分ほどの滞在、ここでまた雨の降りが強くなった。この後にどうしても南禅寺に行きたかった。徒歩でも移動が可能だったので南禅寺に移動、ここは数年前に訪れた事があるのだが、もう一度水路閣が見たかったのである。

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(70mm)PLフィルター使用

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2010/3/27 EOS  5D/EF24-105mm(45mm)PLフィルター使用

琵琶湖の水を京都市まで運ぶために作られたレンガ造りのアーチ橋、ドラマなどで京都のシーンによく出てくるこの場所。この次は是非とも、紅葉の季節に来てみたいと思った。

ここ南禅寺で今回の花見は終わり、この後は京都市内で晩飯を食べた。遅くなる前に帰ろうということになり、京都市内を抜けて高速経由で帰路に着いた。会社まで戻ってきたのが20時過ぎ、自宅に戻ってきたのは20時30分だった。


'01北海道ツーリング(6月18日~6月19日)

2010-03-14 17:43:33 | ’01北海道ツーリング

【6月18日】 開陽台→厚岸町

目が覚めると賑やか、小さな子供の声だった。起きてみると宿の中を走り回る男の子と女の子(多分)、オーナー夫妻の子供たちで昨日は既に寝ていたらしく解らなかった。当時は26歳だったが、おじちゃん遊ぼうと!子供たち。朝飯を食べた後に外で少し遊んだ、その後にバイクに荷造りを行い、子供たちと別れて出発した。この日は厚岸町まで行く予定、この春に退職した会社の上司の実家が厚岸町にあり、北海道に行くなら是非とも寄ってみろ!と言われていた。宿を出発する前に上司の実家に電話をし、今日にお世話になることを伝えていた。

「ミルクロード」から道々975号→国道244号と走り、途中から道々950号と走り野付半島を目指す。この日も天気は良好、遠くに国後島も見えていた。

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道々950号(野付風蓮公園線)は快走路、野付湾を見ながら気持ちよく走ることが出来た。今ではほとんどしない事だが、「野付半島に来ました!」と言わんばかりの証拠写真なんかを撮りつつ更に進むと途中から砂利道(ダート)になっていた。

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今回のぶろぐを更新しようと改めてアルバムを見ていたら、遠景ではあるがしっかりと野付埼灯台を撮っていました。当時は今のように根元までは行かなかった、今を思えば勿体無い事をしたものだ。

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道々950号を戻り、野付半島を後にして国道244号へと走る。野付湾を左手に走る、途中の野付十景の白鳥台パーキングや風蓮湖に寄り道しながら南下。国道244号から国道243号→国道44号(根釧国道)に入る。まっすぐな道で記念撮影を行いつつ、根室半島を目指す。温根沼大橋を渡り、国道44号から道々35号へと進む。途中の道沿いにあった「根室かにセンター」で小休止、てっぽう汁を注文した。味噌汁の中に花咲ガニが入っている豪快な味噌汁、店のおばちゃんと話しをしながら美味しく頂いた後に、自宅とお世話になった人へお土産として花咲ガニを送った。お土産もおまけしてくれたおばちゃんにお礼をし、再び道々35号を反時計回りに走る。途中でコンブ乾しの作業をしている姿を見ながら日本最東端の納沙布岬を目指す、道々の道脇に立ててある北方領土返還の看板が痛々しかった覚えがある。

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そしてようやく納沙布岬に到着した、ここでも「納沙布岬に来ました!」と言わんばかりの記念撮影を行ったり、北方館や平和の塔などを見て回った。

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納沙布岬灯台もしっかりと撮っています、でもこの頃は無意識だったんだよな。この後にこれもお決まりの、灯台手前にバイクを止めて撮影はしているのだが、やはりここも根元までは行かなかった。

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一通り見て回った後に、ツーリングマップルに乗っている請望苑にて行き、ほたて丼セットを注文した。この頃は食べ物の写真はあまり撮っていない、当時は食べ物を撮影するのが少し恥ずかしい行為だと思っていた。写真はしっかり撮っていても、肝心の味は覚えていない。美味かったのには間違いないだろうけど。食後にもう一度この日泊めて頂く元上司の実家に電話をする、納沙布岬にいる事を伝えると、こっち(厚岸町)に来るのは遅くても構わないと言ってくれた。なるべく早く行きますと伝えた後に納沙布岬を出発した。

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納沙布岬を出発し道々35号を反時計回りに走る、しばらく走りノッカマップ岬へと向かった。草原の中に灯台が立っていて、そこまでは道があったのでバイクで向かう。途中で廃車が1台放置してあった。ここでも撮影だけをして次に向かう、アルバムを見直してもノッカマップ岬灯台はこれ1枚しかなかった。

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ノッカマップ岬からは道々35号を走り、途中から道々313号→道々310号と走り花咲岬へと向かった。根室車石などを色々見ながら、ここもしっかりと花咲灯台を撮影していましたが長居はしなかった。花咲岬から道々310号→道々142号と走り落石岬方面へと走る、途中の海岸で北の国からのロケ地を発見したので寄ってみた。

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北の国から '98 時代でのロケ地、テレビで観たあのシーンがここに。ここでも感動、でもロケ地の看板がないと全く解らない場所だった。ここは撮影だけをして早々と立ち去り、再び道々142号を走り落石岬へと向かった

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ゲートの手前にバイクを止め徒歩にて移動、サカイツツジの自生地や無線送信所跡の建物を横目に進む。途中から木道が設置してあり、しばらく進むと素晴らしい景色が目の前に広がる。そう、ここでもしっかりと落石岬灯台を撮影している。ここは灯台の根元まで行っており、当日は工事の関係車両が止まっていた。落石岬灯台の写真は3枚撮っていた、他のアルバムの写真を見ても、灯台の写真で1枚以上撮影しているのは落石岬灯台だけだったが、ここでも長居はしなかった。再び木道を歩いて戻り、道々142号までも戻り霧多布岬を目指して走る。途中でムツゴロウ動物王国があったが、そのままスルーして道々142号から道々123号→道々1039号と走り霧多布岬に到着した。

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当時は灯台巡りではなく岬巡りを行っていた、だから近くに湯佛岬灯台があるのは知らなかった。アルバムの写真を見ても、どこにも灯台は写っていなかった。この時は曇ってはいたし、夕方に近づいていた。この後に厚岸町まで行く予定だったので、霧多布岬も写真だけ撮って早々と引き上げた。

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岬巡りだから、しっかりとアゼチの岬は行っていた。約10年経った今でもなお、納沙布岬から霧多布岬(湯佛岬)にかけての岬(灯台)は再訪したいと思っている。アゼチの岬も撮影だけ済ませて早々と立ち去り、道々123号を走る。途中の涙岬にも寄り、ここも早々と後にしてこの日最後の岬のアイカップ岬に到着した。

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「愛とロマン 愛冠岬」と看板に、この天気では「ロマン」はないと独り言を言ってたな。ついでを言えば、「愛」もなかったな。この日は慌しい1日でした、ここ愛冠岬も撮影だけをしてそれで終わった。この後に、今日お世話になる元上司の実家に電話をした。詳しい場所は案内するからと、とりあえずは厚岸駅まで来て欲しいとの事だったので、ツーリングマップルを頼りに道々123号を走り厚岸町に向かう事にした。

厚岸駅はすぐに到着した、バイクを降りて辺りをウロウロしていると遠くで手を振っている初老の男性が道路沿いに立っていた。バイクに乗り初老の男性が立っている所まで行くと、元上司のお父さんだった。「お疲れさんやったな!」と声をかけられた時、ほっとした瞬間に涙が込上げてきた。そこから自宅はすぐ近くの場所にあり、到着するとバイクは物置に入れさせてもらった。必要最小限の荷物だけを降ろし、自宅へお邪魔した。自宅には元上司のご夫婦と、上司の妹と子供(男の子)が居た。みんな優しく迎え入れてくれた、「疲れたでしょう、早く風呂に入りなさい」と声をかけてもらったり、夕食時にも色んな話をしてもらった。ホームシックではなかったが、久しぶりのアットホームな雰囲気に癒してもらい、堪えていた涙が溢れそうになった。楽しい夕食の途中に電話が鳴り、元上司から無事に着いたかの確認の電話だった。電話を変わってもらい少し話をした、仕事を辞めてまで迷惑かけたことを詫びたが、「お前が無事ならそれで良いよ」と一言だけ声をかけてもらった。その後もこれまでしてきた旅の話をしながら楽しく過ごし、布団は敷いてあるからと案内されたのは元上司が使っていた部屋だった。

この日の走行距離 開陽台→厚岸町 365.2Km

これまでの走行距離 自宅→厚岸町 1,621.6Km

【6月19日】 厚岸町→摩周湖

目が覚めた、朝ごはんが出来たと声をかけてもらった。朝飯を食べながら今日の予定を考える、この日は朝から雨が降っていた。ここに来るまでほとんど海岸線を走ってきたので、そろそろ山側を走ろうかと思っていた。

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朝飯の後にバイクへの荷造りを行い、お世話になった元上司の家族の方に深々とお礼をし出発した。国道44号を西へ走り、途中から道々142号へと進み尻羽岬へと向かった。この日は朝から曇り空、尻羽岬の到着した時にはポツポツト雨が降り出したのでレインスーツを着て岬へ向かったが、折れた看板があるだけだったので早々と立ち去った。

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バイクまで戻ると雨の降りが強くなった、北海道に来て初めての雨だった。サイドバックにもレインカバーを装着し出発、道々142号を進み途中のローソク岩に立寄った。漁港らしきところまで行ったのだが、雨でそれどころではなかったのでここも早々と引き上げる事にした。その後も道々142号を走り、道々1128号→国道44号→国道391号と走り釧路湿原へと向かった。楽しみにしていた釧路湿原も雨と曇り空、寄り道することなく国道391号を北上した。釧路町から標茶町に、途中のラーメン屋で昼飯を食べたのだが、ラーメン屋がどこにあったかのかは記憶がない。ラーメン屋に入る前に、レインスーツを脱ぐのに手間取った情けない記憶は残っている。

昼飯後も国道391号を北上し標茶町からついに弟子屈町に、まずは摩周湖に向かう事にした。国道391号から道々52号に入ると更に雨が強くなる、摩周湖の第一展望台は駐車場が有料だと聞いていたので無料の第三展望台に向かった。「霧の摩周湖」とよく言ったもの、数メートル先の見通しがきかないほどの霧に覆われた。摩周湖も見たかったし、神の子池にも行きたかったのだが全部キャンセルして摩周湖から離れる事にした。第三展望台から道々52号を走り屈斜路湖へと向かうのだが、視界が聴の悪い状態での走行しなんとか硫黄山に到着する事が出来た。

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先ほどまで降っていた雨もようやく止み、硫黄山の駐車場にバイクを止めた後に硫黄山へと向かう。辺りは硫黄の匂いが立ち込めていたし、噴煙も方々で上がっていた。当日は観光客も多かった、辺りを散策した後に、硫黄の噴煙で蒸した卵を食べた。その後に駐車場まで戻るが、そこにはバイクで長旅をしていると云うおじさんライダーが居た。少し話をしたが、彼は宿には泊まらずにテント泊で旅をしていると。その後10分ほど話をして分かれた、次は屈斜路湖を目指した。

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再び道々52号を少し走り、屈斜路湖判の砂湯温泉に行った。砂を掘ると湯が湧き出すらしく、辺りには木で囲われた温泉もあったが誰も入ってはいなかった。近くに足湯らしき場所があったので、足湯に浸かることにした。ちょっと物足りなかったので、更に道々52号を走り無料の露天風呂のコタン温泉に向かった。ここは脱衣所もある混浴温泉だったが、当日はおじさんが数人居ただけだったな。

コタン温泉を出てからは、当日に予約をしていたとほ宿「ましゅまろ」に向かった。道々52号から国道243号→国道391号と走り、迷うことなく「ましゅまろ」に到着した。宿の前にバイク止め受付を済ませる、荷物などを部屋に運んでいた時に、ふと気がつくとバイクのキーをどこかに紛失したことに気づいた。バイクを止めた周辺や、宿屋部屋などを探したが一向に見つからない。一応スペアーキーは持ってはいたが、キーを無くした事が大きなショックだった。

この日は他に女性ライダーが1人居た、同じオフのバイクを乗っていたので話は盛り上がった。キーを無くしたのはショックだったが、楽しい雰囲気にキー紛失のことも次第に忘れていった。そして1日雨の中を走ったこともあり、疲れていたので早めに就寝する事にした。

この日の走行距離 厚岸町→摩周湖 207.4Km

これまでの走行距離 自宅→摩周湖 1,829Km