ごちゃまぜなぶろぐ(goo Ver.2.0)

灯台・ツーリング・写真など、取り留めのない内容ばっかりです。

東北地方灯台巡り・3日目後編(小泊岬南→龍飛埼)

2009-05-31 17:42:20 | CANON EOS5D

『小泊岬南灯台への道のり』

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

lh_645さんのサイトViva!lighthouseで拝見しており、自身も覚悟しておりました。そして今回の灯台巡りの最大の山場となる、どうしても小泊岬南灯台は訪れたい灯台でした。手前で車を止め、リュックを背負って灯台を目指す。海岸側からゲートを突破、暫く歩くと想像を絶する光景を目にする事になった。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

数日前の新潟県の椎谷鼻以上の道路の地割れ、台風の被害の大きさを改めて思い知らされた。灯台に向かう前に気になっていたキャニンオンハウスへと行ってみる事にした。先ほどラーメン食べといて良かった、サザエ丼を選択していたら食べ損ねるところだった。まさかこの奥にキャニオンハウスがあるとは思いもしなかった。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

建物は健在していたが、店は閉鎖されていた。近くにあるトイレも同様、長居せずに灯台を目指し海岸ルートを進む事にした。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

ここから海岸線を進む、遊歩道は完全に崩壊しているが看板の右横から進む道があり、そこから進む事にした。足場が整備されていない場所への灯台へ続くルートはこれまでにも数多く経験してきたが、今回はこれまでとは全く違う。足場を確認しながら恐る恐る進む、10分ほど歩くと海岸に着いた。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

暫くは小石や砂利で敷き詰められた海岸を歩く、少し足は取られるが、比較的には歩きやすかったが、落石が目立つようになる。海岸を歩き出して約15分ほどでようやくlh_645さんのサイトViva!lighthouseで見た鉄の橋が確認できた。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

もう既にバテていた、階段を少し登ると崖の上に灯台を発見した。感動と同時に、あそこまで階段を登るのか!と、少し恐怖を覚えた。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(45mm)

橋を渡ってからも海岸を行くルートになるのだが、先ほどよりも更に足場は悪くなる。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

写真は灯台とは逆方向になるのだが、こんな道を約10分ほど進むと、ようやく灯台へ続く階段まで到着した。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

今からこれを登るのか?結構狭いぞ!、ぢゃなくて、結構急な階段でしかも長いぞ!意を決して階段を登り始める、始めは足場がコンクリートで登りやすい。途中からは鉄で組まれた階段、よく見れば足元には小石程度の落石が散らばっていて足場は悪くなるし、それ以上に今にも崩壊しそうな雰囲気すら感じられる。これまでの灯台巡りの中でも最恐の場所、本当に怖かったのだが、灯台まで到着するとそこには素晴らしい風景が待っていた。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

まさに絶景!怖い思いと苦労した甲斐がありました。吹く風も心地よい、当然人気は全くなし。撮影するのも忘れて暫し物思いに耽る、遠くまで来たなと。ここまで来たのは良いが、撮影するにはスペースがひじょうに狭いし、すぐ側には断崖絶壁だ。灯台を撮影するのも一苦労、広角や魚眼レンズがあって本当に良かった。ここでも30分ほど滞在、楽しかった時間も束の間、これからまた本当の地獄がやって来る訳で。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

今からこれを下りるのか、さっき登ってきたから当然なんですけど!下りる時になって初めて気づく、舟(渡船)でも来れたのか。よく見りゃ釣り人も居るわな、俺一人ぢゃなかったのか。そんな事より、下りるのは登るより怖いぢゃないっすか、かなり強烈、足は震えてました。途中で階段が崩壊するんぢゃないかとか、落石があるかもとか考えてしまうと、余計に恐怖が立ち込める。階段を下りきった時に安堵するも、これからまたあの海岸を戻ることになるのかと思うと、考えただけでもゾッとした。そして14時過ぎ、ようやく車まで戻って来ることが出来た。小泊岬北灯台にも行こうと思ったが、さすがに俺の体力はそこまで持たないと判断。行く道もかなり厳しそうだし、パスして龍飛埼灯台を目指すことにした。

県道111号から国道339号へと進む、日本海を望みながら通称龍泊ライン→小泊道を走る。途中の眺瞰台を超えると、津軽半島最北端にある龍飛埼灯台が見えた。

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2009/5/2  EOS  5D/EF100-400mm(400mm)

これまた素晴らしいロケーション、感動することが多い今回の灯台巡り。時間は15時前、先に温泉に行こうと思ったが、とりあえず灯台に向かう事にした。やはりライダーが多い、羨ましくもあり、バイクでここまでは来れないだろうと現実を思い知らされたり。そんな事を考えつつも、15時過ぎに龍飛埼に到着した。懐かしい、この場所も2005年に東北ツーリングの時に訪れた場所。階段国道もあったが、なぜか今回は興味がなくパスして灯台まで直で向かう。

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2009/5/2  EOS  5D SIGNA DG15mm

観光化されている龍飛埼は観光客が多い、この日は野鳥の会の皆さんも居たな。一通り撮影した後、駐車場前の土産物屋に寄ってみる。ここでも試しに、ペナントが売っているかを聞いてみると在庫はあると店主。女の子(娘さんであろう、多分)にペナントを取ってと言ってたが、高校生くらいの女の子はペナントなんて解らない!とか言ってた。何故かちょっとショックを覚える、たしかに今時ペナントなんて。密かに収集している俺って・・・、こうなりゃついでに龍飛崎と書いてある、灯台の絵があるキーホルダーも買っちゃえと。お金を支払うとき、その女の子は少し笑ってたよな、おぢさん筈かしー。

ついでに店主に、来る途中にあったホテル竜飛に日帰り温泉があるかを聞いてみると、入れますよとの事だったので早速行ってみる事に。夕日まであまり時間がなかったので、じっくりと浸かることなく、頭と体を洗い早々と温泉を出る。まだ夕日までには間に合うと、近くの食堂にて晩飯を食べることに。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

ラーメンとおにぎりのセット、これも美味かった。美味すぎておにぎりはもう1個注文、あっという間に食べてしまい、夕日の撮影に灯台まで戻る。水平線上には雲があり、夕日は見えたが空が焼けることがなかったのは残念だった。

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2009/5/2  EOS  5D SIGNA DG15mm

この時はまだ18時前、残すは夜景撮影のみ。まだ時間があったので少し撮影を行い、駐車場まで戻って三脚、レリーズなどの用意を済ませる。暗くなるまでは車の中で待機、こんな時に携帯電話のワンセグは大いに役立つ。ここ龍飛埼では北海道放送も受信できる、19時過ぎまでワンセグを観ながら時間を潰し、辺りも暗くなりかけたので夜景撮影を行う。場所は前もって決めていた竜飛レストランのテラス、ここは風を遮ってくれる最高の場所だ。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(40mm) F4.0 42sec. ISO1600

三脚をセットし水準器で水平を出す、数枚ほど試し撮りを行ってみる。長い時間露光するより、デジ1眼ならではのISO1600で短い時間の方が、光芒を移すにはちょうど良いようだ。この場所で1時間ほどバルブ撮影を行い、20時30分くらいで一度終了することに。三脚をたたんで車に戻ろうとしたのだが、どうせなら根元でも夜景撮影を行ってみようと思い立つ。

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2009/5/2  EOS  5D SIGNA DG15mm F2.8 5sec. ISO1600

距離も近く、今度は魚眼レンズを使用して夜景撮影を行うことに。さすがにここは風が吹きぬける場所、注意していないと三脚も倒れそうになる。近すぎてこの場所では光芒は写らなかったが、これはこれで楽しい夜景撮影が出来た。この場所で結局21時前まで撮影を行い、もう限界と車まで戻ることにした。

車の中で明日の予定を考えた、5日中には自宅に戻らないといけない。当初の予定では、明日は下北半島を目指すことになっていた、大間埼や尻屋埼や脇野沢など、巡る灯台はまだ多数ある。このまま龍飛埼で車中泊するか、明日の事を考えて少し移動するか考えたが中々考えがまとまらない。疲れもピークだったし眠気もあったので、明日の事は朝起きてから考えることに決め、このまま龍飛埼で車泊することにした。

本日の走行距離 193.6Km(これまで1,368.9Km)


東北地方灯台巡り・3日目前編(チゴキ埼→大戸瀬埼)

2009-05-31 10:40:06 | CANON EOS5D

早朝5時過ぎ、車内に携帯アラームが鳴り響く。昨日と全く同じ時間帯、外気温も昨日と同様にかなり寒い。洗顔と歯磨きを済ませ、シュラフや毛布などを整頓して出発、これも昨日と同じである。

自動販売機でホットコーヒーを購入、コーヒーを飲みながら出発。国道101号を北上、チゴキ埼を目指す。まだ眠たかったけど腹はしっかりと減っている、こんな時に限って国道沿いにコンビニがない。仕方なくチゴキ埼まで我慢しようと!決めた瞬間にコンビニを発見したが、急だったので通り過ぎてしまうヤツ。

6時30分にチゴキ埼灯台に到着、意外とスムーズに到着できた。朝早いせいなのか、曇ってはいなかったが空は白かった。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(28mm)

白亜の灯台、灯台まで続く道沿いと灯台の周りに花が植えられている。最高のロケーション、今日は幸先がひじょうに良い。誰も居ない場所に自分独り、じっくりと撮影を楽しんだ。30分ほど滞在し、艫作埼灯台を目指す。次は青森県、これで秋田県の灯台巡りは終了となる。

再び国道101号を走る、暫く走ると青森県の看板が目に入る。青森県に入った所で朝食、やっとコンビニ発見。ようやく腹の虫も落ち着いたところで艫作埼を目指す、晴れていれば白神岳が見える筈なのだが、今回は鳥海山といい山側は天候が悪い。山は中々見えないが、「鉄」は結構見かけることが多い。五能線が国道と平行して走っている、鉄ちゃんぢゃないから、停まって写真撮るような事はなかったな。

7時30分過ぎに艫作埼に到着、灯台は確認できたが車を停める場所を探して辺りをうろつく。近くに黄金崎不老不死温泉がある、バイク雑誌とかで良く見かけたあの温泉が目の前に、でも行く事はなかった。行ったり来たりしながらようやく車を停める場所を発見、意外と灯台の近くに駐車場所があった。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

周知板は、自身にとっては結構重要。これがあると嬉しい、ないと寂しいのだ。灯台の根元に行くにはゲートを乗り越えないといけないのだが、辺りには誰も居ないし、今回も失礼させて頂きました。この場所でも30分ほど滞在し、撮影を終えて車に戻ると8時手前だった。お次の鳥居埼に向かうため再び国道101号を北上、遠くからでもしっかりと鳥居埼灯台は確認できた。

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2009/5/2  EOS  5D/EF100-400mm(260mm)

道の駅ふかうらに車を止め、リュックを背負って灯台まで向かう。防波堤を少し歩くと灯台が建つ弁天島まで鉄製の橋が架かっている。灯台の根元まで行くと強風が吹いている、撮影するのも一苦労した。ここにきて少し曇り始める、太陽は薄っすらと出ているのに。でも心地よかった、撮影しなければ強風もそれほど苦にはならない。ここも30分ほど滞在した、撮影を心行くまで行い、車に戻ろうとすると一気に疲れが出てきた。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

ふとみると、駐車場までは結構距離があるぢゃないっすか。灯台まで来るときはテンションが高くあまり気にならなかったが、満たされると現実は厳しいものになった。やはり、わしゃ歳ぢゃよ!車まで戻り、自動販売機でジュースを買って暫し休息。その間にお次の大戸瀬埼灯台までの道を調べる。10分ほど休憩した後に出発、国道101号を走り五能線のせんじょうじき駅の近くまで向かう。名所の千畳敷の駐車場に車を止め、せんじょうじき駅まで歩く。駅を少し過ぎたところに灯台前で続く道を発見、迷わずその階段を登る。結構キツイ階段だったが、五能線の線路と駅と千畳敷を見下ろすロケーションは素晴らしかった。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

「鉄」ではないので、電車が来るまで待つ!なんて事はせずに灯台に向かう。階段を登りきると灯台が目の前に、それと同時に舗装された道があるぢゃないっすか!灯台まで車で来れたのか、チクショーとか思っていると、観光客らしき車が走り去った。一気に疲れが倍増、ただ灯台付近の景色は素晴らしいものでした。

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2009/5/2  EOS  5D/EF24-105mm(28mm)

駐車場まであるのには驚いた、辺りには灯台以外にテレビ局の電波塔(!?)らしきものしかないし、灯台巡り専用の駐車場なのか?あまり深く考えずに車まで戻る、気温も高くなってきた。朝晩はあれほど寒かったのに、時間は10時を回っていた。車まで戻る途中で、せんじょうじき駅のホームを歩いてみる、電車が来たらどうしようとか思いながら。千畳敷まで見に行く体力はなかったな、この時は。そして次こそは、今回の灯台巡りの中で1番の、期待と不安を抱く小泊岬南灯台へと向かう。

国道101号を走り、十三湖へと続く県道12号へ。先ほどまで海沿いの道だったのが、田園地帯や湿原の中を走る道へと変わる。途中のスタンドで給油したり、休憩しながら走る。気がつくと12時前、十三湖の畔を走っていた。県道を走っていると、「元祖しじみラーメン」ののぼりが目立つ。ちょうど昼時、早めに昼食を済ませておこうかと。これから向かう小泊半島、地図(ツーリングマップル東北)で紹介されている、岬にあるキャニンハウスのおすすめ「サザエ丼」ってのにも興味はあったが、結論は「元祖しじみラーメン」になった訳だ。12時過ぎにドライブイン和歌山に到着、ツーリングマップルに紹介されているだけあって、ライダーも多いし観光客も多かった。

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2009/5/2 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

店に入ると中は賑わっている、一人出来ていることを伝えると、10分ほど経過した後に席に案内された。特製しじみラーメンを注文、運ばれてくるまでの待ち時間がまた長い。15分ほど待った、ようやく運ばれてきたラーメンをがっつく。す、すーっと完食、勘定を済ませ店を出る。日中の日差しはかなり暑い、車内は高温状態に中を出発。県道12号から国道339号にを走る。小泊半島へ続く海沿いの道を暫く走ると県道111号に、岬の先端まで走ると通行止めの看板が!

東北地方灯台巡り・3日目後編に続く


東北地方灯台巡り・2日目後編(入道埼)

2009-05-24 15:43:51 | CANON EOS5D

2005年の夏の記憶が再び蘇る、白黒の入道埼灯台、灯台前の土産物屋など。4年ぶりの再訪、まずは遠景で撮影を行う。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

中判(645)でも遠景撮影を行った後に灯台前まで移動、16時ギリギリだったけどなんとか灯台見学は出来た。300円を支払い、入道埼灯台のクリスタルのストラップもついでに購入した。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

灯台の中に入ると目の前にプレートが、これもしっかりと撮影。その後に螺旋階段を登る、もうバテてたので階段を登るのはキツイ。息を切らしながらなんとか到着、2005年にも灯台見学をしたが、当時の記憶は全く残っていなかった。誰も居なかったのでレンズの撮影をしてやろうと思ったが、簡単には立入出来ないようになっていたので、照射灯だけを撮影。

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2009/5/1  EOS  5D/SIGMA DG15mm

長居したかったが、時間も遅かったので早々と灯台を下りる。燈光会の方も撤収作業していて、残念ながら資料館は見学出来なかった。仕方なく30分ほど灯台の撮影を行い、17時過ぎに土産物屋を色々と物色する事に。ペナントが売っていないかを訪ねて歩くも、どこも在庫は無いと。そんな時に食事処の海陽のおばちゃんが、みさき会館ならあるかも!と教えてくれた。早速みさき会館に行って訪ねると、在庫はあると案内してくれた。当時の売れ残りだとか、3種類あったのできれいな物を選んで購入した。そして再び海陽に戻り、教えてくれたおばちゃんにお礼を言う。時間も17時30分だったので、お礼の意味も含めてうに丼セットを注文。昼食に続き、晩飯も贅沢をしてしまった。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

これは最高にウマス、酢飯ではなく普通の飯でした。食べ物の写真は慣れていないです、ピントはややエビフライ気味だし、味噌汁の蓋は取っていないし、何より旨さが伝わってこない!撮り直す事もなく、先刻より鳴っている腹の虫を静める為に、うに丼を喰らう。心行くまでじっくりとうに丼を堪能、幸せ一杯腹一杯ッス。時間は18時前、この後は夜景撮影の予定だがまだ時間が早い。店の人に近くに温泉はないかと聞くと、国民宿舎で入浴が可能と教えてもらった。夕日もまだ早そうなので急いで国民宿舎に、じっくりと温泉に浸かることなく、体と頭を洗って早々と温泉を出る。そして再び入道埼灯台へ、ちょうど夕陽が日本海に沈もうとしていた。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(58mm)

きれいな夕日だったが、空は焼けることはなかった。暗くなるまでの間は、夕日が入る構図で撮影したりしながら暗くなるのを待つ。そして19時20分過ぎ、ようやく当たりも暗くなってきたので夜景撮影を始める。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm) F8.0 60sec.(バルブ) ISO200/19:27

まずは水平を出すために1分間露光、照射灯の光芒はしっかりと撮影できたが、レンズの光芒は露光しっぱなしだと上手く写らなかった。こういった時に良く使う手段として、100円均一で購入した黒いバインダーを利用し、光を所々遮断する。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm) F4.0 60sec.(バルブ) ISO1600/20:06

ホムペに更新している写真は、水平線に対して平衡になるように調整した。しっかりと光芒も写すことも出来たのだが、土産物屋の前に設置してある自動販売機の灯りが、夜景撮影には支障をきたす。黒いバインダーでレンズ前を覆っているとき、そのバインダーに自動販売機の灯りが反射してその明かりを取り込んでしまう。急きょの対応策として、車に積んであった傘を差し、自動販売機の明かりを遮りながら撮影を行う。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm) F4.0 60sec.(バルブ) ISO1600/20:33

雨も降っていないのに、傘差しながらの夜景撮影は正直キツイ。試しにと、EF100-400mmのレンズフードをつけて撮影を行う。EF100-400mmのフードは花形ではなく筒状、たまたまレンズ径が一緒だったので使用してみると、面白い仕上がりになった。この後21時30分頃まで、色々と場所を変えながら撮影を行う。

さすがに疲れも出てくるし、かなり冷え込んできたので撮影は終了。このまま入道埼で車中泊でも良かったのだが、明日の事を考え寝場所を求めて移動する事にした。入道埼から県道55号→国道101号と走る。明日(2日)はチゴキ埼からスタートするので、なるべく近くで寝ること決め国道101号から国道7号へと、能代市まで走り道の駅みねはままで移動した。道の駅に着いたのは22時30分過ぎ、これまでの疲れですぐに就寝に就いた。

本日の走行距離 258.3Km(これまで1,175.3Km)


東北地方灯台巡り・2日目前編(羽後三埼→戸賀)

2009-05-24 11:50:38 | CANON EOS5D

早朝5時過ぎ、車内に携帯アラームが鳴り響く。寒い、かなり冷え込んでいる外の空気は、最高の目覚めとなる。洗顔と歯磨きを済ませ、シュラフや毛布などを整頓して出発。近くのコンビニで朝食を済ませ、本日最初の羽後三埼灯台を目指し、国道7号を北上する。残念ながら鳥海山はうっすらとしか見えない、2005年のツーリングの時に行けなかった鳥海ブルーラインを走ってみたかったが、今回は灯台巡りがメインなので、今回も泣く泣くパスすることに。暫く走ると三崎公園に到着、途中で灯台が確認できた。公園の駐車場に車を止め、リュックを背負って灯台に向かう。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(40mm)

ふと時間を見たら7時だった。今からこの距離を歩くのかと思うと、急に疲れが出てきた。いきなり登りかと、灯台に近づくにつれ疲れは更に蓄積したが、素晴らしい風景に精神は逆に健やかになった。近づいてみると少し変わった形の灯台だった、10分ほど撮影を行い、帰りは奥の細道を通って駐車場に向かった。これで山形県の灯台巡りは終了、お次の金浦港灯台から秋田県に入るのだ。

三崎公園から更に国道7号を北上、金浦町に入った所で国道7号から海側の道を進む。少し走ると小高い丘の上に灯台を確認。遠くに鳥海山も確認できたが、雲が多く肉眼でもはっきりとは見えなかったのが残念だった。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

灯台の立つ小高い丘までは橋が架かっている、なかなか感じの良いロケーションだったが、吹く風の強さには参った。ここでは久々の中判(645)も登場、一通り撮影も終わって車に戻ろうとした時のこと。レンズキャップを着けようとしてポケットから出したら、突風が吹いた。弾みでレンズキャップを飛ばしてしまった。幸い海には落ちず、地面に転がっているのを発見した。風は強くなる一方なので、急いで車に戻り次を目指す。

再び国道7号を走る、にかほ市に入ったところでカー用品店を発見。立寄るも開店時間は9時からと店員曰く。時間を見ると8時45分過ぎ、15分持つのもアレなんで、事情(今日中に青森県まで行くンスよ~、とか嘘ついちゃったりして!)を説明して店内に入れてもらった。デジ1眼のバッテリーの充電の事が気になっていて、初めは何処かで1泊する予定だったのだが、この際インバーターを買っちゃおう!と。この先の灯台巡りでも大いに役に立つし、充電の為に1泊する事もなくなる訳で。店内に入りインバータの事を訪ねると、店員サンは快く案内してくれた。棚には1,980円・4,980円・9,800円の3種が陳列してある。正直迷った、開店時間よりも早く店内に入れてくれたし、ここは9,800円を買わないと!とか。散々迷った結果、間をとって4,980円のものを購入。店員サンに深々とお礼をし、早速インバーターでデジ1眼のバッテリーを充電しながら走る。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

少し走ったところで、今度は給油とオイル交換のためにスタンドに。レギュラー満タン後にオイル交換、ここでも急いでいることを伝えると、快く応じてくれた。30分ほどで終了、待ち時間がちょうど良い休憩となった。そしてお次の本荘灯台を目指し、再度国道7号を走る。本荘マリーナを目指して走っていると、目の前に頭が痛くなるような看板が!

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

なんか、今回の灯台巡りは立入禁止が多いぢゃないっすか!でも、車両立入禁止と書いてあるので、前に車を停めて徒歩で灯台に向かうことにした。海岸方向に歩くと松林の中に六角形の灯台を発見、珍しい灯台ではあったが、とにかく撮影するのに松林がぢゃま!一通り撮影を済ませその後に砂浜まで出てみると、気持ちよい風景が広がっていた。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

誰も居ない砂浜と海、吹く風も心地よい。長居したい気分だったがそうもいかず、時間も10時を回ろうとしていたので次の灯台を目指すことにして車まで戻る。次の松ヶ崎灯台を目指し国道7号を北上、走っていると国道からでも灯台は確認できる場所に建っていた。この灯台巡りをして初めて、灯台前に軽トラが停まっている。これは撮影にかなりぢゃま、どうしようかと思いながらも灯台に近寄ると、軽トラの中には農家らしき小父さまがいらっしゃるではないですか!事情を説明し軽トラを移動して欲しいと頼むと、黙ってその場から立ち去っていった。少し空は雲を帯びた感じ、ここでも一通り撮影を済ませ、ついでに愛車とのツーショットもしっかりと撮影しておくことに。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(40mm)

少し曇りだしてはいたが、日差しは結構強い。10時30分過ぎ、外は涼しいが車の中は結構暑くなっていた。次はいよいよ男鹿半島を目指す、男鹿半島(入道埼灯台)も2005年の東北ツーリングのときに立寄っている場所であり、今回の東北灯台巡りのメインの内の一つでもあるのだ。松ヶ崎から国道7号を更に北上、秋田市に入ったところで県道56号を走る。まさに海沿いの道、残念ながら空はどんどん曇っていっている。県道56号沿いにあった道の駅てんのうにて昼食、ちょっと贅沢してやった!

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

炙り鮭いくら丼(だっけ?)、これはまぢ美味かった。飯が酢めしでなければ「ビッグバン・ウマス」だったな、ぢつに惜しかった、でも美味かった!この道の駅には温泉もあったが、先を急ぐのでパス。道の駅てんのうから県道56号を走り国道101号へ、途中で見かけた秋田名物も抜けなく撮影。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(47mm)

やはり空は雲で覆われていて白い、青空を期待しつつ男鹿大橋を渡って男鹿半島に入る。時計回りに半島一周することにし、まずは船川灯台を目指すことに。国道101号から県道59号へ、暫く走ると船川灯台の姿を確認できた。岬の灯(管理人くらさん)に船川灯台までは車で行ける道があると書いておられたが、無難に徒歩で行くことに決め、少し離れた女川漁民センターに車を停めて灯台に向かう。ある程度の中りをつけて崖を登る、途中から砂地にかわり足を取られながらも灯台根元まで到着。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

今回の灯台巡り初の赤白灯台ドーン!(夙川オサム風で)、感激です。灯台表には鵜ノ埼灯台と表記されていたが、プレートはしっかりと船川灯台でした。灯台からの景色も最高、空も少しずつ青空になっていっている。ただ、結構疲れも出てきた。時間は13時30分過ぎ、車に戻るために再び崖を下り車まで戻る。そして県道59号を再び走り館山崎を目指す、ここには照射灯がある。走行中に館山埼三繰島照射灯も確認できたので、男鹿市漁民センターに車を止め徒歩で向かうことに。辺りを散策すると、照射灯へ続く道らしき場所を発見、迷わず進む。

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2009/5/1 Nikon COOLPIX P5100(35mm)

エライ目にあいました、草木・枯木が生い茂る道なき道を照射灯方向に進む。もう少しの距離の所まで来たとき、急に視界は開けたが道がない!よく見れば真下は2~30mほど崖、下りれない事はないがもう体力が持たない。遠景撮影のみで戻ることにしたが、道なき道を来たので帰り道が解らない。一瞬涼しくなった気分、ここまで来て遭難してしまうのか?と思うほど。GPSを持っていたので、一応は来た道の奇跡が残っているのでそれを頼りに進む。20分ほど遭難をし続け、ようやく登ってきた道まで戻れた時は、ほんの少し泣きそうだった。涙をこらえつつ車まで戻る、時間は14時30分だった。館山埼から塩瀬埼を目指す、車で5分くらいの距離だった。ここも途中で灯台の位置が確認できた、ここは手前に車が停められるし、先ほどの館山埼三繰島照射灯も確認できる。岩場ゴツゴツと剥き出しになっていて、10分ほど歩くと灯台に到着できる。釣り客や磯遊びをしている人も多く、意外と人も多かった。

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2009/5/1  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

潮が引いていたのであろうと思う、色んな角度から灯台の撮影や、岩場なども撮影も楽しめた。どうこうしていると時間は15時過ぎ、慌てて車に戻り戸賀灯台を目指す。男鹿水族館を目指して走る、ほとんど対向車もなく10分ほどで到着。戸賀灯台は岩礁に建っていて、根元まで到着不可だったので遠景撮影のみ。

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2009/5/1  EOS  5D/EF100-400mm(100mm)

今日の予定としては、残すは入道埼灯台のみ。時間も15時30分を回っていたので、先に温泉に行くか迷っていたのだが、取り敢えずは入道埼に向かうことにした。県道59号から県道129号へ、16時前にようやく入道埼灯台に到着した。


東北地方灯台巡り・1日目(米山埼→酒田)

2009-05-17 19:27:48 | CANON EOS5D

永らくの間休止していた灯台巡り、今回のゴールデンウィークを利用して再開する事を決めたのは2週間ほど前。行くなら東北に行きたい!、2005年の夏に東北ツーリングを行って以来のご無沙汰になる。

東北に行くに際してルートを決める、どうせなら灯台巡り未踏の地の岩手・宮城に行ってみたかったし、山形・秋田・青森に関しても訪れた灯台の数も少ない。散々迷った結果、日本海側北上ルートに決めた。

もちろん車で灯台巡り、車中泊しながら灯台を巡る旅。出発日だけが仕事の都合で決まっていなかったのだが、4月30日から休みが取れた。29日は仕事だったが早くに帰宅できたので、カメラなどの機材や旅の準備を早々と済ませて21時過ぎに自宅を出発した。山陽道の三木小野ICから高速へ、29日中に高速に乗ればETCの休日特別割引を利用できる。山陽道から中国道へ、心配していたのは渋滞だったが、中国道の宝塚トンネルはスムーズに通過できた。吹田JCTからは名神道へ、通行量は多かったが渋滞することなく走行できた。栗東ICを越えたところの菩提寺PAで小休止、再び名神道を走り米原JCTから北陸道に進む。深夜でも意外と交通量は多い、やはりゴールデンウィークとETCの割引の効果は大きい。睡魔と戦いながら北陸道を走行、高速道路沿いに立つ美川灯台の点灯を横目で見つつ入善PAまで走る。これ以上はさすがにもう限界、明日に備えて車中泊を決め込む。

車内に携帯アラームの音が鳴り響く、4時にセットしておいたのだ。やはりこの時期は寒い、歯磨きと洗顔を済ませて再び高速を走る。給油の為に名立谷浜SAに立寄る、給油だけ済ませて再び高速を走る。5時過ぎに柿崎ICから高速を下りる、高速料金は2,100円だった。ここまで約540Km、まともに高速料金を払えば11,150円となる、ETCの休日特別割引万歳!

高速を下りてから国道8号を走る、聖ヶ鼻を目指すと工事中で立入禁止になっている。幸い車を停めるスペースはあった、これまた幸いに朝も早く誰も居ない。ちょっとおぢゃまして灯台へ、周辺は木々が生えて撮影にはちょっと不向きな場所だった。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(24mm) 

後で調べて解った事なのだが、米山埼灯台はH20.7.15日に業務停止になっていた。他の写真を調べてみると、確かに電線は写っていなかった。寂しい限りである、撤去されないことを願う。

米山埼の撮影を行い早々と車に戻る、お次の椎谷鼻灯台を目指し、国道8号→国道352号と走る。観音岬を目指して走るが、車両通行禁止になっている。泣く泣く迂回路を走る。県道279号から県道373号へ、長浜側も車両通行禁止になっていたが、手前までは通行可能だったので行ける所まで行ってみる。灯台まで後1キロという所で立入禁止となっている。先ほどの米山埼と同様に朝も早い、ここもちょこっとおぢゃまして灯台まで徒歩で向かう。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(47mm)

道路は地割れし、陥没の後も残っている。15分ほどで灯台に到着、灯台も凄い事になっている。道路も灯台も、中越地震の影響なのだろうか?

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

あまり長居はせずに、撮影だけを済ませて早々と立ち去る。ふと目の間にバスが止まっている、来るときには居なかった。高浜側からだと、灯台の手前までは車で来れたのだ。かなりがっかりしながら車まで戻る、そろそろ気温も上がってきた。そして再び国道353号を北上する、途中の道の駅越後出雲崎天領の里で小休止と出雲崎港灯標の撮影を行う。

国道352号から国道402号に入る、角田岬を目指して海沿いの道を快走、バイクで走りたくなるようなワインディングもあった。暫く走っていると角田岬灯台が眼前に、少し手前の道路沿いの駐車帯に車を停めて灯台に向かう。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(28mm)

素晴らしい青空が広がっている、デジ1眼以外にも中判(645)でも数枚撮影を行う。調子もようやくのってきた、そろそろ汗も描き始めるほどの気温になってきたので、撮影を済ませ車に戻る。車が停めてある駐車帯まで戻ると、すぐ後ろに他の車が1台止まっていた。カメラを車に積む、その時ちょうど後ろに止まっている車が動き出そうとしている。気を使って早々とカメラを積み込んでいたのだが、事もあろうにキーをインロックしてしまった。

今でも鮮明に覚えている、岐阜ナンバーのレガシィーだった。調子にのってきたのに出鼻を挫かれる、地元のカーサービスに電話してロードサービスを依頼。1時間ほど時間がかかるとロードサービスから折り返しで電話があり、到着まで時間を潰す。財布と携帯は持っていたが、カメラは車の中に。仕方なしに海岸のほうまで歩いてみる、ぶらぶらしながら時間を潰し車まで戻ってみると、ちょうどロードサービスの方が来ていた。七つ道具を取り出し、1分ほどでロックを解除してくれた。ロードサービスの方に深々とお礼をし、1時間程度足止めを食らった角田岬から阿賀野川口灯台へ向かう事にした。国道402号を進む、防風林で海岸が見えないのは少々残念なれど、そのまま国道113号へ。新潟空港を横目に、阿賀野川沿いの道を走り阿賀野川口灯台へ。地元消防団の機具庫前に車を止め徒歩で灯台へ。変わった形の灯台だったが、あまり好む立地条件ではなかったな。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(28mm)

ここでは数枚だけ写真を撮り、早々とお次の灯台を目指す。再び国道113号から国道345号へ、村上市方面に走る。岩船に入ったところで県道3号へ入る。暫く走ると小高い草むらの上に灯台が見える、ちょっとしたスペースに車を停め、灯台までの道を探す。偶然にも、車を停めた近くに道がある。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(58mm)

灯台周辺は木や雑草に覆われていて、撮影には少し不向きな場所。ここでも長居はせず、数枚写真を撮って車まで戻る。時間は13時を既に回っている、腹の具合もかなり落ち着かない状態に。お次の鼠ヶ関灯台を目指し、国道345号を北上する。堪らず途中のコンビニで昼下がりの昼食、ようやく腹も落ち着いたところで、再び鼠ヶ関灯台を目指す。国道345号から国道7号へ、よく考えたら先ほどの岩船港灯台で新潟県の灯台巡りは終了し、山形県の灯台巡りに入る訳だ。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(105mm)

鼠ヶ関は再訪となる、2005年の20代最後の東北ツーリングの時に訪ねている。少し海は霞んでいたが、遠景も撮りながら灯台を目指す。灯台手前には駐車場もあり、海産物の土産物屋もある。到着した瞬間に、かつて来た場所はこんなんだっけ?と、当時の記憶も虚ろになっている始末。灯台まで来ると、先ほどより以上に霞んでおり、空も海も真っ白だった。ここでもまた、数枚の写真を撮っただけで終わり、早々と車に戻った。時間は15時半そろそろ疲れが出てきだしたのだが、まだまだ灯台巡りは続く。国道7号を北上、再訪となるのだが、波渡埼灯台を目指す。国道沿いにある波渡埼は非常に解り易いが、以前に訪れたときはバイクで灯台前に駐車出来たのだが、今回は車なので駐車場所の事が気になっていた。遠方からでも波渡埼が確認できる、灯台まで行くと国道7号の道路工事が行われていて、車を停めるスペースは十分にあった。久しぶりに再開した波渡埼に感動、この前来た時はまだ若かったと。同じ場所から留棹庵島灯標も遠景にて撮影、逆行気味でシルエットになってしまったが、海面に陽が反射してよい雰囲気になった。太陽が沈む前に荒埼灯台に行きたかったので、再び国道7号から県道50号と走る。加茂水族館を目指して走っていると、荒崎灯台が確認できた。時間は17時前、慌しく撮影を行い、灯台根元まで行く為に階段を一気に駆け上がる。これまでの睡眠不足と疲れと年齢と、全てが重なって疲労度はピークに。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

一応予定としては、酒田灯台の夜景で今日の灯台巡りは終了となる。時間は17時過ぎ、取り敢えずは風呂(温泉)に入っておくことに決めて移動。県道50号から国道112号へ、途中の庄内海岸で夕日を期待して寄ってみる。誰も居ない砂浜に、風量発電の風車が建っていた。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(24mm)

思っていたほど空は焼けなかったが、日本海に沈む夕日は拝むことが出来た。再び酒田市を目指し国道112号を走る、途中のかんぽの郷で外湯に入る。まだ肌寒いこの季節、疲れを癒すためにじっくりと湯に浸かる。時間は18時過ぎ、酒田市内へ向かう国道112号は少し渋滞していた。かなり腹は減っている状態、完全に暗くなる前に酒田灯台に行っておきたかったので、空腹を我慢しつつ灯台を目指す。酒田港方面に走っていると、酒田灯台が確認できた。灯台に近づくにつれ、夜景撮影する場所を探し周辺を走る。灯台手前の駐車場がちょうど都合が良い場所だったので、夜景撮影場所をここに決め、まだ少し空も明るかったので灯台まで徒歩で向かい撮影を行った。近くで見るとただのビル、灯台の根元に自動販売機を見たのは初めての経験だった。その後車まで戻り夜景撮影の準備、辺りが暗くなるまで時間を潰す。そして19時過ぎ、辺りも暗くなったので夜景撮影を始めた。

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2009/4/30  EOS  5D/EF24-105mm(28mm)

1時間ほど夜景撮影を行い、限界を2~3回ほど超えた腹の虫を黙らせるために酒田市内へと向かう。近くの日和山公園に、旧酒田灯台を見に行く予定だったのだがそれもパス。国道沿いの牛丼屋に飛び込み、10分後にようやく腹の虫が治まった。時間を見ると20時30分、今日の寝場所を求め国道7号を走る。途中の酒田TS(トラックステーション)に立寄ったが、車中泊出来るような場所ではなかったので、再び国道7号を走る。途中で道の駅の鳥海があったので、ここで車中泊をする事にした。時間は21時過ぎ、さすがに東北の夜はまだまだ寒い。持っていった服を多く着込み、シュラフに入るとすぐに記憶はなくなった。

本日の走行距離 917Km