今年はまだ紅葉の撮影を行っていない、どうしようかと決めかねていた時のこと。かつて2001年の4月と2004年の3月に訪れた祖谷渓とかずら橋が頭を過ぎる、紅葉の季節に再々度訪れてみようと。
カメラなどの準備を行い、当日の7時30分に自宅を出発。まずは三木小野ICから山陽道を走り、三木JCTから神戸淡路鳴門道へ進む。12月手前のこの時期は特に冷え込む、朝の凛とした空気が心地よさと、冬のツーリングの厳しさを改めて認識させてくれた。明石海峡大橋を通り、小休止と橋の撮影を行おうと思っていたが、到着時間のことを考え今回はパス。そのまま高速で淡路島を縦断、大鳴門橋を走っているときの風は少し強かったが、走行中の橋から見る鳴門飛鳥灯台と孫埼灯台は素晴らしくきれいだった。
鳴門ICまで神戸淡路鳴門道を走り、そのまま高松道へと進む。板野ICで下りるつもりが、気がつくとすでに通り越していたので次の引田IC(1,550円)で高松道を下り、県道40号→国道318号と走り、土成ICから徳島道へと進み、井川池田IC(600円)で徳島道を下り、国道32号を走りまずは大歩危・小歩危を目指す。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
まずは、2009年の3月の3連休を利用して行った「四国の旅」の時にも撮影した、小歩危渓手前のつり橋へ。山紅葉もきれいだったが、所々に楓も紅く紅葉していた。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（35mm） PLフィルター使用
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
10分ほど撮影を行ってかずら橋に向けて出発、そのまま国道32号を南下。途中で大歩危渓も撮影しようと思ったが、昼前までにはかずら橋に到着したかったので、バイクで走行しながら景色だけを楽しむことにした。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
国道32号から大歩危橋を渡り、県道45号を走る。途中から少しかかっていた雲も取れきれいな青空が出てきたので、お決まりの愛車の撮影を行った。数枚撮影をして再び県道45号→県道32号と走り、11時25分にかずら橋の手前の「かずら橋夢舞台」の駐車場(200円)に到着した。2004年に来た時には無かった駐車場、6年の歳月は長いと感じた。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
カメラバックを持ってかずら橋へと向かう、ここは6年ぶりでも様変わりはしていなかった。太陽からの日が差して、かずら橋の中央で陰と陽が出来ていた。昼前で人もまばらだったので、かずら橋を渡ることにした。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（47mm） PLフィルター使用
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（92mm） PLフィルター使用
かずら橋入り口の楓の一部が紅く色付いていた、日差しも良い感じだった。
2010/11/27 EOS 5D//SIGMA DG15mm
都合3度目となるかずら橋(500円)へと進む、このかずら橋をずーっと魚眼レンズで撮影したと思っていたので、念願が叶った。ちょうど橋を通る人も居なく、撮影するのに絶好に時間帯だった。
2010/11/27 EOS 5D//SIGMA DG15mm
2010/11/27 EOS 5D//SIGMA DG15mm
かずら橋は一方通行、反対側からも撮影したかったが、ぞろぞろと観光客が来たので撮影は諦める事にした。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（32mm） f4.0・1/3s（PLフィルター使用）
かずら橋からすぐ近くにある琵琶の滝、三脚はバイクのパニアケースの中に置き去り。試しに手持ちで撮影してみた、なんとかブレずに撮影は出来たが、やはりスローシャッターが切れないのは残念。この後に駐車場まで戻り、三脚を持ってもう一度撮影することに決めた。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
琵琶の滝から川沿いに、紅く色づいた楓の木があったが山の陰になっていた。試しに撮影したが、やはり紅い色には写らなかったが、実際に見るときれいな紅色に紅葉していた。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（73mm） PLフィルター使用
川岸からかずら橋方面を撮影、ここも日差しが良い感じに差していた。一通りの撮影を終え、駐車場まで三脚を取りに戻る事にした。途中の土産物屋の店先で売っていた名物の「ゆずみそ味 でこまわし」(300円)を購入、いもやこんにゃくや豆腐など串に刺し、味噌をつけて軽く炙ってある。食べながらのんびりと駐車場に戻る、駐車場に併設してある飲食店で先に昼飯を食べる事にした。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（35mm）
かきあげそばとおにぎり(800円)、今回初めて祖谷そばを食べた。美味しかったですが、もりやざるそばのような冷たいそばを食べたかった。食後に三脚を持って、琵琶の滝の撮影に再び向かった。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） f22・10s（PLフィルター・三脚・レリーズ使用）
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（28mm） f22・4.0s（PLフィルター・三脚・レリーズ使用）
三脚を構えてじっくりと絞る、やはり初めから三脚を持ってくれば良かった。10分ほど撮影した後に駐車場まで戻り、13時前に駐車場を出発した。かずら橋から来た道の県道32号を走り、祖谷渓方面を目指し県道32号を走る。断崖上の狭くくねくねした道を進む、対向車が来てもバイクなら止まることなく走れたが、対向車も相手がバイクだと解ると狭い道のド真ん中を走りやがる、これには少々腹が立つ。そんな調子で暫く走っていると、楓が紅葉している絶景ポイントが、ここでもお決まりの愛車の撮影を行った。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（35mm） PLフィルター使用
撮影を終えた後に暫し紅葉を楽しんだ、この場所から少し走るとホテル祖谷温泉があり、2001年と2004年に来たときもここの温泉に入っていた。ここはケーブルカーで露天風呂がある河原まで下りていく温泉で、個人的にも思い入れの強い温泉。まず2001年に行ったときには、その頃にお守り代わりにつけていたシルバーネックレスが、泉質のアルカリ性単純硫黄温泉の成分と化学反応し錆びたような胴色になってしまった。その後ネックレスはクリーニングしてもらい元の色に戻ったが、当時は変色したネックレスを見て唖然としていた。2004年のときはまだ3月で、湯温がたしか31℃くらいで体温よりも低く、温泉に入っていても寒かった思い出でがある。初めから温泉に行く予定はしておらず、今回は通過しただけだったが、この日はホテルの駐車場から溢れた車が狭い県道沿いに沢山駐車していた。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
ホテル祖谷温泉を過ぎてすぐ、断崖に建つ小便小僧がある。到着した時には何故か、若い女の子達のグループが嬉しそうに撮影をしていた。彼女達がその場を去るまで暫く待ち、居なくなってから撮影を行った。
2010/11/27 EOS 5D/EF24-105mm（24mm） PLフィルター使用
ついでにバックショットも、こんな場所で小便すると、爽快感と恐怖感のどちらが勝つのだろうか？きっと足がすくんで、出るものも出ないでせう！断崖に散らばった賽銭と、乱雑に彫ってある文字が印象的だったな。
小便小僧の撮影が終了したのが13時20分過ぎ、日が落ちる前までに帰りたかったので帰路を急ぐことに。県道32号→国道32号と走り、井川池田ICから徳島道へと進む。最初の吉野川SAにて給油(15.48㍑・2,105円)を行い、給油後も徳島道を藍住IC(750円)まで走り高速を下り、そのまま県道1号を走り板野ICから高松道へと進み、鳴門ICからそのまま神戸淡路鳴門道を走る。復路は大鳴門橋に吹く風が強く、やはりバイクだと辛かったな。そのまま神戸淡路鳴門道を走り、室津PAにて小休止する事に。PAに併設してあるコンビニでホットミルクティーとシュークリームで束の間の一息を、このままこの場所で夕日を狙おうと思ったが、さすがにバイクだと、暗くなってからの走行は辛く厳しいものを感じたので、食後すぐにPAを出ることに。大鳴門橋と同様に、明石海峡大橋を吹く風も強かった。神戸西ICからそのまま山陽道を走り、三木小野IC(1,450円)で高速を下り、自宅に到着したのは16時30分だった。
本日の走行距離 482.4Km
