ごちゃまぜなぶろぐ(goo Ver.2.0)

灯台・ツーリング・写真など、取り留めのない内容ばっかりです。

'01北海道ツーリング(6月18日~6月19日)

2010-03-14 17:43:33 | ’01北海道ツーリング

【6月18日】 開陽台→厚岸町

目が覚めると賑やか、小さな子供の声だった。起きてみると宿の中を走り回る男の子と女の子(多分)、オーナー夫妻の子供たちで昨日は既に寝ていたらしく解らなかった。当時は26歳だったが、おじちゃん遊ぼうと!子供たち。朝飯を食べた後に外で少し遊んだ、その後にバイクに荷造りを行い、子供たちと別れて出発した。この日は厚岸町まで行く予定、この春に退職した会社の上司の実家が厚岸町にあり、北海道に行くなら是非とも寄ってみろ!と言われていた。宿を出発する前に上司の実家に電話をし、今日にお世話になることを伝えていた。

「ミルクロード」から道々975号→国道244号と走り、途中から道々950号と走り野付半島を目指す。この日も天気は良好、遠くに国後島も見えていた。

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道々950号(野付風蓮公園線)は快走路、野付湾を見ながら気持ちよく走ることが出来た。今ではほとんどしない事だが、「野付半島に来ました!」と言わんばかりの証拠写真なんかを撮りつつ更に進むと途中から砂利道(ダート)になっていた。

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今回のぶろぐを更新しようと改めてアルバムを見ていたら、遠景ではあるがしっかりと野付埼灯台を撮っていました。当時は今のように根元までは行かなかった、今を思えば勿体無い事をしたものだ。

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道々950号を戻り、野付半島を後にして国道244号へと走る。野付湾を左手に走る、途中の野付十景の白鳥台パーキングや風蓮湖に寄り道しながら南下。国道244号から国道243号→国道44号(根釧国道)に入る。まっすぐな道で記念撮影を行いつつ、根室半島を目指す。温根沼大橋を渡り、国道44号から道々35号へと進む。途中の道沿いにあった「根室かにセンター」で小休止、てっぽう汁を注文した。味噌汁の中に花咲ガニが入っている豪快な味噌汁、店のおばちゃんと話しをしながら美味しく頂いた後に、自宅とお世話になった人へお土産として花咲ガニを送った。お土産もおまけしてくれたおばちゃんにお礼をし、再び道々35号を反時計回りに走る。途中でコンブ乾しの作業をしている姿を見ながら日本最東端の納沙布岬を目指す、道々の道脇に立ててある北方領土返還の看板が痛々しかった覚えがある。

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そしてようやく納沙布岬に到着した、ここでも「納沙布岬に来ました!」と言わんばかりの記念撮影を行ったり、北方館や平和の塔などを見て回った。

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納沙布岬灯台もしっかりと撮っています、でもこの頃は無意識だったんだよな。この後にこれもお決まりの、灯台手前にバイクを止めて撮影はしているのだが、やはりここも根元までは行かなかった。

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一通り見て回った後に、ツーリングマップルに乗っている請望苑にて行き、ほたて丼セットを注文した。この頃は食べ物の写真はあまり撮っていない、当時は食べ物を撮影するのが少し恥ずかしい行為だと思っていた。写真はしっかり撮っていても、肝心の味は覚えていない。美味かったのには間違いないだろうけど。食後にもう一度この日泊めて頂く元上司の実家に電話をする、納沙布岬にいる事を伝えると、こっち(厚岸町)に来るのは遅くても構わないと言ってくれた。なるべく早く行きますと伝えた後に納沙布岬を出発した。

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納沙布岬を出発し道々35号を反時計回りに走る、しばらく走りノッカマップ岬へと向かった。草原の中に灯台が立っていて、そこまでは道があったのでバイクで向かう。途中で廃車が1台放置してあった。ここでも撮影だけをして次に向かう、アルバムを見直してもノッカマップ岬灯台はこれ1枚しかなかった。

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ノッカマップ岬からは道々35号を走り、途中から道々313号→道々310号と走り花咲岬へと向かった。根室車石などを色々見ながら、ここもしっかりと花咲灯台を撮影していましたが長居はしなかった。花咲岬から道々310号→道々142号と走り落石岬方面へと走る、途中の海岸で北の国からのロケ地を発見したので寄ってみた。

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北の国から '98 時代でのロケ地、テレビで観たあのシーンがここに。ここでも感動、でもロケ地の看板がないと全く解らない場所だった。ここは撮影だけをして早々と立ち去り、再び道々142号を走り落石岬へと向かった

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ゲートの手前にバイクを止め徒歩にて移動、サカイツツジの自生地や無線送信所跡の建物を横目に進む。途中から木道が設置してあり、しばらく進むと素晴らしい景色が目の前に広がる。そう、ここでもしっかりと落石岬灯台を撮影している。ここは灯台の根元まで行っており、当日は工事の関係車両が止まっていた。落石岬灯台の写真は3枚撮っていた、他のアルバムの写真を見ても、灯台の写真で1枚以上撮影しているのは落石岬灯台だけだったが、ここでも長居はしなかった。再び木道を歩いて戻り、道々142号までも戻り霧多布岬を目指して走る。途中でムツゴロウ動物王国があったが、そのままスルーして道々142号から道々123号→道々1039号と走り霧多布岬に到着した。

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当時は灯台巡りではなく岬巡りを行っていた、だから近くに湯佛岬灯台があるのは知らなかった。アルバムの写真を見ても、どこにも灯台は写っていなかった。この時は曇ってはいたし、夕方に近づいていた。この後に厚岸町まで行く予定だったので、霧多布岬も写真だけ撮って早々と引き上げた。

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岬巡りだから、しっかりとアゼチの岬は行っていた。約10年経った今でもなお、納沙布岬から霧多布岬(湯佛岬)にかけての岬(灯台)は再訪したいと思っている。アゼチの岬も撮影だけ済ませて早々と立ち去り、道々123号を走る。途中の涙岬にも寄り、ここも早々と後にしてこの日最後の岬のアイカップ岬に到着した。

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「愛とロマン 愛冠岬」と看板に、この天気では「ロマン」はないと独り言を言ってたな。ついでを言えば、「愛」もなかったな。この日は慌しい1日でした、ここ愛冠岬も撮影だけをしてそれで終わった。この後に、今日お世話になる元上司の実家に電話をした。詳しい場所は案内するからと、とりあえずは厚岸駅まで来て欲しいとの事だったので、ツーリングマップルを頼りに道々123号を走り厚岸町に向かう事にした。

厚岸駅はすぐに到着した、バイクを降りて辺りをウロウロしていると遠くで手を振っている初老の男性が道路沿いに立っていた。バイクに乗り初老の男性が立っている所まで行くと、元上司のお父さんだった。「お疲れさんやったな!」と声をかけられた時、ほっとした瞬間に涙が込上げてきた。そこから自宅はすぐ近くの場所にあり、到着するとバイクは物置に入れさせてもらった。必要最小限の荷物だけを降ろし、自宅へお邪魔した。自宅には元上司のご夫婦と、上司の妹と子供(男の子)が居た。みんな優しく迎え入れてくれた、「疲れたでしょう、早く風呂に入りなさい」と声をかけてもらったり、夕食時にも色んな話をしてもらった。ホームシックではなかったが、久しぶりのアットホームな雰囲気に癒してもらい、堪えていた涙が溢れそうになった。楽しい夕食の途中に電話が鳴り、元上司から無事に着いたかの確認の電話だった。電話を変わってもらい少し話をした、仕事を辞めてまで迷惑かけたことを詫びたが、「お前が無事ならそれで良いよ」と一言だけ声をかけてもらった。その後もこれまでしてきた旅の話をしながら楽しく過ごし、布団は敷いてあるからと案内されたのは元上司が使っていた部屋だった。

この日の走行距離 開陽台→厚岸町 365.2Km

これまでの走行距離 自宅→厚岸町 1,621.6Km

【6月19日】 厚岸町→摩周湖

目が覚めた、朝ごはんが出来たと声をかけてもらった。朝飯を食べながら今日の予定を考える、この日は朝から雨が降っていた。ここに来るまでほとんど海岸線を走ってきたので、そろそろ山側を走ろうかと思っていた。

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朝飯の後にバイクへの荷造りを行い、お世話になった元上司の家族の方に深々とお礼をし出発した。国道44号を西へ走り、途中から道々142号へと進み尻羽岬へと向かった。この日は朝から曇り空、尻羽岬の到着した時にはポツポツト雨が降り出したのでレインスーツを着て岬へ向かったが、折れた看板があるだけだったので早々と立ち去った。

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バイクまで戻ると雨の降りが強くなった、北海道に来て初めての雨だった。サイドバックにもレインカバーを装着し出発、道々142号を進み途中のローソク岩に立寄った。漁港らしきところまで行ったのだが、雨でそれどころではなかったのでここも早々と引き上げる事にした。その後も道々142号を走り、道々1128号→国道44号→国道391号と走り釧路湿原へと向かった。楽しみにしていた釧路湿原も雨と曇り空、寄り道することなく国道391号を北上した。釧路町から標茶町に、途中のラーメン屋で昼飯を食べたのだが、ラーメン屋がどこにあったかのかは記憶がない。ラーメン屋に入る前に、レインスーツを脱ぐのに手間取った情けない記憶は残っている。

昼飯後も国道391号を北上し標茶町からついに弟子屈町に、まずは摩周湖に向かう事にした。国道391号から道々52号に入ると更に雨が強くなる、摩周湖の第一展望台は駐車場が有料だと聞いていたので無料の第三展望台に向かった。「霧の摩周湖」とよく言ったもの、数メートル先の見通しがきかないほどの霧に覆われた。摩周湖も見たかったし、神の子池にも行きたかったのだが全部キャンセルして摩周湖から離れる事にした。第三展望台から道々52号を走り屈斜路湖へと向かうのだが、視界が聴の悪い状態での走行しなんとか硫黄山に到着する事が出来た。

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先ほどまで降っていた雨もようやく止み、硫黄山の駐車場にバイクを止めた後に硫黄山へと向かう。辺りは硫黄の匂いが立ち込めていたし、噴煙も方々で上がっていた。当日は観光客も多かった、辺りを散策した後に、硫黄の噴煙で蒸した卵を食べた。その後に駐車場まで戻るが、そこにはバイクで長旅をしていると云うおじさんライダーが居た。少し話をしたが、彼は宿には泊まらずにテント泊で旅をしていると。その後10分ほど話をして分かれた、次は屈斜路湖を目指した。

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再び道々52号を少し走り、屈斜路湖判の砂湯温泉に行った。砂を掘ると湯が湧き出すらしく、辺りには木で囲われた温泉もあったが誰も入ってはいなかった。近くに足湯らしき場所があったので、足湯に浸かることにした。ちょっと物足りなかったので、更に道々52号を走り無料の露天風呂のコタン温泉に向かった。ここは脱衣所もある混浴温泉だったが、当日はおじさんが数人居ただけだったな。

コタン温泉を出てからは、当日に予約をしていたとほ宿「ましゅまろ」に向かった。道々52号から国道243号→国道391号と走り、迷うことなく「ましゅまろ」に到着した。宿の前にバイク止め受付を済ませる、荷物などを部屋に運んでいた時に、ふと気がつくとバイクのキーをどこかに紛失したことに気づいた。バイクを止めた周辺や、宿屋部屋などを探したが一向に見つからない。一応スペアーキーは持ってはいたが、キーを無くした事が大きなショックだった。

この日は他に女性ライダーが1人居た、同じオフのバイクを乗っていたので話は盛り上がった。キーを無くしたのはショックだったが、楽しい雰囲気にキー紛失のことも次第に忘れていった。そして1日雨の中を走ったこともあり、疲れていたので早めに就寝する事にした。

この日の走行距離 厚岸町→摩周湖 207.4Km

これまでの走行距離 自宅→摩周湖 1,829Km