〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(68)

2016年03月17日 18時02分19秒 | 俳句
 木がらしや東京の日のありどころ
 元日や手を洗いをる夕ごころ
などは、ひどくまっとうな句だが、ある心の情景を的確に伝えている。だが、おそらく芥川の俳句の絶唱は、
 木がらしや目刺にのこる海のいろ
であろう。卑俗な目刺に広大な海の名残を見るこの句は、ある象徴の高みに達している。
(「文人俳句」より)
「詩歌遍歴」木田元著 平凡社新書 2002年
                  富翁
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本棚の整理整頓

2016年03月17日 10時36分51秒 | 川柳
日本の古文の文庫(岩波)と新書です。
かなり不要なものが出ましたが、あとになって捨てるのではないかいう後悔の予感もあり。
うーむ。でもかなり身軽になった感じ。この先数年、読むものも限られてきていますしね。

埃飛ばし 包紙解装したら 新刊本みたい
いざ読もうと せっかく買ったのに ごめんなさい
このところ 本屋で本を 買わない理由
翁のロレンス道 見習って芯を太く 持たないと
安楽
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする