PMFオーケストラ広島公演
2018年8月5日(日)
7月31日、広島国際会議場フェニックスホールへ、PMFOの演奏会を聴きに行きました。
ゲルギエフが来るのを知って、市内のプレイガイドへ赴いたのですが、時すでに遅し、でありました。S席しか残っておらず、それも明後日のような席なんです。当日券狙いといたしました。
当日券は、1時間前からの発売ということで、15:30に会場に着きました。この会場は入口が地下になっています。
先客が20人程度並んでいました。席の選定に時間がかかるのか、30分程度で私の番になりました。運よく、ステージバックの席が空いていました。
開演まで時間があるため、平和公園を散策いたしました。8.6記念式典の準備でテントが張られていました。
慰霊碑から原爆ドームを望みます。左の建物ですが、私的にはジャマになりますですね。いずれ取り壊しになり、新しい建物は建たないと思います。
プログラムです。
ロビーで若者が、「ゲルギエフで5000円とは安い!」と言っていました。盗み聞きをした訳ではありません。大きな声でしたので、自然と耳に入ったのです。私が求めたステージバックの席は3000円也です。若者の言を借りれば、超安いということになります。
曲目は、変更がありまして、上記の他に、
・ヴェルディ 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲がありました。
実は、このホールはステージバックの席(写真では上)は必要のある時組み立てるんです。そのため、歩くとグラグラするんですよ。ステージバックの席を使わない時はステージがこの写真では上の方に移動し、空いた部分が客席になるんです。
丹下健三氏設計によるホールですが、このような複雑な仕組みにして、如何なものかと思います。ステージをや席を移動する人力って、相当なものですよ。
このホールは約1500席ですが、半分程度の入りでした。ゲルギエフがきてこの程度ですので、広島のクラシックファンって少ないですね。
このホールは音響調節版があります。閉じていますが、当然デッドになります。開くと三角錐が出っぱたような形になるんですが、残響が多くなります。この日、やはりデッドに感じました。なぜ、開かないのかな・・?
私が座った席は、左の一番手前です。
ちょっと、身を乗り出すと、パーカッションがよく見えます。
ステージバックの席で聴いたのは、実に久しぶりでした。20年以上経っていると思います。音響的には、違和感というか違うものを感じました。第一ヴァイオリンが遠くに感じます。また、パーカッションの音がやたらと目立ちます。やっぱ、弦を前パーカッションを後ろの位置で聴いた方が馴染みやすいですね。
バーンスタインのハリルという曲は、初めてです。フルート独奏が入ります。いろんなモチーフが出ますが、私的にはまとめることができませんでした。
この曲、パーカッションの出番が凄かったです。10種類以上でしょうか。一人5種掛け持ちの人がいました。
マーラーの7番を聴くのは、初めてです。出だしのホルンの不安定な響きは印象的です。ちと、ホルン奏者も苦労していましたです。
マーラーの音楽って、集中するような方向へ行かないんですね。表現はちと違いますが、百花繚乱のような感じで。その点、ブルックナーの全ての楽器で一点集中を目指すような表現と対照的です。
もちろん、どちらが良いとかいったことではなく、マーラーのダイナミックな表現は大好きです。この曲もパーカッションが大活躍します。女性パーカッションが大きさの違うシンバルを使い分けていました。これ、ステージバックの席でないと、なかなか分からないと思います。
ゲルギエフの指揮ですが、手を小刻みに激しく震わすのが特徴です。そのためだと思うのですが、指揮棒が超小っちゃい! 確かに大きいと震わすのが難しくなりますね。 このTVの映像だと10㎝程度はあると思いますが、以前もっと短いのを見たような気がします。いっそ、爪楊枝にしたら!歯の掃除にもなりますよ。(ハハハ)
各国の若き混成チームです。今後活躍することでしょう。
抱き合っているメンバーがいました。いつか、再会できると良いですね。
PMFで思い出したことがあります。北海道の石狩市の方と音源交換をして、その方がPMFの音源を提供してくれたんですね。今回、改めて確認しますと。DVDも入っていました。1991年のライヴ映像です。未だ観ていないんですね。こりゃ、観なくっちゃ!
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