日産、全工場でずさん検査
2017年10月1日(日)
日産が、完成車検査をしていなかったということが、分かりました。
この記事によると、「自社で認めた正規の『完成検査員』が検査する」ことになっているが、「認定されていない『補助検査員』が検査していた。」とあります。
つまり、法令に違反していた訳であります。全工場とは、明らかに会社ぐるみってことですね。→超悪質!
日産は、この状態がどれだけ続いていたかについては、「調査中」ということですが、いやいや、信じられないことであります。
ある自動車評論家が、「安全性には問題無し。完成検査ライン、全て数値を計っているからだ。」と書いていますが、これが本当であれば、検査なんてする必要ないことになります。まさか、全て意味のない検査ということはありますまい。
10年以上前になると思いますが、私が経験したケースがあります。トヨタのブレイドという車に乗っていました。全照灯の片方がハイビームの時暗いのです。当時は夜あまり乗っていなかったので、特段気にしていなかったのですが、デーラーに見てもらったところ、欠品ということでした。ハイビームのランプが付いていなかったんですね。
いやいや、これなどは、検査をしていれば容易に見つけることができる訳ですので、信じられませんでした。トヨタ生産方式で有名なのは、看板方式です。ジャストインタイムで必要な時必要な部品を用意するということです。したがって、部品を付けていなかったら、部品が余る訳で、その時点で分かりますね。うぅーん!トヨタ生産方式も怪しいか、と思ったものです。
新聞記事の表現に違和感があります。「ずさん検査」とありますが、法令に定められた方法によらない「検査」は検査とは言えないので、「ずさん」とは杜撰な表現と思います。「法令に定められた検査をしていなかった」という表現でなければなりますまい。
マスコミはマスゴミと言われないように、正確に表現するようにしましょうね。
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