勇み足
2018年10月9日(火)
加計学園の加計理事長が「記者会見」を行いました。「 」が付いているのは、何らその目的を果たしていなかったからです。「目的」とは、加計理事長が物証を示して自らのこれまでの発言の正当性を示すことができなかったからです。
8日の朝日新聞です。
加計氏は、前事務局長の虚偽発言(理事長が首相に会った)は、「勇み足」だと言いました。
・勇み足は、広辞苑では、次のとおりです。
①相撲で、相手を土俵際へ追いつめながら勢い余って相手より先に足を出して負けること。
②転じて、つい勢いにのって、やり損なうこと。
この広辞苑を解釈するに、動機の部分は相手を騙すという意図はないものと思われます。しかし、渡辺氏は動機として相手を騙そうとした訳でありますから、勇み足なんてものではありません。控え目に言っても、「つい、詐欺を行おうとした」が妥当でしょう。
昔、「この顔が嘘を言う顔に見えますか?」と言った首相がいます。仮に、加計氏が同じようなことを言ったとしたら、私は自信を持って、「閻魔大王に舌を抜かれるお顔です」と申し上げたいです。
加計氏は、「覚えていなから会ってないと思う」と言っています。覚えていなければ、会っているかいないか分からないでしょう。
「記録もない」と言っていますが、理事長及び前事務局長の出張関係の全書類を提示せずして、「ない」と言っても全く説得力がありません。
前事務局長が柳瀬秘書官に会ったことの報告を受けていないと言います。こりゃ、もう笑っちゃうしかありません。
加計氏は、細かなことは部下に任せているという趣旨のことを言いました。首相秘書官に会うのが「細かな」ことなら、それ以上に大きなことは何があるか、言ってもらいましょう。
加計氏は、獣医学部のことは首相に話はしていないと言いました。それを受けてある記者が、安倍氏の国会の答弁「新しい学部や学科の新設に兆戦していきたいという話は聞いた」を引用されると、「そういうふうに言われた言ったのかもしれない」と180度発言を翻しました。ことほど作用に、加計氏の発言は、全く信用できないものでありました。
極め付けは、愛媛県の文書を読んでいないということです。愛媛県の公文書と加計学園側の言い分が違っていることに関して、その説明を求められているのに、当の愛媛県文書を読んでいないとは、全くお話しにもなりません。多くの記者いや国民の物笑いになっただけです。
加計氏をして、嘘を言わせしめるお方! ぜひその尊顔を拝ませてもらいたいものです。
(追伸)
元衆議院議長の伊吹氏がTVに出て、自慢そうに宣うておられました。加計問題は賄賂とかを貰った問題ではなく、道義的責任の問題だ。つまり大したことではないとおっしゃるのです。
首相が国会で嘘の答弁をすることが大した問題でないとは、あきれ返って言葉もありません。こんな人物が議長だったから、国会が内閣に舐められるんでありましょうな。
・10月9日
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