与党政治家は自分の思ったことを言えばいいという責任の浅いものではない
2015年7月4日(土)
谷垣自民党幹事長が、吼えています。自民党の若手議員(この「若手」という言い方に違和感を覚えます。ヤベー首相の「応援団」議員でしょう。)が開いた勉強会「文化芸術懇話会」(この「文化芸術」というのには、非常に違和感があります。何をどのように考えても文化とか芸術とかの匂いもしません。)で発言した議員に「厳重注意」したにも係わらず、大西議員が改めて、マスコミを「懲らしめる」発言を行ったのです。
で、谷垣幹事長が言った言葉が、標題に掲げたものです。
「与党政治家は自分の思ったことを言えばいいという責任の浅いものではない」。これって、本音を言わずに本心と違うこと、つまり、国民に対しては嘘を言えということになります。
これこそ、看過できない発言です。このようなことを言う「与党政治家」の谷垣氏がいくら大西議員に対して「厳重注意」したって、本音では「厳重注意」する気持ちはなかったと思われても仕方ありません。何せ、「与党議員」は「責任が浅くない」のですから。(数を頼りに強行採決するためには、議員数を確保しておかなければなりません。)
私は、大西議員は報道の自由に対する認識もなく、品性も人権意識の欠片もない(注 元日本維新の党の小西議員に対して、「早く子どもを産めよ。」と野次った人です。)人物で、議員たる資格は到底あるようには思えませんが、それでも本音で正直に自分の考えを表明したことは評価します。だって、嘘を言う政治家よりマシでしょう。国民がその発言に対して、投票行動をする際正確に判断できますから。
谷垣幹事長の「自分の思ったことを言えばいいというものではない」との発言は谷垣氏自らにもかかる訳ですから、谷垣氏が何を言っても、この人って、本当はどのように思っているの?と思ってしまいますし、大西議員としたら、「思っていても言わなければいいだけじゃん」ということになります。谷垣氏が本当に大西議員の発言を問題視するのであれば、その思想を改めて確認し自民党と相いれないのであれば、離党を勧告することでしょう。それをしないのは、どうやら谷垣幹事長も大西氏と同じ考えと思われても仕方ありません。
こんなお顔をしてますからね。権力を笠に着て「懲らしめてやる。」と言われると恐いですね。マスコミだけではなく、何時誰に対して言うか分かりませんよ、このお方。二度あることは三度あるといいますから。
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