団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

祖父のPTSD

2015-08-20 06:30:40 | 家族

祖父のPTSD

2015年8月18日(火)

 父方の祖父(1881年生)が、戦争の話をしてくれたことがあります。時代からすると日露戦争(1904年~1905年)だと思います。

 祖父が敵を見つけ、上官に指示を求めたところ、射殺するよう命令されました。相手の兵はコトッという感じで倒れて死にました。祖父は、殺してしまったことに葛藤があったのか、上官にその旨話をすると、上官は「殺さなければ、こちらが殺される。」と正当性を述べたそうです。

 しかし、祖父は、そのことが、恐らく、PTSDになっていたのでしょう。妻(私からすると祖母)に時々、懺悔の気持ちを言っていたそうです。

 私がその話を聞いたのは、7or8歳の頃と思います。祖父は私が9歳の時死にました。祖父がどのような思いで、孫である私に話をしたか、分かりませんが、誰かに話すことにより、精神的苦痛を和らげる効果があったのかも知れません。

 

 2015年8月18日、朝日新聞

 

 なぜ、PTSDになるのか分かりませんが、酷く人間性を否定された場合があることは確かだと思います。戦争がその最たるものでしょう。

 「戦争法案」が審議されています。与党の数の力で押し通す可能性がありますが、様々な後遺症を引き起こすことになるでしょう。

 

 

 

 私の故郷の神社です。大歳神社といいます。祭り、盆踊りが行われていました。子どもの頃の記憶では随分広いイメージでしたが、5月に行った時は随分狭いと感じました。

 鳥居の左に石碑が立っています。

 裏には、名前が彫ってあります。

 

 従弟によると、戦争出征者の名前が彫ってあるのだということでした。母方の祖父の名前も見つかりました。ほとんどの人が戦争に駆り出されたのでしょう。


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