新年のあいさつ
2021年1月1日(金)
昨年10月25日、横断幕「祝核兵器禁止条約発効確定! 唯一の戦争被爆国日本も批准を!」を持ち、4者が並び立ちました。「4者」とは、広島県知事、広島市長、運動団体から旧社会党系及び共産党系の代表です。
私は被爆二世で、高校時代原水爆禁止運動をしたこともあり、広島での運動をwatchしてきました。運動団体は行政に厳しい要求を突き続けており、また運動団体同士は激しく対立した時期もあり、それぞれしっくりした関係ではないのです。そのような4者がこれまでの経緯や立場を乗り越え連帯して並び立つ姿は、私は初めて見たように思います。
この背景には、広島、長崎での長年の粘り強い運動により、またICANのノーベル賞受賞に見られるように、世界中で「核と人類は共存できない」が多数派として形成されていることがあると思います。
日本政府は、核抑止政策に固執していますが、これは明らかにこの条約に反しています。今年の総選挙において、条約を批准する政権を樹立したいです。
国際協調を掲げるバイデン次期アメリカ大統領には、自由や人権を価値とする諸国及び世界市民と連携し、経済力・軍事力を背景に覇権行動を繰り広げている習近平ファシズム体制に対峙して欲しいです。
コロナ災害で見えてきたものの一つは、新自由主義によりもたらされた分断から連帯する社会への転換の必要性がより明確になったことだと思います。
ベートーヴェンが第九で謳い上げた「連帯」のメッセージ“Alle Menschen werden Brüder”(全ての人は同胞になる)の想いを込めて、新年おめでとうございます。
2021年元旦
windy
10月26日の朝日新聞です。
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