築地移転
2016年8月18日(木)
小池百合子東京都知事が、築地市場と移転先の豊洲市場を視察しました。
8月17日、朝日新聞。
小池氏は、選挙中、「立ち止まって考える」という趣旨の発言をしていました。この自らの発言に決着を付けなければならない時期が迫っています。「リオ五輪出張から帰国後、総合的に考えて結論をだす」と述べました。「総合的」という言葉は、実に都合の良い言い方ですね。私ゃ、この言い方を見て、「立ち止まらずに」突っ走ると感じました。
ただ、小池氏を擁護する考えは毛頭ありませんが、誰が知事になっても、一旦動き出したプロジェクト(しかも五輪が関係している大きな)を途中変えるというのは、相当難しいことだと思います。
私が一番必要だと思うことは、どのようにする決着するにしても、情報を徹底的に明らかにして、それらの情報をどのように評価して判断したかを示すかということです。特に、土壌汚染の問題は、都の内部に相当の情報があるハズです。その評価次第では、豊洲移転が不利になるようなものもあるでしょう。
私は、何時か、小池氏は、馬脚を表すと考えている人間ですが、その試金石が、この築地移転問題となりそうです。
なぜ、「馬脚を表す」と考えるかと言うと、それは、ペテン師だと思うからです。
なぜなぜ、「ペテン師」と考えるかというと、①自ら自民党員でありながら、自民党の意向に反して出馬したからです。②自ら自民党東京都連の一員(しかも№2)でありながら、その都連を「ブラクボックス」と言ってしまう厚顔無恥ぶりからです。
以上の二つ以外にも、「都議会冒頭解散」などがありますが、これらは、小池氏が有権者である都民の民意を操るために考え出した策略です。マスメディアを最大限に上手く使い、これまで、選挙までは、この作戦は上手く成功してきました。しかし今後、具体的な問題の対応となると、そうやすやすと民意を操ることはできなくなるでしょう。