ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

宣誓書

2007年08月24日 | ミャンマーでの生活
ミャンマーでは役所の手続きの際によく「宣誓書」の提出を求められる。
「宣誓書」は学生さんが日本に留学するときもよく作成する。例えば、身分証明カードと高校卒業証書の生年月日が異なって記載されている場合に、「高校入学の際に間違って生年月日を記入しました。正しくは身分証明カードの通りで○月○日が正しいです」と宣誓書を作成して、裁判官に署名してもらうのである。こうすると、正式なものになるらしい。
今回はミャンマーの住民票(家族リスト)に下の娘の名前を入れるために、「宣誓書」が必要だと入管から言われたので、スーレーパゴダ近くのヤンゴン地方裁判所へ行った。
(ちなみに、父親である私の名前は入れることができない。)
「宣誓書」は行政書士のような専門の業者に予め頼んで作成しておく。
まず、最初の裁判官の部屋に行った。眼鏡をかけて色白だが、怖そうな女性の裁判官だった。
書類を一読するなり、「これ、だめ。」
理由を聞いても、無視。
2番目の裁判官の部屋へ。結果はやっぱりだめ。
どうやら、宣誓書の中に外国人である私の名前が入っていることが気に入らないみたいだ。
3番目の裁判官の部屋へ。
やっと、渋い顔をしながら、サインをしてくれた。
今日会った3人の裁判官はみな女性だった。
ミャンマーの裁判所に入るのは、これが5回目になる。
その中で1度、裁判所で通訳をしたこともある。(そのときの被告人が日本人だったので)
裁判所の中に法廷があった。法廷といっても学校の教室のような部屋で、正面にはミャンマー国旗が大きく描かれている。裁判官の席だけが、極端に大きくてあとはプラスチックの椅子が並べられているだけ。
窓は全部開いているから、廊下から裁判の様子がだれでも見える。
でも、こういう所へはあまり行きたくない。