ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

ボイラーの故障

2007年08月08日 | ミャンマーでの生活
自宅のバスタブにお湯を入れるためにイタリア製のボイラー(給湯タンク付き)を設置している。

このボイラーの中に使われている部品(写真の白い棒のようなもの)は1年に1度交換しなければならない。
この部品はカーボンでできていて、水の中に含まれる石、砂、泥、鉄分などを吸収(?)する役目があるそうだ。

ミャンマーでは、水道の水は褐色ににごっている。石、砂、泥、鉄分などが多く含まれているためだ。
そのために、このカーボンでできた部品はたった1年で3分の1に磨耗して減ってしまう。(写真の黒い棒)

以前、このことを知らないで2年放置しておいたところ、突然タンクの内壁が腐食して破裂し、そこから大量のどろどろの泥水が噴出したことがあった。(ホラー映画より怖い状況だった)

日本なら、こんなに早く部品を交換する必要はないと思う。
ミャンマーならではの修理、メンテナンスが必要なのである。

もう一つ、不思議なこと。
ミャンマーではよく断水するが、断水するとこの給湯タンクも使えなくなる。
断水のときに備えて、このタンクを設置したつもりだったが、肝心なときに使えないのだ。
中学校のときに習ったアルキメデスの原理?に関係あるのかどうかわからないが、
給湯タンクから水を出すには水道の水の圧力が必要なのだ。

1年に1回のメンテナンスと部品の交換代金(約4千円)も馬鹿にならないし、なんか無駄な買い物したなあと思うようになった。