「つけめんTETSU高円寺店」 東京都杉並区
前日、品川で「初代けいすけ」を食べる時、どっちかで迷った店がこの「つけめんTETSU」でした。
品川では振り切ったのですが、ここ高円寺にもあるという事で、何かの縁を感じて入店。
鬼軍曹はつけ麺がそんなに好きじゃないのですが、あえて付き合ってもらう事にしました。
つけ麺って麺が冷たいから、自ずとスープが冷えてしまうという欠点があります。
しかし、この店では熱い石をスープに投入することで、スープ温度が復活するのです。
隣に居たカップルのスープから、凄まじい水蒸気が吹き上げていました。愛あっての事ですね。
テーブルには鉄のレンゲがお行儀良く配置されていました。
これは後で気づくのですが、熱した石をスープに入れる時に使用するのです。
出てきたつけ麺。スープからは魚粉のかほりが漂う・・。
ここのつけ麺は超濃厚豚骨&魚介のスープがウリで、これに病みつきになる人が多いとか。
冷たくしめられた麺を、この熱々のスープにつけて口に運ぶ。
ぐはっ、濃いっっっっ!豚骨&魚介スープがトラウマになってしまいそうな味。
つける為に濃くしているとわかっていても、濃い。麺につけても濃い。
そして全員黙り込んだ・・・・・。
終盤に差し掛かって、店員さんが「焼き石如何ですか?」と聞いてきた。
俺は恥ずかしいので断ろうと思った瞬間、鬼軍曹が「お願いします!」とまさかの回答。
焼け石が投入されたスープは「じゅーっ!」と凄まじい音と水蒸気を出してました。
これで熱々スープは復活しました。しかし、この時俺は全てを食べ尽くしていた・・・・・。
つけ麺って、スープを割りスープで薄めて飲む文化なんですよね。
一応スープで割ってみましたが、体がかなり弱っていたので量は飲めず。
間違いなく、うちの嫁は食べれない・・・・、
この店で意外だったのは、女性客が多かった事。帰る時も券売機の前でお姉さんが迷ってた。
それにしても、今回はつけ麺にのされてしまった。どうも自分は魚粉系だダメみたい。
昔、キャナルで「六厘舎」のつけ麺を食べた時は、美味しく食べれたんやけどなぁ・・・。
何やろ、豚骨&魚介の味って、どこも似たげな気がする。味の自由度が低いという宿命があるのかな?
広島のラーメンと一緒で、どこの店も味がほぼ一緒みたいな。
2戦目にして、もう体はボロボロ。ドラクエで言うと「字が黄色状態」。
俺は駅のコンビニで野菜ジュースとウーロン茶を購入して、駅前の植垣にへたり込みました。
本当は中野まで拘束する筈だったU部さんも、「これ以上、彼の家族を悲しませる訳にはいかない!」
と判断し、開放する事に致しました。
「まじっすか?本当に帰ってもいいんすか?」と安堵感たっぷりな彼の嬉しそうな声を、俺は今でも思い出せます。
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