昔、ていうか俺が小学生の時、うちの親父が
「高橋駅に行って、切符を買いに行こう」と、訳の分からないことを言い出した。
それから車で数時間ドライブして、佐賀県某所の高橋駅に着いた。
ドキドキしながら駅構内に入り、切符を買おうと思ったら券売機が無かった。
困っていたら張り紙が貼ってあって
「切符を購入される方は、向かいの○○商店をお尋ね下さい」
と書いてあった。
その○○商店に行ってみたら、ばーちゃんが切符を売っていた。
1番安い切符を買ったのだが、「高橋」の文字は印鑑で押されていって、なお且つにじんでいた。
俺は高橋として、ちょっとした敗北感を味わった。
それから20年位経って、再び高橋駅を訪れてみた。
○○商店はもう無かったが、駅の中には券売機が置かれていた。
1番安い切符を買ったら、ちゃんとした切符が出てきた。
感動した。俺はこのような「忘れ物」を至る所に残している。
そして俺が生きている間に、全て取りに行かなければならないと考えている。
高橋駅 その1
高橋駅 その2
高橋駅 その3
高橋駅 その4
暗くてごみん。。
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