旧プチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部

武蔵野

2007-12-29 01:58:25 | 1日の記録

課長(いつも出てくるのとは違う課長)と飲みに行った。

賭けをして俺が負けたから、俺のおごり飲み。

飲みのしめはお約束のそば屋。

課長と一緒に、

そばと出し巻き玉子と天ぷら盛り合わせと

そば焼酎蕎麦湯割りを注文するのがお約束。

 

嫁はここのそばが大好きなので、お土産で買って帰ろうかと思ってた。

そばを食っていると知らないおばちゃんがやってきて

「おみやげのそばはある?」と質問し出した。

そしたら、「もうそばはないよ!!」といって断っていた。

 

それを聞いて、「そば屋なのに・・・」と思った。

 

その後、店員のおばちゃんにこう話をしてみた

「うちの嫁はここのそばが好きだけど、子育てが大変で食べにこれない。

そんな嫁にお土産としてそばを持って帰りたいが、なんとかならないか?」

そしたらおばちゃんは「もうそばはない!感情的な話には乗らない!」

と云って、店内に消えてしまった。

 

それから2分位したら、店員のおっさんが出てきた。

そば打ち台と対峙し、えらく真剣そうだ。

そこからおっさんは何も云わずそばを打ち出し、

打ったそばを俺のところへ持ってきた。

そして「この中には2分半茹でてくれと書いていあるが、実際は1分半でいい。

そばは生き物だから、なるべく早く食べてくれ!」と言い残し、

店内に消えていった。

 

なんていいそば屋なんだ・・・・。

 

しかも課長が「ここの払いは俺が持つ。そばはしょうちゃんへのプレゼントだ!」

と言い出し、全部を持ってくれた。

 

なんていい課長なんだ・・・。

 

家に帰ると嫁が腹を空かして待っていた。

そばを見せると喜んで茹でて、一気に食べた。

興奮した嫁は付属のそばだしで、出し巻き玉子を作った。

俺は飲む気でもなかったビールを空けて幸せだった。

嫁はそばを食べすぎて気分が悪いと云っていた。

 

人間って、いいなぁ。

 


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