さこういっぱく

「左後一白」は名馬の証です!

試合巧者

2016-10-27 | 今日のコメント
ハム、サヨナラ勝ちで王手

これでハム3連勝で日本一に王手となりました。
この3試合、いや、最初の2試合含め5試合、全て紙一重だったと思います。
最初の2試合は運も味方につけたカープが2連勝しましたが、
この3試合はその運すらも味方につけられませんでした。
完全に飲まれてしまいました。
やはり2試合目の黒田先発の試合を勝ち切れなかったことが大きいです。
打たれた中継ぎ陣は責められません。
それまでに流れを呼び込めなかった攻撃陣ですね。
先制しても、逆転しても最小の点差ですからね。
投手陣のプレッシャーは半端ないと思いますよ。

次の1点が取れなかったことが痛いです。
どの試合もリードしていても勝った気はせず、
むしろやられた感は常にありました。
それだけハムの試合運びの上手さが際立ってましたね。
特に違うのは、四球の走者を得点につなげたハムと、
それができなかったカープの差。
そして、打席での粘り。
ハムの選手はどれだけファールを打ってカープ投手陣にプレッシャーをかけたか。
それに比べカープの攻撃陣はその粘りがなかった。
このあたりも直接の敗因ではないけど、ボディブローのように効いたと思います。
常にAクラスで優勝争いしてきたチームとの差のような気がします。

今日の試合も追加点のチャンスをモノにできなかったですね。
2回下水流の2塁打が僅かに2塁打になるし、本塁打の当たりだったんだけど、
持ってないよね。ほんの僅かだもの。別の球場なら文句なしでしょうね。
で、1塁走者の小窪が帰れなかったけど、無死2・3塁。
ハム側としては1点は仕方ない守備陣形。内野ゴロでも1点のケース。
ここで、石原の打球は投手方向への内野ゴロ。
なんで、ここで投手方向に打つねん。って感じです。
普通の游ゴでも二ゴでも良かったのに、投手が取れそうな游ゴだったので、
小窪も突っ込めないし。そんで、田中が四球で1死満塁。
ここで菊池はまさかの三ゴで得点ならず。外野フライ打てなかったか?
まだ2死満塁だったけど、丸はあっけなく三振で無得点。
これじゃ、勝てませんわ。最大の流れを手放してしまった。

栗山監督の早めの判断も功を奏しましたね。
メンドーサがあんなにいい投球をするとは思わんかった。
てか、広島打線が攻略しようとしてなかったようにも思うけどね。
この後はチャンスらしいチャンスはなかったですよね。
この後からずっと流れはハムにあったような気がします。
同点の1点だって、見方によっては暴走だもんね。
たまたま丸の送球が逸れたから得点できたけど、
あれだって完全に流れがハムにあったからの結果だと思いますよ。

それにしても石原は打てんなぁ。15打数0安打って・・・。
確かに守備面のことを考えると石原しかいないんだけど、
これじゃ、9人で攻撃しているって言えないよね。
確実に1アウトあげてるわけだから。
まっ、それがウーたんなんだけどね(笑)

これで、後がなくなったカープ。
地元に帰ってどれだけ踏ん張れるかだけど、
流れを持ってこないと厳しいと思います。
ハムには大谷っていうバケモンもいるんだしね。
ハム的には余裕ができたので、6戦目に大谷を先発で使うより、
6戦目は休ませて、仮に負けても7戦目に万全の状態で大谷を先発に使える。
ということも十分に考えられます。

6戦目に決めようと思えば、大谷先発も全然アリでしょうし。
どう見ても、どう考えても圧倒的にハム有利ですね。
カープは大谷に初戦で勝ってますけど、攻略したとは言えませんから。
あれは、たまたま上手くいっただけ。と見るのが正解。

では、どうしたら勝てるのか!ってところですけど、
もう開き直るしかないかな。どうのこうのしても始まらんし、
試合巧者としてはハムが圧倒的に上なのは分かってるんだから。
兎に角、先発のノムスケが粘って、粘って、流れを呼び込むしかないでしょうね。
今まで通りの野球をやりましょう。
「よそ行き」な野球はいりません。誠也に送りバントなんて問題外です。
そういう作戦取るんなら、シーズン中から少しでもやらせなきゃ。
派手に打って、走って、勝ってきたチームなんだから、
最後もそれで行きましょう!
そうすれば、自然と結果はついてくるでしょう。
地元の大声援が後押ししてくれますよ。