シルクアーネスト 牡馬 07年/ハシモトファーム産
父グラスワンダー 母ティアドロップス(父サンデーサイレンス)栗毛
栗東 池添厩舎 1200万
6-7-6-4-4-14
主な成績:
福島テレビOP(福島芝1800m)騎手:宮崎
湘南S(東京芝1600m 1600万下)騎手:池添
みらい賞(東京芝1600m 1600万下)騎手:小牧
STV杯(1000万下)・恵山特別(500万下)
エプソムC(GⅢ)5着
【兎に角凄い馬。大きな怪我もなく46戦を消化。そして6勝を挙げ、菊花賞、安田記念にも出走。タフに走り抜いた。獲得賞金は1億6千万、回収率は驚きの1350%。一方、少し運に見放されたところもあった。あと1歩で勝利を逃すこと数回、致命的な不利を受けたことも。そして陣営のローテーションがもう少し良ければ大きな仕事をやってのけたんじゃないかと思う。事実、OP勝ちこそ1800mだったものの、良績はマイル前後に集中しており、特に府中のマイルは得意と言っても過言ではなかったはずだ。特にOPに上がってからは、府中のマイルに出走できるように調整していれば・・・と悔やまれて仕方ない。また、引退にまつわる一連の流れに疑問符が付く。実際地方とはいえ、引退後に重賞を獲るという大仕事をやってのけたのであるから。もう少し・・・と思うには十分な理由である。全体的には満足のいく成績を残したと思うが、最後が最後だっただけに心残りが強い。しかしアーネストは最高の馬と声を大にして言える。夢をありがとうアーネスト!】
シルクナデシコ 牝馬 06年/笹地牧場 産
父フジキセキ 母ピサノヒビキ(ラムタラ)
栗東 宮厩舎 1300万 栗毛(左後一白)
2-2-4-3-3-19
主な成績:
赤湯特別(福島芝1200m 500万下)騎手:藤岡康
小倉2歳S(GⅢ)4着 騎手:小牧
【記念すべき初重賞出走馬。400kgそこそこの馬体から繰り出される末脚は鋭く切れた。2歳時には後の重賞馬やOP馬に先着するほどであった。追込脚質のため、展開に泣かされる事もしばしばあった。馬体重維持が難しく、500万下ではかなりもがき苦しんだが、4歳になり成長が伺えるようになると安定した成績を残す。輸送にも耐えうる体力がついてきた時に念願の2勝目を挙げる。昇級後は展開に泣かされ、クラスの壁に苦しみ満足な成績を挙げることが出来なくなっていく。気付けば明け6歳になり、規定どおり引退後、繁殖の道が開かれた。引退まで実に33戦を消化する。この間特に大きな怪我もなく実にタフに走ってくれた。小さな牝馬の追込みは実に爽快な気分にさせてくれた。怪我や病気、成績不振で競走生活を引退していく馬が多い中、何事もなく引退を迎えることができたことは立派の一言。陣営にも感謝したい。】
シルクマイベスト
05年/棚川光男
父チアズブライトリー 母イシノショウジ(父サクラユタカオー) 栗毛
栗東 山内厩舎 850万
1-1-1-0-0-5
(阪神未勝利D1200優勝/石橋脩)
【血統や馬体から中長距離タイプに思われたが、デビューから2戦は芝1800mで結果が出ず。迎えた3戦目に山内マジックが炸裂する。阪神芝1200mに出走。山内厩舎であるから想定内とはいえ、半分公開調教と考えていた。しかし、マイベストは荒れたレース振りも好位追走で鮮やかに勝利してしまう。あまりにも強い内容に2歳戦最高峰まで見えてきた。府中での自己条件戦では2着、3着と勝ちきれなかったが、のちの重賞馬やGⅠ2着馬と差のない競馬をしていたことを考えると、かなり高い水準を持っていたものと思われる。残念ながら脚部不安を発症。長い休養を余儀なくされ、復帰するも以前の輝きを取り戻すことができなかった。脚部不安がなければ・・・と思わせた1頭。】
シルクアポロン
牡 09年/マークリ牧場産
父タイキシャトル 母ロイヤルオーキッド(父サクラバクシンオー) 鹿毛
栗東 池添厩舎 募集価格 1200万円
1-0-0-2-1-9
(福島未勝利D1700優勝/松山)
【デビューは遅れ3歳春の阪神未勝利戦。芝レースのデビューは全く競馬にならず14着惨敗。勝ち上がりは当分計算できないと思われたが、2戦目のダート戦で変わり身を見せた。デビュー戦とは一変して逃げる戦法に出た彼はしぶとく粘り後続を完封。あっと驚く勝利を手にする。惨敗もあったものの、500万下でもそれなりに走っていた。惜しむらくは1番人気で迎えた阪神D1400での出遅れ5着、同じく1番人気で迎えた福島D1700は脚抜きのいい馬場になり時計勝負に勝てず4着。ここで勝てていたなら・・・と悔やまれる。体質が弱いせいか使い込めない弱みはあった。そして休み明けを叩かれた直後に意味不明の引退。まだまだ計算できる状態だった中での引退劇は大人の事情を勘ぐりたくなる。地方での活躍を祈る。】
ジャングルパサー
牡 10年/フジワラファーム産
父ジャングルパサー 母アーモンドパサー(父エルコンドルパサー) 栗毛
栗東 山内厩舎→美浦 高橋文厩舎 募集価格 1200万円
1-2-4-0-2-14
(中京未勝利芝2000優勝/藤懸)
【中京で初勝利を挙げ、福寿草特別3着を挟んで迎えた梅花賞で素晴らしい走りを見せる。クビ差で惜しくも2着だったが、GCの先週の結果分析ではタイムランクAで番組推奨馬となる。ここまでの藤懸騎手とのコンビでは1勝2着1回3着2回と全て馬券に絡む名コンビであったが、藤懸騎手負傷でコンビが一時解消。ここから歯車が狂い始めた。1番人気で5,6着。藤懸騎手との再コンビでも結果が出ず。もどかしいまま、美浦に転厩。おそらくは大人の事情が招いた転厩だと思われる。転厩先の高橋文厩舎でも凡走を繰り返した。漸く福島の長距離戦で馬券に絡む活躍を見せるが、結局勝ちきることができず、最後は屈腱炎に屈す。藤懸騎手が「この馬でダービーに出たい」と言ってくれたのはリップサービスだとしても最高に嬉しかった。】
キングオブタイム
牡 11年産/樋渡信義 黒鹿毛 シルクHC
父キンググローリアス 母クィーンオブタイム(父ブライアンズタイム)
栗東 加用厩舎 募集価格 1300万円
1-2-1-0-1-7
(中京未勝利D1800優勝/小牧)
【Kグローリアスの最後の産駒として中央競馬で1勝を挙げる。その後は伸び悩んだが、障害に活路を見出す。連続4着と障害センスを垣間見せるも屈腱炎発症。】
サムゾンズシエル
牡 11年産/ノーザンファーム産 シルクHC
父メイショウサムソン 母ヴィヴィッドカラー(父ダンスインザダーク)
美浦 伊藤大厩舎 募集価格 1500万円
2-2-1-1-3-10
(函館3歳上500万下芝1800優勝/池添)
(中山3歳未勝利D1800優勝/ムーア)
【ライアンムーア騎手を背に衝撃の5馬身差圧勝したシエル。ダートで圧勝も鞍上は芝向きとのコメント。しかし厩舎サイドは芝/ダートで迷走。しかも喉鳴り発症、手術。正直ダメかと思えたが、不屈の闘志で2勝目を挙げる。その勝利は芝だった。しかし再度喉鳴りを発症、度重なる手術にも耐え現役続行も力尽く。】
グランツリヒター
牡 16年産/日高タバタファーム 黒鹿毛 ノルマンディーOC
父スクリーンヒーロー 母マンデルーシュ(父Alwuhush)
美浦 中川厩舎 募集価格1400万円
1-0-1-1-0-2
(中山3歳未勝利芝1800優勝/武藤)
【1次募集当時から気になっていたが満口で出資できず。キャンセルが出たため出資。デビュー戦こそダートで大敗するも2戦目芝替りで一変して3着。3戦目、順当に勝ち上がる。北海道シリーズで500万下卒業を目指すもレース中骨折。僅か5戦で無念の引退。】
父グラスワンダー 母ティアドロップス(父サンデーサイレンス)栗毛
栗東 池添厩舎 1200万
6-7-6-4-4-14
主な成績:
福島テレビOP(福島芝1800m)騎手:宮崎
湘南S(東京芝1600m 1600万下)騎手:池添
みらい賞(東京芝1600m 1600万下)騎手:小牧
STV杯(1000万下)・恵山特別(500万下)
エプソムC(GⅢ)5着
【兎に角凄い馬。大きな怪我もなく46戦を消化。そして6勝を挙げ、菊花賞、安田記念にも出走。タフに走り抜いた。獲得賞金は1億6千万、回収率は驚きの1350%。一方、少し運に見放されたところもあった。あと1歩で勝利を逃すこと数回、致命的な不利を受けたことも。そして陣営のローテーションがもう少し良ければ大きな仕事をやってのけたんじゃないかと思う。事実、OP勝ちこそ1800mだったものの、良績はマイル前後に集中しており、特に府中のマイルは得意と言っても過言ではなかったはずだ。特にOPに上がってからは、府中のマイルに出走できるように調整していれば・・・と悔やまれて仕方ない。また、引退にまつわる一連の流れに疑問符が付く。実際地方とはいえ、引退後に重賞を獲るという大仕事をやってのけたのであるから。もう少し・・・と思うには十分な理由である。全体的には満足のいく成績を残したと思うが、最後が最後だっただけに心残りが強い。しかしアーネストは最高の馬と声を大にして言える。夢をありがとうアーネスト!】
シルクナデシコ 牝馬 06年/笹地牧場 産
父フジキセキ 母ピサノヒビキ(ラムタラ)
栗東 宮厩舎 1300万 栗毛(左後一白)
2-2-4-3-3-19
主な成績:
赤湯特別(福島芝1200m 500万下)騎手:藤岡康
小倉2歳S(GⅢ)4着 騎手:小牧
【記念すべき初重賞出走馬。400kgそこそこの馬体から繰り出される末脚は鋭く切れた。2歳時には後の重賞馬やOP馬に先着するほどであった。追込脚質のため、展開に泣かされる事もしばしばあった。馬体重維持が難しく、500万下ではかなりもがき苦しんだが、4歳になり成長が伺えるようになると安定した成績を残す。輸送にも耐えうる体力がついてきた時に念願の2勝目を挙げる。昇級後は展開に泣かされ、クラスの壁に苦しみ満足な成績を挙げることが出来なくなっていく。気付けば明け6歳になり、規定どおり引退後、繁殖の道が開かれた。引退まで実に33戦を消化する。この間特に大きな怪我もなく実にタフに走ってくれた。小さな牝馬の追込みは実に爽快な気分にさせてくれた。怪我や病気、成績不振で競走生活を引退していく馬が多い中、何事もなく引退を迎えることができたことは立派の一言。陣営にも感謝したい。】
シルクマイベスト
05年/棚川光男
父チアズブライトリー 母イシノショウジ(父サクラユタカオー) 栗毛
栗東 山内厩舎 850万
1-1-1-0-0-5
(阪神未勝利D1200優勝/石橋脩)
【血統や馬体から中長距離タイプに思われたが、デビューから2戦は芝1800mで結果が出ず。迎えた3戦目に山内マジックが炸裂する。阪神芝1200mに出走。山内厩舎であるから想定内とはいえ、半分公開調教と考えていた。しかし、マイベストは荒れたレース振りも好位追走で鮮やかに勝利してしまう。あまりにも強い内容に2歳戦最高峰まで見えてきた。府中での自己条件戦では2着、3着と勝ちきれなかったが、のちの重賞馬やGⅠ2着馬と差のない競馬をしていたことを考えると、かなり高い水準を持っていたものと思われる。残念ながら脚部不安を発症。長い休養を余儀なくされ、復帰するも以前の輝きを取り戻すことができなかった。脚部不安がなければ・・・と思わせた1頭。】
シルクアポロン
牡 09年/マークリ牧場産
父タイキシャトル 母ロイヤルオーキッド(父サクラバクシンオー) 鹿毛
栗東 池添厩舎 募集価格 1200万円
1-0-0-2-1-9
(福島未勝利D1700優勝/松山)
【デビューは遅れ3歳春の阪神未勝利戦。芝レースのデビューは全く競馬にならず14着惨敗。勝ち上がりは当分計算できないと思われたが、2戦目のダート戦で変わり身を見せた。デビュー戦とは一変して逃げる戦法に出た彼はしぶとく粘り後続を完封。あっと驚く勝利を手にする。惨敗もあったものの、500万下でもそれなりに走っていた。惜しむらくは1番人気で迎えた阪神D1400での出遅れ5着、同じく1番人気で迎えた福島D1700は脚抜きのいい馬場になり時計勝負に勝てず4着。ここで勝てていたなら・・・と悔やまれる。体質が弱いせいか使い込めない弱みはあった。そして休み明けを叩かれた直後に意味不明の引退。まだまだ計算できる状態だった中での引退劇は大人の事情を勘ぐりたくなる。地方での活躍を祈る。】
ジャングルパサー
牡 10年/フジワラファーム産
父ジャングルパサー 母アーモンドパサー(父エルコンドルパサー) 栗毛
栗東 山内厩舎→美浦 高橋文厩舎 募集価格 1200万円
1-2-4-0-2-14
(中京未勝利芝2000優勝/藤懸)
【中京で初勝利を挙げ、福寿草特別3着を挟んで迎えた梅花賞で素晴らしい走りを見せる。クビ差で惜しくも2着だったが、GCの先週の結果分析ではタイムランクAで番組推奨馬となる。ここまでの藤懸騎手とのコンビでは1勝2着1回3着2回と全て馬券に絡む名コンビであったが、藤懸騎手負傷でコンビが一時解消。ここから歯車が狂い始めた。1番人気で5,6着。藤懸騎手との再コンビでも結果が出ず。もどかしいまま、美浦に転厩。おそらくは大人の事情が招いた転厩だと思われる。転厩先の高橋文厩舎でも凡走を繰り返した。漸く福島の長距離戦で馬券に絡む活躍を見せるが、結局勝ちきることができず、最後は屈腱炎に屈す。藤懸騎手が「この馬でダービーに出たい」と言ってくれたのはリップサービスだとしても最高に嬉しかった。】
キングオブタイム
牡 11年産/樋渡信義 黒鹿毛 シルクHC
父キンググローリアス 母クィーンオブタイム(父ブライアンズタイム)
栗東 加用厩舎 募集価格 1300万円
1-2-1-0-1-7
(中京未勝利D1800優勝/小牧)
【Kグローリアスの最後の産駒として中央競馬で1勝を挙げる。その後は伸び悩んだが、障害に活路を見出す。連続4着と障害センスを垣間見せるも屈腱炎発症。】
サムゾンズシエル
牡 11年産/ノーザンファーム産 シルクHC
父メイショウサムソン 母ヴィヴィッドカラー(父ダンスインザダーク)
美浦 伊藤大厩舎 募集価格 1500万円
2-2-1-1-3-10
(函館3歳上500万下芝1800優勝/池添)
(中山3歳未勝利D1800優勝/ムーア)
【ライアンムーア騎手を背に衝撃の5馬身差圧勝したシエル。ダートで圧勝も鞍上は芝向きとのコメント。しかし厩舎サイドは芝/ダートで迷走。しかも喉鳴り発症、手術。正直ダメかと思えたが、不屈の闘志で2勝目を挙げる。その勝利は芝だった。しかし再度喉鳴りを発症、度重なる手術にも耐え現役続行も力尽く。】
グランツリヒター
牡 16年産/日高タバタファーム 黒鹿毛 ノルマンディーOC
父スクリーンヒーロー 母マンデルーシュ(父Alwuhush)
美浦 中川厩舎 募集価格1400万円
1-0-1-1-0-2
(中山3歳未勝利芝1800優勝/武藤)
【1次募集当時から気になっていたが満口で出資できず。キャンセルが出たため出資。デビュー戦こそダートで大敗するも2戦目芝替りで一変して3着。3戦目、順当に勝ち上がる。北海道シリーズで500万下卒業を目指すもレース中骨折。僅か5戦で無念の引退。】