さこういっぱく

「左後一白」は名馬の証です!

あったまきたー!!

2008-07-09 | 今日のコメント
仕事の話です。
私は病院で働いています。
もちろん医師ではありません。
職種柄、クレーム処理などを担当するのですが、
今日、強烈な一発を食らいました。

60歳代女性
受付でクレームをつけ、責任者を呼べと・・・
当然なんのクレームか分からない状態で、本当の責任者は呼べません。
ということで、私がノコノコ出て行ったわけです。
一旦、なだめて、別室へ。
そこで話を聞いたのですが、
クレームの内容に愕然。
「○○先生が診察中に、私の胸を触った。最初はまだマシだったけど、
エスカレートして乳首が立つくらい触る。一体どうなっているんだ!
腹が立ってしょうがない。医者は何をしてもいいのか!」
と言うんです。
この時点で倒れそうになりました。

○○先生は私と同世代。非常に評判のいい先生で、
私もよく話をする先生の一人です。
かれこれ3年以上、うちで働いてもらっていますが、
クレームの「ク」の字もでたことがない、いい先生なんです。
いうならば医師の鏡だと思っています。
変な医者が多いなか、珍しいくらいの先生です。

そんな先生がそんなことするわけがありません。
決め付けるのもどうかと思いますが、
思い当たる節が全くないのです。
大体そんな年配の人の胸を触って何になるんでしょうか?
「大体、お前の体なんて誰もさわれへんよ。金積まれても断るわ!アホが!」
と心の中では叫んでいました。
診療中は看護師もいますし、医事課の女性も通ります。
密室ではないので、まずありえません。
また、1日に何十人という女性患者を診るのですから、
100歩譲って、しようと思ったとしても、まずこの人にはしないと断言できます。
だって他に若い女性患者はいくらでもいる訳ですからね。

まあ、そんなクレームだけならまだしも、続きがあり、
そこまで言うなら、その先生の受診はやめて、他の先生にしましょう。
と親切丁寧に案内したんです。
で、カルテを見ると、
看護師のメモ紙が・・・
内容は上記のことについてで、
どうやら同じことを看護師にも言っていた様子。
もちろん、待合室でも大声である程度のことは言っていたようなので、
周りは何事かと思いますよね。

で、カルテを別の先生のところに持っていき、
「お願いします」と頼んだわけです。
当然、メモが入ってますので、いきさつは分かりますよね。
で、診察をしたわけなんですが、
担当した医師が、この患者にいきさつを聞いたようなんです。
(聞かなくてもいいのに)

で、診察が終わってから私が呼ばれ、
出入り口で、怒鳴られるわけです。
「なんで、ベラベラしゃべるんだ!そんなこと喋る必要ないだろ!
どう責任を取ってくれるんだ!」
最悪です。場所考えてくれ・・・。

周りの患者は何事かと注目しますし、
何を言っても取り付く島がありません。
別室に案内しようとしてもムダです。

「大体、私が先生に言う前にお前が自分でいいふらしとるんやろが!
みんな知っとるっちゅうねん。ボケ!」
といいたいところを我慢し、丁寧に説明しましたが、
全く意味なし。
いい加減どうでもよくなり、
「そうですね。私が喋ったことは悪かったと思います。私の責任です。」
と折れる羽目に。
こんなときは折れちゃあ、いけないんだろうけど、
本当にもうどうでも良くなっちゃたんです。
怒りを通り越して、呆れてしまいました。

救いは、開放された後
他の患者さんに、
「大変だったねぇ。お疲れ様。いろんな人がいるからねぇ。」と
言われたことです。
本当にありがたいことです。こういうケースの時は特に思いますね。

以前も別の先生で似たようなクレームがありました。
その時は、若い女性でした。
ホンマきつい内容ですわ。
医師は嫌でも触診しないといけない時がありますから、大変だと思います。

中には本当にやっちゃってる先生もいますので(たまに報道されたりしますよね。)
被害妄想になっちゃうんでしょうか?
しかしねぇ、あんた自分の年考えてよ!

あー、ヤダヤダ、
その後、仕事のやる気が0になったことは言うまでもありません(泣)