思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

2009年の野宿総括

2009-12-24 03:00:03 | 野宿
今年の野宿は、昨日も触れたように旅自体が低調だった影響でそれに連動して例年よりもやはり低調だったかも。
23日現在、単独での野宿は以下でも少し触れるものも含めて計14日で、複数人での野宿はミニコミ誌『野宿野郎』の毎年6月と9月の「のじゅくの日」の参加も含めて計12日と、昨年に比べると回数はどちらも減少。ああでも、あと1週間でもう1、2野宿するかもしれない。
でもこんな体たらくでは、野宿を重ねても何にもなれないよなあ。

で、単独のほうについて、写真付きでちょこっと触れておきたいことを3点。



これは7月7日早朝の、東京都渋谷区の代々木公園。なぜここで野宿したかというと、ある交通量調査のアルバイトで、埼玉県の地元からではその調査の集合場所に集合時間の朝6時には到底間に合わないため、地元との中間地点で野宿してからその集合場所にアプローチする、というのを今年は3回やっていたため。だから今年は代々木公園で3野宿している。
すべて偶然にも小田急線沿線と渋谷区内の駅付近の調査だったのだが、東京23区内で比較的寝やすい代々木公園で安眠してから出かけると都合が良かったりする。やはり困ったときは代々木公園級の大きな公園があると、野宿派としてはとても助かるのよね。
実はこのように旅というか遊びではなく仕事絡みであえて野宿や駅寝する、というのも10年以上前からたまにやっていて、先日この話を『野宿野郎』のかとう編集長(仮)に「仕事なのにちょっとした旅気分も味わえるかも」などと吹き込んだらそこそこ興味を示していたが、べつに野宿自体はそんなに面白くはないと思うけどなあ、ふつうにやっていることなので。あえて名付けるとすれば、「バイト野宿」か。




これは9月15日夜、同じく小田急線沿線の交通量調査だが、場所は神奈川県小田原市の富水駅から少し離れたある橋の下。僕は市北部の富水はこのとき初めて行ったが、この地域の偉人として有名な二宮尊徳の記念館が近所にある、と書けばピンとくる人もいるか。
このときは現地に前乗りして、野宿して、沿線の調査に臨んだ、という感じ。しかもこの(翌16日の)調査は小田急小田原線の始発から終電までの時間帯に行ない、そのため早朝4時に現地集合という異常? な条件だったため、野宿しないと逆にやっていられない前乗りありきの仕事だった。こういうときに、野宿の心得と寝袋があると役立つこともあるのね。
というかこの時季はまだ暖かいので、シュラフカバーのみで寝られるけど。でも熟睡すると寝坊する可能性もあるので、眠りが浅くなって勤務中の特に昼間に眠くなるのが難点ではあるけど。まあそこは仕方ない。
ちなみに、この2週間後に同様の調査で藤沢市の小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅付近にも行っていて、その近所、このときは駅から徒歩数分の海岸沿いでも野宿していたりもした。基本的にサーファーが多い地域ね。両日ともに小雨だったなあ。




これは10月9日、関西行2日目の大阪府大阪市港区の天保山公園の朝。関西行の顛末は10月に触れたが、実際にはこんな場所で野宿していた。写真奥の徒歩数十歩のところに例の低い三角点がある。しかも天保山は前々から行きたかったし野宿もしておきたかった場所なので、数年前からの念願がひとつ叶った感じ。良かった。そういう意味では、ここが今年最高の野宿地でしたな。
大阪再訪のさいはまたここに寝に行きたいものだ。でも同市内では、代々木公園と同等の面積の大阪城公園のほうがより広々としていて数段寝やすいけどね。


というような野宿も細かくやってはいるが、それでも全体的には小粒ですなあ。来年はなんかもっと大々的な旅のなかでの野宿をまたやりたいものだ。『野宿塊』の読者にはよくわかるネタとしては“野宿率”は93.0%から今月ついに93.5%にまで上昇してはいるけど、それでも最近は野宿が足りない気がする。ひょっとして、そろそろ自他ともに野宿ブームは下火? 『野宿野郎』とその愉快な仲間たち? は今後、野宿という行為をどのように受け止めて対処してゆくのだろうか?
来年、良くも悪くも何か大きな進展があるかも、と勝手に大きく期待して気にしておく。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿