温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

ニホンヤモリ(日本守宮) ガラスを這う秘密!

2019年07月22日 | 動物
 ① 昨夜 TVを観ていると、孫が「ムシ、ムシ」と言い出しました。
 2歳の孫にとっては、小さな動く動物は、すべて「ムシ」です。
 網戸を見ると、ニホンヤモリ(日本守宮)がいました。
 灯火に集まる昆虫を食べに来たんでしょうねえ。



 ② 名前に、「日本」と付いていますが、日本固有種でなく、平安時代以降に大陸から入ってきたと考えれられる外来種です。
 網戸からガラスに移動してきました。
 どうやってガラスにくっつくことができるのでしょうか。



 ③ よく見ると、5本の足指に白いひだのようなものが見えます。
 これは、趾下薄板(しかはくばん)といわれるものです。
 この趾下薄板の表面には、ナノメートル(マイクロメートルの1000分の1)サイズの毛で覆われたマイクロメートル(1000分の1ミリ)サイズの剛毛が約50万本あります。
 これらの非常に細い毛が、壁の表面の凸凹に噛み合わさると、分子と分子の間で発生する『ファンデルワールス力』と呼ばれる力が発生して付着できます。
 スパイダーマンも趾下薄板(しかはくばん)が生えているんですかねえ。


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