温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

【実験】猫にマタタビ(木天蓼)

2017年10月06日 | 小さな実験室
➀ 信州で採集したマタタビ(木天蓼)の果実にネコがどのように反応するか実験してみることにしました。
 我が家にはネコがいないので、ネコのいる家庭にお願いし、画像を送っていただきました。



② 画像は受け取ることができましたが、動画は残念ながらキャッチできませんでした。
 資料によると、反応がイイのは以下のようです。
 ア:子猫より成熟した猫の方が反応が良い。
 イ:メスよりオスの方が反応が良い。
 ウ:去勢したネコより去勢されていない猫の方が反応が良い。



 実験した猫は、成熟したオス・メスでどちらも去勢されています。
 実験結果は、左のメスはマタタビを1個噛むような仕草をしたが、それ以後まったく興味を示さなかったそうです。
 ところが、右のオスは、いつまでもマタタビに喉を鳴らし、目を細めており、最後にはよだれを流したそうです。
 ということは、マタタビから発散する揮発性の物質は、「性的に興奮させる媚薬」なんでしょうねえ。
 人間には、効果ないでしょうねえ。



パッションフルーツの挿し木に挑戦!

2017年10月02日 | 小さな実験室
 ① 緑のカーテン「ルコウソウ」は健在で、今も花が一杯付いていますが、下の方は葉が黄色くなってきました。
 しかし、手前のパッションフルーツは、青々としています。



 ② しかも、花が再度 咲きだし、果実もなりだしました。



 ③ これなら、来年の緑のカーテンに利用できそうです。
 そこで、挿し木で増やすことにしました。
 まず、葉を一枚だけ残した枝を20㎝ほどに切り分けました。
 そして、2時間ほど水に浸けて、水の吸い上げをしました。


 ④ 17本はミズゴケに、8本は鹿沼土に植えて、簡易温室に入れました。
 さて、何本発根するでしょうかねえ。



 今から、運動会の代休日になった孫たちと「サンモリーユ下條」へ1泊で行って来ます。
 天気が今一なのが残念ですがねえ。



赤色のキリギリスを写したい!  クビキリギス(首切螽蟖)

2016年11月02日 | 小さな実験室
① 葉の上に茶褐色の クビキリギス(首切螽蟖)を見つけました。




② クビキリギス(首切螽蟖)には、緑色のものもいます。

 しかし、中には赤色のものがいて「赤いキリギリス」として新聞に載ることがあります。

 私は、20年ほど前に一度赤色のクビキリギスを見たことがありますが、写真が手元にありません。

 ぜひ、赤い クビキリギス(首切螽蟖)を写したいです。



③、後脚を持って下から見てみると、まるで血を吸ったように口の周囲が赤くなっているのが特徴です。




④ また、顎の力が強く、噛みつかれた状態で強く引っ張ると、首の関節が細いので頭部だけが切れ残るので「 クビキリギス(首切螽蟖)」 という名前が付きました。

 春から初夏にかけて草本や樹上で変圧器のような音で「ジーーー」と鳴いていたクビキリギスも成虫のまま越冬します。

 白菜の葉の間で越冬しているクビキリギスを見つけたことがあります。




ひっつき虫の秘密! オオオナモミ(大葈耳)とアメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)

2016年10月28日 | 小さな実験室
 野山を散策すると、困りものは衣類にかってにくっつく「ひっつき虫」です。



① 昨日 出会ったオオオナモミ(大葈耳)です。

 外来種ですが、今や日本全土で見ることができます。在来種の植物の生育を妨げる恐れがあります。

 そのため、外来生物法にもとづき要注意外来生物に指定されていますし、日本生態学会では日本の侵略的外来種ワースト100にも指定しています。



② 実体顕微鏡(10倍)で見てみると、刺の先端が下向きにカーブしています。

 そのため、動物の毛や人の衣服に付着し、仲間の生育範囲を広げるのに役立っています。



③ 次は、キク科のアメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)です。

 秋には、黄色の頭花をつけるので、晩秋まで生き延びる昆虫にとっては、有難い存在です。



④ しかし、茶色になった果実は、衣類に付着すると、取り除くのにとても苦労します。

 それは、オオオナモミは果実が大きいので簡単に取り除くことができますが、アメリカセンダングサの果実が小さいことに加えて、もう一つの理由があります。



⑤ 実体顕微鏡(10倍)で見てみると、先には2本の刺があり、下向きのかぎ状の剛毛が表面に一杯生えています。
 
 これが繊維に絡まるので、とても取り除きにくいのです。

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