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青空ーすべてはバランス

プラスチックの問題ーpart5使い捨てプラ規制 最終

7 世界各国の使い捨てプラスチックへの規制

〇資源効率に係る目標設定
EU
2004年 根拠・・・容器包装指令 
目標年2008年 容器包装廃棄物のリユース・リサイクル率 50%以上80%未満
2018年 根拠・・・容器包装指令改正案
目標年2025年 容器包装廃棄物のリユース・リサイクル率 65%
目標年2030年  容器包装廃棄物のリユース・リサイクル率 75%

日本
2000年 根拠・・・循環型社会形成推進基本計画
目標年2020年 循環利用率 17%

〇レジ袋規制
・禁止令
例外や条件付きなどがありますが、基本的な方針として例示します。
アジア・・・バングラデッシュ、ブータン、中国、インド、モンゴル、スリランカ
オセアニア・・・パプアニューギニア、バヌアツ、マーシャル諸島、パラオ 
中南米・・・アンティグア・バーブーダ、コロンビア、ハイチ、パナマ、ベリーズ
非生分解性プラスチック製レジ袋を禁止し、生分解性プラスチック製ならばOKという国もある。
・課税や有料化措置 
例えばオランダ。包装されてない野菜、果物等の生鮮食品を保護する場合などで、厚さ0.015mm以下のプラスチック袋である場合には対象外とする。このような国は多い。 

世界はすでにこのような取組を開始している。

〇EUにおけるその他プラスチックへの取組
・10品目と漁具

食品容器、飲料のフタ、綿棒、カトラリー・皿・マドラー・ストロー、風船の棒・風船、箱・包装、飲料用容器・ふた・飲料用ボトル、フィルター付きタバコ、ウエットティッシュ・生理用品、軽量プラスチック袋、漁具、これらの品目について、取組方法はさまざまですが、できる所から始めようとしている。
その中で、意識向上策は、使い捨てプラ・漁具が環境に及ぼす悪影響について意識向上させ、リユースの推奨・ごみ管理を義務付けることを知らせる活動。 
EPRは、生産者にごみ管理・清掃・意識向上へのコストを負担させるもの。
この2つの方法を多くとっている。

市場規制の方法を取っているのは、カトラリー・皿・マドラー・ストローで、代替物が容易に手に入る製品はプラを禁止し、持続可能な素材で代替品を作るべき製品はプラの使用を禁止する。

総じて、自分たちが考えて「やろう!」という気概が感じられる。 

〇その他の動き
サンフランシスコ市・・・2014年、市の用地内でのボトル入り飲料水の販売を禁止する法令を可決。また、サンフランシスコ市の関係機関がボト ル飲料を購入することを制限した。 
現在、アメリカでは100以上の市で行政のボトル入り飲料水の購入を制限している。

カナダトロント・・・ 2008年、市の用地内(例外あり)でのボトル入り飲料水の販売を禁止する法令が承認され、2012年に発効。
カナダバンクーバー・・・2009年、市の職員、議会のボトル入り飲料水の使用を段階的に制限。市の売店でもボトル入り飲料水の販売を取りやめる法案を可決。 

歯磨き剤の中に研磨剤としてマイクロプラスチックが入っていることは知っていましたが、洗顔料、ボディソープ、化粧品などにも入っていた。これらは、マイクロビーズと言い、1㎜以下の超微細プラスチックだという。
世界では製造禁止や流通規制を始める国が増加している。

日本の動きが鈍い!というより何もしていないに等しい。意識ある企業が自ら改善を行っているという感じでしょうか。プラスチックの問題だけではなく、うそやごまかしにあふれて、世界から遅れて孤立していきそうな日本はこれから大丈夫なのでしょうか?

ーおわりー 
みんと。さんによる写真ACからの写真

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