アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

神谷郁代さん 其の1 

2013年06月15日 | Weblog

 世界に誇れる日本の女性、群馬県伊勢崎市出身


 私自身も、平成以後に、知った方です。

1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、

リサイタルなど活発な演奏活動を展開、ロンドンデビューに際しては、辛口批評家で知られる

「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳に

よる力強い演奏」と絶賛された。

 小澤征爾、若杉弘、ホルストシュタインなどと共に、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、

東京都交響楽団などの国内主要オーケストラを始め、サンクトペテルブルク交響楽団、

パイヤール室内管弦楽団などと共演。

日本フィルハーモニー創立30周年記念ヨーロッパ公演にソリストとして同行。

室内楽においてもクリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団などとの共演で、

好評を得る。 近年ではケニヤ・南アフリカなどのアフリカ各国、ウクライナ、

メキシコなど活動範囲を広げている。


 ピアニストになるためには、すごく小さい頃からピアノをやらないとなれないっていうのは知っていますか?

5歳くらいからはじめないと遅い、といわれるような業種です。

どうしてこの人がヒントになるかと言うと、もしピアニストになれるとすると、

5歳にピアノにコミットしないといけないということです。

問題は「いったいこんな小さいときに本当に本当に潜在能力があるとわかるのか?」ってことがあるからです。

このことに関する考察が、「才能」と「努力」

の関係性を考える上での入り口になるかもしれないと思います。

神谷さんはこんな風に話しています。

努力には才能と言うことが大きくかかわってきます。才能がないと自分自身が、

成長しているかも自分で判断できないこともありますし、

たとえ判断できる位の才能があっても、逆に自分自身のレベルが伸びていないことが分かるから、

やっぱり途中で嫌になってしまう。だって、たくさん練習してもあまりうまくならなかったら、

一年くらいは続くかもしれないけれど、十年も続きます?

 結局、才能があるからこそ、人一倍努力できるのだと思います。

自信なんて別に意識しないでも、ピアノを続けていけるのよ。

逆に言えば、ずっと努力し続けらえ得る人にこそ、才能があるのではないかしら。


 神谷郁代(かみや いくよ、1946320 - )は、日本の世界的ピアニストで、

欧米での 評価は極めて高いが、母国日本では、あまり知られていない

群馬県伊勢崎市出身、父は高校教諭のごく普通の家庭に生まれ、

いわゆる英才教育は一切受けていない。

実兄は、現在も伊勢崎市に在住。

 8歳よりピアノを始める。神谷さんは旧伊勢崎女子高(現伊勢崎清明)に、1年通った後、

桐朋学園高に転校した。

現在でも清明高校は3年に1度、群響出演の音楽教室を開いているが、

以前、神谷さんの教え子でもある近野裕子教諭が同校で音楽を教えている縁での共演が、実現したのである。


神谷さんはショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏。母校の生徒を前に感極まって涙が

止まらなくなり、演奏を一時中断する一幕もあったという

演奏の合間に、指揮者の園田隆一郎さんと舞台に立ち、高校時代の思い出を話し、

「ピアノができる男子はかっこいい。途中でやめないで」と生徒に語り掛けていた。

ピアニスト神谷郁代は「才能があるからこそ、人一倍努力できるのだ」と言った。


  神谷郁代さん は、日本を代表する世界的ピアニストなのだ。


ことの発端は、昨年秋の週刊新潮に掲載された「週刊新潮 掲示板」である。

以下原文のまま、

 その掲示板に、神谷さんはコメントを寄せた。曰く、「1980年にNHKFM青少年コンサート】で放送した、

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の録音を探しています。東京フィルハーモニーと公開録音したものです。

私にとって初めての演奏だったのですが、大切な録音テープをなくしてしまいました。

録音をお持ちの方がいらっしゃれば、是非お知らせください。~後略(原文のまま)」。


  そうしたら、何とその録音が現れたのだという。持っていたのは広島の男性で、

神谷さんの演奏はすべて持っているという豪傑らしい。これも凄いことだ。

そしてつい2、3日前、その録音のCDRを神谷さんからいただいた。

早速聴いてみると、大家の風格というか、広大なロシアの大地への郷愁と、

ニューヨークの摩天楼の煌きが、調和しているような、

実に鮮烈でスケールの大きな演奏であった。

指揮は山岡重信氏、確かに音楽史に刻まれるべき名演である。

以上原文のまま、

 

山岡 重信(やまおか しげのぶ1931年 - )は日本指揮者東京都生まれ。

 

早稲田大学理工学部在学中より、早稲田大学交響楽団(アマチュア・オーケストラ)を指揮する。

卒業後読売日本交響楽団ヴィオラ奏者としても活躍。

プロ指揮者としては1967年デビュー。同年、第1回民音指揮者コンクールで第2位に入賞。翌年には

日本音楽舞踏批評家協会賞も受賞。

1968年より読売日本交響楽団指揮者を務めた。その後も札幌交響楽団東京都交響楽団群馬交響楽団、にて、

指揮者を歴任した。


また、神谷郁代さん自身も次のように述べている。

出会いは実力ですか。確かにいろんなパターンを想像してみましたが、

まったく筋も通っていてその通りだと思います。そういう意味では本当は出会っていない人物、

例えば小説を通して歴史上の感銘を受けた人物も含まれるのですよね。

 出会いとしての実力=潜在能力×努力ですか?それとも、出会いとしての

実力=潜在能力ですかね?時々、

こいつ今は全く大したコトナイノニ努力したらもっと伸びるのにっていう才能にであうのですが。

この質問に対抗意識はありません。真実に近づきたいです。よろしくお願いします。


 神谷郁代さんの演奏の特徴は、原曲に忠実に演奏するのではなく例えば、

シューベルトのソナタは、突然転調したり、ふっと途切れたり、曲想が変わったり、

それでいて冗長な感じがしたりで、演奏するのはけっこう難しいのですが、

それを実にクリアに弾いている…という感じです。

音もクリアで、細部までよくわかる演奏です。

響きも美しく、それでいて力強さもあり、神谷さんならではの表現です。

21番のソナタは特に1楽章が好きなのですが、他の楽章にも新しい発見があって、

聴き入ってしまいました。


他には作品90の即興曲から、234番が入っていて、学習中の人にも非常に参考になる演奏です。

ぜひ聴いてみてください。

正に、円熟の地にいる真の演奏家の1人といえる

50歳以前の演奏は、女流のピアニストだが、失礼な言い方だが、顔ににあわず男勝りの演奏でした。

 

現在、65歳以上で現役で世界的に活動している、著名な女流のピアニストは、

神谷郁代さん以外に、日本人に存在しない。

女流のピアニストと称していても、現実には演奏はしない、評論とエッセイが、

主で又は、単なるピアノ教師である。

神谷郁代さんにこそ、文化勲章が値するのではないか?

事実、神谷郁代さんが、欧米各国をを訪問すると、尊敬と敬愛の念を持って

進んで各国は当然のように準国賓としての対応を行う。

外務省を、通すことなく、日本の知事や、国会議員が訪問しても外交事例の待遇で、

尊敬と敬愛をもっての対応は一切ない。


だから、世界的な一流芸術家は、海外に移住してしまうのは誠に残念な事で、

日本国に於いての、芸術家の流出の代償は計り知れないのである。


 神谷郁代さんの努力家の一端として、下記の様な実話がある。


小学校卒業までに、練習に練習を重ね、3台のピアノが修理不能になったという、

また有る指が、自分で納得できない動きをする場合は、

その指以外は、固定して納得できない1本で、練習を重ね克服した、小学生時代の事である。

いずれの逸話も、実兄からの話である。

 

神谷郁代さん

 群馬県伊勢崎市出身、伊勢崎女子高校1年在学、桐朋学園高校に転校後、

桐朋学園高校卒業の年に毎日音楽コンクール第一位受賞。エッセン音楽院卒業。

クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼ氏らに師事。

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
神谷さんの演奏は素敵! (古谷ともこ)
2017-02-22 01:54:43
知的でハーモニーが美しい演奏で もう一度演奏会で聴いてみたいです
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コメントが遅れましたが (和佐田克己)
2017-03-06 05:45:28
私の郷土誇りです。
兄さんを知っておりますが、
素晴しい人間性の方です。
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