


泊まった

稜線をまっすぐに下った ほぼ真下に位置しています。



昔、立山信仰が もっともっと盛んな頃、
はるばるとこの地まで 苦行の末 たどり着いた信者達が
その奥宮本宮を前にして
つかの間 体を休め、お詣り前の身を清めたのが、ここ室堂山荘でげす。
いわば、日本最古の山小屋。
古の、信仰に篤い人々を思って、
慎ましく朝を迎えた、我が隊でゲス。( ←嘘コケ

( 昨晩も



あの稜線から 滑落したら、
多分、
今見えてるその裾野まで 超楽に戻ってこれるんだろうな~

あ、命の保証はないけどねー





残念ながらご来光は稜線にでもでない限り望めません


奥宮の社殿が ハッキリ くっきり

隣の浄土山との鞍部にある

そこから





一の越まで 1時間、更に山頂まで1時間、
順調なら往復4時間のコース。
楽勝⁈
大切な、何より大事な腹ごしらえを…


隣棟に保存されてる いにしへの「堂」に比べたら
ほぼ天国、いんや、 「浄土」に等しい、快適な小屋で がした。




折角 “浄土”に一番近い宿をとったんだから、
その恩恵を享受させて頂きましょう



朝 7時過ぎ、室堂もこの時間ならば、バスもケーブルも始発前
下界から登ってくる人は まだいません


室堂自体が 既に 森林限界の上だから、
余計な物など一切ない、
潔いにも程がある、 雪面のみの世界。



はぁはぁ ぜぇぜぇ






例によって

アレ~⁈
猿め、


どんどん間を開けられてしまいます…






↑↑ 隣のあちらはあちらで、やっぱり大変そうだけど、
人の心配してる場合でねえし…


って、
コラ~っ‼
( 後で聞いたら、室堂からトラバース気味に
直接結んだルートを示す竹棒を見つけ
そこに 進路を向けていたんだとか… )
まぁ、周りが見えていたんなら、まだ良しとしよう…

え?! 見えていなかった、俺の方が 問題⁈


なんとか、ほぼ予定のコースタイム、1時間で一の越まで登ってきました。

ほら、やっぱり、



後立山連峰が 一望っす


稜線越しの風が 結構 吹き付けるもんで、
ちょっとカッコ悪いけど 失礼しまっす、と

いえいえ、なかなかお似合いっす

ひゃーっ、↑
カッチこちやぞ‼ ↑ カッチこちやぞ‼
いよいよ、ピッケル⛏の 出番です‼

気を引き締めて行きましょう‼
つい数日前にも、滑落者が出たそうです…



置かれている状況を理解。
こりゃ

珍しく男気だして 先頭に立ちます。


下から見上げる分には あまり気付かないけど、
場所によっては斜度は中々のもの、

加えて、雪面と、風で雪の飛ばされた 岩が露出した所と、
トレースは その両方を縫って続いています。
慎重にルートを辿って行かないとなりません。

実際、山頂間近まで、 写真を撮る余裕もありません。
⛏ピッケルを 雪面に突き刺しながら、
この箇所、登ったはいいけど、帰り 下りる時、大丈夫かな~
と、思いっきりビビる



とは言え、

そんなチキンなハートを 無防備に 晒すわけにはいきません。

努めて平静に、淡々と足を運ぶのでありました。

そして、ついに…


ほぼ予定したコースタイム通りの登頂、






今日ほど、ピッケル⛏様の ありがたみを感じた事 なかったね~

ぐるっと360度、見えます。

天気が安定していてくれて、助かった~

GWの時期って、3,000m級の山は 夏と冬とがちょうどせめぎ合う時だから
晴れれば 汗かくほど暑くなるし、
一旦崩れるとすぐ吹雪いたりして真冬に逆戻り。

我々の行ったこの1週間後にも
大荒れで 何人もの遭難者、滑落者が出ました…





↑↑ 槍様を、この角度から見るのは、初めて。





↑↑ あれまぁ~ 富士山も!!



いつか、ここに宮司さんの詰める夏に再訪しないとね~


ねぇ、キャディさん、景色もとりあえず満喫、そろそろ下ろっか

「一の越」まで、もう一度 気を引き締めていこうね~

後で気づいたんだけど、
結局、登りも下りも
ちょっとだけ斜度の緩んだ「三の越」あたりの写真しか撮っていませんでした。

やっぱり安全に下りる事だけに集中していたんだね~


「一の越」山荘の前まで、どうにか無事に戻ってこれた~

よっぽど緊張していたんだね、


そう言えば、登りで 我隊の後についてスタートした男女3人のパーティー、
結局 その後、ここまでの往復ですれ違うことはありませんでした。

多分、登りのとっかかりで早々に諦めて撤退したみたい…

山は逃げないから、経験を重ねて、また来ればいいさ、ねっ!?


イヒヒ、あとは、楽勝?!

と、思ったら、富士ノ折立 の下の方で 小規模な雪崩が発生したみたい…

ヘリコプターが さっきから上空を行ったり来たりしてます。
最後まで、油断禁物。
雪も、今朝の登り出しと比べると、
かなり柔らかくなってきているのが、素人にも分かるよ


雷さまが いきなり飛んできてくれて
緊張を和らげてくれます。
今回は、ほんとにたくさん、出会えたなぁ~

あら、あそこにも…


不要な荷物を置いて来たので、
室堂山荘へもう一度戻らなくてはいけません。
この辺まで来れば、ちょっとぐらい羽目を外しても
怒られないでしょう…


イ~ ヤッホ~!!





とうちゃこ~

目の前にすぐ見えているんだけど、山荘からは 550m程の標高差のピストン、
やはり それなりに 登りでがありました~


始発で今 ここまで着いたばかりのバックカントリーのおじさまと しばし雑談。

別山方面をバックに、






立山三山縦走も、いずれやったるぞ~ イエ~ィ

室堂まで戻ると、昨日と同じ喧噪が待っていました。

さっ、これから富山側にもう一度下りて、美味しいもの食べてくぞ~ イヒヒ

後編(おまけ編)に続く…
最後まで おつきあいいただきありがとうございます。
ついでに、こちらも よろしくお願いします…

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
