山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

やっとこさ 夏山到来!! 北アルプス薬師岳編(後編)

2020年09月23日 06時55分22秒 | 北アルプス

 さて、翌朝です。

寝坊しないように、且つ 同室の他の方に迷惑をかけないように、

携帯アラームのバイブをオンにしていましたが、

早くに寝床についたおかげでちゃんと予定していた3時半過ぎに目が覚めました。

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ふふふ、

頂上アタックに備えた準備も、着替えてザックを背負うだけに寝る前に済ませていたので、

余    裕 … です … … … ふふ、… 完 璧     だ な  … … …  … … …  

って、危ないあぶない、二度寝するところでした!!

頬をつねって 体を起こします。

そーっとシェラフカバーから体を抜いて、

おサル隊員は?!  と気配をうかがうと、ウキキッ、起きてるじゃん

 

用意しておいた最小限の装備をつかみ、

山荘の階下へ下りていくと、既に何組かが、山頂アタックの準備をしています。

自分たちだけでなかったのに ちょっと安堵しつつ外へ出ますが、

8月末の日の出は5時過ぎ、まだ真っ暗です。

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少しガスも出ているし、

明日の朝はいい天気だよ、と請け合ってくれたイケメンお兄さんの言は 外れちゃったのかなぁ

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用意万端、これで出発OKなのですが、

単純な登りだろう ルートも、我隊にとっては初めて。

できれば慣れている先行者のライトの光が 歩く先に見えていれば、

離れていても安心なんだけどなぁ

気配を探ると 玄関先の 2、3グループ共、皆、想いは同じようです …   

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え~い、ままよ、時間も気になるし、行ってまえ~!!

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こういう時の おサル隊員は実に頼もしい。

真っ暗な、漆黒の闇の中へ、ヘッデンの灯りを向けながら、ずんずん進みます。

隊長も、ヘッデンに加え、ミニマグライトを手に 足元を照らしながら、負けじと進みます。

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闇に浮かぶハイマツの中のトレイルと

時折岩にマーキングされた やらをたどり、

徐々に高度を上げていきます。

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暗いと自分達の進み具合や、進む先の地形が把握できないので、

ピークについたのか、まだ先があるのかが 初めての場所だけにわからない

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幾つ目かの大き目のピークに着いた時、うっすらと祠みたいなシルエットが浮かんできました。

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着いた!?  着いたね!?   ウキキッ

おサル隊員と ぬか喜びしていると、

我隊の後を50メートルほど遅れて歩いてきた中年ご夫婦がやって来て、

「あれ?  山頂にしては ずいぶん早く着き過ぎだねぇ」、と … 

へっ?!

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え?! 違うの?!

すぐ後から ソロの男の人がやって来て、当たり前のように

更に左奥にある フラットなトレイルに向かって進んでいきます。

あらま!?   どうやら、まだピークは先のようです。

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目を凝らすと、やっと うっすらと 足元が浮かび上がってきました。

左奥に 高さはそれ程変わらないまでも 別のピークが見えます。  

あっちだ!!

 

ここからは、歩を進めるごとに 暗さが薄れ、だんだんとまわりの山のシルエットが見えだしてきます。

いつの間にかガスもとれ、こりゃあ 素晴らしいご来光が見えそうです。

薬師岳、登頂っす!!

何気に また百名山一つ、ゲットだぜっ!!

おっと、お薬師様に 肝心のお願いをしないとね!!

素晴らしい朝焼けです。感動っす!! 

いつまでも 眺めを楽しんでいたいけど、時間が読めるようになるまでは、早目早目に行動しとこう

残念だけど バスに乗り遅れるわけにはいきません。

山荘へ向け、GO!!

槍さまに、穂高オールスターズさま

今朝は一段と男前です!!

下りはもう、明るいので もう  全然No problem!!

スイスイ

結局、一時間半で山頂を往復できると言っていたイケメンお兄さん、大正解でした。

貸し切り状態の食堂で ちゃんと朝食をとる事も出来て、

6時過ぎには山荘を後にすることが出来ました。

大部屋も、これこの通り、感染対策用の仕切り板が…

 

さぁ、行くぜっ!!

山荘越しに、手前側の偽ピークと 左奥の 本物ピークが クリアに見えています。

 

やっばりここは富山県なんだねぇ、日本海の水平線が、地平線みたいに見えます

 

 

チングルマが 朝露に濡れ、良い感じ

 

 

コル部分にある「薬師峠キャンプ場」 。ここから登り返しを経て太郎平小屋へ

 

薬師岳山荘のシルエットが、この位置からはちょうどマウンドの陰に入り見えません。

しかし、良く登って下りて来たねぇ、我ながら感心感心…

登り返しを登りきったところで振り返ってみます。

太郎平まで  順調に戻っていければ、その先の時間は 大体読めるだろうし、

なんだか急に 全然余裕のヨっちゃんっす

 

あれが 黒板   黒部五郎岳方面?! は?!

 

太郎平 到着です。

隊長の腰かけた隣のベンチのおじさん2人連れは、

折立から朝登ってきて、ここから黒部五郎岳を踏んで 雲ノ平をまわって来るのだとか…

そうか、改めて見渡せば、太郎平からは、憧れの雲ノ平も よーく見えるんだね

いつかは、このおじさんたちのように、雲ノ平をめぐる周回や、

新穂高まで雲ノ平を通って抜ける縦走にチャレンジしたいなぁ

何日必要だろう?  3日?  脚はもつかなぁ

 

 

 

 

 

折立への長いルートを下りながら、ずーっと右手に望める薬師岳山塊の、なんて雄大な事だろう !!

夏山は、もう今年は終わりだろうけれど、

この山塊、春や秋も それはそれはいいんだろうなぁ

望遠で覗けば ほら、お世話になった薬師岳山荘が見えるよ

 

昨日は雲が掛かって見えなかった、王者 剱さまも 見えています!!

 

 

いよいよ、薬師岳山塊とも、ここでお別れっす。

 

剱岳とも、お別れっす!!

 

あとちょっと   頑張りやっしゃ

 

無事、50分近く余裕を残しての下山完了っす!!

おサル隊員、頑張りましたっ!!

 

ミッション、コンプリートっす!! 

 これから イヒヒ、富山に戻って、イヒヒ

ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒーーーーーー

 

壊れてます

 

 


やっとこさ 夏山到来!! 北アルプス薬師岳編(前編)

2020年09月21日 12時53分25秒 | 北アルプス

 夏も終わろうという今頃になって やっとの更新です…

新型コロナ禍の影響で、この夏はどこの山域でも例年とは全く異なる夏を迎えました。

当初は 山に行くことさえ憚られ、

山に入ろうとする人間を一括りにし、常識のない、身勝手な輩と断じる風潮さえあって

ぎすぎすした空気が、

本来そんなものとは無縁の山の世界にも押し寄せもしました。

おっと、あまりその事に触れすぎても、

つまらない炎上騒ぎに巻き込まれたくないので これくらいにしとこっと

 

さて、夏山です。

やっぱり、夏山って言えば、アルプスじゃない?!

おサル隊員とせめて この夏、一度くらい行っておきたいなぁ…

で、三密を極力避けて、お盆休み過ぎたあたりなら、

なんとか行けない?!  行けちゃわない?!

天気予報をにらんで…

8月も来週には終わろうという夜、我隊はバスタ新宿に立っていました。

三列シートの夜行バス、しかも登山バスじゃないから 程々に空いてるし、うん、正解!!

 

 

富山駅到着です。

山小屋一泊分の荷物だけザックに詰め、残りはコインロッカーへ

先ずは富山地方電鉄で、有峰口へ向かいます。

有峰口からは、バスを乗り継ぎ、登山口の折立

例年なら富山から直接 折立行きのバスがあるらしいんだけど、今年はしょうがないね。

目指すお山は『薬師岳』

とりあえず山頂手前の薬師岳山荘へ向かい、

時間と天候次第で登頂を考えようという計画。

薬師岳を選んだのは ?

お薬師如来様にコロナ禍の早期平癒をお祈りするのにぴったりだと思ったから

マジか一!? (笑)

ここ折立では、1週間ほど前から、人様を恐れないが出没しているらしく

ザックや車が荒らされているのだとか

バスの運転手さんも、バスを降りたら ぐずぐずせずに、すぐ出発しなさいと… マジか~

 

折立から歩き出すのは初めて。けっこうな急登からスタート

 

三角点のあるここまで、一気に登ると稜線が見えてきました

 

 

トーテムポールみたいな棒、あれは何 ?!

 

稜線が幾重にも重なる、あの一番高いところが薬師岳だったと知ったのは 帰路でした。

もし知ってたら 気持ちが折れかねない、そんなずっと ずっと 遥か先です。

 

森林限界を超えたのか、陽を遮るものが何もなくて、暑い!!

 

ん?!  有峰湖が 遥か下に望めるじゃん

 

暑い!

 

この辺りから 先行する おサル隊員が 目に見えてペースダウン。

前を替わって歩きます。

 

登山道の補修中。働いているガテン系お兄さんや ベテランおじさん、毎日ここ登ってくるのかな?

それって マジ大変。自分なら死んでしまうね~

( 帰路、思い切っておサル隊員が尋ねたら、太郎平小屋に泊まり込んで通ってることが判明。だよねー )

 

 

やっと 道の勾配が楽になったぁ~

 

ん?!  ちょっとガスが湧いてきたなぁ~

これ、「五光岩」っていうらしい

展望スポットになっているのでちょっと休憩。

 

と、再び歩き出した途端、ポツリポツリ、お、雨?!  と思ううちに暗くなり…

本降り、のち、土砂降りに…

 

太郎平小屋が すぐ目の前の所まで来ていたので、あわてて軒下に逃げ込みます

それにしても 急変しすぎだろ、登りだしはあんなに晴れてたのに…

 

 

雨具は着たものの停滞を余儀なくさせられ、軒下で立ったまま おにぎりを食べていると

30分ほどで 何となく明るく、霧も取れだして…

 

よし、再出発じゃ!!

ここで (憧れの)雲ノ平方面と、薬師岳方面と、道を分けます

 

 

なんて でっかい山容なんだろう

この時点で、もしかして あの先の山が薬師岳?!  と うすうす気づきます。

おサル隊員には まだ教えないほうがいいでしょう

なんて、隊長が気を配っている間に

おにぎり食べたら、元気回復したみたいで、

とっとと先に歩いています ( ちっ、おサルめ )

 

一回、深い谷へ大下りしなくてはいけないみたいです…

 

今から下りきったところが 薬師峠

熊どんのせいで、太郎平テン場は閉じられているようなので、

テン泊する人はこっちを使わざるを得ないようです。

でも 水場もあって、なかなか快適そうでした。

 

ここからの登り返しが、けっこうハードで、

あれっ?  写真撮ってないじゃん

 

やっとこさ、眺望のある所まで登り返します。

もしかしたら 薬師岳山荘が 見えるんじゃないかなぁ~ と期待していたんだけど

全然、気配さえ まだありません

 

 

でも この広大な「カール地形」は、薬師岳に繋がる地形なのは間違いなさそう

どこかの陰に 山荘はあるはず

頑張れ自分、ついでにおサル隊員

 

 

 

喘ぎあえぎ、一つピークを越え、次のピークへと進みます

 

もう、見えているピークは 頂上方面にしかないのに、絶対おかしい、そんなはずない

と 左に回り込んだ時、ハイマツの陰から赤い屋根が目に飛び込んできました!!

 

 

 

やったー! 山荘 到着っす!! 

 

 

ほっとしたのも束の間、重大な決断をしないといけません。

地図のコースタイムによると、明日 折立のバスに乗るには、朝  頂上を踏んで下りたのでは

時間的に けっこう厳しそうなのです。

なので、荷物をデポして、今から頂上を踏んできてしまえば

明日の行程が楽になるのは明らか

しかし、その脚力が、今の我隊に残っているかというと 微妙

しかも 天候は 雨こそ上がったものの 眺望が望めるほどではないし…

やはり 行程は厳しくなっても 明日にしよう、朝食をお弁当に代えてもらって

少しでも時間を稼げば何とかなるんじゃね!?

などと 相談しつつ宿泊手続きをしていると

感じの良い山荘のイケメンお兄さんが、

大丈夫ですよ、朝4時に出て

頂上を踏んで、それからここに戻って朝食を取っても

コースタイム5時間ですから、11時40分のバスなら楽勝で間に合いますよと

請け負ってくれました。

そうと決まれば、イヒヒ、ビール、ビール!!

宴会開始です!!

 

 

気づけば、陽が暮れていきます。

槍さま穂高オールスターズのシルエットも 暮れなずんでいきます

 

 

 

この後、再びガスが出てしまい、夕焼けは残念、見えず

 

明日 天気になるといいなぁ


超大型台風(19号)接近!! 滑り込みピストン 燕岳!! 編

2020年02月01日 17時00分52秒 | 北アルプス

いけね!!   

2019年登山で、忘れられない山行が もう一件あったっけ!!

会社の ℐ先輩に誘われて行った、燕岳ピストン!!

これ、忘れたらあかんやろ~

 

 

以前から お互い山をやるのは知っていて、ℐ先輩

「一度一緒に行こうぜ~」

との 熱いラブコールに応えて計画した山行でした。

ところがよりによって 1か月も前から楽しみにしていた

まさにその日取りに合わせるように北上してきたのが 例の 台風19号!!   

列島各地に(特に東日本に)大きな爪痕を残した奴の為に

当初の 燕岳~大天井~常念 の縦走プランを

天候次第の 燕岳ピストンへと 急遽変更。

※車の回送サービスまで 予約していたんだけどね~

 

前日 仕事を早目に終えて、いったん帰宅。荷物を抱えて ℐ先輩の車に拾ってもらったのが午後10時。

中央高速を飛ばして 登山口の中房温泉に着いたのが 12時半頃 だったかな。

駐車場で車中泊の準備をして、車の中で 遅~い 宴会をスタート、

1時間ほどで、持参したワイン2本にサワー少々を空け、いつの間にか眠りににつきました。

 

目が覚めたら、既に空はもう明るくなっていて、 明らかな寝坊。

慌てて飛び起きて したたかに天井に頭をぶつけ、目が覚めました!!

お湯を沸かしてカップ麺で朝食、ℐ先輩は 食欲がなさそうで、コーヒーを口にしただけ…

燕岳初挑戦の先輩に、ちゃんと食べないときついぞ~ とは思うものの、先輩を諭すわけにもいかず

準備を黙々と進め、さぁ 遅ればせながら 出発です!!

幸い、近づいてきているはずの台風の影響はまだ全然感じられず

空も うっすらと 薄日が差すぐらいの天気。これなら 今日一日は大丈夫じゃね?!

 

 

脇の川には温泉が流れ込んでいるようで、湯気と硫黄の匂いが…

ぷぷっℐ先輩、足取り重そうっすよ!! 

 

 

 

駐車場から10分ほどで いよいよ登山口到着っす!!

トイレを済まし、じゃあ行きますか、ℐ先輩!!

と、ℐ先輩「悪い、〇〇!!   体調がどうにも良くないわ、俺。 

ここで待ってるから一人で登ってきてくれる?!」って

えーっ!!  まじすか!!  どうも 完全な二日酔いのようです…

 

という事で、急遽 単独燕岳ピストンと相成ったわけでございます…(笑)

まったく、何やってんでしょ、俺たち…  (反省)

 

 

 

台風が来てるってことで、紅葉時期にもかかわらず 下ってきてすれ違う人はあっても

これから登っていこうという 浮かれポンチは ほぼ皆無。

そりゃ、確かにそうだね~

 

 

でも おかげで、ほぼほぼ 自分のペースで登っていくことができます。(同行者もいなくなっちゃったし…)

 

 

 

 

 

 

 

❝北アルプス三大急登❞ の一つと言われる この登りも、

合戦小屋まで登り切れば、後はそんなにきつくありません

紅葉も、どうやら今いるあたりが一番色づいているいるみたいです

 

 

 

合戦小屋 とうちゃこ~

 

小屋番さんが、忙しそうに 小屋閉めの作業をしていました。

もう すぐに 長い冬に閉ざされてしまうんだね~

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、燕山荘が だいぶ近くに迫ってきました

 

山荘直下に来た頃から、時折 濃いガスが掛かり始めました。

 

燕山荘とうちゃこ~

 

折角の初挑戦だったのに 登って来れなかったℐ先輩の為に、

記念の 「燕山荘オリジナル手拭い」をゲットし、山荘前のベンチで おにぎりを頬張っていると…

 

 

一瞬だけ、ガスが取れて、綺麗に色づいた紅葉があらわに…

 

と 思った次の瞬間には、ガスが再び…

 

 

ガスは濃くなる一方で、これじゃあ 山頂まで足を延ばしても 何も見えないなぁ~

 

『イルカ岩』までは とりあえず来たから、まっ、いいか…

ℐ先輩を あまり待たせてもいけないし、ここで 引き返すことに します!!

ここまで 天気もってくれて ありがとう!! 

 

 

 

 

 

 

第二ベンチぐらいまで戻って来た時、何か 動いて登ってくるものがいます。

熊か!?

ん?!     ℐ先輩!!   

あの後 仮眠を取り直して、温泉入ったら復活したそうで、

途中、俺に会うところまで行ってみようと思って登って来たらしい…

良かったぁ、体調戻って。

 

 

 

とりあえず 無事、登山口まで戻って来れました~

今まで もう少し下った先にある 『有明荘』でしか 汗を流したことが無かったので

『中房温泉』に入るのは 僕も今回初めて。

いいお湯でした~!!

 

この後、安曇野まで戻って、

ℐ先輩の、「下山したらやっぱりトンカツだろう!!」との意見を尊重して

がっつりトンカツを食して帰路につきました。

山梨辺りから、だんだん雨足が強くなったものの、ぎりぎり台風の影響もなく 無事帰宅。

やれやれ、です。

ℐ先輩、また次の機会には、いや、今度こそ、か、

よろしくお願いしま~す

 

 


涸沢は燃えているか?! 2019 後編

2020年01月18日 14時27分53秒 | 北アルプス

さて、年末年始、多忙にかまけ、すっかりご無沙汰してしまいましたが、

早足で投稿 復活してまいります。

 

新居テントで一休み、目が覚めたところで思い出しました、

そうそう、今回のテーマ、

❝錦繍の涸沢、まったりキャンプ❞でした…

 

場所も確保、テントも無事張れたし、そろそろ 食事タイムかな?!

テントから顔を出すと、お兄ちゃんが着々と準備を進めてくれています。

 

 

 

毎回のことながら、お兄ちゃんの手際の良さには脱帽です!!

バゲットを切って、火にあぶり、生おからをカットして缶詰のオイルサーデンと合えて、

ソーセージに火を通して、と澱みがないね!!

極めつけは、生エリンギを大きめにカットして火を通したところに粉末コンソメを絡めたイッピン。

名付けて、「なんちゃってホタテのソテー」だって!!

うま~い!!

小屋で買ってきたビールを皮切りに、担いできたワインを取り混ぜての宴会っす!!

最高っす!!

 

 

 

 

ほろ酔いで見上げる涸沢カールが だんだん暮れていきます。

ん~、  至福の時間っす!!

 

 

 

 

 

 

 

さて、だんだんと空が白んできました。

う~ん、雲が多くて、モルゲンロート は 無理かなぁ…

お湯を沸かして、モーニングコーヒー&アルファ米ベースのピラフと ペベロンチーネのパスタで

ささっと朝食。

込み合う前にトイレを済ませてしまおうと、ヒュッテを往復する間に

すっかり明るくなりました。

 

 

テントを撤収して、

とりあえずはヒュッテのテラスへ

心なしか、一晩で 少し紅葉が進んだ気がします。

ナナカマドの赤も、ダケカンバのオレンジも、着実に濃くなったよね~

 

涸沢カールで 繰り広げられる雲と朝陽のショーを堪能っす!!

名残は尽きませんが、少しづつ 下っていきますか…

 

この時間に もう上がってきている人がたくさんっす!!

 

あっという間に、本谷橋。

 

ナナカマドの赤い実が たくさん地面に落ちているなぁ、と思ったら

おサルの軍団が 食事中だったんだ!!

 

徳澤まで戻ってきました。

やはり、夏でなくても これは外せないっしょ!!

 

 

 

今回は時間は十分あるから、明神からちょっと寄り道して、嘉門次小屋でお蕎麦を食しましょう

 

お兄ちゃん、お疲れさまでした~

先に新島々までのバス便を予約してから、小梨平のキャンプサイトで一風呂浴びましょう

焼岳も いつか登っとかないとね~、

 

 

例によって、松本駅前の「萬来」でしこたま飲んで、帰路につきました~

松本駅には豪華周遊列車の四季島が停車していて びっくり!!

思いがけずの涸沢満喫旅となりました~

 

 

 

 


涸沢は燃えているか?! 2019 前編

2019年12月01日 11時37分00秒 | 北アルプス

 例年、10月の頭に紅葉🍁のピークを迎える涸沢と、その周辺ですが、

いつも仕事の都合で なかなかタイミングが合わず

しかも天候不順の今年に限っては

自分の連休と天候のタイミングが上手く合うなんてことは、

半分奇跡に近いね、と なげやり的に思っていた隊長です‥‥‥

 

が、が、が、何と、

❶先ず 紅葉🍁の進み具合が、残暑が長引いたことで遅れに遅れ ⇒ 何か、タイミングぴったりじゃね?!

❷ダメもとで10月10日過ぎに取っていた連休に、週末ごとにやって来る台風野郎がまたやって来るとの直前までの予報

⇒ ひょっとすると、山行を諦めた人のキャンセルが出るんじゃね!?

 

そう、この二つが揃ったことにより、

3日前にもかかわらず、夜行毎日アルペン号 上高地行き の席が二つ、

ポチッと 取れたんですっ‼️  しかも、3列シートのデラックス号‼️

しかも、台風の影響は 結局 本州にはあまりなさそうという直前の予報に!!

これぞ、ミラクル‼️   行かんでかぁ〜っ‼️

 

 おサル君、許せ‼︎  今回は、“お兄ちゃん”(準レギュラー) との山行っす‼️

 

 

ハイっ、お兄ちゃん登場!     今回もまたよろしくっす‼︎

 

 前夜、東京・竹橋を出た時に降っていた雨も 現地に着いた明け方には止み、

良い感じに晴れだしそうな予感の、上高地バスターミナルっす

 

 

 いつもの、歩きだし風景。

はやる気持ちをおさえながら、河童橋へ向かいます

 

いつもながら、朝の、ちょっとひんやりとした空気が、とても気持ち良いねっ‼︎ 

涸沢での テン泊に備えたザックの、何とまぁ大きいこと!!

ごめんなさい、そのまま、撮らせてもらいました

 

明神岳の凛々しいお姿が、くっきり見えています 

 

横尾までの3時間は、不思議とあっという間。

これから穂高に向かうという高揚感が、多分 楽に乗り切らせちまうんだろうなぁ

これこれっ!!   いい感じに撮れたでしょ!!   ベストショット!!

 

イヒヒ、この 足長おじさん、私め

 

お兄ちゃん、気持ちいいっすね!!

 

 

僕の知る“天国”の、 間違いなくその内の一つ、徳澤に到着っす!! 

 

 

 

 

 

いつかここで、長逗留して、穂高を眺めて日がな一日 ゆったり まったりしたいなぁ

まぁ、足腰が弱った、老後の楽しみにとっておこう

 

 

さくさくと、横尾までやって来ました。天気最高っす!!

来れて良かった!!

ね、お兄ちゃん!!

 

 

 

よしっ、今日はあの屏風岩に挑むぞ!!   (← ごめんなさい、嘘です)

 

 うひゃー、涸沢、見えてきたけど、あんな上だよ〜、

 

 本村橋まで、やって来ました〜

 少ーしだけ、葉っぱが色ずいて来た⁈

 ここ、気をつけて歩かないとねぇ

会社の大先輩 I氏が 涸沢からここまで下って来て、

何でもないとこで転けて脚を骨折した現場ですから、あはは🤣   おー怖っ

 

 

 おサル君の苦手な、最後の登り、

前に来た時、もう見るからにバテバテだったもんね〜

 

涸沢ヒュッテの目印の この吹き流し

下から見えだしても ここまで近づくまでの まぁ長いこと 遠いこと、

ヘリも今日は荷揚げに一生懸命、何回飛んで来たやら

 

 

 極上テラスから 北穂高岳が 丸見えっす

って、まだ腰を据えてしまっちゃあいけません、

 

肝心のテントを張る場所を、先ずは確保しないとね〜 

 

早い時間だと、この コンパネが まだ借りれるんだよねぇ〜

これがあるのと無いのとでは、住み心地が全然違うからね、良かった〜

 

新居の住所はここに決定‼︎  

間取りは1R(約1畳)  トイレ共同、風呂無し、キッチン無し、敷金礼金無し、日極め ¥1,500

最寄りバス停から歩いて6時間、環境抜群なれど 近所に病院等公共施設無し

スーパーもコンビニも無し、売店のみ 

 

さすが手慣れたお兄ちゃん、ささっと棟上げまで完了

 

遅れて隊長の新居も棟上げ完了、

ではでは、新築祝いという事で、先ずは乾杯‼️

 

 

これ、奇跡のショット‼️

向こうから順に、山影越しの常念、奥穂から延びる尾根

そして一番手前に おじさんのハゲ頭‼️

 

さすがに人気の分譲地(但し定期期限付き)とあって、あっという間の新築ラッシュ‼️

 

うっすらと 色づき始めてます!! 

今年は まだまだ紅葉ピークには届いていないねぇ~ あと、1週間?!

 

どこかのテレビ局でしょうか?! 撮影クルーが…

そういえば、さっきヒュッテに着く直前、「山と渓谷」荻原編集長とすれ違ったよ!!

お兄ちゃん に言わせると、涸沢の紅葉は 赤と黄が 程よく混ざるから とても綺麗なんだとか

他の所では ここまでバランスよく混ざり合わないらしい

ふ~ん、そうなんだ。勉強になるね

 

さて、新居に戻りますか

見上げる先の、穂先が、北アルプスに来たなぁ~って実感を増してくれます

 

あと1週間後、ここ、どんだけの紅葉に燃えているんだろう…

 

ヘリは相変わらず忙しそう…

明日明後日、もっとたくさんの人が登ってくるんだろうな~

さて、まったりしてきたんで、夕餉の前に ちょっとテントの中で一休みするか、イヒヒ

こんな気ままさも、テン泊の魅力だねぇ~

(後編に続きます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


再びの唐松岳、そして五竜…(後編)

2019年10月04日 14時01分42秒 | 北アルプス

(前編から続く)

ところで ここの山小屋は よっぽど大人数でない限りは、

基本 予約不要なんだよね〜〜  知ってた?! 知らんかった…

 

いつの間にか 青空は隠れてしまい、雲が広がり、天気は微妙な感じに…

 

(心の中の葛藤)でも明日の方が 間違いなく崩れるって言ってたし…

行けるとこまで行っといた方が 行程的にも心理的にも楽っちゃあ楽だしねぇ…

 

 

「お兄ちゃん」によると、唐松岳〜五竜間での危険箇所は、

唐松岳頂上山荘から歩き出して直ぐの岩場の下りらしい。

だったらまだ雨の降り出していない今の方が、

やっぱり良いんじゃない!?

 

朝 コンビニで買った残りの食料(デリシャスバナナ🍌)をそそくさとたいらげ、

ストックをたたみ、ヘルメット⛑をかぶって、準備をします。

 

 

山荘に群れていた、ほとんどの人は 山荘泊まりかピストンの人みたいで

五竜方面に向かう人はパラパラとだけ‥

へへっ、空いてる方がいいじゃん!レッツゴー‼️

 

「お兄ちゃん」を先頭に、

三点支持、三点支持、六根清浄三点支持六根清浄、と (←ナンノコッチャ⁈)

お題目を唱えながら進みます。

 

 

地図ではコースタイム 2時間とありましたが、

初めて歩くコースは 実感としては1.5倍くらいかかった気分。

おまけに中間地点のコルを過ぎた辺りからは濃いガスが湧き出し

気分はズンズン重くなっていきます。

 

隊長が「お兄ちゃん」に 遅れをとりだし、

とうとう本降りになり出した頃、何とか五竜山荘の屋根が見えました。

やれやれ、

下り坂の天気予報は、しっかりと的中🎯っす。

 

 

 

逃げ込むように山荘に入り、受付へ。

この山荘も 予約は不要派⁈  なのか、特段 問題無く部屋に案内されます。

確か玄関には、「本日は布団1枚にお二人となります」、なんて書いてあったけど、マジかなぁ

「お兄ちゃん」と一枚の布団で…  いや、それはあかん!!

今のところ、8人部屋に先客2名と、我々2名の4名、

この均衡は、果たして守られるのか

 

 

夕食5時30分に 朝食5時30分、現在は四時過ぎ

ちょっと早いけど飲み出して待つか、と

「お兄ちゃん」と宴会スタートっす❗️ 

 

外は ますます本降りの雨に、おまけの凄い風だけど、

関係なく盛り上がる我がチーム、

缶ビール✖️4缶、持参したワインの白✖️2本

調子に乗って飲み過ぎ、

夜ご飯のカレーライス🍛 美味しかったのは何となく覚えているけど

部屋までへべれけで戻り、ばたんきゅう

 

       

 

明け方、 ゴウゴウという風の音で目を覚まします。

どうやらあれから部屋に 新たに加わった人はいなかったみたいで、

ほっ

 

問題は、この雨に、風。

好転が見込めないなら、潔くストレートに下山だね〜

 

 

 

腹ごしらえをしっかり済ませ、久しぶりの上下 完全武装

山荘の玄関を出ると 五竜岳山頂方面は濃い霧の中で、

考慮の余地など 全く無く、即 下山ルートへ

 

 

分岐を過ぎ、遠見尾根

下山ルートとは言え、こっちは初めてのルートなんで、慎重に進みます。

 

 

風は暫くすると弱まったけど 相変わらずのガス

思った以上のアップダウンや、気の抜けない痩せた尾根の通過も有り

案外とタフなルートを 集中して進みます。

 

難所として知られる『八峰キレット』の下の方だけ きれっと見えています。

 

 時折見る可憐な花に 一時 心癒されるなぁ

 

お、少しだけ、霧が晴れてきてる

 

 

雪渓が まだあちこちに残ってるねぇ

 

 

だいぶ進んだ頃、霧の合間から、谷を挟んだ向かいを並行して下る八方尾根が見えるように‥

 

雨が ほぼほぼ止み、ルートも穏やかになって来ると

山頂、ちょっと無理すれば行けたかなぁ、なんて考えだしちゃいますが

あの時の判断は間違いじゃなかったはず

また来ればいいんだから、、ね❗️ 

 

 

 

え~、「お兄ちゃん」の舌がになってしまったわけではありません、行動食の草餅 かじってるんです

 

 

なんと、今シーズン 初の紅葉かも知れません!!  ここだけ、ナナカマドが早くも色づいてました

 

 

あちこちで見かけた、金平糖みたいな花。

 

 アルプス平 到着。「お兄ちゃん」がぼやいていた通り、八方尾根より、やっぱり長かったねぇ

 

 

ゴンドラで楽して一気に下ります。

上では霧の中だったけど 到着した下の駅では天気も 回復中。

 

 

 

 あら、こんな素晴らしい装置があるんだねぇ~  ぜひ、あちこちの山で導入してください(笑)



 

陽射しや気温はまだまだ夏でも、着実に秋はやって来ているんだねぇ

 

 

下りてきた~!!

この日は、ゴンドラを降りた所にある 日帰り温泉でサッパリ。

 

バスを待ちながら、一杯また一杯、

これだから夏の山行はやめられない、

イヒヒ

 

 五竜岳のピークは逃したけど、「お兄ちゃん」お世話になりました~

長野駅まで戻って、また飲みなおそうね~ イヒヒ

 

 

 

今回も長文、最後まで ご精読ありがとうございます。

  

まだまだ 投稿、追っつかないなぁ、  はは…


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再びの唐松岳、そして五竜(前編)

2019年09月21日 00時15分27秒 | 北アルプス

 

 

夏ももう、終わりだねぇ‥

今年の夏は、なんだか短かったなぁ〜

 

隊長の待ち望んだ夏山第一弾は、

実は前回投稿の 八ヶ岳 赤岳の前に行った、

北アルプスの唐松岳〜五竜岳、なのでした。

相棒は、『お兄ちゃん』。(←準レギュラー⁈)

おサル君は 今回 おやすみでーす。

 

唐松岳へは 

山を始めたばかりの頃に、勢いであちこち行きまくったんだけど、

その時に行って以来だね〜

もっとも その時の山頂は「ざんぶり」で、

結局山頂は踏まずに

唐松岳山頂山荘に泊まっただけで帰ってきたから、

ピークハントの数には入れられない 山行だったんだけど

(これが本当の“参考記録”⁉︎)

 

🚄新幹線で長野へ、そこから急行バスで白馬八方へ、

あ、違った、毎日アルペン号で、夜バスだった‼️

 

 

 

初日は 天気保ちそうだけど、二日目は微妙な予報で、

まぁ、行っちまえば何とかなるべ

 

バスはまだ暗い中、七倉、扇沢、五竜と、主要な登山口をつないで、最終の白馬に着く頃にはすっかり明るくなっていました

ふぁーあ、夜バス、今回も やっぱり熟睡できなかったなぁ

 

早朝の白馬、まだ気温も程よく涼しく、くっきりと 下から稜線も見えています 

 

八方ゴンドラ「アトム」の始発は6:30、

待つ間に朝ごはんと トイレを済ましちまおう、ってな心積りだったんだけど

食料を調達しに行ったコンビニ、

何と おにぎり、パンの棚はすっからかん

まじすかぁ〜

 

しょうがなく手にしたのは、唯一の炭水化物、う、う、な、ぎ、弁当‼️

これで 2,000円近い価格!?   勿体無い出費だぜ、まったく

 

 

さて、ぼちぼちゴンドラへ向かいますか…

お、白馬のジャンプ台が見える…

 

 

 

 さて、ここから、ゴンドラとリフトを乗り継いで、と…

 

 

 いい感じじゃ ないっすか〜 いひひ

 

 

お兄ちゃん、よろしくお願いしますっ!!  

 

リフトを降りた八方池山荘が 実際のスタートっす‼️  

 

 

 

 

 

 

 

人気の山に 人気のコースって事で、まぁ、人が多い事 

 

あれは、学校登山の 学生さんの列かなぁ

 

 

 

歩きながら、以前歩いたルートを 少しずつ思い出しつつ、足を進めます。

あぁ、あったなぁ、こんなケルン、みたいな感じで、

確か、もうそろそろ 八方池が見えてくるんじゃなかったっけ⁈

 

 

 

 アングルを捜すわずかな間にも 天気がどんどん変わっていきます。

そうそう、前の時も 結局、“逆さ白馬三山”は 心眼で見たんだっけ、あははは

 

 

さっきまでは 白馬三山も 大雪渓越しに綺麗に見えていたんだけど‥

 

 

 

 

 

 

 

 

涼しい 気が満ちている扇雪渓の脇を通っていきます

 

 

 

ん?!

前の時、「扇雪渓」を越えてからは、

長〜い トラバースの巻道を歩いた記憶があるんだけど、

いっこうに巻く気配が無いし、どんどん上に登っていくばかり。

そう言えば冬道がどうのこうのと、さっき書いてあったっけ⁈

お~い、大丈夫?!  へばってきたんじゃない?!  と お兄ちゃん

はは、見抜かれちゃった…

 

やっぱり 巻道は 崩落していて、通行止めみたい‥

 

結構 岩場を越えたんで、

標高的には もう山荘に着いていい頃なんだけどね、

と、お兄ちゃんと話した直後に

赤い屋根が眼下に飛び込んできました

 

唐松岳のピークも 丸見えです。

 

お兄ちゃん、決まってます!!

 

隊長、へばってます!! はは

 

ちょうどいいから 分岐に荷物をデポして、

サクッと 山頂をピストンしてきちゃいましょう

 

 

 

とうちゃこ~  天気が崩れる前にやって来れた!!

一体、何年越しの 登頂なんだぁ⁉︎ 

唐松岳って、てっきり100名山だとばかり思っていたんだけど、

300名山だったんだね~

 

ほんと、山荘とは 目と鼻の先なんだねぇ 

 荷物もデポしたし、下りは すいすい

 

 

 

さて、山荘に戻ったら、取り敢えずは お昼だね

このまま一気に五竜まで行ってしまうか、

それとも唐松岳山荘に宿を取るか、

お昼を食べながら お兄ちゃんと相談だぁ

 

 

足元には 夏山を彩る コマクサがたくさん咲いていました

(後編に続く…)

 

 

 

 

今回も長文、最後まで ご精読ありがとうございます。

  

まだまだ 投稿、追っつかないなぁ、  はは…


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槍穂 展望の山、再び‼️ 蝶ヶ岳(下巻)

2017年11月08日 11時28分59秒 | 北アルプス
さて、その晩は、この時期としては珍しいくらいの暖かい夜で、
風もほとんど無く、
一人、テントの中で、
誰にはばかる事なく
手足を伸ばし放題
朝まで 大いびきをかくこともなく過ごしました‼︎
✳︎注 私のテントは、完全防音なのです ( ⇦嘘‼︎ )
イヒヒ

夜中、
一度だけテントから⛺️顔を出してみましたが
残念!月明かりがまぶしすぎて、
星は思っていたほど見えませんでした‥

あ、そうそう、
山小屋は その晩 三人で一つのお布団だったとか なかったとか‥
テントのありがたみを享受させていただきました、イヒヒ
苦労した甲斐があった‥




四時をすぎたあたりから、
ザワザワと 外で人が動き出します。
ご来光🌅と、モルゲンロート

期待が高まります‥

さすがに明け方なので、
アウター2枚にダウンを着込み、さあ、臨戦態勢オッケー👌
どこからでもかかってらっしゃい‼️
(もちろん誰も かかってきませんが‥ )





おっ⁉︎ 富士山、見えてるじゃん‼︎


反対側の穂高岳方面には、
きれいに 雲海が広がっています。



お兄ちゃん‼︎






おっ‼︎ 出ました‼︎




ひとしきり 眺めていると、
一緒に眺めていた周りの人波が、さーっと反対側に動き出します。


モルゲンロートにみんな期待してるんだねー

しかし、この朝 これ以上焼けることはなく‥‥‥‥ 残念‼︎





今頃、あの “涸沢村” では、
やっぱり モルゲンロートを巡って、大騒ぎなんだろうね〜 (笑)

さて、それじゃあ、簡単に朝食を 済ませて、
行きましょうかね〜

当初、自分的には ピストンで三俣に戻るつもりだったけど
昨日お兄ちゃんと話したら 上高地へ下るつもりみたいなので
まぁ、それはそれで いっか!

テントと荷物は 残したまま、
“蝶槍”までピストンして、。
槍穂の展望を 満喫してきましょう‼︎



前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、キレットに 槍ヶ岳と
山や の憧れの、オールスターが 揃い踏み。


片や、乗鞍岳に 木曽の御嶽山も‥








いつの間にか 雲海はきれいに消えて
上高地( たぶん徳沢のちょっと先 )まで、見通せます。


常念岳をバックに、手前のとんがりが“蝶槍”っす。
その手前が、隊長っす‼︎ ププッ
怪傑ハリマオ、かいっ‼︎ ( 古っ )



どこまでも青い、ぴーかんの空。
最高っす‼︎








お兄ちゃん、決まってるなぁ〜



幕営地に戻り、テントを撤収、さぁ、徳沢へ向けてGo‼︎
ん⁉︎ 気づいたら、一番ビッケ‼︎ (笑)





槍穂の展望も、これで しばらく見納め、っす‼︎


実は隊長、
11月早々に、例の聴神経腫瘍の摘出手術を受ける事に決まりました。
え⁉︎ 手術⁉︎
そう、開頭手術‼︎

この時は まだ それほど、と 正直思ってましたが
今、実は これを病室で書いています。
えーっ‼︎ 病室でー⁉︎

そう、もう看過できなくなっていたんです。
めまい、ふらつき、味覚障害 ‥‥‥


中途半端は嫌だし、直径4センチもの腫瘍、

潔く、明日、
“まな板の鯉”に なって、取り出してもらいます。

また 来シーズン、
こうして 山ブログを 書いていられる事を願って
元気でいられる事を、
生きていられる事を ‥‥‥ 願います。
神様、
どうか お守りください‥‥‥‥



奇しくも、
日本のお山の、ナンバー1、ナンバー2、ナンバー3 が
並んで見えていました。







徳沢へ、戻って来ました。
黄葉は、もうここでも 始まっていました。







ここは、日本で、もっとも気持ちのいいキャンプ場の一つ。
いつか、ここに、キャンプする為だけに来るのも、いいね‼︎









いつもは 疲れ切って、惰性で歩く、
上高地までの 帰りの道も、
いつまでも 気持ちよく 足が動くのでした
( と、言う事にしといて下さい、イヒヒ )









お兄ちゃん、お疲れ様でした〜‼︎

帰り、凄い人出でしたが、何とか松本までの切符もゲット!
今、こうして書いていながら
松本で、予約していた 帰りの「あずさ」の時間まで、
美味しい地元料理に ありついたのが、
随分 昔のことに思えます。
右聴力は 諦めたから、
せめて 味覚と、ふらつき、めまい、は
治りますように‥‥‥


じゃ、行って来ま〜す




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槍穂 展望の山、再び‼️ 蝶ヶ岳(上巻)

2017年10月31日 02時33分25秒 | 北アルプス
10月初旬の三連休と言えば、
山をやる人間にとって 実にそわそわと落ち着かない時です。
そう、関東近辺の 頂が、
いっせいに 紅葉(黄葉)の見頃を迎えるからです。


(イメージ)

紅葉って、意外と真っ盛りの期間は短くて、
あっちの山もいいなぁ、おっ、こっちもいいじゃん、
でも あそこもいいらしいぞ、などと目移りしていると
直ぐその盛りを過ぎてしまいます。

いつか、それなら全部、気の済むだけ回ってやれ〜
と 時間や休みを気にせず、
ザックとカメラを引っさげて
日本国内を右左に 、好きなだけ歩き回るのが、
目下の私めの、ささやかなリタイア後の夢でございます、はい‥

それに 悲しいかな 動かせる体は一つだけ、
休みと 天気の塩梅を秤にかけて、
泣く泣く行く場所を絞り込むのが 現実でございます、はい‥



で、絞り込んだ先が………  蝶ヶ岳‼︎
他にも もちろん候補はあったんでございますが、
①懐具合
②アクセス
③足元の不安(⁈)……… 訳は 今はまだ内緒
などの理由から、
ここにした訳でございます。

とは言え、
紅葉 真っ盛りの三連休でございます。
場所によっては
布団一枚に、おっさん三人‼︎
なんていう悲劇
充分あり得ますです、はい‥
ならば、しょうがない、奥の手を出すか
と、文字通り部屋の奥(のて)から取りだしてきたのが「ざ テント⛺️」

実は、これが苦行の始まりでございました‥






珍しく今回は、
天気の心配は一切しなくていいくらいに、ドぴーかん‼️
相棒は、と言うと
おサル君でなくて、久々登場の “お兄ちゃん”

え⁈ おサル君は どうしたって⁈
おサルは 生意気にも(失礼) 今、ワイハ の空の下でげす‼︎

余談 なんでも秋田県のある地方では
驚いた時に「 わいは‼️」という 感嘆詞を口にするらしいですが
今、これ読みながら「わいは‼︎」と呟いていた あなた!
あなた、秋田県人でしょ⁉︎





今回、お兄ちゃんに、いいことを教えてもらいました。
東京から松本方面に来るのに
普通 どうしても「あずさ」利用を前提に考えてしまいますが、
いかんせん 時間がかかるのが難点です。
ところが、新幹線で長野に出て、そこから松本方面へ
電車にしろバスにしろ向かえば、
その時間の短縮が可能だということを。

今回、松本の乗り継ぎで 小一時間程 無駄にしながらも、
豊科駅に着いたのは、中央線経由より20分近く早い時間でした。

お金はあるけど時間がない人には おすすめです。
え⁈ 時間もないけどお金もない人⁈ ⇦ 俺かい⁉︎
ん〜っ、
残念っ‼️ 🙏ち〜ん⁉️



「三俣」まで、タクること20分少々、
さあ、いよいよスタートっす‼︎


登山届けは、ここで出します。
「東京からかい?」
「電車で東京からだと、この時間が精一杯だねぇ」
「どっちに下りるの?」
「気をつけてね〜」
登山口のおじさんとの、なんでもないような会話ですが
不思議と心が和みます。


何日か、雨が続いていたので 少し 足元が湿りがちですが
気持ちの良い森の中に足を踏み入れていきます。


この辺りでも色ずき始めた黄葉が、
陽の光に照らされて とても綺麗‼︎



それにしても、でっかいザック。70リッターは あるんでないかい。
どうしてもテン泊だと、荷物がかさみます。








出た❗️ 熊🐻❗️
と、一瞬身構えたのは、先にその腰ミノに目がいったから。
森の狩人さんかしら⁈
一発で、記憶に残るインパクトです。

で、改めて辺りを見渡すと、
これだ、これ‼️



数多くの 山ブロガー達の話題を集めてきた
“ゴジラの木”に 初めての ご対面っす‼️ イシシ
それにしても、よくできてるなぁ
自然にできた造形に、脱帽っす!





時折、登山道の木の枝先に顔を覗かせる あの稜線は
常念? それとも 前常念?
何れにしても まだまだ、登らなくちゃね〜



“豆打ち平” あたりから、
だんだんボデーブロウのように、
テン泊荷物を背負った体が 鉛のように重く感じられ出します‥







後ろが開けている場所まで やっと登ってきたぞ〜
安曇野の街が見下ろせます







もう、この時点で、ヘロヘロ
テント荷物を背負っての急登は、やっぱりこたえます‥

それに、お兄ちゃんには黙っていたんですが
持病の聴神経腫瘍が悪化していて、
どうも「前庭」っていうところがいかれているらしく、
梯子が連続 したところや
急斜面で スムーズに足が運びません 😭

騙し騙し、ここまで来たけど‥‥‥‥

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ついに、カミングアウト‼️


ん! 気合いだ気合い!





やった〜‼︎ とうちゃこ〜‼︎
眺望 確認する前に、まずはテント設営っす‼︎
良い場所、空いてないかな〜?

設営済んだら済んだで 、もうダメ、
一休みさせてけろ〜 けろけろ〜

脚がつりかかっているのを 騙し騙し、
テントの中に、ひっくり返ります‥ ‥ ‥ 





30分程、ボーっとひっくり返っている間に、
すっかり曇ってしまいました。

ん⁈
ジュ〜ッ、ジュ〜って、何やら香ばしい匂い‥‥
テントから顔を覗かすと、お兄ちゃんがソーセージを炒めて います。
「そろそろ、やらない⁉︎ 」
やります やります、やりま〜す



暮れかけた、蝶ヶ岳のキャンプ場で
ささやかな、晩餐の開始です。
お兄ちゃん、つまみを色々持って来てくれてました 😁
ありがとうございます〜😊
どうも いつもおサル君に 食料関係は任せっぱなしなので
こういう時に気が回っていない事を痛感、
反省っす‼︎ 


食べ、飲み終わると、
いつの間にか、
深い闇が、キャンプ場を包んでいました‥

月が上るまでの間
ランタンに浮かび上がる 色とりどりのテントに
目を楽しませる 隊長なのでありました‥ 




後編に続きます。


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北アルプス裏街道? 双六〜三俣蓮華〜鷲羽周回(その4)

2016年09月25日 11時03分03秒 | 北アルプス
浅い、浅いなぁ〜
お布団に入っていても、眠りの奥で意識が完全には寝ていないのがわかっています‥

相部屋の人の 寝返りをうつ音
軽い寝息、 ん⁈       イビキ か⁈
夜の闇の中で、皆、どんな夢を見ているんだろう

また イビキ! しかもだんだん大きくなるし、
うるせ〜っ‼︎ と、悪態つこうとした瞬間気付きます
ハッ‼️ 自分でかいてるイビキじゃん‼️ 
また、おサル君に足蹴飛ばされてしまいました、とほほ




まだ暗いけど、外の空気を吸いに、そーっと部屋を抜け出し
階段を降りて 外へ

ん!? 小屋の電気が点いた



夜空の端が、ちょっぴり明るくなってるけど
まだガスが広がっていて
今日どんな天気になるのかは わかりません


早立ちの人が動き出す中 部屋へ戻ります。
朝ごはん、まだかなぁ


          



朝ごはんを ちょうど食べ終わりかけた頃、
食堂の窓の外が ざわざわとした気配に‥
どうやら日が出たみたいです。

慌ててカメラを手に 外へ‥



Wao~!! 凄いっ



















山でしか見る事の出来ない、
とても印象的な  日の出ショーでした。
見ているそばで、まだガスが動いています。
でも これなら天気、期待できそう‼︎ 


          


今日は 初日のなぞり返し。
鏡平まで下り、更に新穂高へ下り
4時のバスで帰京します。
なもんで、超 余裕っす。


テレビでは、いよいよ 日本列島の南岸に台風が近づいていて
関東地方は 大荒れの1日となるでしょう、って‥
今のところ、全然 その気配さえないどころか、
ピーカンっす!!


双六山荘さん、お世話になりましたぁ〜







    残念、「お医者さんの卵様」との出会いは、今回もお預けね … 


後ろ髪曳かれ隊員









朝日に照らされた双六岳の緑の山肌が映り込み
綺麗な緑の池 出現


かと思うと、逆さ双六岳!!




名残惜しく、最後にもう一度振り返ります…   


双六岳の山容の全体が俯瞰できます


残念!!
槍さま、穂高方面は、
既に頭が隠れちゃってます











陽射しの強さに まだまだ夏の名残りを感じるけど
空には どことなく 秋の気配











鏡平が見えてきました


行く夏に思いを馳せる  おサル君っす!! 


穂高の上の雲がとれた一瞬











鏡平山荘、とうちゃこ~
ん?!
なんか、ざわざわと、雰囲気が変!? 

「すいませ~ん、皆さん、山荘の中に入って下さ~い!!」って?!

そう言えば、弓折乗越あたりから
時折バリバリという音がしていたね


どうやら、暴走族が もとい 荷揚げのヘリが間もなく到着するみたい…
なんでも 風速30メートル を超す風が巻き上がるらしいよ
ぷぷぷっ、
山荘のガラス扉を押さえているよう頼まれ、おサル君、喜々としています  


来た~っ!!


あ、間違えた



荷揚げされたばかりの荷物

代わりに我隊を吊り上げて麓まで連れてってくれれば楽やのになぁ~

ん?!


隊長、いつの間に~?!
ちゃっかし 名物の「氷メロン」食べてるし






ヘリは 山すそに沿って上がって行って
谷筋を下って行きます







秩父沢まで 戻ってきました。
でも 何で、❝ちちぶ❞さわ なんだろう







ここで、登山道は一区切り
振り返って、よく歩いたねぇ~


お決まりのがっちり


既に、汗びっしょり
わさび平小屋まで行ったら、頭から水かぶるぞ~ イヒヒ



おサル君はバナナ、 隊長はトマトをガブリ


バリバリバリバリ
先ほど鏡平山荘で見たヘリは、
わさび平小屋の先の ここから荷揚げをしていたんだ〜
近くで見ると、なかなかの迫力


ほぼフラットな 新穂高へ下るこの道は
上高地側の 横尾〜河童橋の道とは また趣の異なる
静かな良い道だね〜



            

こうして、無事、新穂高温泉に戻って来れましたが
平湯温泉まで戻るバスに飛び乗ったため、
出そうかと思っていた下山届も、記念のパチリも無し
( 下山届って、そもそも必ず必要なの?)



あの時、汗だくのまま乗ってしまった バス、
毎日 着替えてはいたけど、
何しろ三日間 ずっと汗をかき通しだったし、
自分でも ちょっと汗臭いかも〜
って感じで‥
周りの方にご迷惑をかけていなけりゃ良いのだけど‥
乗り合わせた方々、今更ながら ごめんなさい 

とか何とか
ほんとに思っていたのかどうか、
隊長、乗って5分も経たないうちに、コロッと落ちていました、タハッ‥


            

気付くと、外ではいつの間にか雨が本降りに‥
やっぱり台風が直撃ってのは 本当だったんだぁ

お馴染みの、平湯温泉 『ひらゆの森』

before ( = 臭い )


after ( = 臭くない )


イヒヒ


二人とも温泉でさっぱり、ビールもしこたま飲んで、
お肉もさぞかし柔らかくなった事ですし、
え〜、このまま 市場へ出荷となります⁈


何しろ 私達の帰りに 乗せられたトラック  もとい  乗ったバス、
『飛騨牛』ですから〜っ、残念っ‼︎ 
プププッ





最後まで おつきあいいただきありがとうございます。

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