さてさて、お弁当も食べて、
ここから 今回のルートの 肝、
日向山への周回に向かいます。
ところで、ほぼ9割以上のルートガイドが
尾白川渓谷と日向山とのルートを別のルートとして扱っています。
我隊も 以前 、それぞれを全く別の山域と思い、
別個の日に訪れて歩いています。
で、あれっ⁈ と思ったのは
実は 日向山を登りにきた時のこと。
日向山の登り口として案内されている「矢立石登山口」。
そこに向けて 車を止め 林道を歩いていた時のこと、
いきなり脇のブッシュから人が現われたのです。
熊っ‼️ と 思って身構えたのを覚えています。
今考えると、下の 尾白川渓谷駐車場から 歩き出し、
林道に飛び出した人だったんでしょう。
あぁ、ここって、尾白川渓谷と近いんだ!
そんな風に、思ったのを覚えています。
調べてみると、不動滝から、矢立石に通じる林道に繋がる道が
かつては 確かにあったようです。
ただ、10年以上も前の 大雨の時に
何箇所か、そのルートが 崩落により分断されてしまい
通行不可として 現在に至っているようです。
でも、もっと調べてみると、
中には その後もここを繋いで歩いている人が
結構たくさんいるらしいことも わかりました。
実際、この2つのルートを繋げられたら、
とても変化に富んだ、面白いルートになるのは明らかだし、
w を楽しませるために、
安全が確認できるなら是非とも行こう、
と いうのが、今回の隊長のスタンス。
ネットを検索した結果は…
これなら行ける!!
で、今日を迎えたわけです。
不動滝のすぐ裏から
消されたルートへ踏み込みます。
草と落ち葉とに隠されかかってますが
階段が奥へと続いています。
緑の樹影が いきなり濃くなります。
廃道前の標識が ところどころに残っています。
結構、ルートを見失なわないように緊張していたのか
写真を撮るのを忘れてしまいましたが
案外スムーズに、林道までは登ってこれました。
後は林道を ほぼ平行移動して
「錦滝」のある日向山登山口を目指します。
ここが、林道の崩落個所。
注意すれば、なんの事無くトラバースできました。
通過時に振り返ると
小淵沢方面? に 視界が一瞬開けていました。
目印の東屋が現れ、あっけなく錦滝到着。
これなら全然大丈夫。
このルートを繋げて、大正解です!!
さて、ここからいよいよ急登スタートです。
みんな、覚悟はいいかい!?
矢立石から来た若者グループに
さくっと追い抜かれちゃって、
(こっちは渓谷から登ってきているんだぞ)と、
内心穏やかならぬ隊長ですが、
だ~れも、そんな事 気にかけていません、て…
き、きつい、
あ、暑い…
小一時間ほど苦しんだ頃、前方に特徴のある
白い山肌が…
ほっ。
( 実は、ここからが『砂地獄』スタートです。)
足を進めても、
傾斜のある 柔らかい砂地に ズズッ と 足が押し戻され
なかなか思うように進めません…
ハヒーッ、ヒーッ…
やっとこさ、あと少しで山頂が見える場所まで
登ってこれました…
振り返ると、蟻地獄のような砂地の登り…
い、息を、と、整えて…
あ、あと す、少し…
うひょひょひょひょ~い!!
やったぜい!!
にかっ!!
めちゃくちゃ、最っ高の 眺めでやんす!!
八ヶ岳、ド~ン!!
いえ~いっ!!
ふり仰げば、甲斐っ駒、ド~ン!!
ムホホイ!!
エッヘン!!
しっかし、すっげーっ眺め!!
も一度、甲斐駒、ド~ン!!
いやいや、ほんま、よう登ったわい…
wara!! 最高だね~っ!!
「 … … … 」
いつまで見ていても、見飽きることのない、
気持ちの良い眺めでした…
なんか、帰りたくないっすね…
うん…
でも、帰んないとね
サクサクと
炭焼き窯?!
あっという間に、下りちゃいました。
『尾白の湯・ベルガ』で汗を流しましょ♪
ここでおサル君の手を、車のドアに挟む事故発生!!
一瞬ヒヤッとしましたが、
氷で冷やしたら あっという間に回復…
おサル君、君って 実は
ターミネーターだったのね…
その節は、ごめんなさいね
駅に着く頃、
夏の傾いた日差しが
いい感じに すべてを黄昏に包んでいきます…
あぁっ…
充実した いい一日だったねぇ…
T が参加できなかったのは残念だったけど
また来ればいいし…
甲府の『小作』で、
今日もしこたま飲んで、帰ろっと…
次は、南アルプス、甲斐駒本編でーす!!
ついでに、こちらも よろしくお願いします…
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