山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

尾白川渓谷~日向山、 周回コース 編(その2)

2015年07月26日 04時48分56秒 | 南アルプス

さてさて、お弁当も食べて、
ここから 今回のルートの 肝
日向山への周回に向かいます。

ところで、ほぼ9割以上のルートガイドが
尾白川渓谷と日向山とのルートを別のルートとして扱っています。

我隊も 以前 、それぞれを全く別の山域と思い、
別個の日に訪れて歩いています。

で、あれっ⁈ と思ったのは
実は 日向山を登りにきた時のこと。

日向山の登り口として案内されている「矢立石登山口」。
そこに向けて 車を止め 林道を歩いていた時のこと、
いきなり脇のブッシュから人が現われたのです。

熊っ‼️ と 思って身構えたのを覚えています。
今考えると、下の 尾白川渓谷駐車場から 歩き出し、
林道に飛び出した人だったんでしょう。
あぁ、ここって、尾白川渓谷と近いんだ!
そんな風に、思ったのを覚えています。

調べてみると、不動滝から、矢立石に通じる林道に繋がる道が
かつては 確かにあったようです。
ただ、10年以上も前の 大雨の時に
何箇所か、そのルートが 崩落により分断されてしまい
通行不可として 現在に至っているようです。

でも、もっと調べてみると、
中には その後もここを繋いで歩いている人が
結構たくさんいるらしいことも わかりました。

実際、この2つのルートを繋げられたら、
とても変化に富んだ、面白いルートになるのは明らかだし、
w を楽しませるために、
安全が確認できるなら是非とも行こう、
と いうのが、今回の隊長のスタンス。
ネットを検索した結果は…

これなら行ける!!



で、今日を迎えたわけです。
不動滝のすぐ裏から
消されたルートへ踏み込みます。

草と落ち葉とに隠されかかってますが
階段が奥へと続いています。



緑の樹影が いきなり濃くなります。



廃道前の標識が ところどころに残っています。





結構、ルートを見失なわないように緊張していたのか
写真を撮るのを忘れてしまいましたが
案外スムーズに、林道までは登ってこれました。
後は林道を ほぼ平行移動して
「錦滝」のある日向山登山口を目指します。

ここが、林道の崩落個所。
注意すれば、なんの事無くトラバースできました。


通過時に振り返ると
小淵沢方面? に 視界が一瞬開けていました。



目印の東屋が現れ、あっけなく錦滝到着。
これなら全然大丈夫。
このルートを繋げて、大正解です!!


さて、ここからいよいよ急登スタートです。
みんな、覚悟はいいかい!?




矢立石から来た若者グループに
さくっと追い抜かれちゃって、
(こっちは渓谷から登ってきているんだぞ)と、
内心穏やかならぬ隊長ですが、
だ~れも、そんな事 気にかけていません、て…



き、きつい、 
あ、暑い…

小一時間ほど苦しんだ頃、前方に特徴のある
白い山肌が…  
ほっ。

( 実は、ここからが『砂地獄』スタートです。)

足を進めても、
傾斜のある 柔らかい砂地に ズズッ と 足が押し戻され
なかなか思うように進めません…

ハヒーッ、ヒーッ…
やっとこさ、あと少しで山頂が見える場所まで
登ってこれました…


振り返ると、蟻地獄のような砂地の登り…




い、息を、と、整えて…


あ、あと す、少し…



うひょひょひょひょ~い!!




やったぜい!!


にかっ!!


めちゃくちゃ、最っ高の 眺めでやんす!!
八ヶ岳、ド~ン!!


いえ~いっ!!


ふり仰げば、甲斐っ駒、ド~ン!!


ムホホイ!!


エッヘン!!


しっかし、すっげーっ眺め!!





も一度、甲斐駒、ド~ン!!


いやいや、ほんま、よう登ったわい…


wara!! 最高だね~っ!!


「 … … … 」


いつまで見ていても、見飽きることのない、
気持ちの良い眺めでした…


なんか、帰りたくないっすね…
うん…






でも、帰んないとね




サクサクと


炭焼き窯?!




あっという間に、下りちゃいました。





『尾白の湯・ベルガ』で汗を流しましょ♪


ここでおサル君の手を、車のドアに挟む事故発生!!
一瞬ヒヤッとしましたが、
氷で冷やしたら あっという間に回復…
おサル君、君って 実は
ターミネーターだったのね…

その節は、ごめんなさいね




駅に着く頃、
夏の傾いた日差しが 
いい感じに すべてを黄昏に包んでいきます…
あぁっ… 
充実した いい一日だったねぇ…
T が参加できなかったのは残念だったけど
また来ればいいし…



甲府の『小作』で、
今日もしこたま飲んで、帰ろっと…





次は、南アルプス、甲斐駒本編でーす!!



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尾白川渓谷~日向山、 周回コース 編(その1)

2015年07月20日 15時05分17秒 | 南アルプス
尾白川渓谷から日向山へ、
周回で よろしゅうかい?


↑↑ ダジャレである。
出来は 悪い。
きっと、※梅雨のせいだと思う。

いつもだったら、もっと気の利いたギャグが浮かぶのに…


7/19 関東甲信の梅雨が明けました


T と W を、山へ連れ出す予定の 日曜日
週始めには 梅雨ど真ん中の予報だった天気が
近づくにつれ好転しだし、
前日 ついに ☀️ ☀️ ☀️ ☀️ ☀️ に…

ところが生憎、反対に T の都合が悪くなり、
結局 二週間前に笠取山 チャレンジの
ドリカムチーム再結成。


まぁ、T には、
このブログを読んで楽しんでもらおう…



スタートは、小淵沢駅。
目指すは、南アルプス前衛、日向山。

例によって、登山口までの足代わりのレンタカー、
借りた車ほど 勝手のわからないものはない…

ナビを表示させても、音声案内に出来ず、
無音のナビ画面とにらめっこしつつ スタート。


のどかな 片田舎を、
とりあえず 甲斐駒ケ岳方面へ

さてさて、登山口到着。





ウヒョヒョ、天気、良いではないの









いつの間にか 木洩れ陽はキラキラと眩しく、
見上げる山端の上には ピーカンの青空が…



夕方、いや、午後まででも この青空が
もっててくれたら 最高なんだけどねぇ、
梅雨の合間の 貴重な晴れ、
これ以上の事を願っては贅沢というもの、





「竹宇駒ヶ岳神社」に (贅沢承知で) 道中の無事を祈り
さぁ、出発!!

ここ、名山として名高い「甲斐駒ケ岳」への
超ドM 急登ルートとして知られる『黒戸尾根ルート』の
登り口でもあるんです。
いつか、登れるかなぁ…

♪ 南 アルプス てん・ねん・すい ♪
だけあって
見下ろす川の水が、き・れ・い









川を渡ると すぐ、渓谷沿いの『ハイキングコース』が始まります。
え!?
ハイキングコース!? これで?













登ったり、下ったり、また登って、下って
足元をしっかりとしたものにしないと、ちょっと危険でがす。


ところで、さっき気が付いたんだけど
錆び付いた 危なっかしい鉄製階段を使う時に
ちょっと緊張している風な W

そういやぁ、さっきの吊り橋わたる時も、
びびった表情してなかった?!

うひょひょ、仲間発見!!

(なんか、偉そうに、先輩風吹かせようとする自分)
足元すくわれないように、せいぜい気をつけるが よろし










最初に現れた旭滝で、ちょっとリラックスする 一行。
青い空にまぶしい陽射し、気持ち良い水音、
吹き抜ける風が時折、滝しぶきを運んできます…

最高ーっす!!



















適度なアップダウンに 深い緑の木陰、
時折 その合間からのぞける涼しげな渓谷の景観
目まぐるしく変化するルートの妙に、かく汗も忘れ、
心が潤っていくのが わかります…



うん、来てよかった…














進むうちに、結構な細い崖沿いの道も…


再び W の顔が緊張します。








さぁ、渓谷最奥の「不動滝」です。







おサル君、お待たせしました、
お昼だよ、お昼!!


今回も、おいしいお弁当、ごちそうさまでした!!


さて、もう少し、滝に近づいてみようか…















すごい 迫力!!
マイナスイオン、全身にかぶりまくりっす!!















ん?! ほげーっ





さてさて、尾白川渓谷ルートはここまでにして
そろそろ
目的の『日向山』へ 向かう事にしようか…










(その2に続きます…)



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笠取山登山 始末記

2015年07月05日 17時29分19秒 | 奥秩父
このところ、秩父方面連ちゃんです。
今月は休みの都合から、
日帰りがせいぜい…

ならば、日帰りでも程よい距離、程よい高さの
個性的な山を、と探した結果…


どうせ日帰りならば、
久しぶりの “友人巻き込み登山”で楽しんじまおう…


電車&バスでのアプローチがメインの我隊
そのアクセス手段からは外れていたため
まだ手つかずの手頃な山が、実はありました。
やはり奥秩父のラインナップから
多摩川源流の山、 『 笠取山』
我々の住む、首都圏の大切な水源の山です。



入梅間もない とある土曜日、
我々は新宿駅ホームに立っていました。
で、「あずさ」3号、入線です。



山梨市駅から予約しておいたレンタカーで
青梅街道を 東京方面へ…
そう、二人では割高でも、3人、4人なら
確実にコスパな「足」です。


途中から 道は林道に入り、右に左にと細い峠を越えていきます。

たどり着いたのが、 「作場平」。
ここから いよいよ山に分け入ります。





「巻き込み 事故 登山」被害者の、友人W。
山に行く回数が増え、
だんだん、様になってきているのがおかしいです。




首都圏の水源地だけあって、きれいに道も整備されています。



小さな沢に沿って、ゆるやかに登っていきます。







日差しが無く、梅雨特有の蒸し暑さも比較的楽な日で
おサル隊員も、W も、快調なペースで
二時間もかからないうちに、
「笠取小屋」まで 来てしまいました。



先程から しきりにお昼ご飯をどうするの? だとか
いつ食べるの? だとかと、
お腹が減ったことをアピールしていた おサル隊員、

ごめんね、お待たせいたしました、
じゃあ、お弁当ターイム!!






具だくさんの、ラーメン、でございますっ!!
山で食べると美味しさも200%UPで ございます。





笠取小屋のあたりは、広く開けていて、テント幕営もオッケー!!
気持ちの良い空間が広がっています。
ん!?
あれは、隣の乾徳山かなっ?


さて、お腹も満ちたことだし、じゃあ、山頂へ
小屋の後ろの樹林を抜けて進みます…

そして、進行方向にはついに、
笠取山の山頂が見えてきました。
ここから、そのピークまでの道のりが
笠取山登山のハイライト!!
走り出したい気持ちを抑えて
その姿を眺めながら
ゆっくりと 近づいていきます。









申し訳程度に、青空も一瞬 顔を出してくれました。



小高い丘のような一山を登ると、
現れたのが『小さな分水嶺』
ここを境に、
多摩川」と「荒川」、そして「富士川」と
3つの川の分水嶺になっているポイントです。



そう考えたら、実に不思議なポイントだねぇ…







さてさて、ついに、その「壁」のような
山頂直下の急登の一望できる場所までやって来ました…



「笠取山」というと必ず、ここからの、
この眺望がでてくるくらい 特徴的な眺めです。
一直線に、山肌に刻まれた登山道、
近づけば近づくほど、
壁のように視界の前に立ちふさがってきます





その攻略法を相談する、二人。
でも、考えてもしゃーない、
前進あるのみ、でがす。



デデーン!!

突撃ーっ!!






ちょっと 休憩、振り返ると…
ヒェーッ!! 


何しろ、この急角度でやんすから…


あと 一息っ!!


我、登頂成功す!!


ヒャーッ!!


へへっ、  
おサルも W も、大満足っす!!


何とか、雨も降らず、眺望もギリギリ…




ちょっと 余裕もでてきたっす



余裕ついでに、埼玉側のピークまで…
こっちは、あまり眺望がないね、残念


ウキキッ


ここで、折り返して帰りかけた時、
登ってきたおじさんに、
「水干」周りで戻ったほうが楽だよ、と教えてもらいました…
まったく、地図をよく見ているようで 見ていない隊長でした…(反省)


で、いきなりの急下降…





ここが、その「水干」
多摩川源流の、最初の一滴が、その岩場の奥で
滴っているのでした…


ここ見逃したら、ちょっと片手落ちになるとこでした、
危ない、危ない…



笠取小屋まで戻ってくると、何やら皆、気配をうかがっています…
ん!?
キツネです!!


笠取小屋のおじさん達が話す処によると、
名前は『ルナール』
いつからか、小屋のそばの森に巣をつくって
住んでいるのだとか…
化かされないように、
気を付けてくださいね



下山途中には、鹿にも遭遇。
そう言えば午前中、「おごじょ」みたいな、
小っちゃいのも見たなぁ











無事、下山です。


で、温泉入って、さっぱりして、
車を返して、酒盛りして…


去年、ここで飲んだ「番(つがい)」という、
地元の白ワインを飲みたかったんだけど、生憎品切れで、
同じ醸造所の白
これも 美味しかった


最後に、実はもう一つ お楽しみが…
山梨市駅に近い、万力公園でこの時期開かれる「蛍鑑賞会」




たまたま去年、生まれて初めて、
蛍が闇の中を飛ぶ 幻想的な姿を見て感動し
実は今年も、この時期を狙っていたんです




「あずさ」最終まで、
一日フルに 遊び尽して帰路についたのでした…


  
  
  



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