山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

退院、しました〜‼️

2017年11月29日 12時21分51秒 | 日記


入院して21日、手術後19日、
ついに退院しました〜‼️🙌🎉

人生で初めて、これだけ長いこと無為に過ごしました〜〜

ん⁈ 無為ではないかぁ‥ ???
意味は もちろん あったんだ、いや、あったはず‥‥

それこそ、
自分が どれだけ色々な人に支えてもらっていたかが 良くわかったし、
健康である事の大切さも‥‥

看護師さん達の 献身的な仕事ぶりには
感謝してもしきれません。
志が無ければ、とても務まる仕事ではないね。


ささやかな事から、これからも
自分なりに、社会に 恩返ししていきたいなぁ、と
謙虚に思う隊長であります。
本当に、
ありがとうございました。



このブログ記事の 趣旨からは 外れてしまうかもしれませんが
術前、術後、経過について、
自分の覚えとして、簡単に記録しておこうかと思います。

❶きっかけ
遡る事、3年前の春、
ある時 ふと感じた右耳の聞こえの 違和感‥‥
飛行機に乗った時の 気圧の変化に
耳抜きが 追っつかないみたいな感じ⁈
風邪の治りかけの症状かなぁ、と 軽く思っていたんだけど
いつまでも治らず、気になり 街中の耳鼻咽喉科ヘ

診察を受けたものの 異常なし。
気のせいかぁ と しばらく様子を見るも、
いや、やっぱり おかしい。

別の 耳鼻咽喉科へ行き、調べる。
一軒目、異常なし。
納得行かず、また別の耳鼻咽喉科へ。

そこで初めて、ごく僅かだけど 聴力が落ちてる事がわかる。
ただ 原因は勿論 まだ不明、
念のため MRI を撮ることを薦められる。

❷MRI
その耳鼻咽喉科で紹介された 検査医院に出向き、
五年前の 「椎間板ヘルニア」手術以来の MRI。
二度目とあって 格段 緊張はしていなかったものの、
撮影に当たっていた、アルバイトらしき若い検査技師の
オペレーター室越しに漏れてきた 『 あーー 』という、聞こえるか聞こえない程の声を
隊長、聞き逃しませんでした。
一抹の不安‥‥‥

❸発覚
翌日、結果を聞きに‥‥
『 聴神経腫瘍ですね』‥‥‥
担当の医師の、淡々とした声が告げています。
あ、そう。
え⁉️ 腫瘍⁉️ 聴神経⁉️
その瞬間、 『 人生、詰んだな、‥‥』そう思ったのを、
隊長 忘れません。

帰り道、説明された病状を
頭の中で反復しながら、
現実の事とも、自分の事とも 受け止められずにいました。




まだ 発覚間近の ごく小さい状態の聴神経腫瘍

❹某東大病院
担当 医師の、本来の勤務病院🏥が、某東大病院。
2週間後に 治療方針を決めに、紹介状を持って行くことに‥‥

それまでに、知り得ることを調べ、“理論武装”を急ぎます。
そもそも、この病気、かかる確率は 10万人に一人の確率、だとか…
原因は不明なものの、9割の腫瘍が良性で、成長速度も普通は遅い。
因みに 現在の腫瘍の大きさは 径 約18㎜。
治療法は a. 経過観察 b. ガンマーナイフ(放射線治療) c. 開頭摘出手術 など。
ただし、腫瘍のできてる場所が 聴神経に罹っているため
聴力の温存は 長い目でみると期待できず、ましてや 回復は ほぼ不可能。
従って、聴力の残り具合、腫瘍の成長具合、
現在の年齢等を 全て秤の上に乗せ、リスクも含めて
治療を考えて行かなければならない。

悩みつつ、当日を迎えました。

薦められたのは、ガンマーナイフ治療でした。
成長を先ず止める事を優先。
リスクは、今ある聴力を、それによって確実に失う事。

❺最初の決断
しかし、隊長には、その時それを、まだ受け容れられませんでした。
何かを失う決断、って
やっぱり難しいものです。
快癒には向かはなくても、腫瘍の成長具合が遅ければ
病気と折り合いをつけながら 付き合っていけるんじゃないかな、という
経過観察を選んだのです。

それに、本当言うと、
そのお医者さんの事、あまり信じきれてもいなかったのです。

それが、三年前の事。

❻補聴器購入
一年経過し、腫瘍自体の大きさは余り変化なかったものの、
聴力は やはりだんだん弱まり、
補聴器を購入しました。
聴き取りづらい音を選んで拾う、最新 デジタル補聴器です。
25万円也。出費が痛い‼︎

❼この夏の発覚
更に一年経過。
何回か、それまでにも、補聴器が拾う音の調整をしてきていたのですが
夏頃、どうにも 聞こえが悪くなり、
故障か、と 補聴器購入先に持ち込み、調整をして貰うことに。

ところが、顔馴染みとなっていた ショップの店員さん、
応対して調べてくれているうちに、
どうも表情が芳しくありません。

一旦 奥に引っ込んだ後、しばらくして出てくると
「 えー、っと 補聴器の故障ではありませんねぇ‥‥」
「 右の聴力が、どうも ほぼゼロ に‥‥‥」
隊長、ピン と きました。
いよいよ、次の決断をすべき その時が来たんだと‥‥

❽再検査
そういえば 最近では、耳鳴り が確実に大きくなっていたし
夜道を歩いていて まっつぐ歩いているつもりなのに
ふと気付くと大きく左右にぶれていたり
歩きながら左右に視線を巡らすと それ以上に🌀ぐるぐると視野が回って見えたり、と
今考えると かなり悪化しているのは明らかでした。
ただ、1日単位で比較すると
そこに明確に 悪化した事の線引きをすることが出来ず
ズルズルと過ごしてきて しまっていました。

効果がない補聴器は 取り敢えず してもしょうがない、
すぱっと外しました。

問題は、どのタイミングで再検査するか?
色々と抱えていた仕事もあったけど、
恐らく再検査 ⇒ 具体的な治療 という流れに、
今回はそれ程 躊躇する時間は無いように思われます。

9月中旬、やっと仕事が一段落したところで
造影剤をつかったMRIを撮ることができました…





白く大きく脳幹側に広がっている腫瘍


❾再決断
数日後、結果と治療法を相談しに、
重い気持ちで出かけます。
担当医は 以前の医師から M 医師に変わっていました。
「 腫瘍の大きさは、径4㎝弱。」
「 脳幹側にも拡がり圧迫している状態で、
  はっきり言って、経過観察の時期は もう過ぎてます。」
「 成長の速度の早さから言って、私は開頭手術での摘出を薦めます。」
「 僕じゃなくても、9割以上の医師が そう考えると思います。」
説明を聞きながら、だんだんと自分の中で決心が固まっていくのがわかります。
「 もし、今日、摘出手術をお願いしたとしたら、実際の手術は いつぐらいになりますか? 」
「 ここではオペ出来ないので、僕の病院(某 日本医大)で 執刀します、
  次のオペは、11月9日。症状がこれ以上 悪化したら、途中 割り込ませることも
  出来なくはないけど… 」
「 大丈夫、最善を尽くします。」
「 … … 結構です、では その予定でお願いします… 」

1か月半のウェイティング、今 抱えている仕事も そのタイミングなら
会社へも最小限の迷惑で済ませられるはず…

担当の先生の真摯な説明にも納得できたし、
すべての条件が、それを後押ししているように感じられました。

❿手術
不思議なのは、手術までのひと月半、
堰を切ったかのように 日一日と症状が顕著になっていった事。
日中でも目眩・ふらつき が頻繁になり
顔面の感覚(右側)に違和感が感じられるようになり、
一番応えたのは、味覚障害
手術前の数週間には 何を食べても味が感じられなくなり、辛かったぁ。

本当にギリギリのタイミングだったのか、
それとも 手術を決断した事で、身体の抑止力が弱まったか、
無理しないでもいいと 身体が判断するに至ったのか…
誰かわかる人がいたら 教えて欲しいものです…

会社を休む間にしなくてはならない仕事をこなしたり
お願いして振り分けたりして迎えた 手術の日の朝、
案外と穏やかに手術室へ向かう自分がいました。
「 今から麻酔薬が入っていきます… … … 」

⓫術後
おかげさまで、腫瘍の95% は 摘出でき、
後遺症も、右目の「まばたき」に支障を感じたり、
右の口端での吸い込みに不自由を感じる程度の顔面麻痺が少々。
それも今後のリハビリと時間が解決してくれるだろうと
前向きに考えています。




耳の後ろ、医療用ホチキスで丸く止めたところが
開頭したところ…


全面復帰には、あと1、2週間はかかりそうですが
徐々に体力も戻していかないとね。
椎間板ヘルニアの時にも、
復帰山行で 陣馬山~( 裏高尾縦走 )~高尾山で
『 鉄人復活 』をアピールした隊長ですから
何か きっとやらかしてくれることでしょう!!
乞う、ご期待!!

ありがとうございます!!


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ついに… ( 問わず語り 編 )

2016年04月08日 05時10分38秒 | 日記
どうも、吉川晃司です‼

( イヒヒ、折角のエイプリルフールなんで、つい…)




10年前⁈ いや、つい数年前までだって
よもや、自分が この様な物のお世話になろうとは
思わなんだ

まぁ、さすがに若者だ、とは言い切らないだけの
謙虚さ(⁈)だけは 失っていないので
お許しいただくとして…



誤解を恐れずに言えば、
世間には
人にはわからない病魔や障碍( しょうがい )を抱えながら
生きている人が 約50,000人
ゴマンといるのである (たぶん)。

抱えている病や障碍の
程度の差を 他人と比較してみたところで
( その中での自分の 相対的な立ち位置が おぼろげにわかるだけで )
そもそもの病も障碍も ちっとも良くはならない。
自己欺瞞的な慰めは 止めておこう…

ヘレン・ケラー、
あなたは偉かった‼




言いたい事は、
… …

あれっ⁈ 何だっけ⁈




山に入って、深呼吸をする。

空気が美味しい ( 気がする )

耳にうるさいくらいの静寂 ( な 訳ないか )

遠く、里の音が聴こえる ( ほんまかいな~っ⁈ )

獣が、息を殺して こちらの動きを目で追っている ( ぷぷっ、ヤバっ )

鳥が 鳴きながら 向こうの谷を渡っている ( あ、これはほんま! )

ん?

誰か、枯葉を踏みしめ歩く足音がする ( だから、幻聴っす!)

風が 左手から右へ 吹き抜ける( ふむふむ )

自分の鼓動が 聴こえる( それは、気のせい )

あれ?

俺は 何をしてるんだろう、

( ? ついに呆けたか… )



ああ、そうだ、

あの頂きを目指して歩いているんだった…

つまずかないように 足元を見ながら歩を進め

時折 前を見上げる。




        


歩くのは、元々好きだった。
山を歩くのは、それとはまた、ちょっと違う
目は外に向けられてても、
心は 自分の中に向いてる。

        

時折、思いもかけぬ、外の世界の音とか 光景が
目に飛び込んできて、
心の中で シンクロする。
その響きに、眺めに、驚き 立ち尽くす。










山を好きになったのは、
そんな経験が重なって、だった。



片耳の聴力を
この先 どんどん失っていくことになっても
たぶん、山では 俺は 平気、
目は まだまだ見えるし、
聞き耳は 健在、
何より そのままを 受け止められる自分が、ここにいる。




さて、今度の週末、どこに行こっ⁉










隊長、体のメンテナンス!? 編

2015年02月21日 20時11分10秒 | 日記
蓼科山、敗退撤退の数日後、
実はある手術を受けました。



『下肢静脈瘤』なるものを、聞いたことありますか?



脚の、膝から下のふくらはぎを中心に、血管がボコボコと膨らんでしまうのが
典型的な症状。

脚の静脈が、血流を心臓に戻す時に、
逆流を防ぐための弁が 何かの理由で壊れてしまう為に
逆流した血が血管内に停滞し、血管を膨らませてしまう、ということらしい…

普通は特に痛みも無いため、実際 放置されている人も多い病気ですが
放っておくと血管や皮膚が黒ずみ、足全体がむくみやすく、
やがては血流が悪いがために ひどい場合は そこの皮膚が壊死したり
血栓症も併発しかねない病気です。





脚が人目に触れる事の多い女性は、見た目が非常によろしくないので
治療される人も多いのだけど
warazaemon 隊長は男だし、
もともと骨太な筋肉質体型の脚( 特にふくらはぎ )だったので
正直 あまり気にしてきませんでした。


が、確かにむくみが、以前と比べるとひどくなってきていて、
一番ショックだったのは
先日セールで購入した雪山用の脚に巻く「ゲイター」が
ちゃんとサイズは合っているにもかかわらず
右足だけ太すぎて巻けなかった事!!

え!? マジ!?
象足だとは解っていたけど、それ程!?





治療にはいろいろとあるんだけど、
自分くらいの症状になると、メスを入れる外科手術の方がいいらしくて
実は昨年から、無痛で日帰りの可能なレーザー手術
保険適用になっていたんです。

思いこんだら試練の道を~ と、
「巨人の星」世代の隊長、即座に診察を受けに行き、
手術を決めてきたってわけです。

で…

ジャ~ン


ミイラ男の脚です、まるで…


いくら無痛とはいえ、局所麻酔で行われる手術…
気持ち悪かったっす!!

レーザーで弁を焼いた後、閉じた静脈を鉗子で取り出すため
6か所ほど脚をメスで切り、
静脈をブツ切りにして、ぐいぐいとその穴から引っ張り出すんです!!

ヒェーッ!!


手術後、取り出した ブツ切り静脈を見せてくれるのですが
しばらく甘海老の鮨とか刺身は食べたくないっす!!

ま、
翌日には包帯は外され、普通に歩けるので
もっと早くにやっておけば、とも思った次第です。






実は 隊長、他に一つ、やばい病気を抱えておりまして…
『聴神経腫瘍』…

字の通り、右耳の聴神経のところに腫瘍ができてしまいました…

右耳の閉塞感がきっかけで、何軒か耳鼻科を転院し
MRIで初めて見つけることができました。

今のところの症状は、
Georgi Miminari 常時耳鳴り、Keido Furatsuki軽度のふらつき、Migimimi Kikoen右耳の聞こえづらさ、
といったところでしょうか…




こちらは場所が場所だけに、残念ながら簡単に手術ができないところ、
成長スピードと、症状と、聴力温存という要素を刻んでミキサーにかけ秤にかけて
しばらく慎重に経過観察が求められるという状況… イヤん

騒がしい処ではてきめんに 人の声が聴きづらくなります…
見た目からは分からない病気なので、
ちょっと辛いなぁ…
いちいち皆に、耳が遠い事の言い訳をするわけにもいかず…


ってことは…
世の中には 同じように人知れず病を抱えている人もいるんだろうね、
そんな事も思うようになった この頃です…




まぁ、5?歳のおっさんですから、
いろいろと調子の悪いところも出てくるわけで、
この機会ですから マイナーメンテナンスを重ねて
も少し 頑張れるよう、やっていくしかないっしょ!!



不思議なのは、
山に行っている時は Furatsuki ふらつき の症状を感じたことが無いんだよね…
気圧の関係なのかなぁ…


幸い、脚のメンテもできたから
まだまだ いろんな山に行く事が出来る
ポジティブに考えて行きまっしょい!!


















いよいよ夏山シーズン! 準備は着々と…

2013年07月17日 07時45分23秒 | 日記
梅雨明けしてから、はや1週間以上が経ち…  そろそろ夏山計画に取り掛からないとね


不意打ちのような梅雨明けに 連日の猛暑攻撃と、しばらくは守勢一方でしたが
毎日 天気図を眺め、どの休みに どこへ登ろうか と計画を練ることで
気持ちもちょっと回復、さて、そろそろ反撃(!?)開始といきますか、へへっ


ジャン!!

というわけで、準備開始です。
愛用してきたサポートタイツを、金峰山登山の際にアイゼンで引っ掛けて破ってしまい、
その後を託す三代目の新しいタイツを色々と物色していたのですが、
『好日山荘』夏山セールにて、ついにゲット!!
今まで紺無地ばかり穿いてきていたので、このグリーンのラインが
とても新鮮!!
それにしても、ここ数年での、サポートタイツの進化のしようといったら!!
まさに登山ブームなんだなぁ、って感じ…


ジャジャン!!

お次は、バーグハウスのサポートソックス!
色のついたところは織りを変えていて、適度に足首から甲にかけてホールドし、
動きやすく、かつ 疲れにくく、とか何とか云々…
まぁ、履いてみなくちゃわからんので、なんですが、
その分 少し高いので、やはりセール時期のこのチャンスにゲット!!


ジャジャジャン!!

これは、ちょっと自慢しちゃいましょう
まだ日本にはあまり入ってきていない
『BAILO』という イタリアブランドの新柄Tシャツ!
袖のロゴと、胸のリスのワンポイントが いいでしょう!?
最新山雑誌の巻末のところに、駒込に日本初の路面店オープンという記事を見つけ
え~っ!! 地元ジャン!! 今度探して行ってみよう、と…

見つけた店は思ってた以上に小ちゃくて、商品量もお世辞にも
多いとは言えないショップでしたが、スタッフの方は感じのよい方で、
商品自体のクォリティも良さそうで… くどくど くどくど、くどくど…
( 結局は、気の小さいwarazaemon 隊長、店に入ってしまった以上
接客してもらって購入しないで帰る勇気を持ち合わせていなかったのでした…
とほほ…

でも、これから日本でも とても人気の出そうなブランドです。(少々お高いですが…)
なんなら、私めが、歩く宣伝部長となってもいいですよ!?
上から下まで、ヨーロピアンナイズなナイスなウェアに身を包み…
( ウ~ン、断然かっこいいじゃん!! ←妄想満開↑ )
もし、輸入代理店の方、このブログをお読みになられたら
ぜひ、ぜひ、いつでも ご連絡ください!! ね!!


そして、大切なのは最新の山情報。

山雑誌も、考えたらここ数年で増えたよねぇ…
隊長みたいに、でるそばから片っ端 購入する輩は、出版社や本屋さんにとって
まさにいい“かも”だよ、全く…
おかげで自分の本棚やマガジンラックは、とうに満杯、毎日、その置き場所に頭を悩ます始末…
『PEAKS』『山と渓谷』『ワンダーフォーゲル』『TRAMPIN』etc.…
見逃した号があったら いつでもご連絡下さい、
バックナンバー完備でーす!!


そんな訳で、今週末、『白馬』に行って来まーす。
憧れの“白馬大雪渓”を登りつめ、楽しんでくる予定。
帰ってきたら、また こちらで…



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帰省 2012夏

2012年09月16日 13時38分15秒 | 日記
東京生まれの自分には、故郷 ( ふるさと ) と呼ぶほどの場所が無い。

ただ、心の拠りどころとしての場所なら、いくつかある。

生まれ育った 大森や池上。   そして 父と母の故郷、福島県の会津…


生まれ育った東京の家は既に無く、今、父が暮らす会津へは、年に一度くらいしか行かないが

行く度に、心の奥底にしまいこまれた故郷 ( ふるさと ) に対する渇望が 心を揺さぶる…

きっと、DNAに 意識せず刻み込まれた、自分の原風景が

そこにあるんだろう…





会津盆地の北寄りにある、現在の実家の裏手から北西の方角を望むと、

万年雪を湛えた飯豊山塊が見える…

反対の東の方角には、会津磐梯山も見える…



家の裏手に、小さな川が流れていて、そこにかかる古びた橋の辺りから眺める、

こんな 何でもない風景が とても好きで、帰省する度、いつも足を運ぶ …







何も無いけど、心を満たす何かが ここにはあって、いつも“ふるさと”を思う時、ここの風景を思い浮かべる。

東北の短い夏の一日が、今日もまた暮れようとしている…








蝉時雨の にぎやかな昼も過ぎ、「 ヒグラシ(蜩) 」の声が、涼風を運んでくる…



今、温泉宿に来ている。

会津は温泉が多く、盆地の東も西も、北も南も、一時間も車をとばせば、好みの温泉を見つけることが出来る。

今日は、南に位置する「 芦ノ牧温泉 」まで、足を延ばした。 その宿の名前は『 仙峡閣 』。

大型の旅館が多い 芦ノ牧温泉の中で、『 日本秘湯を守る会 』登録の唯一の温泉宿だ。



団体客中心に、温泉街がにぎわった時代は とうに過ぎ、どこか寂しさの漂う温泉街。

ましてや震災の風評被害もあれば゜尚更だ。

だけど、それぐらいの方が、むしろ温泉の風情を よけい感じられて、いい。

静かに、石造りで深めの湯船につかる…  至福の時間。



夕立が通り抜ける。

山間の温泉宿、夕立のお蔭で クーラーなんていらない、心地よい涼しさの中で、眠りにつく…



翌朝は、承知で朝寝坊し、朝湯を楽しむ。

さぁ、父を実家に送り届けたら、帰京だ。

芦ノ牧温泉駅の名物駅長さんに ご挨拶。





会津磐梯山、また帰ってくるまで、父をよろしく…





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Love、山行アイテム

2012年06月01日 15時47分27秒 | 日記
6月になりました。あっという間に今年も5ヶ月が過ぎたわけです。
今年は自分にとって、特筆すべき、前半でした。
2月の末に腰が痛み出し、3月~4月は苦しみの中で通院治療、あちこち病院を渡り歩き、
一時は“神の手”と称される整体師までもネットで調べだし訪ねてみましたが、
刀折れ矢尽き、ついには手術を覚悟して5月9日に入院・手術…。
8日目にして退院、 自宅療養とリハビリとで5月が終わりました。
時間感覚も狂いっぱなしです…。

春や花見を楽しむ余裕も無く、もちろん春山登山なんて、口に出すのも 自分の中で考えることさえも憚られる、
そんな3ヶ月でした。
それでも山雑誌( 『PEAKS』 『山と渓谷』 『ワンダーフォーゲル』 等々)だけは欠かさず購読、
warazaemon家の山蔵書は増える一方です。


まぁ、読んでる間は自分も擬似山行している気分になれて、欲求の解消に大いに役だっているんでしょうね…


山雑誌以外にも、ウェアやグッズ・ギアなど、いつのまにか身の回りに増え続けているのには、我ながら驚きます。
今年に入って手に入れた“お気に入り”を、少しだけご紹介しましょう。

まずは、「SUUNTО」の 『CORE』       。



山登りしだしてから、ずっと憧れていたギアの一つです。
時刻表示にアラームはもちろん、電子コンパスもあります。更に標高から標高推移、気圧表示にその気圧変化からの天候予測、
その日の日の出・日の入り時刻の表示まであります。(機能は他にもまだあるようですが、残念ながらまだ使いこなせていません。)
でも、このカラーリング、とってもシックでいいでしょ?
山ですれ違った人の、汗をぬぐうその手に、さりげなくシックにおさまった『CORE』なんて、TOO COOL!!
疲れた汗臭い50過ぎのおっさんが、ジョージ・クルーにーみたいに見えること請け合いです。


お次は、『 Grivel(グリベル)』のピッケル
雪山に登り始めてから、とても、とーっても気になっていたのが、12本爪のアイゼンと、このピッケルでさぁ、旦那。
やっぱ 山男の究極の武器でしょ、これは…


別に使う場面は無くていい、いや むしろ無いほうがいい(!?)
想像してみて下さい。
体が持っていかれてしまうくらい激しい横殴りの吹雪の中、急峻な雪面を進む自分を支えてくれている、ピッケルの勇姿を!!
これを持っているだけで、(ザックに差しているだけで)、
あぁ、この人はきっとこれから、冬のとても厳しい山に分け入って行くんだわ、男らしいわ、素敵!!
と、山ガールちゃん達に、尊敬の、いやいやもっと 憧れの熱い眼差しを向けてもらえる事 必至なのであります。

と まぁ、事ほど左様に威力絶大で、冬山には欠かせないアイテムなんですが、
実は、今年1月~2月に4度、雪山を楽しんで来ましたが、(自分の行った場所の中で)ほんとに必要だった場所は西穂独標と天狗岳の直下だけ、でした
それでも、およそ3K近い重さと引き換えにしても、『ピッケル』の与えてくれるストーリーというか、イメージ、夢? 否「ちから」は大きいんです。
あなたを冬山、雪山へ駆り立てる、大きな力を持ったアイテム、それが『ピッケル』です。


さて、最後にご紹介するのが…  ひ、控えおろう!! ここにおわす方を だ、誰と心得る!! 
恐れ多くも きゅ、究極の山行ギア、ガーミン社の『OREGON 450』公であられますぞ!! というわけで、ジャ~ン。


そうです。本当に究極のギア、と云えるかも知れません。GPS衛星の電波を受信し、自分のいる所の緯度経度、標高がたちどころに判り、
さらに内蔵の地図データと連動し、地図の上にそれを表示、ルートや軌跡も表示することで、いわば山版のNaviシステムになる優れものなのです。
ただ一つ残念なのは、この機種は英語版・外国語版(日本語版バージョンだけがない)だということ。
日本語バージョンの入った機種は『OREGON 450C』で、定価は10万近くするんです。
これは仕事でお世話になった先生から、逆にお礼にと譲り受けた、ラッキ~な下賜品なんでーす。
なので、ネットで引き寄せたマニュアルをもとに、使用方法は現在まだ勉強中。
いずれ、自分の山行には欠かせない、強力なギアになってくれること間違いありません。
特に、ルートを見失いやすい雪山なんかでは、ほんとに助かるだろうなぁ。今から楽しみでしょうがありません。

早く、こいつらを連れて、山でぶいぶい云わせたいもんです♪

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山小屋 その2

2012年05月30日 16時09分30秒 | 日記
先々週、退院直後にリハビリ歩行訓練した時は、最寄駅まで通常15分の道をなんと往復2時間以上もかかり、
しかも途中 何度となく ビリビリと痺れに襲われ、家までたどり着くのがやっとでした。
お医者さんの言うとおり、我慢してほとんど出歩かず安静に努めること10日余り、今日久々に外を歩いてみました。
5月らしい爽やかな空気の中を、多少覚束無い足取りではありましたが、なんとか1時間ほどで歩いて来れました。
少し痺れを感じるときはあるものの、確実に回復に向かっているんだなぁ…と、嬉しかった。
健康なときには考えたこともなかったけど、「歩く」ということはすごい運動機能なんだね。

山に向かい始めた頃、よく感じたのは、一歩一歩の歩幅はたいしたことないけれど、
それを飽くことなく続けることで、あんなはるか先に高くそびえていたはずの頂に、
いつの間にかたどり着けることの不思議な感動でした。

初めて雲取山に登った時は、それでもきつかったなぁ。(写真は、その後何回目かに訪れたときの雲取山荘)
もう数日で4月という時期にもかかわらずの大雪の中を、軽アイゼンで鴨沢からの道を黙々と歩を進め、
体調があまり良くなくて、苦しくてねぇ、このピークを登りきれば山頂だ、と思うことごとくがはずれ、
waraちゃん何度も心が折れそうになったぜぇ。
それでも山頂にたどり着けた時、不思議な気分だったなぁ。
その夜 泊まった雲取山荘で、部屋の炬燵の温かったこと温かったこと!!

(永遠に続くかと思われた、急な雪の上り。)



山小屋での楽しみはいろいろあるけど、丹沢は鍋割山荘のお楽しみは、これ!!



丹沢で山を登る人にはあまりにも有名な、鍋割山荘名物『鍋焼きうどん』!!
え?「鍋焼き山」、もとい「鍋焼き山荘」?って間違えてしまいそうだけど、季節でいえば秋、汗かいて登ってきたなんて日には最高さ♪!!


八ヶ岳は硫黄岳の麓に位置する本沢鉱泉、ここのお楽しみは、これっ!!



ここには何と、『日本最高所露天風呂』があるんです。
そもそも山小屋にお風呂や温泉があるのは珍しいんだけど、八ヶ岳周辺の山小屋には結構あるんだよね。
ここは山小屋の中にちゃんと温泉があるんだけど、更に山小屋から歩くこと5分くらいの川床というか谷床に露天風呂まであるんです。
ただし、ご覧の通り、脱衣所もなければ湯船も無く、川床に湧き出た温泉を2畳ほどのスペースで掘り込んで お湯をためてあるだけ。
当然ながら、入るときはその場で潔くすぱっと素っ裸にならなくちゃいけません。
しかも10メートルほど上を、登山道が横切っているので、誰かそこを歩いてでもいた日には もろ丸見えです。
もっとも、そんなこと気にしていちゃ、この圧倒的な爽快感は味わえません。
お湯が白濁しているのが、天の神様の唯一のご配慮かもしれませんね♪。へへっ


温泉つながりで、最後にご紹介するのは、信州は『高峰温泉』。
佐久平から浅間山に向かう高原の上に位置しているこの温泉は、山小屋ではなく、完全に温泉旅館という趣です。
それも、冬は黒斑山や浅間山前掛山へのスノーハイキングの拠点として、春と秋は高原植物の花や紅葉、夏は星空観察にと
ロケーションに恵まれたすばらしいところです。





ここのお風呂は絶品!! ご覧のような趣のある「ランプのお風呂」を売り物にしていて、
晴れていれば夜には眼下に佐久平や小諸の街の灯が望めます。ワイルドだろぅ~
あ~、waraちゃん どこか湯治にでも行きたい気分だぜぇっ、じゃんじゃん。


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山小屋 その1

2012年05月26日 22時40分56秒 | 日記
今日、夕食の時 たまたまテレビを見ていたら、山番組をやっていました。思わず見入ってしまった。
う~、や、やま 行きたい!!
早くリハビリして、治さないと…

今まであちこち、日帰りに、山小屋泊まり、テント泊まり と いろいろして来たけど、
山に泊まってこそ味わえる時間が何より愛おしく感じられます。
山で迎える夕方の残照のひと時も、街では絶対に見ることのできない満点の星空も、
そしていつ見ても感動的な 夜がだんだんと明けていくさまに 続いて訪れる輝かしい朝も、
一つ一つ今でも鮮やかに記憶に刻まれています。

山に登りだして、初めて泊まった山小屋が、丹沢は塔之岳にある『尊仏山荘』。

二段ベッドが部屋の両脇に配置された二階の部屋も、夕食のカレーライスに朝食のおでんも、眼下に見える湘南の夜景も
何もかもが新鮮でした。
その後、何度も日帰りでは訪れていますが、忘れられぬ一夜、忘れられぬ山小屋でした。

次に訪れた山小屋は、八ヶ岳の『青年小屋』。別名、「遠い飲み屋」。



もちろん初めて訪れた八ヶ岳でした。編笠山と権現岳の間の鞍部に位置する、名物小屋です。
赤錆の浮き出た外壁に、内心 大丈夫かな?と心配したっけ…。
小屋の入り口に、本当に「遠い飲み屋」という赤提灯がさがっているのがお茶目です。
もう五月末とはいえ、日陰には残雪が残っている程の山の気温に、部屋に置かれた炬燵がとてもありがたかった。
翌日の権現岳への道のりも、今考えるとそんなにたいした登りでも、岩場でもなかったんだけど、
ドキドキ びびりながらの登頂で、思えばまだまだ初々しい山男子だったなぁ。


次に訪れた山小屋は、梅雨明け前の晴れ間を狙って訪れた尾瀬の『弥四郎小屋』。



これがあの有名な尾瀬か…と、 あんな山奥にこれほどの広大な湿地帯があること自体、新鮮な驚きでした。
水源は豊富なので、尾瀬の山小屋にはお風呂があるのもありがたかった。
「♪夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬、遠い空…♪」歌どおりの、素敵な場所でした。
原発の放射能汚染の風評被害で大変らしいけれど、是非いつかまた訪れたいな。


そして、その次に訪れたのが山を始める動機であった、富士登山。
須走口から登りだし、頂上でのご来光を狙って、八合目『江戸屋』にて半泊しました。



天気にも恵まれ、同行の友人も含めパーティーの体調も万全、すべて順調だったのですが…
何しろ昨今の富士登山ブーム、ハイシーズンをはずしたとは云ってもすごい人出で、山小屋に詰め込まれること詰め込まれること…
“タコ部屋”って、多分この事を云うんだ、って感じで、与えられたスペースは一畳の2/3程度、布団も一人前無く、3人に2枚!!
しかも部屋を三段に仕切られた一番下の段の、更に一番奥という位置では、とても満足な睡眠も出来ず…。
頂上でのご来光目指して、朝3時過ぎに山小屋を出発し、無事ご来光を迎え、
お鉢巡りに歩き出した途端、高山病症状が出てきてしまいました。
頭が痛く体が重く、一歩を踏み出すのがあれほど辛いとは…
山小屋の記憶とともに、別の意味で忘れられない強烈な思い出となりました。



富士登山の四日後(!!)、予備日として休暇をとっていた連休を無駄にするのももったいないと、
勢いで訪ねたのが北アルプスは燕岳でした(笑)。



北アルプスを訪ねるのは もちろん初めて。期待が大きかっただけに、少しがっかりきていた富士登山への想いを見事に払拭し、
山行の楽しさ、すばらしさを改めて感じさせてくれる燕岳登山、そして山小屋『燕山荘』でした。
山小屋としてのホスピタリティの高さで、その後もいろいろな山小屋を訪ねてはいますが、『燕山荘』を上回るところは いまだありません。
建物の可愛らしさはもちろん、清潔感、プライバシーの微妙なさじ加減、食事、眺望、スタッフの動きなどなど、
僕にとってのベストオブベストです。
もしこれから山をはじめようと考えている人がいたなら、夏の燕山荘に泊まっての燕岳登山を、まずは第一にお薦めします。
それで、また一人、山にはまってしまう人が増えるんだろうけど、ね♪。

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影法師

2012年05月23日 12時15分52秒 | 日記
世間のここ連日のイベント騒ぎで、ちょっと食傷気味です。テレビをつければ「金環日食」に 今度は「東京スカイツリー」ときました。
まぁ、ある意味、世の中平和なことの裏返しか、少しでも明るい話題をということなんでしょうね♪
昨日、病院からの帰りに墨田界隈を車で通りかかったら、スカイツリー、厚い雨雲に半分から上を覆われていて、それもなかなか情緒がありました。
高所恐怖症の自分としては、興味はあるものの果たして上ったときにびびらずにいられるか自信が持てず、努めて冷静なスタンスを未だ崩しておりません。
理想的にはたまたま観覧チケットをもらってしまって、あまり興味は無いけど まぁ無駄にするのもあれだし… みたいなのがいいんですけど。

だれかチケット、くれません?


今日は爽やかに晴れました。新緑がきれいですね。光と影が織り成すコントラストもひときわ鮮やかです。
山に行くと、光をどうしても意識します。
それは木々越しの木洩れ陽であったり、自分の足元に落ちる影だったり…



丹沢・鍋割山に向かう道で

富士山に登った時のこと、こんな影も見つけました。
いわゆる『影富士』。 山頂のシルエットが、雲海に映ったものです。
富士山の特徴的なシルエットだからこそのワンシーンですね♪


大台ケ原の『日出ヶ岳』で、ご来光を待ち受けていた時のワンシーン。
ご来光ばかりに気をとられていたんだけど、振り返ったらこんなことに♪
足長おじさんそろい踏み!!



では そろそろ家路につくとしますか…

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いつも空を見上げて…

2012年05月21日 13時39分30秒 | 日記
世紀の天体ショー、金環日食 見ましたか? 
多分自分の生きてるうちにはもう見ることがないだろう、とまで云われると やはり気になりますよね♪
心配された天気も何とかもち、日食グラスを片手に私も今朝チャレンジしてみました!!

考えたら、空を見上げる機会も、今回の腰痛で山に行く回数が最近は減ってしまって、しばらく無かったなぁ…
そう、山に行く楽しみの一つは、間違いなく空を見上げることです。
今までの山行で記憶に残る光景を考えると、山頂からの眺望も確かにそうだけれど、
むしろ息を切らしながら何気なく見上げた山裾と、その上に広がる限りなく碧い空と、雲や陽の煌めきだったりします…


これは、50歳を記念して富士山に登った時の、メモリアルな一枚。
7合目辺りを登りながら、眺めた先に浮かび上がった 下山する人のシルエットと、夏雲の白と、富士の稜線のシルエットが印象的でした。
山に登り始めるきっかけも、この富士登山の為の足慣らしでした。


新緑の今頃の季節だったら、こんなふうに木漏れ陽を見上げる時が絶対にありますよね
これは、八ヶ岳・編笠山でのワンシーンだったかな…


初めて、『山』を、「登るべき憧れの対象」と意識したのは、この時からでした…
自分にとっての初の夏山で、初めての北アルプス、燕岳を前にした燕山荘での夕暮れ時、稜線に浮かび上がる『槍ヶ岳』のシルエット…
なぜか甘酸っぱい少年時代の夏の思い出とだぶって、胸によみがえり、いまだに胸を高鳴らせます。


東京都の最高峰、雲取山のすぐ下、雲取山山荘から見上げた、暮れ行く空に浮かぶお月さま…
こんなにも自然豊かで山深い場所なのに、ここが紛れも無く東京都に位置することを教えてくれるのが、
遠く眼下に霞む大都会の夜景と、暮れ行く空を東から西へ頻繁に通り過ぎてゆく飛行機の飛行灯でした


針葉樹と広葉樹が混ざり合った樹林帯を歩く時、時に空はいろいろな表情を見せてくれます。
自分の足音だけが、空に溶け込んでゆきます…


山小屋にザックを下ろし、今日の山行の余韻に浸りながら、ふと見上げた西空の暮れかかった雲と空の美しさといったら…
しばし言葉を無くし立ち尽くしてしまいます。
温泉のある山小屋で有名な三斗小屋にて…


一日の疲れも、こんな光景を前にするとどこかへ行ってしまいます。しかも、じつはこれは温泉からの眺め!!
信州は高峰温泉♪ 絶対はずれのない、『日本秘湯を守る会』の山小屋、いや山小屋なんていったら失礼、立派な温泉旅館でした!!


「雪山」にだけは絶対に行かない、って 山に登り始めて間もない頃は頑なに思っていたくせに、山に惹かれ、足繁く通ううちに
冬の山特有の 凛とした美しさを知り、静けさと、清清しさに魅かれ、今では欠かすことのできない山行に…


台風が通過した直後の南アルプス。刻一刻と表情を変える眺望は、見飽きることがありません…
雲が、霧が生まれ、稜線を越え、山を覆ったかと思うと次の瞬間にはパッと晴れ、見間違えようの無い独特な稜線をその向こうに映し出してくれました。


冬の山行は、まだ街が暗いうちから動き出します。登山口へ自分を運んでくれている電車の中で、やっと遅い日の出を迎えました。
山の中のご来光もいいけれど、こんな街のシルエットに浮かぶ朝日も捨てがたく思えるのは、山に慣れ親しんだおかげかな?
丹沢に向かう、始発のロマンスカーの中にて


何気ない、夕焼け雲のひとかけら、心落ち着く一瞬です。
こんな余韻をもって、家路につければ、最高です♪

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