山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

奥多摩、棒ノ折山、春霞編

2016年04月22日 01時34分29秒 | 奥多摩
都内の桜はすっかり散ってしまいました。
それでも折角 天気が いいので 、
なら 少し足慣らしに 、と 奥多摩へと 向かう事に。


いつもの ホリデー快速 奥多摩号
青梅駅を過ぎたあたりから、車窓には意外にもまだ満開の桜が…

都心とは、やはり違うんだねぇ~

なんとなく、頂上に桜が有ったのを覚えていて、
選んだ 行き先は 慣れ親しんだ 裏山感覚で、棒ノ折山
でも この分じゃあ、まだ山頂の桜には 早すぎたかねぇ。


何度も使った、川井駅からのバスで 登り口へ詰める
百軒長屋のキャンプ場からのルートじゃあ
登るのに呆気ないし、
前の晩 地図と睨めっこして考えたルートが、これ‼



【YAMAP】さん、お世話になってます、イヒヒ






御嶽駅の すぐ裏手から登り出す、
「高水三山」ルート 半分借用の
健脚コース‼

歩き出しから 最終目的地の「さわらびの湯」まで
帰ってきてから【YAMAP】で調べてみたら
アップダウンを繰り返し、約14キロ、
累積標高差1500メートルの ちょっとタフなコースで げした。

まぁ、数字で書くと結構なもんですが
累積ですから、累積‼
多分、楽しみながら歩けるはず、でげす⁉ 



奥多摩の山は、
どこも いきなりの急登ってところが多いけど
ここも御多分に洩れず やはり急登の登りだし…



僕らの前を、女一人“ユー” が 登っています。
ちょっと 下半身ぽっちゃりユー だったけど、
案外 サクサクと進んでいきます。
“ユー”は 何しに 奥多摩へ?



出だしゆっくりは、登山のペース配分で大事な事だけど
それにしても 今日のおサル君は いやにスローペース。
こりゃあ いかんと
ペースを作ってあげるために、今日は隊長が前を行きます。




登るにつれ、あれっ⁈
何だか 鼻水が じわじわ、
そのうちにダラダラと…
花粉症は、1年前に もう克服( 卒業!? イヒヒ ) したはずだったんだけどなぁ…



奥多摩は、基本 杉が主体の山。
さすがに どっぷりと その真っ只中に分け入って行けば
克服したとは言え
この季節、これ以上は避けようがないって訳なのでしょう。



惣岳山 手前の「真名井の井戸」
どこかに 早くも眠りから覚めた蛙がいるみたいで
ゲロゲロ、ゲロゲロと 賑やかです。
おサル君が 声の主を一生懸命探しますが
見つかりません



展望のない惣岳山山頂ですが
木の上の方では 小鳥が ピーチク パーチク、ピーチクと…
春は 賑やかです







ふーっ、歩いた歩いた。
ゴツゴツした岩の露出した「岩茸石山」到着。









右手に見えるのが「高水山」。
普通は おとなしく あっちへ回り
三山を巡って下りるんだろうけど、
性格が天邪鬼なもので、右に回るところを 直進。
え⁈
棒ノ折山って、あの、標識の正面に 遠く平らに見える、あの山⁈
やっぱり 右に曲がっとく⁈



すたこら さっさ



高水三山とコースを分かつと、
途端にすっかりと 静かな道筋です。

途中、「黒山」を経由して行ったけど、
どこにも 黒山の人だかりなど、無く( 当たり前 )
ただただ、お昼を食べたいがために
ひたすら 先を急ぎます。







地図には コースタイム 1時間半とあったけど
こんなペースですから 当然 サクサクと進み、
賑やかな 棒ノ折山に到着です。

今日は 残念ながら、 おサル君の女子力は
1%も 発揮されること無く
温存みたいでげす。





淡い期待を抱いていた 山頂の桜も、
1%も 開いていませんでした、ハイ。
( 因みに、今日4/20 八分咲きになったそうでげす)

いつの間にか、薄曇りになり、
まさに 春霞 。
展望もあまり望めないし、温泉目指して さくっと下りよっか⁈

ん⁉
ふと見ると
小学生5年生くらいの男の子が3人、
山頂から下に向けて 石を拾って投げています‼
「 こら~っ‼ 」
思わず 大きな声で怒鳴っていました。
 「 下に誰かいたらどうすんだーっ‼ 」

連れてきた女親グループは 離れていて直接見ていなかったようだけど
すぐそばには いい歳をしたおっさんが何人もいたのに
誰も何も言わないで、見て見ぬ振り。

悪いことはちゃんと、他人の子供でも
叱らないとね‼

イヒヒ









ゴンジリ峠から 白谷沢へ、
土が流れてしまって相変わらず歩きずらい、荒れた階段をやり過ごし
なんちゃって「沢ルート」の、ゴルジュが続く渓谷へ


















ここへは、今まで何回も来たことがあるけれど、
今日は一番 水量が少ないかも…



名栗湖畔まで下りてきて、見上げる山の中腹には
山桜のピンクと 木々の芽吹きと 新緑のグリーンとが
綺麗なグラデーションを 織りなしていました





イヒヒ、やっぱここだねっ!!





「さわらびの湯」のある里には
濃い目の桜の花のピンクと、雪柳の鮮やかな白と、白ヤギさんの白と、
ん⁈
白ヤギ⁈




温泉出て、サッパリした後は、
飯能まで戻って、
ジンギスカンでも 食べて帰るかねぇ~
ねぇ~
めぇ~
メェ~








最後まで おつきあいいただきありがとうございます。
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ついに… ( 問わず語り 編 )

2016年04月08日 05時10分38秒 | 日記
どうも、吉川晃司です‼

( イヒヒ、折角のエイプリルフールなんで、つい…)




10年前⁈ いや、つい数年前までだって
よもや、自分が この様な物のお世話になろうとは
思わなんだ

まぁ、さすがに若者だ、とは言い切らないだけの
謙虚さ(⁈)だけは 失っていないので
お許しいただくとして…



誤解を恐れずに言えば、
世間には
人にはわからない病魔や障碍( しょうがい )を抱えながら
生きている人が 約50,000人
ゴマンといるのである (たぶん)。

抱えている病や障碍の
程度の差を 他人と比較してみたところで
( その中での自分の 相対的な立ち位置が おぼろげにわかるだけで )
そもそもの病も障碍も ちっとも良くはならない。
自己欺瞞的な慰めは 止めておこう…

ヘレン・ケラー、
あなたは偉かった‼




言いたい事は、
… …

あれっ⁈ 何だっけ⁈




山に入って、深呼吸をする。

空気が美味しい ( 気がする )

耳にうるさいくらいの静寂 ( な 訳ないか )

遠く、里の音が聴こえる ( ほんまかいな~っ⁈ )

獣が、息を殺して こちらの動きを目で追っている ( ぷぷっ、ヤバっ )

鳥が 鳴きながら 向こうの谷を渡っている ( あ、これはほんま! )

ん?

誰か、枯葉を踏みしめ歩く足音がする ( だから、幻聴っす!)

風が 左手から右へ 吹き抜ける( ふむふむ )

自分の鼓動が 聴こえる( それは、気のせい )

あれ?

俺は 何をしてるんだろう、

( ? ついに呆けたか… )



ああ、そうだ、

あの頂きを目指して歩いているんだった…

つまずかないように 足元を見ながら歩を進め

時折 前を見上げる。




        


歩くのは、元々好きだった。
山を歩くのは、それとはまた、ちょっと違う
目は外に向けられてても、
心は 自分の中に向いてる。

        

時折、思いもかけぬ、外の世界の音とか 光景が
目に飛び込んできて、
心の中で シンクロする。
その響きに、眺めに、驚き 立ち尽くす。










山を好きになったのは、
そんな経験が重なって、だった。



片耳の聴力を
この先 どんどん失っていくことになっても
たぶん、山では 俺は 平気、
目は まだまだ見えるし、
聞き耳は 健在、
何より そのままを 受け止められる自分が、ここにいる。




さて、今度の週末、どこに行こっ⁉