山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

北アルプス表銀座、錦繍の稜線へ!編 その4

2014年10月30日 12時52分55秒 | 北アルプス


※晴れてりゃ、こんな感じ。きれいな小屋です。


常念小屋に到着すると、入るなり
「上 ( 常念岳 ) まで行ってきたんですか?」と…
ん⁉︎ 誰かと見れば、件の松永さんと尾川さんです。

ええ、天気がはっきりしないので、登れる内にと思って…と

会話らしい会話は、この時が初めて。
でも気さくな、とても感じの良いお二人。



この後、夕食のテーブルも一緒になり、
京都から来たという男性二人とも交え、
( ⇧⇧⇧ おサル隊員の勘によると消防士さんだとか… また始まった?! 笑 )
楽しい会話が続きました。
そこで 判明したのが、
前回披露した、尾川さんの『 大天井岳の恋 』事件です…
( ごめんなさい、勝手に話を盛って、事件にまでしてしまいました… 笑)


聞くと、松永さん、途中、我隊を被写体に写真を撮っていたのだとか…
我々のオレンジと緑のアウターの組合せと
画面に収まる大きさのバランスが良くて
山の大きさを実感できる写真になったとか…

後で送っていただいた写真が、これっ。




本当か お世辞かは、 まっ、この際 置いといて…
自分のパソコンの壁紙にしてくれているそうです‼︎
松永さん、光栄っす‼︎



僕らが 小屋に到着するやいなや降り出した雨が
今や 本降り‼︎
夜中じゅう、
激しい風と共に小屋の屋根に降り掛かっていました。

今日の内に山頂まで行っておいて良かったなぁ、
という思いと、
明日の下りは 沢沿いに歩くはず、
大丈夫かなぁ
という思いと…
なんだかんだ、なんだかんだ…
なん、 だ 、 か ん … …



いつの間にか眠りについていました。

 外は嵐でも、夢の中で 過ごしていたのは、こんな夜… 


~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

あくる朝、まだ雨は衰えず降っていました。
昨晩、出来れば 常念の山頂を踏みたいと、
話していた松永さんチーム、
まだどうするか考えあぐねている模様です。

一方、京都チームは 三俣に車を置いて来ているため
否応無く、山頂を登り越して行かねばなりません。
完全装備で 早々に出て行きます。
どうぞぉ お気を付けて お行きやすぅ~
おおきにぃ~






我が隊は、というと、まぁ 山頂へは向かわず下るだけなので、
慌てず、小降りにでもなるチャンスがあれば その隙に…
みたいなスタンス。

用意を進めていると、松永さんがやって来て
登頂は諦め、やはり下ることに、と。
じゃあ ということで、登山口で落ち合う時間を決めて、
タクシーに相乗りする事に…
ありがたい、タクシー代が助かります。



迎えのタクシーは、
常念小屋で頼むことが出来ます。
( ※ここの登山口までは、自家用車かタクシーで来るしか、足が無いんです )

余裕を見て 3時間のコースタイムに対し4時間後を指定、
と、そこへ 京都チームが戻ってきました。
雨はともかく、余りにも強い風に、結局 撤退をしたようです。
稜線の吹きっさらしは、やはり半端じゃないようです…

結果的に、3組とも 一ノ沢登山口を目指します。
信頼を寄せる 隊長のスマホアプリ天気予報では、
もうそろそろ、天気は快方に向かうはずなんですが…







3組中、一番後発の我隊ですが
下りなら 任せてください‼️

快調快調、樹林帯に入ると風も止み、
空も明るくなってきました。
でも、この下り、登りで歩くのはキツそうです…






























心配した沢の水も、多少は多いのかもしれませんが、
まったく問題なし。






登山口に着く頃には、すっかり天気も回復、
夜半から今朝までの激しい雨が まるで嘘みたい…







相前後して 小屋で一緒だったパーティが
登山口に到着します。
記念に パチリ‼︎





山で初めて会った私達ですが、
同じ時間を、同じ天候、同じルートで歩く時
ある種 運命共同体 みたいな感じになるのかも知れません

和気あいあいに、
でもサラリと、「 じゃあ、また‼︎ ( いつか、何処かの山で‼︎ ) 」と、
待たせていたタクシーで 散っていくのでした…



なんか、こんな 出会いと別れも、良いもんですねぇ
あ、松永さんと尾川さんだけは、
結局、この後の温泉から 穂高駅前のお蕎麦屋さん、
松本駅まで ずっと道中をご一緒する事に…

楽しい出会いを、ありがとうございました。





松永さん、尾川さん、
また どこかで会いましょうね、アディオス‼️


次は、錦秋の奥秩父、金峰山へ再び編 です。
お楽しみに~



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北アルプス表銀座、錦繍の稜線へ!編 その3

2014年10月23日 12時11分22秒 | 北アルプス

さて、話しは 『 “難”事件 』の続きから。
そもそもの発端は、尾川さんのこだわりである。
( ※注 Who is OGAWA?
この後、常念小屋で知り合う事になる、名古屋から 松永さんと一緒にやって来ていた お兄様です )


インド料理好きの尾川さん
好きなカレーに添えられる「ナン」についても
ナンダカンダ、一家言ある。

なんでも、石窯の内壁にペタっと貼りつけて焼くもんじゃなきゃ
ダメなんだとか…
当然ながら此処は3000メートル近い山の上、
そんなもんで わざわざ焼いてる訳が なん ない。
我々は、わかっている。
普段の尾川さんなら、勿論わかっている。
ところが、まさかこんなところで会えるとは‼️ と
ナンに舞い上がってしまっている 今の尾川さんには
その辺の空気が読めていなかった…

山小屋のお兄さんに聞く。
「 えーっと、これって、ちゃんと窯で焼いたナン?」
当然ながら、はあっ⁈ なん 何 言ってんだ、この人
みたいな顔をされる。 ← あ、このへん、妄想ですので、念の為…
そこで初めて、自分の一方通行の想いに気付いた 尾川さん なのでした…

『大天井岳の恋』は、
こうして はかなく終わり、
尾川さんは 傷心のまま 天丼を頼み、
悶絶 絶品カレーランチを食べ損ねることに なったのでした。

そこいくと、尾川さんみたいな こだわりのない我々二人
あっけらかんとオーダーし、
ナンで食すカレーが山頂で味わえるなんて、
こりゃぁ 普通ありえへんで、なんて 舌鼓を打ちつつ ペロリと完食。
いい気なもんで、スンマセン尾川さん


ちょっと、先を急ぎましょう…










このへんの写真、松永さんが 撮ってくれました。
自分たちの歩く姿を 客観視できる、貴重なカットになりました。
ありがとうございます。
( 拡大して見ると、豆粒のように小さく、遠ざかっていく自分が判ります。)








目の前には 自分たちの歩む先のルートが
振り返れば 歩んで来たルートが
山の稜線の端から端まで、曲がりくねりながら続いています…
こんなところでなきゃ絶対に味わえない
スケール感だね。

うなだれているわけじゃあ ありません。
ちょっと 小休止。



いよいよ眼前に迫る、常念岳!!
今晩泊まる予定の「常念小屋」って、あの山頂まで行かないとダメなのっ!?
小屋らしきものが、全然見えないけどっ…

と、一瞬、心が折れそうになった瞬間、足元に小屋が見えるじゃあ ありませんかっ!!
あれかっ!!
( ちゃんと地図読みなさいよ、っていう話 )

ここからは もう、ルンルン気分で、下る、下る。
右手の谷は、紅葉真っ盛り…




到着でやんす!!


下りてきた山を 振り仰ぎ、


常念への登りを見上げます。


う~ん、どうすべぇ
天気はどうも下り坂…、
明日 朝に登るか、ザックを小屋に置き、今 登ってきてしまうか…
ルートマップによると、往復2時間、
今、2時過ぎ、
え~い、ままよ、行ってまえ~


おサル隊員、お疲れっす!!
( 無事、登頂はしましたが、実は隊長、もう、バテバテでした…
なんか、おサル隊員が 余裕しゃくしゃくで、
くやしいっす!!

今日歩いてきた 燕岳からのルートが
霞む天気の中、なんとかまだ 見て取れました…
今日もまったく、よく歩いたねぇ…
我ながら感心、感心。




上高地方面が、かろうじて望めます。


ガスってきました。
降りださない内に、さぁ、急いで常念小屋へ戻るか…




小屋に到着するのと、本格的に降り出すのとが
ほとんど同時でした。
セ~フ!!


次回も この続きから
お楽しみに…

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北アルプス表銀座、錦繍の稜線へ!編 その2

2014年10月19日 05時27分51秒 | 北アルプス
昨晩は、
燕山荘で休む僕らを包み込むように、
一晩中、満天の星が夜空に輝いていました。
warazaemon隊長、夜中目を覚ます度に窓から夜空を見上げ
その都度、なんだかとても幸せな心持ちになり
仰向けになっては暗い天井を見上げ、
枕元のすぐ上、夜気を入れようと、
細く開かれた窓越しに、夜の静寂に耳を澄ませるのでした。



…スカピー、…スカピー
……ん⁈
失礼、おサル隊員の寝息でした

深い 夜の静寂(しじま)の中に
聴こえるものなど 無いはずなのに…
あれは…通り過ぎる車の音⁈ 誰かが口ずさむメロディー⁈
山裾には、ほんの少しだけ安曇野の街の光も漏れ、
今 夜の国にある自分が 翼をまとい野山を駆け下ります…

確かなものは
生きている、そう感じられる自分と、 今 この瞬間…



山ヤに尋ねる、
“もう一度泊まりたい山小屋”だの“泊まってみたい山小屋”アンケート、
必ず上位に顔を出すのが ここ燕山荘
自分たちも、初めて訪れた4年前、
ホスピタリティに溢れた とても印象に残る応対の記憶が
鮮明に残っています…


今回の部屋は、二段の小部屋が通路の両脇に並ぶ 清潔で明るい新館


大好きな版画家 畦地梅太郎の名作が飾られた食堂


二度目に訪れたのが、今年の小屋開きの日…
まだ小屋が全部開けきっておらず、
最初に訪れた時程の感動はなかったのだけど、
三度目となる今日は、( なんとシーズン二度目! )
期待を裏切らぬ心地よさに包まれ、
うれしさがじんわりと 湧いてきました。
T や W と
是非ここに、何時か一緒に来たいなぁ…


いつの間にか眠りに落ちていたようです…
何処とは無しに 動く人の気配に、 次に気付いた時、
まだ夜空の大部分を占める碧い色の端に、
薄くオレンジのアイラインを引いた
朝の兆しが 窓から見て取れました…



おサル隊員に声をかけ、ダウンを着込み、
自らの寝癖のついた髪に無駄な抵抗を試みつつ、
展望テラス( 昨日、名付けました!)へ向かいます…

今日一番のショーが始まります…

あのシルエットは、富士山


若者たち  ♪ 君の行く道は~








何も語らずして、皆の視線を一点に集める様は
スーパースター

一方、稼働して間もない おサル。
眠いし腹減りで、可能なパフォーマンスは まだ10%くらい…!?



大丈夫。
しっかりと朝ごはんも食べたし
新たな活力が 自然に 身体の中にみなぎっていきます。


さあっ、今日も行くぜっ‼︎



この時間はまだ 一点の曇りもない、縦走日和‼︎





この縦走ルートが
“表銀座ルート”と云われるようになった謂れは知らないけれど
( 恐らく 日本で登山の始まった黎明期から、
人気のあるルートだったのでしょう )

“銀座”とついている以上、
銀座で働く自分が 歩かないで誰が歩くのって、感じで
山を始めて以来 ずっと思ってきました…

さしずめ、今回の 常念に抜けるルートは
一丁目から四丁目まで銀座通りを進み、
四丁目の交差点を左折、歌舞伎座に至る、ってな感じ!?…

隊長が今回 こだわったのは、
ルートの進行方向。
実は、 おサル隊員に どこの山を登るかを伝えた時、
おサル君、下山後の温泉を念頭に
常念岳 → 燕岳 がいいんじゃない!? と…
が、断固として 燕岳 → 常念岳 を 譲りませんでした、ハイッ…

だぁってぇ~
このゴールデンルートは、
シャープでハンサムな、“槍さま”のお顔を、
ずーっと見ながら歩けるのが いいんだもん!!
常念岳 → 燕岳じゃあ
いちいち振り向かなきゃダメじゃない…
ダメよ~、ダメ ダメっ‼︎

思い焦がれる“槍さま”を
真っ直ぐ前に見ながら進むのが、正しい恋愛の
正しい 表銀座の歩き方なんです、
ここは譲れませんて…


変な形をした岩、『蛙(げえろ)岩』って、あれかな?





稜線の西側(西寄り)を進む間は、
吹き上がってくる風が 歩く身体には冷んやりと心地良いんだけど
午前中の日差しをまともに浴びる東側(東寄り)を進むと
たちまちにして汗ばんでしまう


大天井岳が見えてきた。
そこに至る、稜線のルートも…








イ~、ヤッホ~!!


振り返る…
燕山荘がもうあんなに小さく…、あれっ!?
燕岳の陰に隠れていた剱岳が見えてるじゃん!!


どうでもいいけど 山の読み方って独特なものが多いよね…
「大天井岳」の読みは、“おてんしょうだけ”
おっ!! 山頂の左に、ポチッ、と 山小屋が見えてる…










ちょっと お澄ましして… ムフッ



てなことして、夢中で歩いていると…

さしずめ“四丁目交差点”にあたる 『大天井岳』が
どんどん迫ってきたよ…


ひえ~っ!! きつい登りだぁ~


振り返ると、“劔さま”の、堂々とした お姿が…
その後ろに広がっている 日本海の水平線まで見えてるじゃん








“四丁目交差点”まで、燕山荘から同じようにやって来た 山女子二人
( この二人、立川女子高山岳部OG …って、
また勝手に妄想始めちゃってますけど…← 無視して下さい

追い越しざまに耳に入ってきたのは、お昼をどうしようかとの相談のよう…
結局、古今東西、女子の一番の関心は、
常に食べ物に向いてるんじゃないだろうか…
ねっ⁉︎ おサル君⁉︎


たった今歩いてきた稜線が くっきり鮮やか。



着いたどー!!
って ことは…
ここ大天井岳山荘の 評判のランチが 食べられるぞ~

「ごめんなさい、10時半からです」って、
しょうがない、先に ザックを置いて、山頂まで行ってくるかいねぇ


黒部ダム?! 越しの 真正面に、剱岳の雄姿



♪ヤッ~ホ~、タ~リラララララン♪



絶景かな、絶景かな~っ!!




で、
10時半を待って ちょっと早目のランチタイム!!

これが噂の、インドカレーランチ、ナン付き
山の上で、こんなレベルのカレーが食べられるとはっ!!
食べ物にうるさい おサル隊員も大絶賛!!

今更なんですが… と、
そう 次回登場の尾川さん
この後の山行中、
ずっと後悔する事となる、
絶妙なモチモチ感のナン
難事件は この時、始まっていたのでした…



次回も この続きから
お楽しみに…

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北アルプス表銀座、錦秋の稜線へ!編 その1

2014年10月12日 03時37分53秒 | 北アルプス
今年の紅葉は早いと聞いた。
昨年、紅葉真っ只中の涸沢~北穂を攻めあがったのが
確か10月の5日か6日、
今年 確保した休みが10月の1~3日、
ギリギリ涸沢の紅葉に間に合うかどうか…



平日とは言え、やっぱり凄い混むんだろうなぁ…
同じ北アルプスなら 涸沢や穂高を、
少し俯瞰出来るようなところの山域を行くのも一興!?

候補は白馬三山と、表銀座縦走
登山口へのアクセスと、紅葉情報と、山小屋ランキング、そして
帰りの温泉アクセス、
それらの情報を 我が頭の中の大きな鍋に突っ込み、
かき混ぜること1日半、
出来上がった 行き先が…

表銀座、常念主脈縦走‼︎



気持ち的には、白馬三山に傾きつつあった行き先  
だってぇ…

いつか必ずや、あの混浴露天風呂に…
と思っている白馬鑓温泉だから…

 
け、決して こ、こんな期待をしているわけじゃあ、な、ないよ…

冬支度のため 営業は9月いっぱい、
という情報が
結局は決め手に…
残念やね~。いや、ほんと。
まあ、山は逃げないしねぇ…
( しっかし、堂々と、潔い女性だなぁ…)



今や すっかり乗り慣れた感のある『あずさ1号』で松本へ…
3日あるとは言え、常念主脈縦走となると
1日の行動時間は限られます。
初日に、なるべく早く燕山荘に入る為には
無駄な時間は削って、
中房温泉の登山口から早くスタートしたいもの…






え~、ですから決して おサル隊員が
腹減りで 早弁している図、って訳じゃございません、はいっ

穂高駅に着いたものの 中房温泉行きのバスには
待ち時間が まだ30分くらいあります。
こういう時の隊長は 行動が早い。
バス停で 一人で待つ “山レディ”に 声を掛けるや
タクシーに相乗りして向かいませんかとの 交渉をまとめちゃいます。
へへっと





天気はまずまず。
では しゅっぱーっ‼︎

思えばこの春、 燕山荘の小屋開けの日に
同じ道を登ったんだっけね、
まだまだ 紅葉は 登り口までは届いていません。

ありゃりゃっ‼︎

誰か、派手な “足跡”を残してます
しかし、この人、どうやって この後 歩いたんでしょ

登るにつれ、少しずつ色ずいている木が…








タクシーを相乗りしていただいたレディ、
名前を聞きそびれちゃったけど
親しい 知り合いにソックリ、
なので 「 赤津 沖ちゃん 」と 二人で命名。
とても感じの良い方でした…






合戦小屋へ 物資を荷揚げする為の 無人リフト


これを越すと、間も無く富士見ベンチ、
合戦小屋までも もうすぐダーッ








いよいよ 紅葉真っ只中‼️
合戦小屋に到着!!





鬼さんに負けじに、にか~っ!!


ああっ、本当ならここでっ…

世界で一番 甘い、美味しいスイカ
ここで食べられるのにっ…  ( そう、つい、二、三週間前までは…)
無念っ…







雲が切れ、やっと稜線が少し顔を出してくれた




残雪の春に来た時、それはもう すごい雪に覆われていた尾根まで
やっと登って来れた。
あと一息。




ついに燕山荘のシルエットが…
春の時は、雪の尾根を直登だったけど、
夏道は右へ大きく巻いていきます


So fantastic!! So beautifull!!
霧が薄くかかる中を、
射し込む太陽の光と、
木立の梢との美しいシルエット…




どこかしら、日本離れしたたたずまいの燕山荘。
女子でなくても 胸がきゅん となるのがわかるよね。


“北アルプスの女王、燕岳”
これも、わかる わかる…


見とれてしまうっす…




登って来た道筋が、雲海の下に沈んでいく…






そして、明日、歩いていく先の稜線が…


燕岳の後ろ、北燕岳に向けての稜線って、
あんなにギザギザしてるんだっ…


いよっ、千両役者っ!!
今日はもう、姿が拝めないもんだと諦めかけてたよ…




いつまでも、眺めていて飽きることのない、
やっぱりここ( 燕山荘 )は、最高の展望スポットだねっ!!




部屋に荷物を置いたら、まずは何より、
春にはまだ オープンしていなかった喫茶室に陣取り
乾杯っす!!

く~っ、最高~っ!!


夕焼けは、残念ながら雲が広がっちゃったけど
明日も、いい天気になりますよ~にっ!!


その夜は、そりゃあ もう 満点の満天の星に包まれていました…





次回も この続きから
お楽しみに…

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鍋割山で鍋焼きうどん編(ベタですが…) その2

2014年10月09日 05時23分37秒 | 丹沢
さて、水量は少ないものの、沢を渡渉して やっと山登りの気分…




そして、二股からついに本格的な登りに…

いつもそうなのですが、さんざん高い山に登っているくせに
今だに登りだしの30分は、そこがどんなに低い山だろうと
息が切れ、汗が噴き出し、
きつい事 甚しいのが 情けない…

本当は ちょっとは 初心者と違うんだぞ、って言う所を
山の先輩として見せてやりたいところなのですが、
山は そんな よこしまな自分の気持ちを 諭すように、
いや、からかうように、
初心者と同等に 負荷を分け与えてくれます。
まったく いけずやねぇ

あの栗城史多さんや 竹内洋岳さん、野口建さんに
三浦雄一郎さんや 田部井淳子さん
でも、
登りだしがキツイのは、やっぱり一緒に違いない… と、
知りもしないで
ど素人の自分と 超ベテランとを 平気で比べに掛かってくる厚顔さでは、
誰にも引けを取らない、warazaemon 隊員です…
トホホ…


よっ、


はっ、









鍋割山へのルートは、尾根へ突き上げるまでが結構きついんです。
( が、本当を言うと、尾根に出てからが 実はもっときつい。)
尾根の反対から吹き上がってくる風がある分、救われるって訳。
ウェアの中、全身にかいていた汗が その風で冷やされ、so cool !!


前後を歩く登山客同士、尾根の上で 抜いたり抜かれたり、
歩く人も様々なので、ペースも人それぞれ…

その中に 一際目を引く人がいました。
そう、本物の『ボッカ』さん です。
(今日担ぎ上げている荷物の重量、
後で山小屋の主人と話しているのを聞いたおサル隊長によると、
な、なんと 60kg!! )





ひぇ~っ!! おサル隊長の体重と一緒でないかい!?

↑↑ 本人の名誉のため、謹んで訂正、一切根拠のないジョークです、ハイッ。





ふと振り返ると、見間違えようもない、シルエットが!!
今年は まだ冠雪前なんだねぇ

ここで 再び友人を 山に巻き込むための
㊙️テクニック その4
『富士の見える山を目指せ!!』

日本人たるもの、このフォルムを見て、テンションの上がらない人はいません!!
外人でさえ、
“ Oh~❗️”
“フジヤマ、ゲイシャ、スシ、スモウレスラー、日の丸、AKB” 
と言うくらい、( ← なんか違う気がする… )
日本をイメージする、代表的な『かたち』の一角を成す、
永遠の不動の4番打者
それが ザ・富士山 !!
なので、その姿がきれいに見えれば見えるほど、
テンション あげあげ!!


しかも、自分のムラに帰って、
「いや~、昨日登った山から見た富士山が、そりゃあきれいでねぇ~」
なんて自慢話をすること、まちがいありません。
そう、そんな自尊心をくすぐるっていうネタが、
この際 大切でやんすねぇ…

そうそう、記念写真も、大事でやんすよ、ムフフ





友人を山の虜に誘うための
㊙️テクニック その5
『 山メシって、最高ーっ!!!!』

思い起こしてみてください。小学生の時の遠足。
何でもない里山にピクニックに行った時だって、お弁当だけは最高においしかった!!
ましてや汗流して登った山の上で食べるご飯が、
美味しくない訳が無いではないかっ!! (← どっちなんだっ!?)

本当はコンビニで買い込んでいった何でもない おにぎりが、
超高級料亭の板長 自らが仕込み、握った 、おにぎり に大変身‼︎
( あの…、ちょっといいですか?
板長さん、そもそも そんなの、まず握りませんて… )

事が それ程 オーバーに感じるほど、( ← 実際、オーバーですから…)
山の上でのご飯は大事なんです。
だから、今回もおサル隊員が用意して来てくれたみたいに
プラスα のおかずやら、フルーツなんか持って行った日には、
言ってみりゃ それは、なんだ、その…、   そう、満漢全席❗️
( どんだけ やねん!)

とにかく!!
連れて行ったお友達の その脳裏に刻まれる、感動の味となるって塩梅でさぁ、
ねっ、旦那❕






で、  『鍋焼きうどん』である。
そう、あの 噂の…、  である。
あえて多くは語るまい。
ただ 断言してもいい。T は、これから生涯、山で食べた卵焼きの事を、
鍋焼きうどんの事を、事あるごとに語るであろう…

「あぁ、あの時のあれ、おいしかったなぁ…」



うふん、なんか、和んじゃってるし…












天気もいいし、登って来た充足感もあるしで、
( あ、お腹もいっぱいになったし… )すこぶる気分の良いひと時を
まったりと味わいました…

さて、では にぎやかな鍋割山山頂も踏めたことだし、帰りますか…


ところで、
そのまま登ってきた同じルートをピストンして戻ってもいいんだけど
なんか、それじゃあ いかにも芸が無い。
そこで、隣の「塔之岳」に向けて一旦進み、
途中 「小金」という所から マイナールートを 
二股の先へ下るというのが 今回の選択。

もう少し先の、「金冷し」という所から平行して下る「大倉尾根」は、通称“バカ尾根”と呼ばれ
だらだら だらだら、飽きるほどこの上ない 長い下り。
( 歩きながら寝ちゃったこともあるくらい… )

T や W に 下らせたら、いい加減 嫌になってしまうこと必至。
ならば、マイナーらしい、ひっそりとした道を下るのも一興。
行くぜっ!!



♪キノコの山は 食べ盛り~♪












さて これで、下山して、はい、お疲れ様でした~ で終わってしまってはいけない。
否、いけないわけじゃないけど…、   面白く無いんじゃね!?


そこで…
㊙️テクニック その6
あなただけに 特別の『温泉にビール』作戦っ!!


私の企画である。
ただ、風呂入って ビールかっ食らって 電車で爆酔、いや爆睡じゃ いかん。
そう、
たとえ結果が同じであってもだ!!
最後にもう一山、盛り上がりを持って来ねばっ!!

そう、察しの良い方は、もうお気づきのことでしょう…
丹沢方面で、私の隠し球と言えば…
『陣屋』さん、再びっ!!

東京の奥座敷、丹沢・鶴巻温泉にある名湯へ、いざっ!!





どうですやんす!? 情緒満点でやんしょ!?
こんな高級感溢れる温泉宿が、
汗臭い 登山帰りのおっさん達に、( ← “おっさん”で悪うござんしたねっ!! )
門戸を開いてくださってんでやんすよ、ええっ…



( まぁ…、確かに おっさんだなぁ… )

ドドンッ!!     お客様の お帰り~




締めは、ここっ!!   え!? どこ!?
むふふ、混んじゃうと嫌だから、ここから先は内緒よん!!

ヒントは、地元の飲兵衛に圧倒的な支持を受けている
居酒屋さんであります。
( なんと、後で、この地に住む大学時代の恩師や、元職場の上司も常連であった事が判明!! )
たらふく飲んで、食べて、家路に着いたわけであります。


※ちょうどこの日の昼過ぎに、御嶽山が爆発したことを、
この店のテレビで知りました。
まだ この時は、被害状況もわからない中で
ただ、大変なことが起きてしまったなぁ、と
ずっとニュースを見ていました。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。




最後にっ

今回、我がブログにご登場いただきました面々、
改めて「 T 」と 「 W 」、そしてレギュラーの おサル隊長です。

「 T 」  くたびれてますが、昔はイケメンでした…


「 W 」 仕事バリバリの、いい顔したおっさんになりました…


おサル隊長 」  いや~ん


本人の承諾もなく、思いっきりネット上に素顔を晒してしまった
お詫びに、お申し出いただければ、薄謝謹呈させていただきます
お礼に、お申し出いただければ、謝礼 申し受けまーす(笑)




次回は…
いよいよ( っていうか、やっと )『 北アルプス表銀座、錦秋の稜線へ!編 』へ続きます。
お楽しみに…

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