山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

♪陣場山にはタヌキがおってさ、♪ 編

2015年04月25日 12時08分24秒 | 奥多摩
いえ、嘘です。

陣場山には、タヌキは居ってません。
っていうか、そもそも「船場山(せんばやま)」だし…

なので 煮ても、焼いても、食ってもいません、悪しからず…




三月も終わろうという、月曜日の朝
JR高尾駅に、我隊はおったとさ。

春のお山で、足慣らしってことで、今日は騒がしい高尾山は避けて
景信山~陣場山のプチ縦走です。

まずは食糧確保ってことで…



高尾駅前のこのお店、なかなか いい感じです。
手作り感あるおにぎりを、全部買い占めて( 嘘です )
「小仏バス停」へ…

終点「小仏バス停」から、これから登る方面を見上げます。



中央高速の、小仏トンネルのちょうど真上から、
登山道が始まります。一気に登っていきます。





どんな高山でも低山でも、登りだしはいつも息が上がります。
ペースが速すぎるのかな ?







中央高速を走る車の音が やがて届かなくなった頃、尾根に出て、
そうすれば ほどなく最初のピーク、『景信山』です。







高尾の街や、八王子の街が、春霞の中にも望めます

ここから陣場山へは、適度なアップダウンを繰り返す、
気持ちの良い森の中の道が続きます。





♪ コロリ転げた木の根っこ~ ♪



いつも思います。こんな鉄塔を、こんな山の中に建てた人たちって偉いなぁ…
資材こそ ヘリコプターで運ぶんだろうけど、最後は人の手でしか組み立てられないもんねぇ…
おとうさん、あなたはえらいっ!!





おサル君、お腹減ったね~
陣場山着いたら、たぬき汁でも食べっか~(笑)
なんて言っていたら
時折 薄日が射すいい天気だったのが、ん? 気づけば変な空に…



着いたど~



陣場山のシンボル、白馬です!!
( 男性のシンボルに見えなくもない!  ←コラ、コラッ!! )

あれっ? 陣馬高原山頂?
って、じゃあ 陣場山でいいのかな、陣馬山が正しいのかな ?



って、怪しい黒い雲が!!

慌てて、お湯を沸かして『日清ラ王 袋麺』と、おにぎり
クイックランチ。
おサル君が 下ごしらえをした具材を持ってきてくれたので
( ここ、強調しておくようにと脅かされました… )
とっても美味しく、温まりました。

が、そうこうしている間にも 気温がどんどん下がってきました…
最初は 汗冷えしたのかと思いましたが、そうではなく
その証拠に、ちらちらと、白い雪が落ちてきました…
って、雪!!


南無さん、退散、退散…

一番早い下山ルートは、「陣馬高原下バス停」を目指すルートですが
今日は下山後の温泉を考慮し JR藤野駅方面へ…



丹沢方面を望みます…
( 後で知ったのですが、同じ頃、丹沢大蔵尾根では、
が降り注ぎ、が鳴り響く 大変な状況だったようです)



こんなところに、茶畑!?







里まで下りてきました。
いい味を出した おばあちゃんとすれ違います。
高橋まゆみ さんの作る人形の世界です。

里では、春の花が、新芽が、待ち望んだ季節の到来を告げていました。











さて、ここが、今日目指した温泉『陣谷温泉』です。
どんな温泉かな?
ちょっと寂れ過ぎの看板に、一抹の不安…



ジャーン!!



ケロリンっす、ケロリン!!




と、思ったら、なんとこれが大当たり!!
ぬめっとした、奥多摩特有の柔らかな泉質に、
眺めの良い、ヒノキ造りの湯船
最高っす!!




バス停までの30分ほどの道のりも、湯上りの涼みにちょうどいい感じ

え? もちろん、しっかりと湯上り後のビール
楽しんで帰りましたとさ…
へへっ




次回は、春の低山 日帰りシリーズ第二弾
春うらら、丹沢編っす
お楽しみに


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戦場ヶ原でスノーシューは いかが? 始末記

2015年04月18日 11時22分44秒 | 他の山
さて、 「泉門池」までやって来た一行ですが、
ここからは 川を離れ樹林帯の中を進みます。
戦場ヶ原の北の外れに位置するこの辺り、
昨晩 雪もたっぷり積もったようで、
覚悟はしていましたが
ノー   トレース。

手探りならぬ、足探りで進みます。
幸い、木道は、樹林帯の中までは繋がってないようなので、
かなりアバウトな地図と 見た目の地形だけを頼りに
踏み抜きを あまり気にせず隊長は進むのでした…



が、峠らしき所まで登りつめた道は、どうやら夏道だったらしく
そこで とうとう行き詰まってしまいました…

後ろから カップルのパーティーが やって来たので
彼等とも相談、
途中の分岐まで一旦戻ります。
どうやら、そこで見た 鉄製の細い杭、
クロスカントリー用のマーカーかと思って
やり過ごしましたが
それが正しいルートを示してくれていたようです。



もう一度、( おまけじゃないけど )分岐らしき所で迷い、
念のため進んでみましたが、すぐに違う事に気づき戻ります。
はぁぁ…
雪の森を進むのは難しい…



そんなこんなで、
湯川沿いを進むルートに出るまで手こずりました。


迷っている間に先行した 先ほどのカップルに続きます。







吹きっさらしの雪原から、嘘のように静かな川沿いですが
結構細く、起伏の多い道に、気は抜けません。
川に落ちたら洒落にならんもんね…





20分ほど進みましたが、ますます厳しくなる道、
三本松へ戻る時間を考えると、
ん~、微妙…


おサル君と相談、残念だけど引き返します…



そうと決まると、逃げ足は 速い、速い
すたこらさっさ、すたこらさっさ 



雪原を横切り、最短ルートで バスの通る道へ…



30分ほどで、光徳入口のバス停のところまで戻り
あとは 三本松まで、車道をすたこら すたこら…
そう言えば、お腹減ったなぁ…

ん?  後ろを見ると
先ほどのカップルも結局 諦めて戻ってきたみたいです。



こうして、戦場ヶ原スノーシューツアーは終わりました。
ちょっと不完全燃焼
だけど事故無く無事が何より。
三本松であったかいラーメンと 生ビール。
( どんなに寒くても、やっぱりビール )


帰り、 「竜頭の滝」を見るために バスを途中下車、
寒々しい滝を見るような物好きは 結局 我々二人のみでした…


















標高を下げて行くにしたがって
冬から春へと、
季節が確かに移り行きつつあるのがわかりました…








日光の街は
昨日あった雪など、跡形もなく、
振り仰いだ日光連山の頂にだけ、
白く冬の名残りがあるだけでした…
もう、すぐ春なんだねぇ…







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戦場ヶ原でスノーシューは いかが? その2

2015年04月04日 19時53分48秒 | 他の山
あっという間に 桜も満開、
恐らくこの記事をアップする頃には、
早くも散りかけてたりするんだろうなぁ…

自分の人生で、あと何回、満開の桜を楽しむ事が出来るんだろう…
ふと そんな事を思ったら、
なんだか今まで以上に、
この季節、この花を愛おしく感じます…

ありゃりゃ、なんか おセンチ、入ってない?
ダメダメ、ここは なんかの宣伝みたいに、明るく、お気楽に、
ぱっかーん って、 ん⁉︎
そう、ぱっかーん‼️

… … 

え~っと、戦場ヶ原の、スノーシューの 話である。



一晩中降り積もった雪も小降りになり、
これなら何とかなるんでないかい⁈

そんな風に 今日の行程を考えている隊長の横で
朝から、 豊富なバイキングのメニューから、
あれも食べなくちゃ、これも気になるし、と
何をテーブルに運ぶか頭を悩ます おサル君…


なんだかんだ言って、おサル至福の時を過ごします


フーッ、食べた食べた、
さっ、温泉、温泉、
三回は温泉に入らないと元 取れないからね~ って…

醒めた目で見ていたはずなのに、
つられて つい、隊長も入っちまいました、
朝湯、サイコー‼️
ぱっかーん‼️



用意を整えて、いざっ、戦場ヶ原‼︎




湯元 始発のバスに乗り込みます。
空は明るいものの 風が吹き荒れ、地面に降り積もった雪を
舞い上げています。
再び不安に駆られます。
まさか、このまま帰宅か?
単なる温泉旅行じゃん、それじゃぁ…


標高を少し下げ、
戦場ヶ原に近づくにつれ、低く垂れ込めていた雲も取れ
何とか陽も射しだしました。
ほっ…





キラキラと、樹林帯の中を行くバス。
「光徳」をやり過ごし、「三本松」まで…
ここが今日のスノーシュートレッキングの、
我隊の前進基地になります。



ピーカンの、青空ではありますが、
吹き抜ける風はなかなかのもんです。
風と共に時折舞う雪片は、地面から吹き上げられたもの?
それとも風花かしらん?


昨日の失敗を教訓に、
スノーシューのベルトをしっかりと効かせます。
よし、オッケー!!

と、ここで、
親切な 三本松レストハウスの主人からのアドヴァイス。
「昨日の日曜日は結構 沢山 人がはいったから、
トレースはバッチリ、って言いたいところなんだけど
昨晩の雪に加え 今朝からのこの烈風で、
多分、(トレース)ほとんど消えちゃってるねぇ…
慣れてないんだったら、
赤沼茶屋から湯川沿いに進んで 泉門池経由で湯滝までが無難だねぇ
雪が無きゃ2時間位のところ、
だいたい 倍の時間を見ておけば いいんじゃない⁈」と…


隊長、四年くらい前、秋に来た記憶を掘り起こします…
そうそう、確かここ、尾瀬みたいに木道を辿って歩くんだ❗️
ってことは、ルートを外しちまうと
“ 踏み抜き地獄 ”

吹き溜まりの雪にはまっちまった恐ろしさが、
急に蘇ります…


ここは大人しく、おじさんの勧めに従いましょう…
( 素直でしょ、私。決してビビリじゃあないわよん )



風が強いもんだから、完全武装で臨みます。



心して、川沿いの樹林帯に入りましたが、
今朝、既に先行者がいるようで、トレース、あるじゃん‼︎



快適、快適、なんだ、楽勝じゃん
なんて調子よくずんずん進んでいたら、
あっという間に先行者に追い付いちゃいました。

先頭を譲られ、思いがけず今度は隊長がトレースをきりながら進む羽目に…

これが思った以上に難儀ですねん





川沿いを進めという事でしたが、
トレースらしき跡は時に川を外れて大きく蛇行します。
基本 木道の上をなぞって歩かないと いくらスノーシューを履いているとは言っても
深い雪に足を取られてしまいます。
ましてや 先頭を進んでいるので責任重大…





今日は フラットな場所で、まだ晴れているので、
微妙なアンジレーションが 陽射しのお陰で 見て取れるけど
これが雪の降るさ中の傾斜のある雪山だったら
ルートファインディング能力の有る無しが、
命を左右するのは必至…
冬山はやはりそういった怖さをわきまえていないといけない所なんだね。




雪が多いから、木々の枝も思いっきり近いし、
時にはルートの上にも張り出して、腰をかがめて進まなけりゃいけない所も…
空の青が、鮮やか。



男体山の山容も、裾野から、くっきり鮮やか!!



日光連山も!!





戦場ヶ原を、強い北風が吹き抜けます。



道標も、雪に埋もれちゃってます。どれどれ…

考えたら男体山も、日本百名山なんだよね。
雪の有る時は、こうしてみるとかなりハードそうだね~
ん~、パスしま~す(笑)







僕の後に道はできる、僕の前に道は無い、ん!?



あの、なんとなくうっすらと見えるのが、
風と雪で消えかかったトレースです。
まだ これくらい見えればましな方です。



昨日 レンタルしたタイプとは違うスノーシュー
こっちの方が自分的には履きやすかったなぁ…

ぷぷっ、
絶対に一番前には立たずに、僕らの後ろをずっとくっついて歩いてきてたお兄さんが
派手に木道を踏み外し、雪原側に落ちました
本格装備で、かなり経験者なのかなぁ、と見えていたのですが
おサル君にまで、
大丈夫ですかぁ? と…
面目まるつぶれだねぇ






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