山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

安達太良山 残雪のリベンジ (謎の少女編)

2014年04月29日 05時20分55秒 | 東北
あの、安達太良山である。
かつて智恵子と光太郎が愛し、昨冬 おサルとwarazaemonが
あえなく敗退した、
その山へ、
季節に誘われるかのように訪れたのは
つい先週末。



実は、この二日、丹沢方面でゆったり 春登山でも、と予定していたのですが
天気予報では 関東は 『寒の戻り』雨模様とのつれない予想…
どうすべぇ、と思案していた時に
じゃあ天気の良さそうな所へ行きゃいいじゃん、と
急遽 予定を組んだのが、ここ安達太良山。
雨雲の動きのシュミレートも、この山域を上手く離れて通るみたいだし、
昨冬の敗退のリベンジに、
残雪時期じゃあ あるけれど、いっちょ行ったるか!!


そうと決めるや、早い早い、
たちまちにして行程計画をたてて、30分後には総ての手配オッケー🆗
( まったく、この行動力を仕事に活かして欲しいもんです )



で、岳温泉
( 我々にとって )さながら安達太良山の登山基地である この温泉からスタート。
麓では満開に近かった桜も、ここではまだ二分咲き⁈
スキー場の終わってしまっている今は、
登山口まで ここからタクるしか手がないのが 唯一のネック。
だって乗ってしまえば10分余りの道も、
歩くとなれば 上りとあって かなりの負担増だもんね。



さすがに ここにも確実に春がやって来ていました。
準備を整え、いざ出発❗️
( 写真には写って無いんだけど、この時、ミニベロの自転車がここに有りました… )



登山口を登り始めてすぐ、雪が現れます。
どこからアイゼンを付けるかが、思案のしどころ…







出だしの急登を 30分ほど登った所で
いよいよアイゼンさんに 登場していただくことに しましょう。


ところで、残雪期の登山道につきものの曲者が
『踏み抜き』。
表面は雪に覆われていても、雪融けは着実に進んでいて
地表に接している側から雪は融け始めます。
中だけ融けた、そんな場所を うっかり踏み込むと、
往年の“底抜け脱線ゲーム”みたいに ( 古っ‼︎ )
仕込まれた落とし穴にはまり込んじまう羽目に…




山の雪道に 慣れたベテランであれば、経験でそんな危険を
回避出来るのですが、
ウブな我々のこと、油断するとすぐ踏み抜いてしまいます…
( ウフッ👸 まだ私 ウブなんだから、優しくしてね… )
と 言ってるそばから…















急登を登り切った、なだらかな平原に出ると、
そこが『勢至平』。
ここでは前回、“踏み抜き”ではなくて、
“吹き溜まり”に苦しめられました。




風の強い、ここ安達太良山。
前に歩いた人達によって踏み固められたトレースが
往々にして 吹き消されてしまっていることも多くて…
目印に付けられている赤テープも 雪に隠されがちで
そんな時は 自分達でルートを『勘』で探しだし
歩かなくてはならない訳です。

トレース上を たどれているうちはいいのだけど
外れて吹き溜まりなんかに進もうものなら
ジ.エンド。
腰辺りまでの雪を掻き分ける、“ラッセル地獄”
待っています💀

さすがに残雪期の今は その心配は無くて
天気もそこそこ良い今日は 眺望もグッド!
ん⁈
あの形は⁈




そう、別名『乳首山』なる異名を持つ 安達太良山❗️
あまり乳房の脹らみの無いところに
ちょこんと ある、まさに乳首… ( イヤん、えっち )
そう、安達太良山は、え~、あの~、ゴホン‼︎
じつに 貧乳気味の、Aカップ なのでした…


おサル隊員に、そんな話題を振れるわけも…

あるか。
けっこう、受けてくれました、( ホッ… )
セクハラだと、ぶん殴られるんじゃないか、と ひやひやしました…





気が付くと、この辺りの最高峰、「鉄山」が 右側から迫り
谷に向けての傾斜も増し、どことなく 微かに硫黄の臭いも…
前回、ルートを見失い、斜面の深いラッセルに、
二人とも“泣き”が入ったところ…
今回は ちゃんと視界も良好、トレースも見えてます。



ん⁈
誰か、こっちに向かって来ます。
ほど無く すれ違う段になって、ビックリ‼︎
男性かと見えてましたが 単独の若い女性、
しかも上着こそアウトドア用のジャケットですが、
ジーパンローカットのランニングシューズ
靴下⁈ みたいに サランラップ( ‼︎ )を履いて、
手には ストック代わりの 太めの木の枝 一本‼︎

ええっ⁉︎、 向こうから来るってことは、
少なくても くろがね小屋までは行って来たってことで
ええっ⁈ え~っ‼︎

天候が 今日は たまたま穏やかだから良いけれど、
山は いつ何時 天候が急変するかわからないところ、
この格好に この装備で、余りにも無謀過ぎます。
しかも手に握っていたのは、下の観光協会で配布していた
観光地図じゃあないですか‼︎
若いから 無茶が許されるわけじゃあ 絶対にありません。
呆れる我々の横をすり抜けて、その子は下って行きました…


( 余談 )
くろがね小屋に着いて、聞いたところでは、
何でも4月から日本で大手企業に就職の決まっている 中国の女の子だったらしく
登山口まで あの恰好で、しかも自転車で登ってきていたとか…
( あの自転車か!! )
たまたま行き会ったおじさんが、余りにも危なっかしいもんだから
一緒に小屋までは連れてきてあげたらしい…
ある意味 すげー!!
まぁ、自己責任っちゃあ その通りだけど、
本当なら おじさんが出会ったところからでも戻らせるべきだったよね
あ、日本語は通じたらしいから…


あ、見えた!!




今晩お世話になる、くろがね小屋です!!
一年ぶりだね!!



後半へ、まだまだ続きます…




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