山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

初見参、信仰の山 白山‼️編 <後編>

2018年09月21日 04時46分49秒 | 山ブログ
前夜、日没ショーをたっぷり楽しみ
7時半過ぎには眠りについた我隊
( というか、隊長です‥‥)

⭐︎因みに おサル君は その時点で
とっくにくたばってました、ププッ

なので案の定 隊長、
12時前には目が覚め、
それからは
うとうと、ハッ!うとうと、ハッ!の繰り返し


3時過ぎになり
気の早い人が ごそごそ モゾモゾしだしたので、
もう 迷惑でもなかろうと トイレ🚽に立ち、
そのついでに星を眺めに 山荘の外に出てみると‥

【イメージ】

満点💯、
もとい、満天の星っす‼️

息を呑み、しばし佇んでいると、
星が三つ、四つ スーッと流れます。
ムフフ、これだから、山の上に泊まるのはやめられないね〜

山頂方面を望むと、
ご来光を山頂で迎えようと、早くも歩き出した人の
ヘッデンの光が チラチラ、チラチラと
頂に続いています‥‥



この時間からじゃ
まだ早過ぎやしないか⁈

風はなく、
冷え込みも 思ったほどでないし、
周りに夜空を見上げるご同輩も無く、
なら、おサル君にもこの星空を見せてあげようと
寝床に戻りそっと声をかけますが、
ん?ン?んっ⁇ と、いっこうに起き出す気配を見せません

しゃあない、
明け方の冷え込みに備えて 少し厚着気味に身支度を整え、
一人 再びそーっと部屋を抜け出します。




山荘の玄関に行ってみると
「◯班、出発します」、「◯班、まだ一人来ていません」
だのと
ツアーの人達で 既に大賑わい。

山頂まで登っても それ程 ここと標高は変わらないから
我隊は 楽して、日の出を 山荘で迎えるつもりっす‼︎

でも どうせなら
静かに、清々しく迎えたいので
賑わう山頂側を離れ、弥陀ヶ原側の展望スポットへ
足を向けます。





東側には 山影もなく、地平まで空が抜けているものの
ちょうど朝日が昇りそうなところが 微妙に御前峰の山裾にかかりそう‥
まぁ、多分、大丈夫

人は誰も居らず、静かです。
ん、
前方に、ハイマツから岩が突き出ている場所があって
そこに 同じような狙いなのか、数人のシルエットが見えます‼️




ここから100mも離れてないんだけど
と〜ってもナイスなポジションっす、そこ‼️
え⁈
いえいえ、眺望にナイス、なんでなくて
被写体として、ベリーベリーナイス‼️ なんです。ぷぷ



ね⁉︎
凄くいいっしょ⁈





さながら助演男優賞、ってとこでしょうか



やがて待ってたご来光でございます




















別山方面、日本海方面、どちらも始め雲海が広がっていましたが
陽が上がって行く間に だんだんと晴れだして
今日も天気は上々のようです、
ラッキー🤞


さぁ、朝食をとって、出かけるべ


夏の間だけの白山室堂郵便局も、いよいよ明日まで



歯を磨いていたら、何やら聞き覚えのある音楽が…
♪ラジオ体操 第一~~~ ♪♪♪


さてさて、出発です。


別当出合へ、今日は途中から『観光新道』を行くつもりです。
基本、下りなんで、
サクサク サクサクと進みます。











『黒ボコ岩』までは あっという間、
調子いいもんで 尚もその先をどんどん進んで行くと
かなり下りてきたところで おサル君が振り返り、
「隊長~? ところで何処で分岐するんだっけ」、と⁇⁇





へ⁇

そうでした、
黒ボコ岩が、その分岐だったんだ‼︎

あちゃー🤷‍♂️、やっちまいました


今から予定のルートを辿るだけの為に登り返す元気は無く、
しょうがない、
次回 きた時に そっちのルートを辿る事にしましょう




と、いう事で
粛々と足を進める隊長と おサル君なのでした‥‥‥













スタート地点の吊り橋が見えてきました。
ちょっとあっけない位の下りだったけど、
まぁ 満足満足。








天気も良く、
今日も沢山の老若男女とすれ違いました。
すれ違いに聞こえる言葉は 関西弁がほとんどで、
関東以西の地域で
白山登山がいかに人気があるかが
良くわかりました。





とうちゃこ〜〜



⁉️
あそこにいるのは 『数取 一( カズトリハジメ )さん』‼️
また、帰りのバス、
よろしくお願いしま〜〜す


金沢まで戻る 『白山登山バス』の 復路便には
まだ かなり時間があるなぁ〜〜
数取さんに聞いたら、
市ノ瀬からでも 同じ切符で乗れるという事なので
一旦 ピストンバス🚌で 別当出合から 市ノ瀬へと下ります。




へっ?! 誰?!

あわよくば、何か食べ物にありつけるかなぁ
との 思惑だったんだけど
着いてみたら その思惑は空振り。
その代わり『 永井旅館 』で、
温泉に♨️入れるというではありませんか、
これはこれで、ラッキー🤞



お、
しかも ここ、『日本秘湯を守る会』の会員温泉っす‼️





ダブル ラッキー‼️



ぬるめの湯と
程よい温度のお湯と
交互に楽しんで いい感じ
ヒグラシの鳴き声も聞こえる‥‥



サッパリして、
玄関でビール🍺🍻
涼しい風が吹き抜けて、
間違いない、ここ天国っす‼️(笑)



やがて来た「白山登山バス」の復路便に乗り込み
心地よいバスの揺れに身を委ねているうちに
あっという間に夢の国に連れていかれたのは
言うまでもありません
z z z z z z


金沢駅まで戻ってまいりました。



下界に下りてきたなら、
楽しみは‥‥‥
ヘヘヘッ
食いもんしょっ‼️

さて、何食べよっ?!

ここ、金沢は 美味しいところに溢れてる、はず‥‥


ところがこの日は日曜。
美味しい店の集まる「香林坊」って、
調べたら、日曜 休みが ほとんど、なんだねぇ


しょうがない、
おサル君と二人、鼻をきかせて👃歩き回りましょう。

とりあえず、近江町市場まで行って
そこからのスタート。

まぁ、当然 市場界隈も ほぼひっそり…
しかし 食いしん坊二人、めげない めげない





町並みの 雰囲気の良さそうなところをたどって行くと
おっ、感じの良さげなトラットリアと 和食の店を発見‼️
営業していればいいなぁ〜と
外に出ていたメニューを覗き込んでいたら
買い出しに行っていたらしき トラットリアの方のお店の方が戻って来て
「夕方 5時から営業してますよー」と‥
まずは 候補の店❶『EVANS』決定〜

ぶらぶらと、浅野川方面へ

隊長、昔から浅野川の、女性的な感じの流れが好きで、
確か このまま川沿いに歩けば 主計町東茶屋街へと続くはず‥


⁉️
あの煙突!

間違いない、銭湯♨️発見‼️

よし、整いました!! (ねずっちか!!)
もうしばらく ぶらぶら散歩を続けてから、
帰りがけに 銭湯に入って、
そのあと さっきのトラットリアに寄って食事‼️








※我が懐かしの青春の一ページ『うめのはし』


※ジモティーの銭湯マニアから、「ここ最高にいいっすよっ!!」って奨められた銭湯『桑名湯』


イヒヒ、
こういう行き当たりばったりの旅は、
こんな感じで 全く行動が自由なのが最高だねぇ‥







いかにも 地元のグルメの御用達って感じの、とっても美味しいお店でした!!
我が隊の 鼻も、まだまだ衰えていませんなぁ~~ イヒヒ
金沢の夜は更けていったのでした~~


【番外 おまけ】

折角 金沢まで来たんだからと、翌日は五箇山まで遠征っす!!
初めて来たんだけど、どこか懐かしい
日本の原風景の一つっすね!!



















夏のメーンイベント、
これにて終了っす







ご精読、感謝です。
さて次は、秋山だね。どこ行こ?!


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初見参、信仰の山 白山‼️編 <前編>

2018年09月09日 20時02分25秒 | 山ブログ
さてさて
毎回、行く先に頭を悩ませていますが
恐らくこれが今年の夏山のメーンイベント
と なると、さて どこ行こうかいな?

え〜、雲ノ平? いやいや、表銀座縦走?
と、悩ましさも ひとしおです。

そもそも、今回予定した日程、
お盆直後の日程って、果たしていいのか悪いのか?
小屋も 道も、山だって混むんじゃない⁈
天気も、
遥か海上には また 二つ三つ、
台風がこちらの隙をうかがっているし‥‥

まるで 台風💨野郎とのチキンレース‼︎
先に動いた方が負けで、
こちらが先に、どこか行き先を決めた途端
“野郎”は 大きくカーブしてこっちに近づいてくるに違いなく‥‥
( なんて、
被害妄想もいいところなんだけどね )

4日間もの休みなんだから、
有意義に使いたい。
ごもっとも。ええ、その通り。

でも、
もう決めなあかん、タイムリミットやぁー

そう覚悟を決めた瞬間、

『 白山 』って どうや⁈
わしの頭の中の神様が囁いたのでした⁉︎

そや‼️
その手があったなぁ〜‼️



関東人からは
北アルプスよりも、南アルプスよりも、
そう、中央アルプスよりも遠い山、
日本のモンブラン、白山‼️


距離は案外遠くないのだけど、
精神的に、何故だかここ、とても遠いんだよ‼️

ならば 尚更、行かんでかっ‼️  



調べると、
朝一で 金沢から 『白山登山バス』なるものが出ているみたい
ってことは、
夜行バスで金沢に向かえば、
楽勝で行けるんでない⁉︎


隊長、ここからは早い早い。
3列シートの夜行バスがいい⁈ うんうん、オッケー👌
登山バスが、金沢駅東口 7時発⁈
うんうん、オッケー👌
登山口スタートが9時半くらい⁈
うんうん、オッケー👌
白山室堂の山荘泊まり⁈
うんうん、オッケー👌

瞬く間に旅程が組まれていきます。
そう、ちょっとでも隙を見せると
台風の野郎が💨 向かってくるからね
イヒヒ😈







バスタ新宿 22時発
金沢到着 5時20分、
ええ、思いっきり夜行バスです
この前の鳥海山行あたりから、
すっかり慣れちゃいました。





ほぼ時間通りに、バス🚌は金沢到着。
駅、立派になったね〜

先ずは 駅のコンビニで 朝食と昼食用のオニギリをゲット。
あれば 大好きな「鱒の寿司」を、と思ったんだけど
さすがにこの時間では無理か。
余分な着替えをコインロッカーに放り込んだら
準備完了‼︎



『白山登山バス』
快晴の期待される日曜日とあって、
出発間際には そこそこの行列。



ところがバスの車掌さん( おサル君 早速“数取 一さん” 〈カズトリハジメさん〉と命名 ププッ)、
ベテランに見えますが お世辞にも手際が良いとは言えず
自分なりの段取りと、何しろ 人数チェックが命、みたいな方。
乗車してから下車するまで 少なくても6回は
念入りにカウントされました、ハハ。
で、出発、到着とも、 15分遅れ。
まぁ、気にしない気にしない





おおっ‼️
山雑誌や山番組で
今まで幾度となく目にしてきた『別当出合』の風景だ‼️
やっとここまで来たんだなぁ
今ここに 自分がいるのが なんか不思議‥‥











吊り橋を渡ってスタートです。
北岳への登り口スタートの 広河原に、とても良く似ているね









足元の傍らの沢では、砂防工事が続いていて、
それもあってか このルートの名前は『砂防新道』
✳︎後で知ったんだけど
日本の砂防技術は 世界的なものなんだとか‥‥
急峻な地形がもたらす恵みと防災とを
どうコントロールするかが大切なんだね







初めて歩くところは
地形や勾配、全体的なメリハリが分からないので
( 地図から それくらい読み解けってか⁈ )
極力一定のペースで歩くことを意識しているんだけど
前後に人がいたり、
団体さんとのすれ違いが多かったりすると
どうしてもペースが乱れがち









湧き水の『延命水』で喉を潤します。
隊長の後ろを来ていた親子も 飲もうと足を止めます。
と、小学校4,5年生位の男の子、
湧き水で濡れた岩に足を滑らし、一瞬 ヒヤリ。
「 長生きしよ思うて延命水飲んで、却って命 縮まったわ〜」ぷぷ
やはり関西人、タダでは転ばんなぁ〜〜


歩き出しから 前後を、
幟を背負って歩いているグループがいましたが
改めてよく見てみると、
そのグループの中には
何やら米俵みたいな物を背負っている人も



聞いてみたら、地元のJAの方達で、
オリジナル米『比咩(ひめ)の米(まい)』の 新米奉納の登山なんだとか‼️
やっぱり 信仰の山なんだねー

それにしても あの米俵、
確か一俵 60キロはあったんじゃなかったかな〜
って、 おサル君一人半を背負ってるてことじゃん‼️
凄い‼️










程なく 登りルートの目安「黒ボコ岩」に たどり着きました。
先程から前後していた 子どもさん連れのグループが賑やかです。







もうそろそろ 登りは緩くなるはずなんだけどなぁ、
「南竜ケ馬場」への分岐を過ぎてから ガスってきてしまい
どうも眺望がききません。



ハイマツを 分け行こうとした時、
すっと ガスが流れていきます。
出た‼️



目の前のガスが晴れると
ごくごく緩やかな勾配の 笹原が広がり、
その先には 霊峰 白山のたおやかな山容が一望に‥‥










その笹原、
『弥陀ヶ原』という名称で
立山にも同じ名前のところ なかったっけな ⁈

見上げる頂の ピークのすぐ脇に
建物らしき物が見えています。
「 あれが 今日泊まる 白山雷鳥荘だね⁈ 」と おサル君。
そうかなぁ〜
あんなに頂上近くまで登るんだっけかなぁ、
半信半疑ながら、
歩く先に建物らしきものは一切見えないし、
半ば 信じ始めた途端
低い 灌木の間から、赤い屋根の山荘がいきなり姿を現しました。





微妙に窪んだ地形に沿うように建てられているため
直ぐそばまで来ないと分からないんだね〜〜

ビジターセンターも併設した山荘で、
建物を挟んだ山頂側には 「白山神社⛩室堂」もあって
奉納米は ここに奉られるのだろうね。
すると 山頂近くに見えたあれは
さらに奥の、『白山奥宮』かい?



まだ陽は高いから
取り敢えず 受付をして
ザックやら 何やら 寝床に置いて
身軽になって 山頂アタックやね〜〜









おサル君のグレゴリー『BALTORO』60リッターは
内側に 取り出せるサブバッグが装備されてるんだよね。
いいなぁ、あれ、かっちょえ〜わ



身軽になった割に、何故か身体はそのアドバンテージを感じられず、
結構 山頂までアップアップで登ります。




着いたど〜〜‼️『御前峰』‼️

日本海のスカイラインも、
恐らく北アルプスや中央アルプスの山々も、
ここ北陸の山々も
ぜーんぶ 見通せるぜっ‼️







もう一つのピーク、『剣ヶ峰』へは、
崩落の危険がある為、現在は登れません
たまたま最新号の「PEAKS」の特集で取り上げていた火口湖
白山ブルーに彩られた池も
雪渓をたずさえてよく見えます。



やったぜー はるばるよく来たぜー白山‼️
何気に、百名山中、これで 50座目 登頂っす。


















最初は 池を巡って帰るつもりでしたが、
無性にお腹が減ってきた(喉が渇いた)
よしっ、じゃあ 山荘へ下りよっと!!






山荘まで戻ってきたなら、先ずはこれっしょ!

この山荘、700人は余裕で泊まれる規模らしいけど
( 因みにこの日は500人ぐらいの宿泊だったらしい )
それ程 ぎゅうぎゅう詰めって感じでもなく、
夕食もスムーズに食べられました、はい。
しかも、一番の回で済ませられたので、
外に出ても まだまだ 明るいっす。





そうこうしているうちに、だんだん暮れてきました…
さあ、これからが 山小屋泊の醍醐味
日没ショー っす‼️










弥陀ヶ原側に突き出た岩も 染まってます。

プロみたいに撮ろうとすると、こんな感じ?!
























素晴らしい、日没ショーでした。
うん うん、満足満足。

明日も、晴れるといいなっ!!






ご精読、感謝です。
後編に続きます!


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