山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

涸沢経由 北穂高行き 奮闘編(その2)

2013年10月26日 09時41分27秒 | 北アルプス
思い起こせば 去年の涸沢は、そりゃもう紅葉が抜群に良くて
10年に一度の当たり年と言われたもんだがよ、
それが今年も どえりゃー凄いことになってるだがね、おみゃー

確かに、ナナカマドの赤さ ったらもぉ、はんぱでねぇっちゃ!!



涸沢カール到着直前の 渋滞の登山道では、今から上高地へ下ろうという人達が
登りの人並みに道を譲りながらも、
「自分達はもう たっぷりと紅葉を満喫しました」感を身体中から発散して、
余裕たっぷりです。

『もーっ、ちょっと、お兄さん! あんたっ、最高よっ‼︎ こんなに綺麗な紅葉みたことないわっ‼︎』

えぇ、ええ、そうでしょうとも、ええっ
へいっ、ごめんなすって、も ちっと道をお譲りいただけると
ありがたいんでやんすけど、ねぇ、へいっ…

てな ことが(多分)そこかしこでありまして、涸沢カール到着でやんす


当初、宿泊するつもりだった『涸沢小屋』。
ここから北穂高岳山頂直下の『北穂高小屋』まで、まだ3時間の道のり…
しかも ほぼ直登……
考えると、心が折れてしまいそう……


誤魔化すために、御褒美の前倒し( しかも 小出し )で、ソフトクリームを一つ。
へへへっ、
って、お子ちゃまか‼︎‼︎

さっ、気合いを入れ直して、小屋のすぐ後ろから 直登開始




涸沢小屋の後ろの急斜面を、ジグザグも最小限に、まっつぐ‼︎






しっかし、見事な色づきっす‼︎

涸沢から、『奥穂』を目指すか、『北穂』を目指すか、思案の別れどころではありましたが
山友の「○○生」君が 前に、
「やっぱり 涸沢から北穂高 って、(みんなの)めっちゃ憧れ ちゃいますか⁈」って言っていたのを
隊長、忘れていませんでした。
『北穂 行くっきゃ ないだろ!!』いよっ!隊長、男前!!


30分ほどで、岩場が現れだします。
実はおサル隊員、この日の為に ヘルメット新調 で臨んでおります。

ゴキッ!!
危ない、危ない!!
岩場から突き出した固く尖った岩に、おサル隊員、思いっきり頭ぶつけています
ヘルメットを被って無ければ 流血必至でした!!
早速、ヘルメット代の 元を取った恰好で、冷や汗のピース!!






時折現れる、ハシゴ やら 鎖 を やり過ごし、
いよいよ山頂付近に近づいてまいりました。













北穂高岳の山頂が、ついに目の前に…
あそこを登りきれば、山頂です。


着いたど~




では、山頂からの眺めをご堪能あれ




ありゃ「前穂高岳」に続くギザギザと、「吊尾根」だね

そしてそして、あの特徴的な山容は…

そう、槍さまっ!!
北穂高岳山頂は、まさに「槍ヶ岳」の全体像を、プロポーション良く俯瞰できる場所として有名なんですっ!!



さあっ、じゃあとりあえず 北穂高小屋 へいって、宿泊の手続きをしてこようか…
小屋は、もう、すぐ その足元に…
北アルプスはもちろん、富士山を除いて、
ここは日本で最も高いところにある山小屋なんですよっ


だんだん陽も傾いてきました。


視線の真下にある涸沢カールを覗き込むと、ほんと こんな感じ…


いよいよ、北アルプス、北穂高岳山頂での、アイドルタイム スタートです。




このテラスからの眺めは、最高っす!!
名づけて『槍さま大展望テラス』!!






涸沢カール も、暮れていきます。






そして…  涙が出るくらい、美しい夕焼けでした…




そして…  山小屋らしからぬ 涙が出るくらい、美味しい夕食でした…

食器( お皿 )についている、「北穂高小屋オリジナルマーク」、見えますか?
とっても おしゃれ でした…

食事中、流れるクラシック音楽も良かったし、小屋も清潔でした。
確か 今は20代の三代目オーナー(女性)が切り盛りしているんだとか…
確かに女性らしい、そんなホンピタリティを感じる、感じの良い山小屋でした



( もう少し 続きます )

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涸沢経由 北穂高行き 奮闘編(その1)

2013年10月22日 02時46分51秒 | 北アルプス
え~、冒頭 まず言い訳を…

田舎での母の七回忌と、その直後の広島旅行
この山行後続いた為、
 “北穂高岳へ行って来ます”
と高らかに宣言しておきながら
すっかり更新が遅くなってしまいました

文章は 山行直後に書き込んでおいた為、
今読み返すと多少のタイムラグを感じるやもしれませんが
そんな訳で 悪しからず…

友人T には、てっきり北穂高で遭難したんじゃないかと
心配される始末

もっとも その時点で心配されても、
もし遭難していたなら、捜索隊が到着する頃には とっくに天国に着いていただろうけど、ね…
え⁉︎ 天国⁈
閻魔大王さまに お前がすんなり行かせてもらえるかって?
ま、そりゃそうだ…



とりあえず、二週間ほど前に、巻き戻そう…


珍しく、筋肉痛である。
右脚太腿部が、チョットだけ……… いや、今更見栄を張ってもしょうがない
実はかなり痛い。

例によって、登山後お馴染みの全身筋肉痛に悲鳴をあげているおサル隊員を
調子にのって早ばやと からかってしまった手前、
あまり声高に言い募れないをのが 癪だ。



帰って三日経ち、やっと落ち着いた。


さて、今回の山行を振り返るとするか…


先日の木曜夜半に新宿を出発したバスが 上高地バスセンターに着いた時
まだ明けやらぬ空には、重い朝霧がかぶさっていた。






紅葉シーズン真っ只中、絶望的な混雑の中に我が身を置くのだけは避けたかった我が隊ゆえ、
上高地バスセンター前での身仕度もそこそこに、
まだ薄暗い木立の中を、河童橋に向けて、何かに急かされるかのようにスタート







先を急ぐのには訳がある。
沢渡(さわんど)からの始発のバスは、到着が まだ小一時間は後のはずだから
今なら多少のアドバンテージがあるはず…
加えて、先程から 準備を整え続々と歩き出し始めた夜行バス組の中でも、先陣に近い位置をキープ出来れば
少しは上高地らしさを味わえるはず…
( ほんとは、朝食を期待していたバスターミナルの食堂が まだ開いていなかった故の、
苦肉の計画変更なんだけどね…タハッ



足早に歩を進めるうちに、空が明るさを増してくる。







そんな中でも、やはりお腹はすく。
「ん、徳澤!そう、徳澤着いたら、朝ご飯にしよっ‼︎」
あったかいご飯を思い描けば、一段とスピードが増すってもんだ。







突然の、本家 おサル登場‼︎




上高地からの このコースにおける『楽園』と、隊長が信じて疑わない、『徳澤園』到着!!
朝ご飯が待っている。












さて、もうひとがんばり





『横尾』到着!!
さぁ、平らな道はここまでっ‼︎
何とか、食事休憩の時間を足しても、予定通りの三時間で来る事が出来た。







いよいよ 『涸沢』に向けてのセカンドクール、その三時間のスタート!!
この辺りから、下りの人達との すれ違い 急増。
きっと涸沢以遠に昨晩 泊まった人達なんだろう…






そして、屏風岩が大きく視界に映り出すのと時を同じくして、
周りの木々が 紅葉の度合いを深めてきた…






WaaO!!
刻一刻と、視界に映る風景が変わり、彩りが深まる。





WaaO‼︎
本谷橋を境に、ついに恐れていた『渋滞』が…










もしかしたら、永遠に途切れないんじゃあ…
そんな不安がつのり、快調に足早だった ペースを狂わせる。








人間のそんな思惑に関係なく、紅葉の度合いは増すばかり。
おサル隊員が 昨年、ヘロヘロに バテきったのも
涸沢ヒュッテが望めだしてからの 最後の登り…
振り返ると 今回もやはり かなり辛そうな表情を…
アニマル浜口じゃないが、ここだけは、
気合いだ 気合いだ 気合いだぁ、
き・あ・い・だ・あ~っ









隊長も、ここは心を折らないためにも 間近な人とのゴール争いを意識
しばらく前から抜きつ抜かれつの 『韓国人ツアー一行様』
お腹を風船みたいに膨らませて歩く『チーム “福ちゃん”』ご一行様と
涸沢小屋目指しての デッドヒート‼︎
















勝ったど~❗ エイドリア~ン


ささっ、ご褒美のラーメンを遣わそう~



( 後編につづく )


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紅葉の涸沢・北穂高岳へ

2013年10月02日 13時48分58秒 | 北アルプス


10月の声を聞くと、あちこちから紅葉の便りが届きだす。
そう、山の上は、もう完全に「秋」なんだね。
去年、涸沢の紅葉を目指したのも、思い返せば10月の7日8日の連休でした。
ここ数年の中でもダントツの色づきだったと云われた昨年の紅葉でしたが、
はたして今年はどうなんでしょう?

夏から秋への移ろいがはっきりとして、
例年より少し冷え込みだしたのも早いような気がするのは、自分だけ?



今週末が、恐らく最初の紅葉見物登山のピークとなる涸沢へ、
一日前倒しで、木曜夜発 金曜、土曜と行って参ります。



あわよくば( というか、ほとんど もうその気でいるんだけど )
北穂高岳 登頂も狙っています。
なので、山小屋も、当初の「涸沢小屋」泊から
「北穂高小屋」泊へと、予約を変えちゃいました。

気になるのは、2つの台風の動きなんだけど、まぁ、なんとかなりそうかな…


問題は、上高地から一気の北穂高岳 登頂。
少なく見積もっても最低9時間の行動時間。
しかも後半6時間の登り、特に最後の3時間の、涸沢から北穂高山頂の急登に 
一抹の不安を感じつつ、今晩はザックのパッキングに取り組まないと…



なので、先日の、キャンプ主体の、廻目平キャンプ場から金峰山登山の報告は、
後日に後回しだす。( 悪しからず… )

ワクワク、と ドキドキ が同居して、
多分バスの中でも熟睡できそうもないから、今日は早く寝ないとね

✳️ 今回の更新は、そんな訳で ネットから拾った他の山ノボラーの方の
お写真を拝借してしまいました
ごめんなさい


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