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ジュウタロウ、2週間ぶりに飼い主と再会

2015-06-18 06:12:42 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ジュウタロウ、飼い主と再会 口永良部噴火から2週間

2015年6月14日 朝日新聞




家族と2週間ぶりに再会したジュウタロウ
 =13日午後4時29分、鹿児島県屋久島町、鎌田悠撮影


ジュウタロウは元気だった――。
噴火で全島避難となった口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県屋久島町)に残った雑種犬が、屋久島に避難中の飼い主、安永清志さん(43)の元に戻った。
12日、口永良部島に一時上陸した安永さんが見つけ、連れ帰った。
5月29日の噴火後、安永さんはジュウタロウを野に放した。
人命優先の災害時に犬の面倒はみられないと考え、島に残す道を選んだ。
だが、ジュウタロウはそばを離れない。
思わず「どっか行けっ」と言うと、茂みに消えていった。
その背中に「何とか生きてくれよ」と声をかけた。
消防団員の安永さんは12日、道路などの調査で島に入った。
自宅の様子を見に行くと、突然、犬が駆け寄ってきた。
ジュウタロウだった
「元気そうじゃないか」。
ちょうど2週間ぶりの再会だった。
安永さん一家は今、避難所で暮らす。
そこにジュウタロウも加わった。
次男の和馬くん(12)は「ジュウタロウは強いから心配していなかったけど、とてもうれしい」と話した。
(岩田誠司)


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