ネコが飼い主の墓参り=ほぼ連日、お供え物も―イタリア
2013年1月6日 時事通信
イタリア北東部の小さな町モンタニャーナで、一昨年死去した飼い主の墓を毎日のように詣で、供え物までするネコが話題になっている。
地元メディアなどが5日までに報じた。
このネコは、灰色と白色の毛並みの3歳の雄、トルド。
2011年9月に飼い主の男性=当時(71)=が死亡した後、1年以上もの間「ほぼ毎日欠かさず、墓に小枝や木の葉、プラスチック製のコップなどを置いていく」と妻は語る。
生後3カ月で飼われ始め、特に男性になついていたトルド。
葬儀で家から墓地まで付き添って以降、墓参りをするようになった。
妻は「夫はトルドを非常にかわいがっていた。まるでトルドが恩返しをしているようだ」と話している。
道端に1匹でたたずむネコ(2011年11月13日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News