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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

地元地震参考本⑤

2025-06-08 | 安房
千葉県立安房高等学校
① 創立八十年史(昭和58年3月)
   p196より関東大震災の記述。学校で
   柳悦多氏が亡くなった詳しい経緯が書かれております。
   そして、当時の在校生の作文が載っておりました。
    一年 北條の清水巌
    二年 岩井の忍足善司
    二年 千倉の鈴木義一
    四年 千倉の石井義次
   はい。これだけでも私には十分な読み応えがありました。
  ちなみに「大正編・昭和前期編・年表」の執筆担当は柳悦清氏。
   
② 創立百年史 (平成14年11月)
   こちらにも、関東大震災の記述がありますが、
   八十年史の記述の準じておりました。
   なお、和田金治氏の「八十年前のこと」(p592~)には、
   大正11年に入学した和田氏による震災後の北条海岸の様子などが
   印象に残りました。
   
③ 水田三喜男著「蕗のとう 私の履歴書」(昭和46年・日本経済新聞社)
   ここに関東大震災の安房中の記載があります。
   「 ・・寄宿舎も校舎も一瞬のうちに倒れた・・・
    北条の海岸にあった堀田伯爵の別荘から救援の依頼があり、
    渡辺勇君と私と四人の寄宿生が駆けつけて、
    天井や壁の下敷きになっている人たちを助け出し、
    代わる代わる人工呼吸を行なった・・・

    夜中になって津波が押し寄せるという情報が伝わってきたので、
    寄宿生はその晩みんなで山の方へ逃げ出した。
    嶺岡山の生家は幸いにも倒れていなかった。・・・・

    ・・・・・震災のあと、五年生は連日先頭に立って、
    跡片付けや復旧工事の手伝いをしたので、満足な授業もなく
    受験勉強もできないままに卒業するはめとなった。・・・ 」
                       ( p26~35 )
   
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