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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

掛け合ってくれた

2025-03-28 | 先達たち
曽野綾子著「心に迫るパウロの言葉」の最後に
「本書は、月刊『聖母の騎士』1983年1月号~1985年12月号連載。・・」
とあるのでした。うん。雑誌に連載されたものでした。

『人生の流儀』という題名にひかれて、安い古本を買いました。
萩本欽一さんから橋田寿賀子さんと14名へのインタビュー本。
この本の最後には
「本書は、2013年9月~2016年5月まで『しんぶん赤旗日曜版』
 『この人に聞きたい』に連載された記事の一部を、加筆修正して
 まとめたものです。・・・」とありました。

このはじまりの萩本欽一さんの言葉が忘れがたい。

「・・・劇場に入って3カ月目、演出家の緑川史郎先生に
『コメディアンの才能ないから辞めろ』って言われたんです。
 そのとき池(師匠の池信一)さんが、
『 いまどきあんなにいい返事する子いないから、下手だけど置いてくれ 』
 って掛け合ってくれたの。・・・緑川先生が、
『 この世界で大事なのは、うまいとか下手じゃない。
  あいつを応援したいって、劇場のトップの師匠に思わせたんだから、
  おまえ、きっと一人前になるよ 』 と言ってくれました。

  欽ちゃんが家庭の事情で休業しようとしたときも、
  池さんはみんなのカンパで窮地から救ってくれました。

 この日が人生で一番泣いたかもしれない。師匠は
『 おまえにあれこれ教えてもわかんないから、10年間デカイ声出しとけ 』
 とだけ言って劇場を去りました。次にトップに立つ東八郎さんに
『 欽坊を頼む 』と託してね。

 『 コント55号 』がウケなかったとき、やけくそで
 師匠が言ったように怒鳴りました。
『 なんでそーなるの! 』って。
 ハッと気がついたら跳んでたんですよ。それがウケた。
 ・・・・            」(p18~19)

はい。200円の古本をひらいたら、この言葉がありました。
あとはどんな方が登場するのか、とりあえず名前だけ引用。

 加古里子 高村薫 稲川淳二 降旗康男 市川悦子
 倉本聰 鈴木瑞穂 村山斉 田沼武能 山川静夫
 橋田寿賀子 益川敏英 那須正幹

はい。『しんぶん赤旗』は読まない私ですが、
この本、楽しめそうです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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コント55号 (きさら)
2025-03-28 14:48:14
高校生の時
コント55号の欽ちゃんのファンでした。
東京での生放送 マエタケさんの「お昼のゴールデンショー」を上京ついでに 観覧したかったのですが
断られ 外にいたら スタジオからお二人が飛び出してきて~大感激。
そして 彼らの神戸公演もあったのですよ(笑)
返信する
こんにちは。 (和田浦海岸)
2025-03-28 16:47:46
こんにちは。きさらさん。

欽ちゃんファンだったのですね。
古本のおかげで、きさらさんの
別の一面が垣間見れた気分です(笑)。
私はテレビで笑っていただけでした。
返信する

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