地震に先立って起こる電離層異常について
電離層とは地球の大気上層にある電離した原子雲の層で電波を反射するので地球の反対側とも通信できることがありますが、不安定なので利用は難しくアマチュア無線などで使われている程度ですが、古くから地震と関係があると言われていました。実際にFM電波を利用した観測局もあり研究者も多いのです。
地震が起きる数ヶ月~数日前に震源地近くの電離層に異常が起き、いつもは受信できない放送局が受信できるようになるそうで、「FMを聞いて地震を予知しよう」などというキャンペーンもありました。
電離層異常による地震予知概念図
地震予知の可能性として期待されていましたが研究機関の発表する地震予知情報は当たることもあり、当たらないこともあり・・・信頼性は??でした。
第一 電離層に異常を来す原因が不明であること、また地震の最中や地震後には観測されないことなど疑問点も多く地震の予知、予報などとはまだまだの感がありました。
しかし、最近 GPS衛星と地上の精密定点GPS観測局とのデーター(国土地理院のGPS連続観測網)からやはり地震前の電離層異常は起こっているとの研究発表もあり予知可能なのかどうか?複雑な感想です。
関係ネット記事
京都大学 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-13618.html
日経新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNZO27591950Y1A420C1I00000/
地震解析ラボ http://earthquakenet.com/blog/
とりあえず四国または九州方面のFM局でもスポット受信してみようか?
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