ここは阿弥浜にある語学所。
開国論者である茂呂が西洋の文化を学ぶことを目的として立てた学校である。
今日も一日の仕事を終え、帰宅の途につく茂呂であった。
茂呂:「さーて、蕎麦でも食って帰るかなぁ」
茂呂:「あ、おまえさんは」
茂呂:「こんなところで奇遇だな」
スタミナ:「あれ?まだ斬られてない」
茂呂:「なんの話だ?ちょうど今、帰りなんだ。蕎麦でも食っていくかい?」
スタミナ:「いや、そんなことより茂呂。お前の命が危ないってことを伝えに……」
小暮:「茂呂茂、天誅!!」
斬りかかる影に反応した茂呂はさっと後ろに下がる。
茂呂:「こ、小暮!?」
茂呂:「俺を殺したところで、お前達の望む世の中は来ないぞ」
スタミナ:「あー、違うんだ。茂呂。
実は赤城がいない間、般若党を守ろうと頑張ったけど、
いろいろ空回りしちゃってさ。なんかちょっとヤケクソになっちゃってんのよ。
負けそうになるとコントローラー投げちゃう子いるでしょ?
あんな感じ」
茂呂:「そういうことかい」
小暮:「だ、黙れ!余計な事を言うな!ていうかコントローラーってなんだよ!」
スタミナ:「早まるな、小暮。ちょっとミスったくらいがなんだ。
赤城が撃たれて重症を負ったのはお前のせいじゃないって」
小暮:「それは分かってんだよ!ってか、あれはしつこいようだけど、お前のせいだから!」
小暮:「いちいち、ボケを挟んで止めるな」
茂呂:「小暮。赤木の真似をして組織をまとめようとしたって駄目さ」
小暮:「黙れ!赤城が間違っているとでも言うのか」
茂呂:「そうじゃない。赤城は赤城。お前さんは、お前さん。
お前さんは赤城になれないし、赤城はお前さんになれない。
マネをするんじゃない。自分で考えるんだ」
小暮:「考えるのは赤城。俺は赤城の刃となる。
俺には、俺にはそういう生き方しかできんのだ!
茂呂、キサマを斬る!」
刀に手をかける小暮。
その前に立ちはだかったのは、
スタミナ:「そう、正義のヒーロー。仮面ライダースタミナです」
小暮:「邪魔をするのか」
スタミナ:「悪いが茂呂を死なせるわけにはいかないんでな。もちろん、お前もだ」
スタミナ:「こいよ。ベネット」
小暮:「ベネットって誰だよ」
スタミナ:「ライダー峰打ち!」
小暮:「ぐあっ!」
スタミナ:「ライダーちょっと刺さったらごめん。峰打ち突き!」
小暮:「ぐあっ!」
スタミナ:「そしてライダーヘッドバット!」
小暮:「うわああああっ!」
スタミナ:「やはり、お前は迷っているな。
迷いのある刃では私は斬れないぞ。小暮、今のお前はありんこ以下だ」
茂呂:「なにもそこまで……」
小暮:「くっ……」
小暮:「俺の負けだ」
第14話につづく
開国論者である茂呂が西洋の文化を学ぶことを目的として立てた学校である。
今日も一日の仕事を終え、帰宅の途につく茂呂であった。
茂呂:「さーて、蕎麦でも食って帰るかなぁ」
茂呂:「あ、おまえさんは」
茂呂:「こんなところで奇遇だな」
スタミナ:「あれ?まだ斬られてない」
茂呂:「なんの話だ?ちょうど今、帰りなんだ。蕎麦でも食っていくかい?」
スタミナ:「いや、そんなことより茂呂。お前の命が危ないってことを伝えに……」
小暮:「茂呂茂、天誅!!」
斬りかかる影に反応した茂呂はさっと後ろに下がる。
茂呂:「こ、小暮!?」
茂呂:「俺を殺したところで、お前達の望む世の中は来ないぞ」
スタミナ:「あー、違うんだ。茂呂。
実は赤城がいない間、般若党を守ろうと頑張ったけど、
いろいろ空回りしちゃってさ。なんかちょっとヤケクソになっちゃってんのよ。
負けそうになるとコントローラー投げちゃう子いるでしょ?
あんな感じ」
茂呂:「そういうことかい」
小暮:「だ、黙れ!余計な事を言うな!ていうかコントローラーってなんだよ!」
スタミナ:「早まるな、小暮。ちょっとミスったくらいがなんだ。
赤城が撃たれて重症を負ったのはお前のせいじゃないって」
小暮:「それは分かってんだよ!ってか、あれはしつこいようだけど、お前のせいだから!」
小暮:「いちいち、ボケを挟んで止めるな」
茂呂:「小暮。赤木の真似をして組織をまとめようとしたって駄目さ」
小暮:「黙れ!赤城が間違っているとでも言うのか」
茂呂:「そうじゃない。赤城は赤城。お前さんは、お前さん。
お前さんは赤城になれないし、赤城はお前さんになれない。
マネをするんじゃない。自分で考えるんだ」
小暮:「考えるのは赤城。俺は赤城の刃となる。
俺には、俺にはそういう生き方しかできんのだ!
茂呂、キサマを斬る!」
刀に手をかける小暮。
その前に立ちはだかったのは、
スタミナ:「そう、正義のヒーロー。仮面ライダースタミナです」
小暮:「邪魔をするのか」
スタミナ:「悪いが茂呂を死なせるわけにはいかないんでな。もちろん、お前もだ」
スタミナ:「こいよ。ベネット」
小暮:「ベネットって誰だよ」
スタミナ:「ライダー峰打ち!」
小暮:「ぐあっ!」
スタミナ:「ライダーちょっと刺さったらごめん。峰打ち突き!」
小暮:「ぐあっ!」
スタミナ:「そしてライダーヘッドバット!」
小暮:「うわああああっ!」
スタミナ:「やはり、お前は迷っているな。
迷いのある刃では私は斬れないぞ。小暮、今のお前はありんこ以下だ」
茂呂:「なにもそこまで……」
小暮:「くっ……」
小暮:「俺の負けだ」
第14話につづく