仮面ライダースタミナ 第13話

2012年11月17日 | 侍道4
ここは阿弥浜にある語学所。
開国論者である茂呂が西洋の文化を学ぶことを目的として立てた学校である。
今日も一日の仕事を終え、帰宅の途につく茂呂であった。



茂呂:「さーて、蕎麦でも食って帰るかなぁ」

茂呂:「あ、おまえさんは」



茂呂:「こんなところで奇遇だな」



スタミナ:「あれ?まだ斬られてない」

茂呂:「なんの話だ?ちょうど今、帰りなんだ。蕎麦でも食っていくかい?」

スタミナ:「いや、そんなことより茂呂。お前の命が危ないってことを伝えに……」



小暮:「茂呂茂、天誅!!」

斬りかかる影に反応した茂呂はさっと後ろに下がる。



茂呂:「こ、小暮!?」



茂呂:「俺を殺したところで、お前達の望む世の中は来ないぞ」

スタミナ:「あー、違うんだ。茂呂。
      実は赤城がいない間、般若党を守ろうと頑張ったけど、
      いろいろ空回りしちゃってさ。なんかちょっとヤケクソになっちゃってんのよ。
      負けそうになるとコントローラー投げちゃう子いるでしょ?
      あんな感じ」



茂呂:「そういうことかい」



小暮:「だ、黙れ!余計な事を言うな!ていうかコントローラーってなんだよ!」



スタミナ:「早まるな、小暮。ちょっとミスったくらいがなんだ。
      赤城が撃たれて重症を負ったのはお前のせいじゃないって」

小暮:「それは分かってんだよ!ってか、あれはしつこいようだけど、お前のせいだから!」



小暮:「いちいち、ボケを挟んで止めるな」

茂呂:「小暮。赤木の真似をして組織をまとめようとしたって駄目さ」



小暮:「黙れ!赤城が間違っているとでも言うのか」



茂呂:「そうじゃない。赤城は赤城。お前さんは、お前さん。
    お前さんは赤城になれないし、赤城はお前さんになれない。
    マネをするんじゃない。自分で考えるんだ」

小暮:「考えるのは赤城。俺は赤城の刃となる。
    俺には、俺にはそういう生き方しかできんのだ!
    茂呂、キサマを斬る!」

刀に手をかける小暮。
その前に立ちはだかったのは、



スタミナ:「そう、正義のヒーロー。仮面ライダースタミナです」

小暮:「邪魔をするのか」

スタミナ:「悪いが茂呂を死なせるわけにはいかないんでな。もちろん、お前もだ」

スタミナ:「こいよ。ベネット」

小暮:「ベネットって誰だよ」



スタミナ:「ライダー峰打ち!」

小暮:「ぐあっ!」



スタミナ:「ライダーちょっと刺さったらごめん。峰打ち突き!」

小暮:「ぐあっ!」



スタミナ:「そしてライダーヘッドバット!」

小暮:「うわああああっ!」



スタミナ:「やはり、お前は迷っているな。
      迷いのある刃では私は斬れないぞ。小暮、今のお前はありんこ以下だ」

茂呂:「なにもそこまで……」



小暮:「くっ……」



小暮:「俺の負けだ」


第14話につづく
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仮面ライダースタミナ 第12話

2012年11月16日 | 侍道4


魔鱗組A:「御用だ!」

魔鱗組B:「御用だ!」

魔鱗組C:「御用だ!」

魔鱗組D:「土曜だ!」

魔鱗組E:「休みだ!」

魔鱗組F:「ヤッター!」



スタミナ:「おい、小暮が茂呂を斬るとか言ってる間に、
      一部、やる気のないメンバーを含んだ魔鱗組が攻め込んできたぞ」

小暮:「馬鹿な!このアジトは奴等にはバレてなかったはずだ。いったい、どうして!?」



浪人A:「くっくっく……」

浪人B:「くっくっく……」

スタミナ:「そうか。こいつら、スパイか!」

浪人B:「般若党のアジトを壊滅させたとなれば、俺たちは大手柄。出世間違いないだぜ」



小暮:「ここを知られた以上、生かして帰すわけにはいかん」



スタミナ:「こいつら、手柄欲しさにやってきた連中だ。
      ということは本隊には、まだ連絡は行ってないはずだ。
      一人も逃がすな!」

小暮:「おう!」

般若党員:「おう!」



浪人A:「このヒョウタンが!ベルトの位置、高ぇんだよ!」

スタミナ:「ずいぶんと卑劣なマネをするじゃないか。ライダーキックがいいか?
      ライダーソードがいいか?それともライダーリボルバーか?」

浪人A:「余裕こい……」



スタミナ:「今だ!ライダーエルボー!」



浪人A:「それ、選択肢になかったじゃねーかよぉぉぉぉぉ!!」



スタミナ:「ライフルとは汚いぞ!汚い、さすが汚い。まってくもって卑怯だ」

魔鱗組:「お前も飛び道具持ってんだろうが!」

スタミナ:「俺のは綺麗なライダーリボルバー。お前のは汚いライフルだ。
      ぜんぜん、違う」

魔鱗組:「どんな理屈だよ!!」



スタミナ:「む、さっきの角刈りだな」

浪人B改め角刈り:「死ねっ!」



スタミナ:「甘いっ!」



スタミナ:「まずは一太刀!」

角刈り;「ぐあっ!」



スタミナ:「もう一つ!」



角刈り改め死体;「ぎゃああああ!」

スタミナ:「おい、カメラかぶってる!ドリフかよ!」



スタミナ:「どんどん行くぜ。今夜は帰さないわよ☆」



スタミナ:「これでラストだ!」



小暮:「なんとかしのいだな……」



小暮:「兵の増員と武器の調達。たった2つの命令を出しただけで、大きな被害を出してしまった。
    俺が不甲斐ないばかりに」

スタミナ:「まぁ、そう責めるな。増員に失敗したのも、武器調達で有り金使い切ったのも、
      赤城が撃たれて死に掛けたのも、お前が不甲斐ないせいばかりじゃない」

小暮:「赤城が重症を負ったのは3割が鬼怒川で7割がお前だったろう。
    なに、しれっと俺のせいにしようとしてる」

スタミナ:「ちっ……」



小暮:「このままでは赤城からも党員からも信頼を失ってしまう」



小暮:「結果を出すしかない」



スタミナ:「ど、どうするつもりだ?」



小暮:「茂呂を斬る」

スタミナ:「お前は、どんだけ茂呂が嫌いなんだよ!」



すでに小暮の姿はなかった。

スタミナ:「あ、これガチだ。やばいぞ!」



スタミナ:「あー、もう世話の焼けるやつらだ!」

漆黒の闇をスタミナが駆ける。
急げスタミナ、自分を見失いただの人斬りに戻った小暮に狙われた茂呂が危ない!



第13話につづく……
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仮面ライダースタミナ 第11話

2012年11月15日 | 侍道4
赤城、弾丸摘出手術中。



スタミナ:「なぁ、小暮」

小暮:「なんだ?」

スタミナ:「暇なんだ。3DSかPSP持ってない?」

小暮:「斬るぞ」

スタミナ:「ちぇー」

待つことしばらく……



医者:「手術は終了しました。彼は無事です」

般若党員A:「おおー!」

般若党員B:「やった。助かったぞ」

般若党員C:「よかったー」

スタミナ:「ほら、うまくいくって言っただろ?」



しばらく病院で安静にする事になった赤城。
まだ麻酔が効いているのか眠っている。

小暮:「敵に救われたと知ったら、なんと言うだろうか」

スタミナ:(この機に外国への見方が変わってくれればいいんだが)

そんなことを思いながらスタミナはそっと病院を後にした。

翌日……
般若党のアジトにやってきたスタミナ。



スタミナ:「おーっす。赤城はもう死んだかー?」



小暮:「お前は赤城を助けたいのか、死なせたいのかどっちだ」

スタミナ:「お、会議中か。小暮、頑張ってるな」



小暮:「俺が赤城の代わりをしなければならないからな」

スタミナ:「なるほどね。それで、赤城の容態は?」



小暮:「もうすぐ退院できるそうだ」

スタミナ:「そりゃよかった」



般若党員A:「それじゃ、我々は同志を集めに行って来ます」

小暮:「ああ、頼んだぞ」

スタミナ:「ん?どうした?」

小暮:「赤城がいない間に、敵がここに攻めてくる可能性は十分にある。
    今のうちに増員しておかねばと思ってな」

スタミナ:「ほう、考えてるな」



般若党員B:「我々は武器を仕入れに行って来ます」



般若党員C:「どれくらい仕入れてくればいいですか?」



小暮:「頭数が増えれば、それだけ武器がいる。とにかく沢山だ」

般若党員C:「分かりました」

スタミナ:(何人増えるかわからないのに、ちょっと気が早いんじゃないか?)



般若党員達:「いってきまーす」

スタミナ:「頑張ってこいよー。あと私のヤキソバパンも頼むな」

般若党員達:「死ねっ!」

スタミナ:「冗談なのに……」

しばらくして……



小暮:「……」

スタミナ:「……」

般若党員A:「もどりましたー」

小暮:「おお、どうだった。首尾は?」



般若党員A:「腕の立ちそうなのを集めてきました」



浪人A:「うっす。俺、頑張るっす」



浪人B:「残業なしで給料いいって言われてきたんすけどー。
    それマジでお願いしますねー。俺、残業NG系男子なんでー」



スタミナ:「え?」



小暮:「それだけ……か?」

般若党員A:「すいません」

小暮:「なんということだ。たった、これだけの人数しか集められないとは。
    般若党の悪い噂を流しているヤツがいるに違いない……」



小暮:「茂呂を斬る」

スタミナ:「いやいやいやいや、茂呂は関係ないだろ!」



般若党員B:「武器、買ってきましたー」

スタミナ:「ほ、ほら。武器調達の奴等が帰ってきたってよ!」



小暮:「!?」



スタミナ:「般若党って結構、金持ってるんだな」



般若党員C:「沢山、買ってこいって言われたので……」



小暮:「いくら……使ったんだ……?」



般若党員C:「有り金、全部です」



小暮:「なんということだ。活動資金を全て使ってしまうとは、赤城になんと言えばいい。
    きっと、こんな無能な部下を送り込んできたヤツがいるに違いない……」



小暮:「茂呂を斬る」

スタミナ:「だから、茂呂は関係ないだろうが!
      これは100%、てめぇのせいだよー!!」





第12話につづく
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仮面ライダースタミナ 第10話

2012年11月14日 | 侍道4


般若党アジト。

鬼怒川の鉄砲隊の銃弾を受けた赤城をアジトへ運び込んだスタミナ達であった。



スタミナ:「赤城、4発も撃たれたのか。大丈夫か?」



赤城:「3発は……おまえ……だけど……な……」

医者:「しゃべっちゃいけませんよ。傷口が開く」



小暮:「助かるのか?」

医者:「ん?ああ」

医者:「無理」



小暮:「な……!?キサマ、医者だろうが!」



医者:「そんなこと言われましてもねぇ。私、歯科医ですし」

スタミナ:「お前、なんで来たんだよ!」

医者:「専門外でも分かりますよ。こんな酷い傷を治せる医者は日本にはいませんよ」

医者はそう言って帰っていった。

小暮:「よくも、赤城をこんな目に……許さん。こうなったら」

スタミナ:「こうなったら?」



小暮:「茂呂を斬る」

スタミナ:「うん、そうか。小暮君、ちょっと聞いてくれるかな?
      茂呂はたしかにまだ2枚しか出番がなくて、よく分からなかったかもしれないけど、
      この日記を1話から見返してみて?
      2回の大きな戦いがあったけど、茂呂君ねー。あのー、戦闘には参加してないんだ。
      うん、うん。分かるよ。誰かにその怒りをぶつけたいって気持ちはね。
      でも、2回しか出番もセリフもないし、戦闘にも参加してない人を斬るのは、どうかなー?」

小暮:「そ、そうか。そうだったか」



小暮:「ならばどうすればいいんだ!
    赤城はこれからの日本に必要な男。
    頼む、誰でもいい。赤城を救ってくれ……」



スタミナ:(誰でもいい…か。これはチャンスかもしれないな)

スタミナ:「よし、分かった。小暮」



スタミナ:「西洋医学所に連れて行くぞ」



赤城:「だ、駄目だ!この俺に毛唐の医者にかかれというのか!」

赤城:「ぐあっ!」

大声を出したのが響いたのか、赤城の身体を激痛が襲う。
そのショックで赤城は気を失った。



小暮:「赤城っ!」

スタミナ:「さぁ、医者のところに連れて行こう」

小暮:「駄目だ。英国は我らの敵。敵の医者に診せるなど」

スタミナ:「さっき、誰もいいから救ってくれって言ったじゃないか。
      お前は救ってもらう相手を選ぶのか?」

小暮:「ぐ……」

スタミナ:「英国の医者に診せれば助かる目はある。だが、ここで放っておけば赤城は死ぬ。
      お前はそれでも医者に診せないのか?
      赤城を見捨てるのか?」

小暮:「し、しかし……」

スタミナ:「赤城を見捨てるのか!どうなんだ!
      『はい』か『イエス』で答えろ!」

小暮:「もちろん、イエ……ってあぶねぇ!それ、実質的には一択じゃねーか!!」

スタミナ:「ちっ……」



小暮:「……」



小暮:「病院とやらに案内してくれ」

スタミナ:「OK!すぐ行こう」



西洋医学所。
英国公使のローラが日本に優れた医療技術を伝達するため、
この阿弥浜に立てた病院である。



スタミナ:「すいませーん。急患、お届けにあがりましたー」



医者:「うわぁぁぁ!ジョーイだ!殺されるー」

スタミナ:(ですよねー。やっぱ、般若党は外国人を追い払って顔を知られてるからなぁ……)



ローラ:「皆さん、落ち着いてください。この方は怪我をしているのです」



ローラ:「敵も味方も関係ありません。ここは傷を受けた人が傷を治し、癒す場所ではありませんか」

スタミナ:(ローラたん。まじ天使☆)

ローラに説得された医者は赤木の様子を見た。



医者:「これはひどい。すぐに手術をしなくては」

小暮:「手術!?赤城の身体を切り刻むつもりか」

スタミナ:(そうだよなぁ。こいつらは西洋医学なんて見たこともないんだし。どう説明したものか)



ローラ:「ご安心下さい。今、赤城さんの身体には鉄砲の弾が入り込んでいるのです。
     このまま放って置けば危険なので弾を取り出すのです。大丈夫、きっとよくなりますよ」

スタミナ:「そうだぞ。弾を身体に残しておくと危ないんだぞ。だから鉄砲は危険なんだ」

小暮:「たしか、4分の3はお前の弾じゃなかったか?」



赤城、緊急手術





第11話に続く
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仮面ライダースタミナ 第9話

2012年11月13日 | 侍道4
スタミナVS琴吹。



琴吹:「幕府に逆らい平和を乱すものは拙者が許さん」

スタミナ:「琴吹。目を覚ませ。鬼怒川の下ではお前の望む世の中はやってこない。
      お前だって分かっているはずだ」

琴吹:「う、うるさい!私は幕府の代官だぞ。お上の命令は絶対だ」

スタミナ:「この頭でっかちめ。堅物、でかい頭!頭でかい!バーカ!う○こ!!」



琴吹:「子供かお前はーっ!!」

スタミナ:「ライダー宙返りっ!」

スタミナはひらりとかわす。



スタミナ:「決まった」



スタミナ:「今度はこっちの番だ。ライダーソード!」



琴吹:「ぐはっ!」



琴吹:「く……くそ……」

スタミナ:(鬼怒川の洗脳を解くにはまだ時間がかかりそうだな。頭硬いからなぁ。こいつ……)

そのとき、スタミナのライダー嗅覚が異臭を捕らえた。

スタミナ:「これは、火薬の匂い……?」

スタミナ:「いかん!赤城、小暮。あと、なんか戦闘員の人。危ないっ!!」



鬼怒川:「鉄砲隊。撃てーっ!」



小暮:「!?」



小暮はさっと身をかわした。



魔鱗組C:「ぎゃあああああっ!!」

小暮:「なにっ!?こいつら味方ごと俺たちを撃つのか」



スタミナ:「おっと、こんなところにライダーシールドが落ちてる……」

魔鱗組D:「え?いや、ちょ……」



スタミナ:「ライダーシールド!」



魔鱗組D:「これ、ライダー関係な……」



魔鱗組D:「ぐはぁぁ!!」



無慈悲な断簡に倒れていく般若党戦闘員。

スタミナ:「鬼怒川!飛び道具とは卑怯だぞ!」

鬼怒川:「あなたに言われたくありませんねぇ」



スタミナ:「おい!赤城、キメてる場合か。早く、私のようにライダーシールドを」

赤城:「あ?」



赤城:「ぐあっ!」



スタミナ:「赤城っ!」



崩れ落ちる赤城。すかさず小暮が助けに入る。



小暮:「ひとまず撤退だ。退け!」



スタミナ:「くそ……鬼怒川め。オボエテロー!」


鬼怒川を討ちもらしたスタミナは般若党本部へと撤退するのであった。


第10話に続く
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仮面ライダースタミナ 第8話

2012年11月12日 | 侍道4
逃げる鬼怒川三姉妹を追って大通りへとやってきたスタミナ。



スタミナ:「さてさて、三姉妹はどこかなぁ?
      まず万由はそこの宿に放り込んで簀巻きにしておこう。
      千佳はそこのステーキハウスでしこたま肉を食わせてぶくぶくに太らせてやる。
      百合は……どぅへへへへ……」



スタミナ:「見つけたぞ。三姉妹。い、いや、待て。あの後姿は……」



万由:「お父様!あのヒョウタンですわ!」



鬼怒川:「ほう……」

スタミナ:「幕府の大老。鬼怒川怨仙……。いくらなんでも来るのが早すぎるだろ。
      信号弾、撃ったのついさっきだぞ」

鬼怒川:「ワープですよ。私と娘達との絆に、もはや距離など関係ないのです。」

スタミナ:「おまえ、バスターマシン何号だよ」



鬼怒川:「まったく、君のような改造人間を作った事は私の失敗でしたよ」

スタミナ:「その失敗作に無様にやられる前に言い残した事はないか?
      ハイクを読め。カイシャクしてやる」



鬼怒川:「おやおや、私がたった一人で娘達を助けに来たとでもお思いかな?」

スタミナ:「魔鱗組。なるほどね。お前の手下の中でも選りすぐりのエリート戦闘員だっけな」

魔鱗組A:「出来損ないのヒョウタンめ!死ねぇ!!」



スタミナ:「だがっ!」



スタミナ:「それでも私の敵ではないなwwwぷげらwww」

鬼怒川:「さすがの改造人間も後ろに目はありませんかな?」



スタミナ:「ちっ!背後からとは汚いぞ!」



赤城:「おっと……」



スタミナ:「赤城!?」

赤城:「幕府と英国を倒すってのなら手を貸してやるぜ?」



赤城:「おらよっ!」



小暮:「幕府……殺すべし……」



スタミナ:「おおっ、小暮もか。英国を敵に回すつもりはないんだが、
      ここは一つ、共闘といこうか」



なだれ込む般若党の戦闘員。



大通りは瞬く間に戦場と化したのであった。



茂呂:「おいおい、また斬り合いかよ。俺はさっさと逃げるぜ」



琴吹:「ここは拙者にお任せを」



琴吹:「うおおおおおっ!赤城。成敗してくれる!!」



スタミナ:「おっと、琴吹のおっさん。まずは私と手合わせしてもらおうかね」

スタミナ:(この男は鬼怒川の手下だが、悪ではない。仲間にしておきたいところだ。
      今、赤城にぶつけたら殺し合いになっちまうからな……)



第9話につづく
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スタミナマンと釜めしどん

2012年11月11日 | 食いモン!
なんとこの一週間のうちに4回、東京に行くという事態になり、
さっそく2回ほど行ってきたわけですが。

2回目の帰り。
東京駅であの有名な「峠の釜飯」が売ってたので買ってみたわけです。



いえーい。うまーい。
このずっしりと重たい益子焼きの釜は、きっちり家にもって帰りました。
この釜でご飯が1合炊けるらしい。
なんか一品作りたくなるねぇ。

なにしようかなぁ。
これで釜飯を自作するかなぁ。
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仮面ライダースタミナ 第7話

2012年11月10日 | 侍道4
奇襲攻撃で三姉妹の1人、万由を撃破したスタミナ。
しかし、トドメの一撃をお見舞いするところで、三女、百合の攻撃を受けてしまう。



百合:「さぁ、ドンドン参りますわよ。
    私の華麗な舞いに皆、生唾ごっくん☆ですの()」

※某所で百合が本当に言うセリフ

スタミナ:「てめぇ。ショートカットだから仕留めるのは最後にしてやろうと思ったが、
      もうやめだ!」



スタミナ:(相手はナギナタ。リーチではあっちが圧倒的に上。だがっ!)



スタミナ:「そりゃあっ!」



スタミナ:(一撃目は捨てる。そして一気に間合いを詰めて、ここだっ)

スタミナ:「スタミナ・ダイナミック!」



百合:「くっ!思ったより動きが素早いですの……」



スタミナ:「次はてめぇだ!」

千佳:「ったく、万由も百合もだらしないねぇ」



スタミナ:「そらっ!」

千佳:「くっ!」



スタミナ:「遠くのお空に、とんでけー」

千佳:「きゃああああああっ!!」







スタミナ:「お、落ちてきた。落ちてきた」



千佳:「ぐはっ!」

スタミナ:「よう、お帰りwwww」



万由:「はぁ、はぁ、はぁ。まさか私たちが……こんなに簡単に……」

スタミナ:「おやおやぁ?どうしたんですかぁ?私を消すんじゃないんですかぁ?」



千佳:「なんだい、こいつ強いじゃないの」



百合:「よくも私達に恥をかかせてくれましたわね」



万由:「私たちを本気で怒らせたらどうなるか。百合!」



百合:「まかせて、お姉さま」

スタミナ:「飛び道具か!卑怯だぞ!」



赤城:「お前が言うなよ……」



百合:「そー」



百合:「れっ!」



爆音とともに、空にカラフルな煙が広がった。

スタミナ:「これは、救難信号か?」



万由:「これで助けがやってきますわ」



千佳:「そう、お楽しみはこれからさ」



百合:「お父様にいいつけてやるんだから」



万由・千佳・百合:「オボエテロー!」

スタミナ:「逃げんのかよ!!」

スタミナ:(ふっ、三姉妹をあえて仕留めない事も、あいつらが信号弾を使うのも計画通り。
      これで、必ずヤツが……大老、鬼怒川が来る!)

スタミナは大通りへと逃げる三姉妹を追った。

第8話につづく
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仮面ライダースタミナ 第6話

2012年11月09日 | 侍道4
スタミナの前に現われたのは、宿敵、鬼怒川の娘達、万由、千佳、百合の三姉妹であった。

スタミナ:「これはこれは、鬼怒川のお姫様方……」



万由:「あら、よそ者かと思ったら私達を知っているようね」

スタミナ:「私をこんな姿に変えたお前達を忘れるわけねぇだろ」



千佳:「なんだ。あんた、改造人間かい。そういえばこんなヤツもいたねぇ」



百合:「思い出しましたわ。改造人間の中で唯一のヒョウタン型に変えられた男」



万由:「その姿を光栄に思って欲しいですわね。アナタ以外の反逆者は皆、
    オダジョーやもこみち、佐藤健のような見た目に変えられてしまったのですから」



スタミナ:「なんで私もそっちに入れてくれなかったんだよっ!!」

万由:「そんなことはどうでもいいですわ。ところで、アナタ。
    ずいぶんと余計な事を知っているようですわね」

スタミナ:「ああ、お前らのたくらみは隅から隅まで、ずず、ずいーっとな」

万由:「しかし、おかしいですわね。改造人間ならば記憶は全て消したはず……。
    まぁ、それももう意味のないこと……。あなたごと消してしまえばいいのですから」



千佳:「我ら鬼怒川三姉妹!」



百合:「アナタを華麗に」



万由:「地獄へ葬む……」



スタミナ:「ラーン!!」



万由:「し、しまった。油断……したわ……。
    しかも、ダジャレで斬られるなんて……」

スタミナ:「馬鹿め!ヒーローの口上中に怪人は攻撃してはいけないが、
      ヒーローは怪人の口上中に攻撃しても許されるのだっ!
      とどめだ!我が復讐の刃を食らえっ!」



百合:「お姉さま。危ないっ。鬼怒川ビンタっ!!」



スタミナ:「はぅんっ!」



百合:「お姉さまに」



百合:「近寄るなぁ!」

スタミナ:「ぐはっ!」



百合:「この」



百合:「ヒョウタン野郎ーっ!」



スタミナ:「こいつ……出来るっ!?」




第7話に続く
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仮面ライダースタミナ 第5話

2012年11月08日 | 侍道4


赤城:「ほう、剣術も超一流。おもしれぇな。あんたギャグも超一流だぜw」



スタミナ:「キサマの剣は『一振りで300m』のライダーソードを止められるかな?」



スタミナ:「いくぞ!!」

カキーン!



赤城:(こ、こいつ。口だけじゃねぇ。つ、強いっ)

スタミナ:「どうした、どうしたぁ!ピッチャー、びびってるぅ。へいへいへい♪」



赤城:「誰がピッチャーだ。こらぁ!」

赤城が刀を振り上げる。



スタミナ:「おっと」

ひらりと宙を舞うスタミナ。



スタミナ:「ライダー宙返りっ」



スタミナ:「あっ!低っ……」



スタミナ:「へうっ……」

赤城:「馬鹿がっ!死ねっ!!」

スタミナ:「待って、待って!胸打った。超痛い!待って、ちょっと待って」

赤城:「アホか!殺し合いに待ったもクソもあるか」

スタミナ:「くそ、汚いぞ。赤城。こうなったら、ライダーリボルバー!」

ターンっ!



赤城:「おめぇの方がよっぽど汚ねぇぇぇぇぇ!!」



スタミナ:「勝負あったな」

赤城:「く、くそ……」

スタミナ:「大人しくなったところで、私の話を聞いてもらうぞ。
      鬼怒川の狙いは……」

謎の声:「ちょっとお待ちになって」

そこには戦場に似つかわしくない美しい三人の女性の姿があった。
三人の娘はとても美しいが、どこか狂気を感じさせる。



中央にいるのは長女、万由。
向かって右側にいるのが次女、千佳。
そして左側にいるのが三女、百合。

スタミナ:「お、お前達は。鬼怒川三姉妹っ!!」



万由:「ごきげんよう」

スタミナ:「これはこれは、鬼怒川のお姫様方……」

スタミナ:(あっちから現われてくれるとはな。好都合だぜ)

スタミナは不敵な笑みを浮かべた。



第6話に続く
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